12 / 35
第1章 旅立ちまで
10 ガッツォの授業
しおりを挟む
あの後孤児院の掃除を終えると私はガッツォ先生が行う授業に参加するため授業用の部屋へと足を向けた。
がらがら…
「お?来たな」
「よ、よろしくお願いします」
「それじゃ、其々席につけ」
「サキじゃん?今日から授業参加すんの?」
「うん、テゥト先生も参加しなさいって」
「まぁ、サキなら俺達よりもサクサクとやりそうだよなぁー」
声をかけてきたのは二つ上のユージーンだ。
彼は魔力がすかないから、騎士になるために常に鍛練と学問を受け頑張っている。
こんなことを言うのは3歳になってすぐ辺りでリズサ先生の持っていた本を借り読み始めたからだ。
転生でお馴染みの言語解読のおかげなのか読み書きに苦労はしていない。
そんなわけで席に座りガッツォ先生の今日の授業内容について軽くか聞いていた。
「それじゃ、さっき話したように今から問題を解いてもらう、できた人から手をあげてくれ見に行く」
出された問題をみれば…
私のは言うまでもなく簡単なもの、足し算引き算
こんなの簡単すぎる。
さっさっと書いて手をあげる。
するとユージーンもガッツォ先生も驚いた顔して見てきた。
ガッツォ先生はそのまま答えを見て全て当たっているとわかると次の問題を出してきた。
それに対して同じようにサラサラと迷いなく解くとガッツォ先生は眉を寄せ色々な問題を持ってきた。
「サキ、出来るところまででいい。解いてみろ」
「これ?全部ですか?」
「ああ」
私は言われた事に素直に頷き問題を解いていく。
足し算引き算~億単位の計算に、薬草の種類や、調合の仕方、旅に必要な事…
調合の仕方、旅に必要な事は三年前こっそり盗み見……ケフンケフン…受けてた授業のお陰で問題なく、薬草の種類は野草園で育ててたから分かる。
数字については…うん、前世で勉強してたから分かるよ?
全て余すことなく書き記すし満足げでいるとガッツォ先生が驚愕して止まっている。
えーと、なんかまず…かった?
そうこのとき私は自分が六歳だった事を忘れていた。
後の心のなかでこういった「久々の勉強で楽しくて…」と…
「えーと…サキ…」
「は、はぃ?」
「あー、全問正解だな。」
「本当ですか!やったぁ~」
「あー、薬草の種類に調合の仕方、旅に必要なものに野宿の仕方まで…いつ覚えたんだ?」
「えっと、それは…(言えない…盗み授業してましたなんて!)本…とか色々読んで……えへ?」
「……はぁー、まあいい、今日の授業で俺が教えれることはなんもなさそうだな……!キールの所でも行くか?」
「キー?あ!フェルト先生の所ですか?」
「今なら魔法について草原で他の子供立ちに教えてるはずだからな」
「行きます!」
「そうか、そうと決まれば行くぞ。お前達は渡した問題解いてけよ、すぐ戻るか」
「「分かりました(わかった)」」
私はガッツォ先生の授業を約一時間程で終了しガッツォ先生案内の元フェルト先生のいる草原へと足を進めた。
向かっている最中にこれから薬草や調合について気になることや知りたいことがあれば俺に聞きなと言われ頭を撫でられた。
それから、先生が旅の途中に見つけたという薬草学の本や調合本を貸してくれるのだとか……
楽しみで仕方がない♪
そんなこんなで気がつくともう草原のフェルト先生達が魔法訓練の場所へと到着したのだ。
がらがら…
「お?来たな」
「よ、よろしくお願いします」
「それじゃ、其々席につけ」
「サキじゃん?今日から授業参加すんの?」
「うん、テゥト先生も参加しなさいって」
「まぁ、サキなら俺達よりもサクサクとやりそうだよなぁー」
声をかけてきたのは二つ上のユージーンだ。
彼は魔力がすかないから、騎士になるために常に鍛練と学問を受け頑張っている。
こんなことを言うのは3歳になってすぐ辺りでリズサ先生の持っていた本を借り読み始めたからだ。
転生でお馴染みの言語解読のおかげなのか読み書きに苦労はしていない。
そんなわけで席に座りガッツォ先生の今日の授業内容について軽くか聞いていた。
「それじゃ、さっき話したように今から問題を解いてもらう、できた人から手をあげてくれ見に行く」
出された問題をみれば…
私のは言うまでもなく簡単なもの、足し算引き算
こんなの簡単すぎる。
さっさっと書いて手をあげる。
するとユージーンもガッツォ先生も驚いた顔して見てきた。
ガッツォ先生はそのまま答えを見て全て当たっているとわかると次の問題を出してきた。
それに対して同じようにサラサラと迷いなく解くとガッツォ先生は眉を寄せ色々な問題を持ってきた。
「サキ、出来るところまででいい。解いてみろ」
「これ?全部ですか?」
「ああ」
私は言われた事に素直に頷き問題を解いていく。
足し算引き算~億単位の計算に、薬草の種類や、調合の仕方、旅に必要な事…
調合の仕方、旅に必要な事は三年前こっそり盗み見……ケフンケフン…受けてた授業のお陰で問題なく、薬草の種類は野草園で育ててたから分かる。
数字については…うん、前世で勉強してたから分かるよ?
全て余すことなく書き記すし満足げでいるとガッツォ先生が驚愕して止まっている。
えーと、なんかまず…かった?
そうこのとき私は自分が六歳だった事を忘れていた。
後の心のなかでこういった「久々の勉強で楽しくて…」と…
「えーと…サキ…」
「は、はぃ?」
「あー、全問正解だな。」
「本当ですか!やったぁ~」
「あー、薬草の種類に調合の仕方、旅に必要なものに野宿の仕方まで…いつ覚えたんだ?」
「えっと、それは…(言えない…盗み授業してましたなんて!)本…とか色々読んで……えへ?」
「……はぁー、まあいい、今日の授業で俺が教えれることはなんもなさそうだな……!キールの所でも行くか?」
「キー?あ!フェルト先生の所ですか?」
「今なら魔法について草原で他の子供立ちに教えてるはずだからな」
「行きます!」
「そうか、そうと決まれば行くぞ。お前達は渡した問題解いてけよ、すぐ戻るか」
「「分かりました(わかった)」」
私はガッツォ先生の授業を約一時間程で終了しガッツォ先生案内の元フェルト先生のいる草原へと足を進めた。
向かっている最中にこれから薬草や調合について気になることや知りたいことがあれば俺に聞きなと言われ頭を撫でられた。
それから、先生が旅の途中に見つけたという薬草学の本や調合本を貸してくれるのだとか……
楽しみで仕方がない♪
そんなこんなで気がつくともう草原のフェルト先生達が魔法訓練の場所へと到着したのだ。
0
お気に入りに追加
1,747
あなたにおすすめの小説
私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!
神桜
ファンタジー
小学生の子を事故から救った華倉愛里。本当は死ぬ予定じゃなかった華倉愛里を神が転生させて、愛し子にし家族や精霊、神に愛されて楽しく過ごす話!
『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!』の番外編を『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!番外編』においています!良かったら見てください!
投稿は1日おきか、毎日更新です。不規則です!宜しくお願いします!
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
乙女ゲームに転生した世界でメイドやってます!毎日大変ですが、瓶底メガネ片手に邁進します!
美月一乃
恋愛
前世で大好きなゲームの世界?に転生した自分の立ち位置はモブ!
でも、自分の人生満喫をと仕事を初めたら
偶然にも大好きなライバルキャラに仕えていますが、毎日がちょっと、いえすっごい大変です!
瓶底メガネと縄を片手に、メイド服で邁進してます。
「ちがいますよ、これは邁進してちゃダメな奴なのにー」
と思いながら
本を返すため婚約者の部屋へ向かったところ、女性を連れ込んでよく分からないことをしているところを目撃してしまいました。
四季
恋愛
本を返すため婚約者の部屋へ向かったところ、女性を連れ込んでよく分からないことをしているところを目撃してしまいました。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる