11 / 35
第1章 旅立ちまで
9 薬草畑
しおりを挟む
食堂を飛び出して乙ポーズから立ち上がり洋服の土埃を叩いて落とし孤児院の裏にある森の付近にある崖の近くまで足を進めた。
孤児院の裏にある森付近…
此処には大きな岩がありそこを隠すように木々が囲んでいる為子供達もテゥト先生達も来ない。
私の秘密の薬草園
ここには本当に偶々孤児院の子が怪我をしてしまい薬草がなくて探しているときだった。
今も私の近くを浮いている羽の生えた翠に光玉…
この子がここへ案内してくれたから、初めて来た時此処には沢山の薬草が自生していて少しだけもらったのだけど、品質もよくて育ちも早い為、他の薬草のやハーブの種を植えてみたら今では立派な薬草畑になってしまった。
料理にも使える為毎日様子見と手入れをしている。
此処の空気は清んでいて心を落ち着かせてくれる。
岩の近くにある切り株に座り私は目を閉じた。
木々の音を聴き薬草やハーブの香りを感じながら気持ちを落ち着かせる。
サワサワと聞こえる木々の音、優しく撫でる風、ハーブと薬草の香り
前世でもこんなにゆっくりなんてできなかった
今回は沢山楽しもう
そう思っていると、急に木々がざわつき始めた。
枝を踏み折る音が聞こえ振り向くとそこにはフェルト先生がいた。
「驚きました、こんなところに薬草の自生地があるとは…」
「精霊が教えてくれたんです」
「これは…ヒール草にキュア草、魔力草まで」
「?…珍しいんですか?」
「魔力草は魔力濃度が濃いところでしか育ちません洞窟内とかでしか見たことはありませんし、キュア草はヒール草とは違うので共に育つことはないとも言われています。」
「そうなんですね?うーん、魔力草は多分ですけど、水やりを魔法でやっているからかもしれません」
「魔法…でですか?」
「はい、こんな感じに雨」
私がそう唱えると薬草畑の上に小さな雨雲ができ静かに降り始めた。
その様子を驚いた顔して見つめるフェルト。
何故そんな驚いた顔してるのかわからず首を傾げているとフェルト先生はキラキラした瞳で私を見てきた。
「今の魔法はなんですか?」
「え?え?あの…【雨】って魔法です。空気中の水分の熱量をあげ霧状に固め雲にし冷やし水分に戻し降らせるだけですが…」
「…簡単にいっていますが本来できるものではないんです、こんなことができれば何処の国でも水で争うことはなどないんです。」
「フェルト先生魔法を使うのってどうやりますか?」
「体内の魔力を決まった呪文を唱えるのが人族の魔法です。」
「種族によって違うのですか?」
「いえ、魔法には基本二つです。魔法は先程話したもの、精霊魔法は精霊のマナを借り使う魔法です」
「……フェルト先生、私は魔法を使うとき自分の魔力にイメージ…想像をのせ形にして解放します。すると詠唱しなくても技名を言えば使えます」
「それは……想像次第ではどんな魔法も使えると言うことですか?」
「そう…かもしれません」
「サキさんこの事は他の方には?」
「フェルト先生が初めてです」
「わかりました。サキさん貴女にはこれから私達が行う授業全てに出て貰います。」
「え!?」
私はフェルト先生がいった言葉に驚き振り向いてしまった。
確かにガッツォ先生の授業は六歳からさんか参加することもできる…だけど剣術と魔法は八歳からだ、それを六歳になったばかりの私に全て出なさいと言う……。
「貴女の力は間違えれば大変なことになってしまう恐れがあります。そうならないためには早くに知識を学ばなければなりません分かりますか?」
「はぃ…」
「それではもうすぐ始まるガッツォの授業に行きましょう」
フェルト先生は私に微笑みながら手を差し出してきた。
私はためらいながらもその手に自分の手を乗せると立たせてくれてそのままエスコートされ歩き出した。
孤児院に戻ると周りはいつも通りで安心したのは言うまでもなく…
私はフェルト先生に頭を下げた後皆の手伝いをしになかに入っていったのだ
孤児院の裏にある森付近…
此処には大きな岩がありそこを隠すように木々が囲んでいる為子供達もテゥト先生達も来ない。
私の秘密の薬草園
ここには本当に偶々孤児院の子が怪我をしてしまい薬草がなくて探しているときだった。
今も私の近くを浮いている羽の生えた翠に光玉…
この子がここへ案内してくれたから、初めて来た時此処には沢山の薬草が自生していて少しだけもらったのだけど、品質もよくて育ちも早い為、他の薬草のやハーブの種を植えてみたら今では立派な薬草畑になってしまった。
料理にも使える為毎日様子見と手入れをしている。
此処の空気は清んでいて心を落ち着かせてくれる。
岩の近くにある切り株に座り私は目を閉じた。
木々の音を聴き薬草やハーブの香りを感じながら気持ちを落ち着かせる。
サワサワと聞こえる木々の音、優しく撫でる風、ハーブと薬草の香り
前世でもこんなにゆっくりなんてできなかった
今回は沢山楽しもう
そう思っていると、急に木々がざわつき始めた。
枝を踏み折る音が聞こえ振り向くとそこにはフェルト先生がいた。
「驚きました、こんなところに薬草の自生地があるとは…」
「精霊が教えてくれたんです」
「これは…ヒール草にキュア草、魔力草まで」
「?…珍しいんですか?」
「魔力草は魔力濃度が濃いところでしか育ちません洞窟内とかでしか見たことはありませんし、キュア草はヒール草とは違うので共に育つことはないとも言われています。」
「そうなんですね?うーん、魔力草は多分ですけど、水やりを魔法でやっているからかもしれません」
「魔法…でですか?」
「はい、こんな感じに雨」
私がそう唱えると薬草畑の上に小さな雨雲ができ静かに降り始めた。
その様子を驚いた顔して見つめるフェルト。
何故そんな驚いた顔してるのかわからず首を傾げているとフェルト先生はキラキラした瞳で私を見てきた。
「今の魔法はなんですか?」
「え?え?あの…【雨】って魔法です。空気中の水分の熱量をあげ霧状に固め雲にし冷やし水分に戻し降らせるだけですが…」
「…簡単にいっていますが本来できるものではないんです、こんなことができれば何処の国でも水で争うことはなどないんです。」
「フェルト先生魔法を使うのってどうやりますか?」
「体内の魔力を決まった呪文を唱えるのが人族の魔法です。」
「種族によって違うのですか?」
「いえ、魔法には基本二つです。魔法は先程話したもの、精霊魔法は精霊のマナを借り使う魔法です」
「……フェルト先生、私は魔法を使うとき自分の魔力にイメージ…想像をのせ形にして解放します。すると詠唱しなくても技名を言えば使えます」
「それは……想像次第ではどんな魔法も使えると言うことですか?」
「そう…かもしれません」
「サキさんこの事は他の方には?」
「フェルト先生が初めてです」
「わかりました。サキさん貴女にはこれから私達が行う授業全てに出て貰います。」
「え!?」
私はフェルト先生がいった言葉に驚き振り向いてしまった。
確かにガッツォ先生の授業は六歳からさんか参加することもできる…だけど剣術と魔法は八歳からだ、それを六歳になったばかりの私に全て出なさいと言う……。
「貴女の力は間違えれば大変なことになってしまう恐れがあります。そうならないためには早くに知識を学ばなければなりません分かりますか?」
「はぃ…」
「それではもうすぐ始まるガッツォの授業に行きましょう」
フェルト先生は私に微笑みながら手を差し出してきた。
私はためらいながらもその手に自分の手を乗せると立たせてくれてそのままエスコートされ歩き出した。
孤児院に戻ると周りはいつも通りで安心したのは言うまでもなく…
私はフェルト先生に頭を下げた後皆の手伝いをしになかに入っていったのだ
0
お気に入りに追加
1,746
あなたにおすすめの小説
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
精霊に転生した少女は周りに溺愛される
紅葉
恋愛
ある日親の喧嘩に巻き込まれてしまい、刺されて人生を終わらせてしまった少女がいた 。
それを見た神様は新たな人生を与える
親のことで嫌気を指していた少女は人以外で転生させてくれるようにお願いした。神様はそれを了承して精霊に転生させることにした。
果たしてその少女は新たな精霊としての人生の中で幸せをつかめることができるのか‼️
初めて書いてみました。気に入ってくれると嬉しいです!!ぜひ気楽に感想書いてください!
転生幼女の異世界冒険記〜自重?なにそれおいしいの?〜
MINAMI
ファンタジー
神の喧嘩に巻き込まれて死んでしまった
お詫びということで沢山の
チートをつけてもらってチートの塊になってしまう。
自重を知らない幼女は持ち前のハイスペックさで二度目の人生を謳歌する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる