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獣国編
40 留学終了 !?
しおりを挟むモブヒロイン、こと、モブナリ様事件が無事終わり学園内は平穏に戻ったそうで、リョダリの側近だった人達もリョダリの元に戻ってきたらしいのだけど…
「魅力で操られたならまだしも、番でもない女に施され理性を忘れるやつなど信用できるはずがないだろう」
そう笑顔で戻った側近達をバッサリ切り新しい側近を隣においたそうで…
結局元側近達は学園を辞めさせられ辺境へと飛ばされていった。辺境は魔獣が強く多く現れる為毎日が戦いの場となっているところで実質…死にに行けと言われているようなものだった。
「自業自得だよ」
そう言って涼しい顔して紅茶を飲むリョダリに腹黒鬼畜だと思ったのは仕方ないと思いたいです…ぃぇ、はぃ…ごめんなさい…
「所でこれで色々と終わったので学園には通わなくてよくなりましたが…この後とどうする予定で?」
「そうだな、取り敢えず聖地についての調べものもキールが終わらせたようだからな、近いうちにに旅立つ予定だ」
「そうか…。取り敢えず心配していたヒロインはこの世にもういないようだし、今後どうなるか分からないが気を付けていってくれ」
「ああ」
「マリーも気を付けてくれ」
「ありがとう、リョダリ」
「もし、マリーがヒロインの役割をしているのならストーリー道理に物事が動く可能性もある。油断するな」
「分かったわ…ありがとう」
私達はリョダリに誘われきていた王宮の一室でのんびり過ごしていた。
スピード解決で終わったため、あんな風に紹介は必要だったのか ? とも思ったけれどそこら辺はどうにかしておくとリョダリがいっていたのでおまかせした。私たちが同行できる範囲ではないし…ただどうするのかが気になるけれど
そうそう、モブナリ様とユーフラテス様はあの後すぐに婚約手続きをしたらしくモブナリ様が学園卒業後に婚姻するんだとか…
で、元側近達が戻ってきたのもモブナリ様に番が現れたからだったんだよね…
ある意味番怖い。まあ、そんなこんなでもうすぐしたら私達は獣国から旅立つ
だけど、どうしても彼女が言った言葉が気になってしかたがない
ヒロインが聖地に向かって旅立つシーンでセルティックが出てくるんだよ
もしあの時、セルティックが何だかの方法で生きていたとしたら…
旅立つ時に出会うのかもしれない…そう考えた私は背中に冷や汗を流しながら乾いた口を潤すために紅茶を一口のんでため息をついた
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短くてすみません
応援ありがとうございます!
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