(R18) 悪役令嬢なんて御免です!

ねねこ

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獣国編

35 隠しキャラ ??

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代役ヒロイン…もとい リーフレット・フルガリア と仲良くなった。
リーフレットは攻略した彼等を縁切りするといっていたのだが…

「え ? もしいなかったら第二のリョダリと仲良くしたいですし」

といわれた。
一途はどうしたとツッコミたくなったが我慢してリョダリの事も話す。
あ、勿論昨日の夜にリョダリに確認して許可をもらった。

「花畑な頭の女と恋人になるのは無理です」

って黒い笑顔でいっていたなぁ…っと話がそれた。

「そういうわけでリョダリは攻略不可能です」
「ええー、それなら第三の推しローガルにする !!」
「そぅ…はぁー」

ローガルとはリョダリの護衛騎士のことだけど…現在は王宮にいてリョダリの護衛をしていない。
というのも話を聞いたリョダリが早々に護衛変更をしたからだ、その為ローガルは王宮の側妃様護衛をしているんだとか…
ん ?? 何で側妃様 ? と思う人…
この国に来てから知ったことだけど、今この国は正妃様と側妃様がいて陛下が正妃様と結婚しリョダリを生んだ頃、番である庶民の側妃様が見つかったらしい。その為、正妃様は外交に正妃としての公務とリョダリの育児に力を注いでいて、側妃様は孤児院や修道院等平民視線の事に力を注いで互いに協力しあう事にしたらしい。
そして今回正妃様に一時的にローガルの移動を頼んだ結果側妃様につけられることになったらしく、それこそ今リョダリでもあまり会う事のない状態なんだとかで…

だから…
無理なんだと説明しているけれど理解してもらえず結局その日私達は別れた

「リア」
「リオンー !!」
「どうした」
「もうね、話があっていてあわないの」
「…リョダリも側近候補も考え直すと言っていたぞ」
「それは、しょうがないかも…」
「魅力でもないから言い訳はできんしな」

部屋に戻ればちょうどリオンがローブを脱いでいるところだったため、そのまま私はリオンに抱きついた。愚痴を溢していれば窓からノックオンが聞こえ、振り向けばセバスさんが黒猫姿で入ってくるところだった。

「お帰りなさいセバスさん」
「遅くなり申し訳ありません。マリアン様、坊っちゃん」
「それで」
「実在しておりました。ユーフラテス・ユーロ 伯爵家の長男です」
「今どこにいる」
「番探しの旅に出ているようです」
「番探し ?」
「はい、現在年は22歳、騎士団所属でしたがスタンビートの時番の気配を感じた為現在番休暇を申請し捜索しているようです」
「スタンビートの時… ?」
「はい」

セバスさんが人間の姿に戻って私達に紅茶をいれながら調べたことの報告をしてくれた。その中で気になったことがあり私は少し考えもしかしてと賭けてみることにした。

「セバスさん、そのユーフラテス様を呼んでもらえる ? 」
「少々むずかしいかもしれません」
「番に心当たりがありますって言って」
「 !! 畏まりました」

私が言った言葉に少し驚いた顔をした後、セバスさんは頷いて転移で消えていった。
スタンビートの時に突然…となると思い当たるのは一つで

「リア、まさかと思うが」
「多分そのまさかだと思うの…」

私達は二人で見つめあった後溜め息をついたのだった




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