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獣国編

23 前世暴露

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「えー、ここは物語の中でーリオンは私のお気に入りの想像人物でーとか、物かだりで処刑される可能性があるのをーこんな夢見て怖かったーとか言って自分を見てもらったりとかー」
「それは…」

すべてが違うとは言い切れない。
あの時の私は前世の記憶だけで未来視も何もなかったから…

だから…何も言い返せなかった。

「それでー、未だに未来視が出来るとか嘘ついてリオンと旅に出てるの ??」
「……」
「嘘って最低よねー」
「……」
「だから『黒』でも平気だったって知ったらリオンはどう思うのかなぁー」
「…っ !!」
「前世がなければアンタなんかリオンに暴言暴力して魔術で殺されてた運命だもんねー」
「それは !!」
「だーかーらー、リオンのご機嫌とりを必死にしたんだよね~」
「違うわ !!」
「ウソツキー、キャハハハハ」

私を指差し大きな声で嘲笑う…
滲み出てきた涙を指で拭いながら彼女は横を向き軽い口調で心底嬉しそうに話かけた。

「リオン、これで分かったでしょ ? この女はリオンを利用して自分が死なないようにしたかっただけなの」
「リ…ォ…ン、なん…」
「……」
「何でって私がー、セルティックに頼んで少ししたら此処に飛ばしてもらうように頼んだからよ」
「そん…な…リ…オン、私は !!」
「図星つかれてーバレて何も言えないんでしょー」
「違うわ !!」
「黙れ」
「ふふ」
「リオン…」
「黙れと言った、マリアン」

次の瞬間私はリオンに濁り凍りついた鋭い目で睨まれ、喋るどころか息すらも出来なくなってしまった。









ーーーーーーーー
大変短いですが今回はここまで !!
書いていてだんだん大事になってきた気が…

マリアンとリオンはこの後どうなる !?

これからもよろしくお願いします
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