(R18) 悪役令嬢なんて御免です!

ねねこ

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学園【ゲーム開始】

45 魔石の記憶(翠)

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「ここは…」


次に目を開けると見えてくるものは…
さっきまで歩いてきたはずの西の塔へと続く並木、そしてそこを歩く少女の姿…
私はその少女の後を追いかけていく、そしてここはやはり自分がいた時代ではないと分かる
私達はさっきここまで歩いてきたとき鮮やかな翠の並木道を通ってきた、けして並木ではなかった
そんな紅葉並木をザクザクと踏み鳴らしながら進む少女…
少女が西の塔へとたどり着き扉をあけ塔へと入っていく
そして二つ目の扉を開けなかに入っていくと





『きたか』
『ええ』
『我が2番目か』
『うん…』
『お前が決めたことだろう』
『そうだけど…』
『なら、我らを裏切るつもりの行動か?』
『違うわ!!?』
『お前が見た未来、そこで護りたい者の為の行動だろう』
『そうよ、だからこそこんな形でなんて…』
『今しかなかった、それだけだろう』
『………』
は納得したのか?』
『いいえ、でもこれしかないもの』
というのも困ったものだな』
『でも、この力があったからとまた会えたわ』
『お前がそれでいいなら我らは良い』
『ありがとう…ウォンティ』
『ああ』
『おやすみなさい』


そういうと少女が持っていた翠の魔石へと消えていった
魔石はのまま…
どうして色が違うのか…
何を私に教えたいのか…
そんなことを考えるとこちらを振り返った少女と目が合う


『貴女が見つけた時にはきっとこの魔石の色は変わっているはず、それは彼が力を使いすぎ深い眠りに落ちているからなの、だからこの魔石に貴女の魔力を多く送ってあげて、そして見つけた魔石はすべて貴女が持っていてほしいの』
「分かったわ…」
『この先きっと彼らの力が必要となるはずだから…』
「…って後何人いるの」
『四神、日本人のあなたなら知ってるでしょ?「玄武白虎朱雀青龍」』
「ええ (やっぱり…なら後二つの塔を調べないといけないのね)」
『彼らもきっと……………………だから……それもお願い』
「分かったわ、必ず見つけるわ」


少女が消えた場所には翠の魔石…
私はそれを優しく拾う鈍く微かに光った魔石を眺めるとまた景色が霞んでいった
感じた光はどこか寂しく感じる光だった… 









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