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学園【ゲーム開始】
39 東の塔の謎②
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ガチャ
最上階まで行き扉をあけると見えたのは何処かで見たことのあるような女神像…その胸のところにペンダントのように碧の魔石がはめられていた。
「ここが…」
「最上階の結界の要となる魔石のある部屋だ、そしてあの像の胸のところにある魔石がそうだ」
「この部屋は他になにもないのですね?」
「アイツ等はここより二つほどしたの部屋で過ごして帰る間際にここにより魔石に何かしようとしていたらしい」
「…変なことされてなければいいのだけれども…」
「セバスいわく魔力やら何かしようとしていたらしいが上手くいかず苛立っていたとは言っていたがな」
「そうなのね(ようするにゲームの時に見た魔石に魔力を注いで結界をっていうのをやろうとして出来なかったと…)」
リオンと二人で魔石の近くに行く一見普通で特に変わったことはない。
リオンもまじまじと見たり台から外し確認しているけど特に異常はないようで台に魔石を戻していた。
「どうだったの?」
「特に異常はないようだ」
「でも、扉の方は変わっていたはず…」
「確かにあれもこの魔石の魔力をもとに使っているが本体としているわけではない、簡単に言えば外の扉のは魔石の魔力の一部を借りて張った結界と言うことだ、壊そうと思えば俺も壊せる程度のな」
「そうなの?」
「ああ、じゃなければアイツ等などに書き換えられるわけがない、リアなら簡単にできるだろうが」
「そぅ…(リオンはチートだからだよと言いたい、ヒロインと私は前世の記憶があるから出来るだけで…記憶がなければ無理でしょ)」
「この魔石の大元の魔力と陣は賢者のものだ、賢者の縁があるもの、もしくは賢者以上の魔力、同じ属性を持つものしかいじれないようだ、その為、アイツ等ではなにも出来なかったと言うわけだ」
「同じ属性…(それって時のこと?)」
リオンのいったことに少し考えながら魔石を見ていると、リオンが再度魔石を取り外し持って私に近づいてきた。
「リアこれに魔力を込めてみろ」
「え…」
「リアなら多分できるだろう」
私は渡された魔石を黙って見つめたあとリオンをもう一度見て頷かれた為瞳をを閉じて魔力を込めるために魔石を両手で包んだ。
体に流れる魔力を魔石に…
いつもとは違う体の奥底にある何かが魔石に反応するように自然と導かれて移動していく。
優しくて暖かい…
次第に周りの音が何も聞こえなくなり始めそして何も感じなくなった…
さっきまでそこにあったはずのリオンの気配や香り魔力さえ…全てを感じなくなった。
ただ手のひらが熱くて…
私はそっと瞳を開けて顔をあげるとそこは何処かで見たことがあるような…無いような世界だった。
最上階まで行き扉をあけると見えたのは何処かで見たことのあるような女神像…その胸のところにペンダントのように碧の魔石がはめられていた。
「ここが…」
「最上階の結界の要となる魔石のある部屋だ、そしてあの像の胸のところにある魔石がそうだ」
「この部屋は他になにもないのですね?」
「アイツ等はここより二つほどしたの部屋で過ごして帰る間際にここにより魔石に何かしようとしていたらしい」
「…変なことされてなければいいのだけれども…」
「セバスいわく魔力やら何かしようとしていたらしいが上手くいかず苛立っていたとは言っていたがな」
「そうなのね(ようするにゲームの時に見た魔石に魔力を注いで結界をっていうのをやろうとして出来なかったと…)」
リオンと二人で魔石の近くに行く一見普通で特に変わったことはない。
リオンもまじまじと見たり台から外し確認しているけど特に異常はないようで台に魔石を戻していた。
「どうだったの?」
「特に異常はないようだ」
「でも、扉の方は変わっていたはず…」
「確かにあれもこの魔石の魔力をもとに使っているが本体としているわけではない、簡単に言えば外の扉のは魔石の魔力の一部を借りて張った結界と言うことだ、壊そうと思えば俺も壊せる程度のな」
「そうなの?」
「ああ、じゃなければアイツ等などに書き換えられるわけがない、リアなら簡単にできるだろうが」
「そぅ…(リオンはチートだからだよと言いたい、ヒロインと私は前世の記憶があるから出来るだけで…記憶がなければ無理でしょ)」
「この魔石の大元の魔力と陣は賢者のものだ、賢者の縁があるもの、もしくは賢者以上の魔力、同じ属性を持つものしかいじれないようだ、その為、アイツ等ではなにも出来なかったと言うわけだ」
「同じ属性…(それって時のこと?)」
リオンのいったことに少し考えながら魔石を見ていると、リオンが再度魔石を取り外し持って私に近づいてきた。
「リアこれに魔力を込めてみろ」
「え…」
「リアなら多分できるだろう」
私は渡された魔石を黙って見つめたあとリオンをもう一度見て頷かれた為瞳をを閉じて魔力を込めるために魔石を両手で包んだ。
体に流れる魔力を魔石に…
いつもとは違う体の奥底にある何かが魔石に反応するように自然と導かれて移動していく。
優しくて暖かい…
次第に周りの音が何も聞こえなくなり始めそして何も感じなくなった…
さっきまでそこにあったはずのリオンの気配や香り魔力さえ…全てを感じなくなった。
ただ手のひらが熱くて…
私はそっと瞳を開けて顔をあげるとそこは何処かで見たことがあるような…無いような世界だった。
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