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学園
リオンside
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リアを寮に送った後、シャワーで頭を冷やし俺はソファーで寝た。
あれから数日リアとは授業以外では会ってはいない、今日俺は午前中で授業が終わる、自分の指導教科が終わるなりさっさと研究室に戻り研究をしていた、少しするとセバスから交信テレパスが届いた。
(坊っちゃん、王子からマリアン様に接触されました現在、王子によりお二人の状態でございます。)
…はぁ、あれからまだ数日しかたっていないはずなぜこうなる
頭が痛くなるのを抑えながら、ローブを羽織り研究所を後にした。
セバスが言うリア達が向かったはずの場所へ向かうと腰に手を当てエスコートしている王子がいた、苛立ちながらも廊下の柱にもたれながら少し様子を見ることにしていると何やら向かい合い話し合ったかと思うと王子がリアに迫ろうとしてはじめた
何をしている…なぜあいつも逃げない…
今すぐにでも魔法で消し炭にしてやりたい王子を睨みながら近づこうと動き出した時急に王子は止まりリアを見つめ何か呟いていったあと離れていった、少し安堵はしたもののリアは王子が去って行った後顔を真っ赤にそめ俯きはじめその場でへたり込んだ。
…何故顔が赤く照れたように笑顔で下を俯く
俺は拳を握りながらリアのもとへ歩いていった、すぐ後ろに付き見下ろしたがリアは俺には気づかずしゃがんだまま首を傾げて遠くを見ていた。
何を考えている
今すぐにでも怒鳴りたい気持ちを抑え、リアを抱き上げれば驚いた声で俺の名前を呼ぶがそんなリアを無視しながら研究室へ転移した。
俺は研究室にある隣の仮眠室にそのままリアを連れ込み押し倒し睨みつける。
「あ、あの…。リオン…?」
焦りながら俺の名前を呼ぶが俺は沈黙を続けていると次の言葉をかけてきたかと思ったら「お、怒ってる?」かだと…何を当たり前のことを言っているのか、そのまま睨み続け答えていると謝り始めた。
「あ、あの…ごめんなさい」
「何かだ」
そう答えればしどろもどろながら答え「他にもあるだろう」とキツく言うと俺が聞いてもないことを話し始めた、その間に俺は少しずつだがリアに更に近寄って行く。
「えっと…王子にエスコートされて親しくなりたいって言われた事?」
ほう…こいつはそんなことを言われていたのかそしてなぜ顔を赤らめていく。俺は苛立ちがそろそろ限界が近くなってきていた、まだ何か言おうとする口を唇で塞ぐ。
「ふっ、…ん……チュク……はっ…リ…リオ…ンッ…」
呼吸をするため微かに開く口に舌を滑り込ませ激しくしていくと少し開いた先には潤んだ瞳が見える
愛しいリア…
おれは唇を離し優しく額に…瞼に…頬に…唇を落とし、悪戯のつもりで首筋に唇を落とした瞬間
「やぁっ」
それは初めて聞く今まで一番甘く誘われる声だった
リアも自分の声に驚いたのか潤んだ瞳を開き真っ赤になった顔を両手で隠しながら首を横に振り始めた
リア…今どんな顔をしている…
俺はそんな事をしているマリアンの手を取り顔を見つめていく…すると
「っ…だ、だめ…恥ずかしい…」
熟れた顔に潤んだ瞳で蜜のように甘い声で…
「リア。そんな顔するな、止めれなくなる」
俺は自分の中に湧き上がる欲に逆らえなくなりつつあった、12才というわりに他の令嬢に比べリアの体型は身長は小柄だが出るとこが出てコルセットも要らないほどの引き締まっている腰、普通に生活しているだけでも妖艶さが出ていて自然と人の目を引き付けるような存在だ。そして今色気と妖艶さを溢れだし艶やかに光る唇を堪らず重ね、学服の上から膨らんでいる胸に手を当てると唇の間が開いた時にまた脳を刺激するような声が聞こえる。
「っ!…ん……や、リオ…っ!」
そんな声に誘われるように俺の手はだんだん胸から順に太ももへと撫でるように触れる。
「…んん!…ん…ふぁ…もう、む…りぃ」
力が抜け瞳から涙が溢れ頬を伝うリアの姿を見て少し頭が冷えた。
リアはまだ12だ…これ以上怖がらせないように俺はリアの頬に流れる涙を拭いながら優しく声をかける
「リア、王子とは会うな王子に会うならセバスを連れていけ」
そういえばリアは黙って小さく頷く、体をベットから起こし「次は容赦しない」と耳元で囁けばマリアンは先程と同じように顔を真っ赤にさせモジモジしはじめた
これは俺の忍耐を試しているのか…
目を手で抑えながらため息が出てきた…我慢しているこっちは辛いのだから…だがリアはそんなことなど露知らず
「あの…私はリオンとしかこういう事したくないから王子には近づかないにすします…だから…怒らないで」
突然可愛い事を言い出した、潤んだ瞳をし俺を真剣に見つめる…その姿に俺の理性はプツッと切れた音がした、リアの顔に手を当てようとした時
「なぁーお!」
背後から聞き覚えのある声と気配がした、そっちを見れば黒猫姿のセバスがいる
「またお前か…セバス」
そう言い邪魔をするなとセバスを睨めば「知りません」といいたげに尻尾を一度ふった、すると横から聞き捨てならない言葉が聞こえてきた「抱っこして撫でちゃった…」と黒猫姿のセバスを見つめながら呟いたのだ、「どういうことだ」聞き睨めば、顔を青くして目をそらし始める
そうか…なら俺も手加減はせん。
「リアはまだおしおきが足りないようだな」
俺はもう一度マリアンをベットに押し倒し先程とは違う貪る様な激しく唇を重ね学服の上から首、胸、くびれ、腰、太ももとマリアンが敏感な所を撫でていくと甘い声が出始めた、そんな声を聞けば俺も我慢していたこともありもう止めるつもりも無かった、そのまま手をスカートの中へ入れようとした時、背中に重みとそこそこ力の入った柔らかい何かが俺の頭を連続で叩き始めた。
その様子にマリアンは驚きながらも少し微笑み始めたのを見て俺の口からは溜息しかもうでなかった
お預けを何度くらえばいいんだ…
俺はもう18だ、そういうことに興味がないわけじゃないむしろ早くしたいほどだ、だがリア以外にしたいとは思わない…その為かなり我慢しているし寸前までならいいだろうがと言いたくなる…
あの後、研究室へ戻りティータイムを取り始めたがリアは俺から少し距離を取りあまり顔を見てこない…何よりセバスがリアと距離を取らせようとしてくる現在もリアを一人がけ用に案内し座らせているぐらいだ。
セバスが彼女を必要以上に気にし始めている事が気になりセバスを睨み見ていれば
「坊っちゃんマリアン様まだ12歳です、キス程度ならば良いでしょうがそれ以降はいけませんよ」
そう言い出した、寸前までならいいだろうと言いたいが…目の前で急にリアが慌てはじめ何かを思い出したのか顔を真っ赤にしうつむき始めた
これはさっきのことを思い出しているのか?
そう思うとリアに触れたくなってくるが……こちらの感情を読んでるのか「坊っちゃん、いけませんよ」と声が後ろから聞こえる、溜息と我慢する声を漏らし紅茶を飲む。
「はぁ…分かっている」
マリアンは急いで誤魔化すようにタルトを口に運ぶ…
ポソッと「おいしい…」と呟いた、確かにセバスの菓子は旨い…するとセバスはリアと楽しそうに会話をし始めた二人の空気に何故か俺が取り残されていく、それに気づいたのかセバスが余計なことを話し始めた。
「ええ、坊っちゃんは甘いものがお好きでしたからよく作っておりましたので…」
余計なことを言い出したので咎めれば「まあ、いいじゃないですか」とニコニコ笑いやがる、舌打ちをすれば嬉しそうにくすくす笑うリアがいた。さっきまでされていたことなどもうすでに頭から離れているようでこれ以上余計なことを言われる前に話を逸らす
「ところでセバス何のようだ」
「ああ、そうでしたユージニア男爵について調べ終わりました」
「それで?」
「マリアン様が言われたように、ユージニア男爵家には白銀の髪に赤茶の瞳を持つマリアン様と同じ年の方が一年程前養子で取られているようです。名前はナナミと呼ばれています、マリアン様が言われたより早く来年の二学年になる年に編入されるそうです。」
三年の年と言っていたはずだが…それに
「何故来年なんだ」
「どうやらナナミと言う方がそれを望んだようです、ユージニア男爵が色々と手を回し決まった様ですが。」
リアが言ったとおりあのユージニア男爵に令嬢がいることがわかった、そして学園に入ることもだこれはセバス聞いたことがある賢者と同じ未来見か…
「リアお前が見た夢は【未来視】かも知れん他に何か見たりしたら俺かセバスに言え、俺は今年しかここには居られない、来年からは時折研究室に来るようにするその時に情報を交換しておこう、会うときは【念話】を使って呼ぶここなら安全だからな、後はなるなるべく夢で出てきた奴には会うな」
「気をつけますわ。」
真面目な顔で頷くが、先程王子と関わったことを忘れているであろうマリアンに不安になった
とにかく今日はこれ以上学園、寮にいて何があるかわからないな。そう思い
「リア、この後は何かあるのか」
「いえ、特にありませんわ?」
「なら……」俺と王宮の研究室に来い。と言おうとしたときだ
「でしたら、少しお時間を頂いてもよろしいですか?」
セバスが紅茶を注ぎながら話に割り込んできた。
「え?」
「何を言っているセバス…」
セバスを睨み魔力で威圧するそれにより気温が下がり始めるが関係ない
「いえ、すこしお話したいことがありまして」
「ここで言え。」
「それは無理です」
「何故だ」
何を企んでいる
「坊っちゃんはこの後王宮に用がある筈です。陛下とエイザル様の御呼びだしですのでそこにマリアン様をお連れすることはできません、本日は私がこのままマリアン様を見張っております、ご安心を」
セバスは頭を下げながらマリアンの横へ移動し始めた
「話があると言っていた奴を隣に置いとくと思うか?」
「ただの私の事です」
「ならここでもいいだろ」
俺も知っている話ならな、以前聞いた時は(マリアン様にお伝えする必要はありません)とか言っていた奴がどの口で言う。
セバスを睨みつけると溜息を付きながら頭を振り俺を見据え
「坊っちゃん、細かいと嫌われますよ」
と言い出したこれ以上は俺が言っても無駄か…
「……俺はこのまま行くリア、後はセバスに任せる気をつけろ」
マリアンのもとへ近づき額に唇を落とし、セバスを睨んだ後転移を使い王宮へ向かった。
あれから数日リアとは授業以外では会ってはいない、今日俺は午前中で授業が終わる、自分の指導教科が終わるなりさっさと研究室に戻り研究をしていた、少しするとセバスから交信テレパスが届いた。
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…何故顔が赤く照れたように笑顔で下を俯く
俺は拳を握りながらリアのもとへ歩いていった、すぐ後ろに付き見下ろしたがリアは俺には気づかずしゃがんだまま首を傾げて遠くを見ていた。
何を考えている
今すぐにでも怒鳴りたい気持ちを抑え、リアを抱き上げれば驚いた声で俺の名前を呼ぶがそんなリアを無視しながら研究室へ転移した。
俺は研究室にある隣の仮眠室にそのままリアを連れ込み押し倒し睨みつける。
「あ、あの…。リオン…?」
焦りながら俺の名前を呼ぶが俺は沈黙を続けていると次の言葉をかけてきたかと思ったら「お、怒ってる?」かだと…何を当たり前のことを言っているのか、そのまま睨み続け答えていると謝り始めた。
「あ、あの…ごめんなさい」
「何かだ」
そう答えればしどろもどろながら答え「他にもあるだろう」とキツく言うと俺が聞いてもないことを話し始めた、その間に俺は少しずつだがリアに更に近寄って行く。
「えっと…王子にエスコートされて親しくなりたいって言われた事?」
ほう…こいつはそんなことを言われていたのかそしてなぜ顔を赤らめていく。俺は苛立ちがそろそろ限界が近くなってきていた、まだ何か言おうとする口を唇で塞ぐ。
「ふっ、…ん……チュク……はっ…リ…リオ…ンッ…」
呼吸をするため微かに開く口に舌を滑り込ませ激しくしていくと少し開いた先には潤んだ瞳が見える
愛しいリア…
おれは唇を離し優しく額に…瞼に…頬に…唇を落とし、悪戯のつもりで首筋に唇を落とした瞬間
「やぁっ」
それは初めて聞く今まで一番甘く誘われる声だった
リアも自分の声に驚いたのか潤んだ瞳を開き真っ赤になった顔を両手で隠しながら首を横に振り始めた
リア…今どんな顔をしている…
俺はそんな事をしているマリアンの手を取り顔を見つめていく…すると
「っ…だ、だめ…恥ずかしい…」
熟れた顔に潤んだ瞳で蜜のように甘い声で…
「リア。そんな顔するな、止めれなくなる」
俺は自分の中に湧き上がる欲に逆らえなくなりつつあった、12才というわりに他の令嬢に比べリアの体型は身長は小柄だが出るとこが出てコルセットも要らないほどの引き締まっている腰、普通に生活しているだけでも妖艶さが出ていて自然と人の目を引き付けるような存在だ。そして今色気と妖艶さを溢れだし艶やかに光る唇を堪らず重ね、学服の上から膨らんでいる胸に手を当てると唇の間が開いた時にまた脳を刺激するような声が聞こえる。
「っ!…ん……や、リオ…っ!」
そんな声に誘われるように俺の手はだんだん胸から順に太ももへと撫でるように触れる。
「…んん!…ん…ふぁ…もう、む…りぃ」
力が抜け瞳から涙が溢れ頬を伝うリアの姿を見て少し頭が冷えた。
リアはまだ12だ…これ以上怖がらせないように俺はリアの頬に流れる涙を拭いながら優しく声をかける
「リア、王子とは会うな王子に会うならセバスを連れていけ」
そういえばリアは黙って小さく頷く、体をベットから起こし「次は容赦しない」と耳元で囁けばマリアンは先程と同じように顔を真っ赤にさせモジモジしはじめた
これは俺の忍耐を試しているのか…
目を手で抑えながらため息が出てきた…我慢しているこっちは辛いのだから…だがリアはそんなことなど露知らず
「あの…私はリオンとしかこういう事したくないから王子には近づかないにすします…だから…怒らないで」
突然可愛い事を言い出した、潤んだ瞳をし俺を真剣に見つめる…その姿に俺の理性はプツッと切れた音がした、リアの顔に手を当てようとした時
「なぁーお!」
背後から聞き覚えのある声と気配がした、そっちを見れば黒猫姿のセバスがいる
「またお前か…セバス」
そう言い邪魔をするなとセバスを睨めば「知りません」といいたげに尻尾を一度ふった、すると横から聞き捨てならない言葉が聞こえてきた「抱っこして撫でちゃった…」と黒猫姿のセバスを見つめながら呟いたのだ、「どういうことだ」聞き睨めば、顔を青くして目をそらし始める
そうか…なら俺も手加減はせん。
「リアはまだおしおきが足りないようだな」
俺はもう一度マリアンをベットに押し倒し先程とは違う貪る様な激しく唇を重ね学服の上から首、胸、くびれ、腰、太ももとマリアンが敏感な所を撫でていくと甘い声が出始めた、そんな声を聞けば俺も我慢していたこともありもう止めるつもりも無かった、そのまま手をスカートの中へ入れようとした時、背中に重みとそこそこ力の入った柔らかい何かが俺の頭を連続で叩き始めた。
その様子にマリアンは驚きながらも少し微笑み始めたのを見て俺の口からは溜息しかもうでなかった
お預けを何度くらえばいいんだ…
俺はもう18だ、そういうことに興味がないわけじゃないむしろ早くしたいほどだ、だがリア以外にしたいとは思わない…その為かなり我慢しているし寸前までならいいだろうがと言いたくなる…
あの後、研究室へ戻りティータイムを取り始めたがリアは俺から少し距離を取りあまり顔を見てこない…何よりセバスがリアと距離を取らせようとしてくる現在もリアを一人がけ用に案内し座らせているぐらいだ。
セバスが彼女を必要以上に気にし始めている事が気になりセバスを睨み見ていれば
「坊っちゃんマリアン様まだ12歳です、キス程度ならば良いでしょうがそれ以降はいけませんよ」
そう言い出した、寸前までならいいだろうと言いたいが…目の前で急にリアが慌てはじめ何かを思い出したのか顔を真っ赤にしうつむき始めた
これはさっきのことを思い出しているのか?
そう思うとリアに触れたくなってくるが……こちらの感情を読んでるのか「坊っちゃん、いけませんよ」と声が後ろから聞こえる、溜息と我慢する声を漏らし紅茶を飲む。
「はぁ…分かっている」
マリアンは急いで誤魔化すようにタルトを口に運ぶ…
ポソッと「おいしい…」と呟いた、確かにセバスの菓子は旨い…するとセバスはリアと楽しそうに会話をし始めた二人の空気に何故か俺が取り残されていく、それに気づいたのかセバスが余計なことを話し始めた。
「ええ、坊っちゃんは甘いものがお好きでしたからよく作っておりましたので…」
余計なことを言い出したので咎めれば「まあ、いいじゃないですか」とニコニコ笑いやがる、舌打ちをすれば嬉しそうにくすくす笑うリアがいた。さっきまでされていたことなどもうすでに頭から離れているようでこれ以上余計なことを言われる前に話を逸らす
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三年の年と言っていたはずだが…それに
「何故来年なんだ」
「どうやらナナミと言う方がそれを望んだようです、ユージニア男爵が色々と手を回し決まった様ですが。」
リアが言ったとおりあのユージニア男爵に令嬢がいることがわかった、そして学園に入ることもだこれはセバス聞いたことがある賢者と同じ未来見か…
「リアお前が見た夢は【未来視】かも知れん他に何か見たりしたら俺かセバスに言え、俺は今年しかここには居られない、来年からは時折研究室に来るようにするその時に情報を交換しておこう、会うときは【念話】を使って呼ぶここなら安全だからな、後はなるなるべく夢で出てきた奴には会うな」
「気をつけますわ。」
真面目な顔で頷くが、先程王子と関わったことを忘れているであろうマリアンに不安になった
とにかく今日はこれ以上学園、寮にいて何があるかわからないな。そう思い
「リア、この後は何かあるのか」
「いえ、特にありませんわ?」
「なら……」俺と王宮の研究室に来い。と言おうとしたときだ
「でしたら、少しお時間を頂いてもよろしいですか?」
セバスが紅茶を注ぎながら話に割り込んできた。
「え?」
「何を言っているセバス…」
セバスを睨み魔力で威圧するそれにより気温が下がり始めるが関係ない
「いえ、すこしお話したいことがありまして」
「ここで言え。」
「それは無理です」
「何故だ」
何を企んでいる
「坊っちゃんはこの後王宮に用がある筈です。陛下とエイザル様の御呼びだしですのでそこにマリアン様をお連れすることはできません、本日は私がこのままマリアン様を見張っております、ご安心を」
セバスは頭を下げながらマリアンの横へ移動し始めた
「話があると言っていた奴を隣に置いとくと思うか?」
「ただの私の事です」
「ならここでもいいだろ」
俺も知っている話ならな、以前聞いた時は(マリアン様にお伝えする必要はありません)とか言っていた奴がどの口で言う。
セバスを睨みつけると溜息を付きながら頭を振り俺を見据え
「坊っちゃん、細かいと嫌われますよ」
と言い出したこれ以上は俺が言っても無駄か…
「……俺はこのまま行くリア、後はセバスに任せる気をつけろ」
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