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幼少期
6 初魔法!
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いつか私もあんなふうに魔法をたくさん使いたい…。
ゲームの設定上では私の魔力はリオンと同じくらいになっている。
そして、リオンでも使えない[時]魔法が使える。
だけどこの世界…[時]魔法について調べても何も出てこない。
そもそも[時]魔法についての情報が何一つないのだ。
第二弾の最後に悪役令嬢が[時]魔法を使うシーンがあるけどそれ自体何なのかは詳しく書かれなかった。
うーん。私も瞬間移動やアイテムボックス使えるのだろうか?
魔力をねって…イメージする…最後に呪文をつぶやく…
ん?呪文?何を言えばいいの?そのまま技名でも大丈夫かな?
「収納…【収納】」
シュンッッ!
目の前に黒い空間が現れた。
え?何これ?これ【収納】?えっと……取り敢えず明日使う勉強道具を入れておこう…。
シュインッ!
「ひゃ!」
黒い空間の横に何かメニュー画面みたいなのが現れた。
これ…メニュー画面?あ!!これさっき入れたやつだ!
画面をタッチしてみるとテーブルの上に出現し、タッチしていないものはそのまま画面に乗っているままだった。
すごいすごい!容量とか乗ってないからどれくらい入るかわからないけど…、でもこれで持ち歩きは楽になるよね!明日リオンとセバスチャンに見せてみよう♪
その晩私は本やメモ羽ペンは勿論お気に入りの物を入れ楽しんだ。
後日勉強を教えに来てくれたリオンとセバスチャンの前で【収納】から本やメモ、羽ペンを出したのを見せるとリオンは唖然としていた。更に朝入れたティーセットを出すとセバスチャンも珍しく目を見開いて固まっていたのを見た時は私も驚いた
リオンも更に驚いた後深い溜息をついた後、【収納】についてセバスチャンと話し始めた。
そして…
「使うのであれば【魔法鞄】のようにして下さい、けして【収納】を人前で使わないようにして下さい。性能もけして言ってはなりません」
と言われた。何故だ自慢したいのに…と思ったけど詳しく聞けば確かにそう、当たり前かもしれない。
この世界では【魔法鞄】はあるし、冒険者で【道具箱】を使う事のできる人がいるけど、普通、【魔法鞄】や【道具箱】の中に入れた物は外と同じで時間が経てば劣化していく。
時を止め入れた時と変わらないとか、そのままとかはあり得ないらしい。
だけど私が使った【収納】は朝入れた湯気の出る紅茶を入れたポットを時間が立ち【収納】からだしても朝しまったときと変わらず湯気が出てまるで淹れたてのようになっていた。
これは普通ならどんな魔術師でも出来ないんだとか勿論リオンも…多分それはゲーム設定にある[時]魔法のせいだと思う。
私のは前世の記憶もあるからイメージの時中の時も止まるって考えた、それが無意識に複合魔法を使っていたらしい。
セバスチャンには早々に魔法の訓練も始めたほうがいいと言われ後日から魔法訓練も始まりだした。
これはこれでずっとやってみたかった事なのでとても楽しく充実してますw
そうそう私とリオンが順調なのもあるのか、最近弟と妹の双子が生まれました!
勿論ゲームでは存在しないはずの子達です。
ユースレス ♂
青い髪にルビーの瞳。母様似
レネット ♀
赤い髪にルビーの瞳。父様似
とっても可愛い子達です!
そういえば…
父様母様の姿は皆さんに話してないよね?
母様は赤い髪にルビーの瞳、父様は青い髪にアウイナイトの瞳
そして私は二人の間を取ったようなピンクアメジストの髪にアメジストの瞳をしている。
本来はどちらかの色を取って生まれてくる。
だから間を取ったピンクアメジストの髪やアメジストの瞳など生まれてくるはずはない。
忌嫌われてもおかしくない存在なのだけれども…
何故か周りでは可愛いと良くしてくれる。
リオンと似たような感じだと私的には思うのだけどなぜだろう?
そんなこんなでセバスチャンが家庭教師になってから数カ月が立ち新花月(三月)になった…明日は私の6歳の誕生日。
リオンは十二歳になったので学園に百咲月(四月)になったら入学してしまう…
セバスチャンはいつも通り家庭教師として通ってくれるけど…寂しい…
そんなことを考えていても明日の誕生日、初のお披露目は刻一刻と近づいてくる。
私はこれから先待ち受ける第一イベントに不安になりながら目を瞑った。
ゲームの設定上では私の魔力はリオンと同じくらいになっている。
そして、リオンでも使えない[時]魔法が使える。
だけどこの世界…[時]魔法について調べても何も出てこない。
そもそも[時]魔法についての情報が何一つないのだ。
第二弾の最後に悪役令嬢が[時]魔法を使うシーンがあるけどそれ自体何なのかは詳しく書かれなかった。
うーん。私も瞬間移動やアイテムボックス使えるのだろうか?
魔力をねって…イメージする…最後に呪文をつぶやく…
ん?呪文?何を言えばいいの?そのまま技名でも大丈夫かな?
「収納…【収納】」
シュンッッ!
目の前に黒い空間が現れた。
え?何これ?これ【収納】?えっと……取り敢えず明日使う勉強道具を入れておこう…。
シュインッ!
「ひゃ!」
黒い空間の横に何かメニュー画面みたいなのが現れた。
これ…メニュー画面?あ!!これさっき入れたやつだ!
画面をタッチしてみるとテーブルの上に出現し、タッチしていないものはそのまま画面に乗っているままだった。
すごいすごい!容量とか乗ってないからどれくらい入るかわからないけど…、でもこれで持ち歩きは楽になるよね!明日リオンとセバスチャンに見せてみよう♪
その晩私は本やメモ羽ペンは勿論お気に入りの物を入れ楽しんだ。
後日勉強を教えに来てくれたリオンとセバスチャンの前で【収納】から本やメモ、羽ペンを出したのを見せるとリオンは唖然としていた。更に朝入れたティーセットを出すとセバスチャンも珍しく目を見開いて固まっていたのを見た時は私も驚いた
リオンも更に驚いた後深い溜息をついた後、【収納】についてセバスチャンと話し始めた。
そして…
「使うのであれば【魔法鞄】のようにして下さい、けして【収納】を人前で使わないようにして下さい。性能もけして言ってはなりません」
と言われた。何故だ自慢したいのに…と思ったけど詳しく聞けば確かにそう、当たり前かもしれない。
この世界では【魔法鞄】はあるし、冒険者で【道具箱】を使う事のできる人がいるけど、普通、【魔法鞄】や【道具箱】の中に入れた物は外と同じで時間が経てば劣化していく。
時を止め入れた時と変わらないとか、そのままとかはあり得ないらしい。
だけど私が使った【収納】は朝入れた湯気の出る紅茶を入れたポットを時間が立ち【収納】からだしても朝しまったときと変わらず湯気が出てまるで淹れたてのようになっていた。
これは普通ならどんな魔術師でも出来ないんだとか勿論リオンも…多分それはゲーム設定にある[時]魔法のせいだと思う。
私のは前世の記憶もあるからイメージの時中の時も止まるって考えた、それが無意識に複合魔法を使っていたらしい。
セバスチャンには早々に魔法の訓練も始めたほうがいいと言われ後日から魔法訓練も始まりだした。
これはこれでずっとやってみたかった事なのでとても楽しく充実してますw
そうそう私とリオンが順調なのもあるのか、最近弟と妹の双子が生まれました!
勿論ゲームでは存在しないはずの子達です。
ユースレス ♂
青い髪にルビーの瞳。母様似
レネット ♀
赤い髪にルビーの瞳。父様似
とっても可愛い子達です!
そういえば…
父様母様の姿は皆さんに話してないよね?
母様は赤い髪にルビーの瞳、父様は青い髪にアウイナイトの瞳
そして私は二人の間を取ったようなピンクアメジストの髪にアメジストの瞳をしている。
本来はどちらかの色を取って生まれてくる。
だから間を取ったピンクアメジストの髪やアメジストの瞳など生まれてくるはずはない。
忌嫌われてもおかしくない存在なのだけれども…
何故か周りでは可愛いと良くしてくれる。
リオンと似たような感じだと私的には思うのだけどなぜだろう?
そんなこんなでセバスチャンが家庭教師になってから数カ月が立ち新花月(三月)になった…明日は私の6歳の誕生日。
リオンは十二歳になったので学園に百咲月(四月)になったら入学してしまう…
セバスチャンはいつも通り家庭教師として通ってくれるけど…寂しい…
そんなことを考えていても明日の誕生日、初のお披露目は刻一刻と近づいてくる。
私はこれから先待ち受ける第一イベントに不安になりながら目を瞑った。
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