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《幕間16》染めたい(6)ひかり視点※
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「他の男なんか忘れて。僕だけに染まって……!」
「あっ、ああぁあ――……!」
みちみちと蜜路を拓いて凶大な雄が侵入する。初めて大きなものを受け入れたなかは、押し広げられて何かを突き破った。
「いぃっ、いた……!」
「えっ、ごめ……っ! 大丈夫?」
あまりの痛さに顔が歪んでしまう。そんなひかりの様子に驚いた文太郎が腰を引こうとするので、腕にしがみついて懇願した。
「やめないでっ、おねがい。はなれないで……!」
「で、でも、ひぃちゃん痛そうだから……」
「はじめてだから。いいの、ぶんちゃんきてっ」
「え? はじめてなの?」
ようやく自分の早とちりに気づいた文太郎は、申し訳なさそうに眉を下げた。
「ごめん、僕勘違いしてた。てっきり、押田さんとしちゃったのかと……」
「してない。ぶんちゃんだけ。わたしがすきなのはずっとぶんちゃんだけ……」
「うん。ひぃちゃん大好きだよ。ゆっくりするから、痛かったら言って?」
「うん」
唇を合わせて舌を絡め合って、ゆっくりと腰を揺らしていくと、次第に下半身のこわばりが解けてきた。文太郎の背に腕を回して思い切りしがみつく。
「もぅ、だいじょうぶ、だから。ぶんちゃん……」
「いっぱいひぃちゃんを愛してもいい?」
「うん。いっぱいして。ぶんちゃんがあつくて、きもちい……」
ゆっくりと挿入が深くなっていく。蜜壁を熱くて硬い雄に擦られて突かれて。気持ちよさに腰が震えてくる。
「ひぃちゃん、気持ちいいところ教えて? ここはどう?」
「んんっ、いいっ……あぁっ!」
「あ、ここのほうが善さそうだね。こっちも触ったらどうかな」
文太郎は挿入の深さを変えたり、突き入れる角度を変えてひかりの善いところを探す。胸の蕾や秘粒を同時に嬲られると、強い刺激が全身をめぐってなかにいる雄を淫らに締めつけた。
どんどん自分の性感帯を暴かれてしまって、ひかりのすべてを知られてしまうような感覚になる。
「わたしばっかり。ぶんちゃんもきもちよくなってほしぃ……」
「すごく気持ちいいよ。今はひぃちゃんに僕を刻みつけたいからね。ほら、ひぃちゃんの好きなことしてあげるよ」
「んっ、んあっ――っ!」
蜜壁のざらついたところをぐちゅぐちゅと抉られて、瞼の裏に星が瞬く。勝手に腰が痙攣してしまって、文太郎に悦びを伝えてしまう。
「あ。この角度ならひぃちゃんの好きなとこ、当たるかも」
小刻みに震えたままの腰を持ち上げられて、腰の下に枕を差し込まれた。自然と腰が持ち上がる体勢となる。
「ここどう? ひぃちゃん」
「あ、あ、あっ……――っ!」
先ほどよりも深いところに当たって、耐えがたい愉悦に呑み込まれる。返事をする余裕もないまま、シーツを掴んだまま全身をガクガクと震わせた。
「あぁ。やっぱりここなんだ。ひぃちゃん、僕の形、ちゃんと覚えてね。たくさんしてあげるから」
「ああっ、ぶんちゃん、とけ、ちゃうよ……っ」
初めての性体験での立て続けに襲ってくる絶頂に、身体が追いついていかない。文太郎の熱に溶かされてしまいそうだ。
「いっぱいとろけて。僕だけのひぃちゃん、大好きだよ」
そう言われて濃厚な口づけを交わすと、もう制止なんてできなかった。
「わたしをぶんちゃんの色にそめて」
見つめ合って口づけをして、何度も愛を囁き合う。
職人の文太郎は研究熱心で、ひかりの身体の髄まで調べつくして溶かしていった。初心者のひかりに一切の配慮もない淫らな交わりが、苦しいくらいに幸せだった。
「あっ、ああぁあ――……!」
みちみちと蜜路を拓いて凶大な雄が侵入する。初めて大きなものを受け入れたなかは、押し広げられて何かを突き破った。
「いぃっ、いた……!」
「えっ、ごめ……っ! 大丈夫?」
あまりの痛さに顔が歪んでしまう。そんなひかりの様子に驚いた文太郎が腰を引こうとするので、腕にしがみついて懇願した。
「やめないでっ、おねがい。はなれないで……!」
「で、でも、ひぃちゃん痛そうだから……」
「はじめてだから。いいの、ぶんちゃんきてっ」
「え? はじめてなの?」
ようやく自分の早とちりに気づいた文太郎は、申し訳なさそうに眉を下げた。
「ごめん、僕勘違いしてた。てっきり、押田さんとしちゃったのかと……」
「してない。ぶんちゃんだけ。わたしがすきなのはずっとぶんちゃんだけ……」
「うん。ひぃちゃん大好きだよ。ゆっくりするから、痛かったら言って?」
「うん」
唇を合わせて舌を絡め合って、ゆっくりと腰を揺らしていくと、次第に下半身のこわばりが解けてきた。文太郎の背に腕を回して思い切りしがみつく。
「もぅ、だいじょうぶ、だから。ぶんちゃん……」
「いっぱいひぃちゃんを愛してもいい?」
「うん。いっぱいして。ぶんちゃんがあつくて、きもちい……」
ゆっくりと挿入が深くなっていく。蜜壁を熱くて硬い雄に擦られて突かれて。気持ちよさに腰が震えてくる。
「ひぃちゃん、気持ちいいところ教えて? ここはどう?」
「んんっ、いいっ……あぁっ!」
「あ、ここのほうが善さそうだね。こっちも触ったらどうかな」
文太郎は挿入の深さを変えたり、突き入れる角度を変えてひかりの善いところを探す。胸の蕾や秘粒を同時に嬲られると、強い刺激が全身をめぐってなかにいる雄を淫らに締めつけた。
どんどん自分の性感帯を暴かれてしまって、ひかりのすべてを知られてしまうような感覚になる。
「わたしばっかり。ぶんちゃんもきもちよくなってほしぃ……」
「すごく気持ちいいよ。今はひぃちゃんに僕を刻みつけたいからね。ほら、ひぃちゃんの好きなことしてあげるよ」
「んっ、んあっ――っ!」
蜜壁のざらついたところをぐちゅぐちゅと抉られて、瞼の裏に星が瞬く。勝手に腰が痙攣してしまって、文太郎に悦びを伝えてしまう。
「あ。この角度ならひぃちゃんの好きなとこ、当たるかも」
小刻みに震えたままの腰を持ち上げられて、腰の下に枕を差し込まれた。自然と腰が持ち上がる体勢となる。
「ここどう? ひぃちゃん」
「あ、あ、あっ……――っ!」
先ほどよりも深いところに当たって、耐えがたい愉悦に呑み込まれる。返事をする余裕もないまま、シーツを掴んだまま全身をガクガクと震わせた。
「あぁ。やっぱりここなんだ。ひぃちゃん、僕の形、ちゃんと覚えてね。たくさんしてあげるから」
「ああっ、ぶんちゃん、とけ、ちゃうよ……っ」
初めての性体験での立て続けに襲ってくる絶頂に、身体が追いついていかない。文太郎の熱に溶かされてしまいそうだ。
「いっぱいとろけて。僕だけのひぃちゃん、大好きだよ」
そう言われて濃厚な口づけを交わすと、もう制止なんてできなかった。
「わたしをぶんちゃんの色にそめて」
見つめ合って口づけをして、何度も愛を囁き合う。
職人の文太郎は研究熱心で、ひかりの身体の髄まで調べつくして溶かしていった。初心者のひかりに一切の配慮もない淫らな交わりが、苦しいくらいに幸せだった。
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