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《6》謝るから※
しおりを挟む《消滅》
白い光の魔法陣が宙に舞い、ラウラを包む。ふわりとした温かい風に包まれて、ラウラが着用していた制服や下着、そして首から下の体毛――全てが白い光と共に一瞬で消え失せた。
ラウラの素肌が目下に晒され、カァッと全身が赤くなる。
「やぁっ……! ちょっと、テオ!」
「あー、いい眺め」
にやにやといやらしく嗤い、ラウラの陶器のような艶やかな肌を舐め回すように凝視する。
手首を押さえつけられ、身をよじろうにも男の大きい体にのし掛かられて微動だにできない。
ラウラは嫌々と首を横に振り、目を真っ赤にしてテオバルトに訴えた。
「謝る! 私が悪かったわ! 謝るからもう離して……!」
「離すかよ。やり返すって言っただろ」
「あ……っ」
臍から谷間を潜り、首から顎へと舌で舐め上げられて背筋がゾクゾクと震える。
自分でも驚くほど甘い声が溢れてしまって、恥ずかしさからなのか悔しさからなのか、目尻に涙が浮かんだ。
ラウラの反応を楽しそうに観察しながら、今度は横腹から脇を通り、肘裏から手首まで味わうようにねっとりと舐められる。
思わず声が出そうになって、身体を大きくくねらせてなんとか嬌声を飲み込んだ。
そんな小さな抵抗はテオバルトを愉しませるだけだった。容赦なくラウラの熟した甘い身体を隅々まで舐め回した。
「ほら、我慢せずに声出せよ」
「ここ、としょ、かん……っ!」
「誰もいないし、扉には鍵を掛けてある。でもまぁ……声は漏れるか。じゃあ、頑張って耐えて」
「テオ……!」
視線を合わせながら、胸の先端をペロリと舐められて情けなくピクンと体が跳ねた。
「ふっ、敏感だな」
ぱくりと口に含まれて舌で嬲られ、赤子のように吸い上げられてお腹の奥が熱く疼く。
「テオ、おねがいっ、もう……」
「はっ、感じてるくせに」
「やぁっ! も、テオの馬鹿! ばかばかばかぁ!」
両乳を揉みくちゃにされ、ピンと先端を強く弾かれる。胸の奥とお腹の奥に甘い疼きが蓄積していった。
「まだだ。それにメインはこっち」
「え……あっ……!」
膝裏を持ち上げられ、顔の横に押しつけるように折り畳まれる。
まるでひっくり返った蛙のような情けない格好になった。テオバルトの目の前にあられもない秘所を曝け出す。
「やだやだやだぁっ! 見ないで、やぁあ!」
「先にやったのはラウラだろうが。……すげぇ。下生えが無いと全部丸見え」
「馬鹿! 変態! もうやめてぇ……!」
テオバルトの獰猛としたギラついた視線がジッと蜜園に注がれて、羞恥で弾けてしまいそうだ。
ラウラは涙ながらに何度も必死に懇願する。
「ごめんなさい。謝るから、何でもするから、もうそんなとこ見ないで……」
「何でもする、か。それも惹かれるけど、今はこれ以上に魅惑的なものはないな」
全く聞く耳を持ってくれないテオバルトは、硬く閉じようとする花弁を指で広げる。
じっとりと濡れそぼった蜜穴をまじまじと見つめられて、ラウラはぽろぽろと涙を零した。
「ぅ……っ……っ……」
「そんなに泣くほど恥ずかしいのか?」
小さく肯首する。容赦ない仕打ちをしてくるテオバルトに許しを求めるように潤んだ瞳を向けた。
「……蕩けた顔して欲しがるなよ」
「あっ、やぁああ――っ!」
テオバルトの顔が脚の間に埋まり、じゅるるると卑猥な音が響く。
ラウラの最も恥ずかしいところを舌で舐め嬲り、溢れた蜜を味わう。
「テオっ、テオ……あっ!」
勝手に跳ねてしまう腰を強い力で押さえつけられる。
蜜穴の上にぷっくりと膨らんだ小さな芽を甘噛みされた瞬間、何かが弾けて目の前が白く瞬いた。
「ああぁ…………!」
全身が雷に打たれたように痺れる。足先はガクガクと震えてお腹の奥が沸騰したかのように熱い。
「達ったか?」
「はっ、あ……ぁ、」
「本来なら指で解して慣らしてからにしたほうが良いんだろうけど……ムカつくからしてやらねぇ」
ハーッハーッと酸素を取り込む。頭がクラクラとして上手く思考が回らない。
何度も何度も息を深く吸い込んで吐き出す。数十回それを繰り返すと、ようやく目の前の景色が鮮明さを取り戻した。
そこには制服をはだけさせ、下半身を曝け出したテオバルトが覆いかぶさってくる。
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