1 / 1
うちのヤンデレがすみません!
しおりを挟む
学園の昼休みの平穏はある一人の女生徒によって壊される。
その一部始終は監視カメラがしっかりと捉えていた。
それは中庭のカメラで、そこにはベンチで昼食をとるカップルとその前に立ち塞がる一人の女生徒の姿が映っている。
「どういうことですの、藤咲様! 何故、その女と昼食をご一緒なされているの?!」
「藤咲先輩?」
「大丈夫だ花房。麗、花房は友人だ。昼食は友人と取るのは当然だろう」
「ご友人? そのようなことを仰られても説得力がございませんわ! 今までご友人と仰っていた方に女性はおりませんでしたもの!」
「今までいなかっただけで、今は花房がいる。それだけのことに目くじらを立てるな」
「ですが。私とはお昼をご一緒して下さらないではありませんか、藤咲様!」
「麗。貴女と私は口約束とは言え、婚約をしている。学生時代は気の置ける人物を探して将来の友誼を結ぶ重要な場なのだから、貴女に割く時間はないと言っておいただろう? それに同性だろうが異性だろうが優秀な人間はいる。そんな人物を友人にすることまでとやかく言わないでもらいたいな」
「藤咲様!」
「麗、刑が来たぞ」
「刑が?!」
息を切らせて走ってきた少年がすごい勢いで頭を下げる。
「藤咲先輩! うちのヤンデレがすみません!」
「刑!」
麗は弟の言動に付いていけなかった。
「ほら、姉さんも。先輩にまた迷惑をかけたら駄目だろ?」
迷惑と言われても、麗にとって婚約しているも同然の間柄なのに一緒にいさせてくれない藤咲が別の女生徒と一緒にいるのを見過ごせるはずがない。麗は子どもの頃に婚約話を聞かされて以降、藤咲の妻になるのだと思って生きてきて、本当に愛してしまっているのだから。
現代で互いの祖父同士の口約束だからと仮の婚約ではあるが、本当に婚約していれば、婚約解消や慰謝料ものの事態である。
「藤咲様ったら、ご友人だからって女性とご一緒なのよ?! 何故、私が駄目でその女性なら良いって言うの? どうして私ではいけないのかしら?」
「姉さん・・・。先輩だって、女性と一緒にいるのが嫌な年頃だから仕方ないだろ? たとえそれが家族でもからかわれたり、噂になると気恥ずかしいもんだよ」
父親から溺愛されて育った麗は、自分が父親からされているように可愛がっている弟から言われた言葉に大きな衝撃を受けた。
藤咲が他の女生徒と一緒にいるのは許せないが、弟にまで一緒に居たくないと言われて涙が込み上げてくる。
「刑も家族なのに私と一緒にいるのが嫌ですの?」
「うん、まあ。俺は家族だけど、シスコン呼ばわりはされたくないから・・・」
既にシスコンと呼ばれている事実を伏せて、刑は姉を宥めようとする。
「刑・・・」
涙が溢れそうになっている麗に刑は慌てる。
先程までの強気な様子とは打って変わって、幼子のように弱々しい姿の麗に刑はタジタジだった。まともなことを言っていると思っていた藤咲ですら、自分のほうが悪役のような気がしてくる。
「泣くなよ! 泣くのはやめてくれよ! 異性との関係を何でもからかいのネタにされるから仕方ないだろ!」
「だって・・・」
「毎回、言うけど、学校では友達とだけ話しておけ。俺や藤咲先輩に声をかけるなっていつも言っているだろう?」
「でも、刑は弟だし、藤咲様は結婚する相手なのに?」
「学校ではそれを忘れろ」
「ひどい・・・」
「だから、すぐ泣くな!」
そう言って、刑は泣いている麗の手を引いて藤咲の前から去って行った。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
それはある社交パーティーでのこと――
「どういうことですの、藤咲様! 何故、その女とご一緒なされているの?!」
制服姿ではないが、前に学校で藤咲と一緒にいた女生徒が今回も藤咲と一緒にいることが麗の気に障った。
「一路先輩?」
「大丈夫だ、花房。麗、花房はいきなりこういう場に出ることになってまだ慣れしていない。友人として支えるのは当然だろう?」
藤咲はまだ女生徒を名字で呼んでいるが、女生徒に名前で呼ばれることに異論がないことが麗の心を傷付けた。
それでも麗は精一杯、空元気を出して窘める。
「何を仰ってますの? 学校とここは違いますのよ? これまでは婚約の約束をしている私以外とご一緒なさらなかったでしょう? それにご友人とは言え、そこは父親やその部下がすることを何故なさっているの?」
「大人ばかりに囲まれて花房が委縮しているのがわからないのか、麗?」
「私たちは皆、そうしてきましたわ。それがその女にはできないということかしら? でしたら、ご友人選びはもっと慎重になさったほうがよろしいですわ、藤咲様」
「優しさの欠片もないのだな、麗」
すごい勢いでやってきた少年が頭を下げる。
「藤咲様! うちのヤンデレがすみません!」
「刑!」
「ほら、姉さんも。先輩にまた迷惑をかけたら駄目だろ?」
「藤咲様ったら、ご友人だからって、私以外の女性とご一緒なのよ?!」
「姉さん!――すみませんでした、藤咲様」
少年は麗を引きずるようにして去って行く。「何故? どうしてなの?」と麗は口にするが、少年は宥める言葉をかけながら確実に両親のもとへと連れ戻した。
連れ戻される麗を厳しい表情で見ていたのは藤咲一人だけではない。藤咲の両親と麗の両親もまた同様であった。
数日後、麗と藤咲の婚約話は双方の家の相談の結果、何の問題もなく流れた。
安堵する藤咲とは異なり、麗は荒れに荒れ、両親は必死で宥めたと言う噂が学園の中で麗の弟・刑の周囲からまことしやかに流れることとなった。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
婚約話も流れ、ついでに月日も流れたある日――
「明日の中世英語の講義、どうする。麗?」
大学のキャンパスのカフェで大学でできた友達と楽しく話す麗は藤咲との婚約話がなくなったことで嘆いていたとは思えないほど、大学生活を謳歌していた。卒業後は父親の会社の秘書課で働くことも決まっている麗には未来に何の不安もない。
「どうと仰られても、出席するのみ、ですわ。萌さん」
「麗。真面目すぎ。テストが難しいからレポートでどうにかしたいけど、あの教授、レポート出さないのよねー」
「そんなこと仰ってはいけませんわ、皐月さん」
「でもさー。あれでわかれってことはないよ。無理だって」
「そうそう。皐月が匙投げるのも仕方ないよ、麗。あれは本当にわけがわからないから」
「教授に直接、ご指導頂いては如何?」
わからないことや理解できないことを放置せずに早々に解決することが身に付いている麗はサラリと言った。
麗自身、中世英語に関しては教授の独特な説を理解する為に講義が終わった後の教授を呼び止めて解説してもらっていた。
「麗ってすごい大物ね・・・」
「度胸、ありすぎ・・・」
大学で知り合った友達とは違い、幼い頃から大人と対等に接することが当たり前だった麗は度胸が据わりすぎていた。
「麗」
麗が振り向いた先にいたのは、一人の青年の姿。
「藤咲、様? どうかなさったのですか?」
学園時代にいつも藤咲が連れ歩いていた女の姿がないことに麗は不審に思う。
最近、あの女が藤咲を捨てて別の男に乗り換えたと言う噂は本当なのかもしれない。
「誰、麗?」と小声で訊く皐月に「幼馴染・・・ですわ」と同じく小声で答える麗。その答えに青年の顔がわずかに引き攣る。
「話があるんだ。二人だけで話したいんだが・・・」
「何故、私の友人たちと一緒ではいけないのかしら?」
「これはこの子たちとは関係ないプライベートなことだから、二人だけで話したい」
「申し訳ございませんが、藤咲様。私、夫から男と二人きりで話すことを禁じられておりますの」
そう言って、麗は薬指に嵌められた指輪がよく見えるように左手を上げた。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
麗と別れた後で皐月は麗の夫の携帯に連絡をした。
麗の夫は皐月の彼氏とも顔馴染みでそれなりに交流がある。その関係から皐月は大学で麗のことを頼まれていた。
実際に会ってみると、麗はしっかりしているようで間が抜けていて可愛らしい人物だったので、なれそめは義務的なものでも、今では麗のことを友達だと皐月は思っている。
「見るだけで顔だけだってわかるタイプの幼馴染くんが来たわ」
「ああ、藤咲様か」
「その人、刑くん、知ってるの? 麗の幼馴染だし、刑くんにとっても幼馴染だっけ?」
「そうだよ。馬鹿な幼馴染で本当に困っているんだ」
「そうなの? 麗が結婚指輪を見せたらさっさと帰って行ったから何しに来たのかわからないんだけど」
「女に捨てられたのを、自分が麗に乗り換えたって言う気だったんだよ」
「刑くん、GJ」
「本当に欲しいものは躊躇せずにさっさと手に入れろ、が我が家の家訓だからな」
と、かつて初恋の女性を弟に盗られ、彼らの忘れ形見である娘を育てた男の息子は言ってのけた。
その一部始終は監視カメラがしっかりと捉えていた。
それは中庭のカメラで、そこにはベンチで昼食をとるカップルとその前に立ち塞がる一人の女生徒の姿が映っている。
「どういうことですの、藤咲様! 何故、その女と昼食をご一緒なされているの?!」
「藤咲先輩?」
「大丈夫だ花房。麗、花房は友人だ。昼食は友人と取るのは当然だろう」
「ご友人? そのようなことを仰られても説得力がございませんわ! 今までご友人と仰っていた方に女性はおりませんでしたもの!」
「今までいなかっただけで、今は花房がいる。それだけのことに目くじらを立てるな」
「ですが。私とはお昼をご一緒して下さらないではありませんか、藤咲様!」
「麗。貴女と私は口約束とは言え、婚約をしている。学生時代は気の置ける人物を探して将来の友誼を結ぶ重要な場なのだから、貴女に割く時間はないと言っておいただろう? それに同性だろうが異性だろうが優秀な人間はいる。そんな人物を友人にすることまでとやかく言わないでもらいたいな」
「藤咲様!」
「麗、刑が来たぞ」
「刑が?!」
息を切らせて走ってきた少年がすごい勢いで頭を下げる。
「藤咲先輩! うちのヤンデレがすみません!」
「刑!」
麗は弟の言動に付いていけなかった。
「ほら、姉さんも。先輩にまた迷惑をかけたら駄目だろ?」
迷惑と言われても、麗にとって婚約しているも同然の間柄なのに一緒にいさせてくれない藤咲が別の女生徒と一緒にいるのを見過ごせるはずがない。麗は子どもの頃に婚約話を聞かされて以降、藤咲の妻になるのだと思って生きてきて、本当に愛してしまっているのだから。
現代で互いの祖父同士の口約束だからと仮の婚約ではあるが、本当に婚約していれば、婚約解消や慰謝料ものの事態である。
「藤咲様ったら、ご友人だからって女性とご一緒なのよ?! 何故、私が駄目でその女性なら良いって言うの? どうして私ではいけないのかしら?」
「姉さん・・・。先輩だって、女性と一緒にいるのが嫌な年頃だから仕方ないだろ? たとえそれが家族でもからかわれたり、噂になると気恥ずかしいもんだよ」
父親から溺愛されて育った麗は、自分が父親からされているように可愛がっている弟から言われた言葉に大きな衝撃を受けた。
藤咲が他の女生徒と一緒にいるのは許せないが、弟にまで一緒に居たくないと言われて涙が込み上げてくる。
「刑も家族なのに私と一緒にいるのが嫌ですの?」
「うん、まあ。俺は家族だけど、シスコン呼ばわりはされたくないから・・・」
既にシスコンと呼ばれている事実を伏せて、刑は姉を宥めようとする。
「刑・・・」
涙が溢れそうになっている麗に刑は慌てる。
先程までの強気な様子とは打って変わって、幼子のように弱々しい姿の麗に刑はタジタジだった。まともなことを言っていると思っていた藤咲ですら、自分のほうが悪役のような気がしてくる。
「泣くなよ! 泣くのはやめてくれよ! 異性との関係を何でもからかいのネタにされるから仕方ないだろ!」
「だって・・・」
「毎回、言うけど、学校では友達とだけ話しておけ。俺や藤咲先輩に声をかけるなっていつも言っているだろう?」
「でも、刑は弟だし、藤咲様は結婚する相手なのに?」
「学校ではそれを忘れろ」
「ひどい・・・」
「だから、すぐ泣くな!」
そう言って、刑は泣いている麗の手を引いて藤咲の前から去って行った。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
それはある社交パーティーでのこと――
「どういうことですの、藤咲様! 何故、その女とご一緒なされているの?!」
制服姿ではないが、前に学校で藤咲と一緒にいた女生徒が今回も藤咲と一緒にいることが麗の気に障った。
「一路先輩?」
「大丈夫だ、花房。麗、花房はいきなりこういう場に出ることになってまだ慣れしていない。友人として支えるのは当然だろう?」
藤咲はまだ女生徒を名字で呼んでいるが、女生徒に名前で呼ばれることに異論がないことが麗の心を傷付けた。
それでも麗は精一杯、空元気を出して窘める。
「何を仰ってますの? 学校とここは違いますのよ? これまでは婚約の約束をしている私以外とご一緒なさらなかったでしょう? それにご友人とは言え、そこは父親やその部下がすることを何故なさっているの?」
「大人ばかりに囲まれて花房が委縮しているのがわからないのか、麗?」
「私たちは皆、そうしてきましたわ。それがその女にはできないということかしら? でしたら、ご友人選びはもっと慎重になさったほうがよろしいですわ、藤咲様」
「優しさの欠片もないのだな、麗」
すごい勢いでやってきた少年が頭を下げる。
「藤咲様! うちのヤンデレがすみません!」
「刑!」
「ほら、姉さんも。先輩にまた迷惑をかけたら駄目だろ?」
「藤咲様ったら、ご友人だからって、私以外の女性とご一緒なのよ?!」
「姉さん!――すみませんでした、藤咲様」
少年は麗を引きずるようにして去って行く。「何故? どうしてなの?」と麗は口にするが、少年は宥める言葉をかけながら確実に両親のもとへと連れ戻した。
連れ戻される麗を厳しい表情で見ていたのは藤咲一人だけではない。藤咲の両親と麗の両親もまた同様であった。
数日後、麗と藤咲の婚約話は双方の家の相談の結果、何の問題もなく流れた。
安堵する藤咲とは異なり、麗は荒れに荒れ、両親は必死で宥めたと言う噂が学園の中で麗の弟・刑の周囲からまことしやかに流れることとなった。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
婚約話も流れ、ついでに月日も流れたある日――
「明日の中世英語の講義、どうする。麗?」
大学のキャンパスのカフェで大学でできた友達と楽しく話す麗は藤咲との婚約話がなくなったことで嘆いていたとは思えないほど、大学生活を謳歌していた。卒業後は父親の会社の秘書課で働くことも決まっている麗には未来に何の不安もない。
「どうと仰られても、出席するのみ、ですわ。萌さん」
「麗。真面目すぎ。テストが難しいからレポートでどうにかしたいけど、あの教授、レポート出さないのよねー」
「そんなこと仰ってはいけませんわ、皐月さん」
「でもさー。あれでわかれってことはないよ。無理だって」
「そうそう。皐月が匙投げるのも仕方ないよ、麗。あれは本当にわけがわからないから」
「教授に直接、ご指導頂いては如何?」
わからないことや理解できないことを放置せずに早々に解決することが身に付いている麗はサラリと言った。
麗自身、中世英語に関しては教授の独特な説を理解する為に講義が終わった後の教授を呼び止めて解説してもらっていた。
「麗ってすごい大物ね・・・」
「度胸、ありすぎ・・・」
大学で知り合った友達とは違い、幼い頃から大人と対等に接することが当たり前だった麗は度胸が据わりすぎていた。
「麗」
麗が振り向いた先にいたのは、一人の青年の姿。
「藤咲、様? どうかなさったのですか?」
学園時代にいつも藤咲が連れ歩いていた女の姿がないことに麗は不審に思う。
最近、あの女が藤咲を捨てて別の男に乗り換えたと言う噂は本当なのかもしれない。
「誰、麗?」と小声で訊く皐月に「幼馴染・・・ですわ」と同じく小声で答える麗。その答えに青年の顔がわずかに引き攣る。
「話があるんだ。二人だけで話したいんだが・・・」
「何故、私の友人たちと一緒ではいけないのかしら?」
「これはこの子たちとは関係ないプライベートなことだから、二人だけで話したい」
「申し訳ございませんが、藤咲様。私、夫から男と二人きりで話すことを禁じられておりますの」
そう言って、麗は薬指に嵌められた指輪がよく見えるように左手を上げた。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
麗と別れた後で皐月は麗の夫の携帯に連絡をした。
麗の夫は皐月の彼氏とも顔馴染みでそれなりに交流がある。その関係から皐月は大学で麗のことを頼まれていた。
実際に会ってみると、麗はしっかりしているようで間が抜けていて可愛らしい人物だったので、なれそめは義務的なものでも、今では麗のことを友達だと皐月は思っている。
「見るだけで顔だけだってわかるタイプの幼馴染くんが来たわ」
「ああ、藤咲様か」
「その人、刑くん、知ってるの? 麗の幼馴染だし、刑くんにとっても幼馴染だっけ?」
「そうだよ。馬鹿な幼馴染で本当に困っているんだ」
「そうなの? 麗が結婚指輪を見せたらさっさと帰って行ったから何しに来たのかわからないんだけど」
「女に捨てられたのを、自分が麗に乗り換えたって言う気だったんだよ」
「刑くん、GJ」
「本当に欲しいものは躊躇せずにさっさと手に入れろ、が我が家の家訓だからな」
と、かつて初恋の女性を弟に盗られ、彼らの忘れ形見である娘を育てた男の息子は言ってのけた。
13
お気に入りに追加
49
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王太子と、それに振り回される優しい婚約者のお話
下菊みこと
恋愛
この世界の女神に悪役令嬢の役に選ばれたはずが、ヤンデレ王太子のせいで悪役令嬢になれなかった優しすぎる女の子のお話。あと女神様配役ミスってると思う。
転生者は乙女ゲームの世界に転生したと思ってるヒロインのみ。主人公の悪役令嬢は普通に現地主人公。
実は乙女ゲームの世界に似せて作られた別物の世界で、勘違いヒロインルシアをなんとか救おうとする主人公リュシーの奮闘を見て行ってください。
小説家になろう様でも投稿しています。
あてつけ
プラネットプラント
恋愛
それはある男が完璧な兄とその兄にいつも頼る恋人へのあてつけから、兄の恋した女性と付き合うために恋人を捨て、その相手と結婚する話。
『うちのヤンデレがすみません!』の親世代の話。刑の両親の話は『母親として雇われました』をご覧下さい。
最推しの幼馴染に転生できた!彼とあの子をくっつけよう!
下菊みこと
恋愛
ポンコツボンクラアホの子主人公と、彼女に人生めちゃくちゃにされたからめちゃくちゃに仕返したヤンデレ幼馴染くん(主人公の最推し)のどこまでもすれ違ってるお話。
多分エンドの後…いつかは和解できるんじゃないかな…多分…。
転生、ヤンデレ、洗脳、御都合主義なお話。
小説家になろう様でも投稿しています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
【ヤンデレ鬼ごっこ実況中】
階段
恋愛
ヤンデレ彼氏の鬼ごっこしながら、
屋敷(監禁場所)から脱出しようとする話
_________________________________
【登場人物】
・アオイ
昨日初彼氏ができた。
初デートの後、そのまま監禁される。
面食い。
・ヒナタ
アオイの彼氏。
お金持ちでイケメン。
アオイを自身の屋敷に監禁する。
・カイト
泥棒。
ヒナタの屋敷に盗みに入るが脱出できなくなる。
アオイに協力する。
_________________________________
【あらすじ】
彼氏との初デートを楽しんだアオイ。
彼氏に家まで送ってもらっていると急に眠気に襲われる。
目覚めると知らないベッドに横たわっており、手足を縛られていた。
色々あってヒタナに監禁された事を知り、隙を見て拘束を解いて部屋の外へ出ることに成功する。
だがそこは人里離れた大きな屋敷の最上階だった。
ヒタナから逃げ切るためには、まずこの屋敷から脱出しなければならない。
果たしてアオイはヤンデレから逃げ切ることができるのか!?
_________________________________
7話くらいで終わらせます。
短いです。
途中でR15くらいになるかもしれませんがわからないです。
ヤンデレ男子の告白を断ってから毎日家の前で待ち伏せされるようになった話
チハヤ
恋愛
「告白の返事を撤回してくれるまで帰らない」と付きまとわれても迷惑なので今日こそ跳ねのけようと思います――。
ヤンデレ男子×他に好きな人がいるヒロインのとある冬の日の出来事。
メリバです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる