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死境に彷徨う死神の網

クモノイト

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一方、部屋に閉じ込められてしまったアルベルト達。部屋から出るべく、鍵を探す。

「…本もほとんど楽譜集みたいなやつだな」
ゲルトは本棚を漁った。ペラペラと捲ってはみるが、文字は見たことのない言語で読めず、ほとんどは音符であった。

「色んな言語の本ですね」
「あぁ。読めるものもあれば、読めないものもあるんだな…」

ハインリヒはとある本を手に取った。


〝ナターシャへ〟

「…手紙みたいな題名…。」
これはハインリヒが読める言語で書かれていた。

ゲルトは積み上げられた本を漁り、アルベルトは壊れた家具たちを調べていた。

ハインリヒが取った本は分厚く、他の本よりも鮮やかな色合いで、古い本であった。ページのあいだあいだに紙切れが沢山挟まれていた。綺麗な押し花がされた栞。

〝ナターシャ、私は君が愛した人ではもうないようだ。君が私の前から去った時、私の目の前は真っ暗になったのだ。私でさえも、自分の顔を思い出せないし、君は私の顔も忘れてしまったであろう。君を愛おしく想うばかりに、手にしてしまったあの曲は奏でなければ良かったのだ。君の元へ早く… 君に会いたい、ただそれだけなんだ。もう、君の顔も見えなくなって、忘れてしまいそうだ 〟

「…音楽家が書いたの…?」

そこに挟まれていたのは、写真。
椅子に座る女性と傍に立つ男。後ろにはピアノが置いてある。女性は美しい顔立ちで優しく微笑んでいる。しかし、男の顔の部分だけ破られていた。そしてそのページには、乾燥した四葉も挟まれていた。

「…これがナターシャと音楽家なのね…」
「…ハインリヒ?何を見てるんだ?」
「…音楽家の愛した女性に向けて書かれたものみたいです。ほら、写真も…」
「…破られてしまっているのか…」
「どれ?」
ゲルトも寄ってきて、皆で写真と手紙らしき内容を見た。

「なぁ、あの曲ってなんだ?」
「…悲歌を奏でる音楽家…だからな…」
「悲歌ってことですか?」
「その…愛する人に向けたのかもしれないな」
「…でも、奏でなければ良かったって…。」
「他のページに何か書かれてないか?」

ゲルトに言われ、ページを捲っていく。

ほぼ、白紙のページである。しかし、本の中間辺りに見開きのページに大きく書かれてあったのは、


〝君に会えるのと代償に〟


「…げっ……」
「えっ…」
「うわっ……」

今まで書かれていた黒のペンではなく、赤いインクなのか、それとも血なのか。


「うわああああ!?ちょっと待って?!」
ゲルトが指を指した。

本の別のページから血が流れているように赤い液体が流れてきた。

「うわぁぁ!」
驚いてハインリヒは本を投げ出した。手に赤い液体が付いてしまった。

「…何だ?」
アルベルトはそのページを開いた。


〝返せ〟


「…あぁ……」
「はっ…!」
「…まじかよ…」
3人は絶句。まるでホラーゲームじゃないか。


「…はっ……ハインリヒ。…よ、よく見つけた。音楽家の大きな手掛かりだ。」
「は、はい……」
「あーもう…気味が悪ぃ。」
「…あぁ、そうだ。鍵だ、鍵。」
「あぁ……」

ハインリヒは何となくいつか使えると思い、その女性と音楽家が写った写真と四葉、栞をポケットに入れた。

「いつか、渡せたら…。」

この手紙を書いた音楽家はきっと何か理由があって城にいるのかもしれない。

3人はまた部屋の中を探した。

「うわっ……!!」
「どうした?」
「蜘蛛の巣が…!引っ掛かった…!」
ハインリヒが引っ掛かったのは蜘蛛の糸。中々体から離れない。

「…あ……あ!お、おぉおい!!」
ゲルトが上を見て口をぽかんと開けていた。

「…何だ?……うわっ…!?」
「ギャアア…!!!!!」

3人の見えない所でフィラットが追いかけられた蜘蛛がいつの間にか天井にいた。

「…まさか、ずっといたのか?!」
「だったらもっと先に気付いてるだろ!」
「…これで、フィラットさんが逃げたんじゃ…?」
「そうかもな」

蜘蛛が糸に吊られ、天井から降りてきた。

「気持ち悪…」

🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ァ゛ー!!!!!」

戦闘が始まった。



【1ターン目】

アルベルト
 必殺 大剣突き 14787ダメージ

ゲルト
 通常攻撃 8427ダメージ

ハインリヒ
 奥義 ママのお守り 全体の防御力UP


🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ァ゛ー!!!!!」
全体に蜘蛛の糸を掛けてきた。

「「「うわっ!?」」」

3人は動けない。
「くっそ…!何だこれ…!!」
「このままだとやられっぱなしになるぞ!?」
「…取れない…!!」


【2ターン目】

3人は蜘蛛の巣に掛かり、パス。

「くっそ!攻撃すら出来ねぇのか!?」


🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ァ゛ー!!!!!」

全体に2連続攻撃。3人は9524ずつダメージをくらった。

【3ターン目】

やっと蜘蛛の巣が解け、動けるように。

「これ、次のターンは動かせないようにするやつだな…?」
「あぁ。こういう時、バスティアンがいればな…」
「バスティアンさん…!皆と早く合流したい…!(´°̥̥̥ω°̥̥̥`)」

アルベルト
 通常攻撃 10238ダメージ

ゲルト
 通常攻撃 8761ダメージ

ハインリヒ
 通常攻撃 4237ダメージ


🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ァ゛ー!!!!!」
長く鋭い8本の足でアルベルトを目掛けて攻撃してきた。

「ぐっ…!」
10412ダメージをくらった。

「くっそ!アタッカーがアルベルトしかいねぇのがしんどい!!」
ゲルトは舌打ちする。
「…皆、はぐれてしまったからな…」
「僕も頑張りますよ!頼りないですけど!」
「俺もやるから!頼んだぜ?アルベルト。」
「…おう。通常の敵相手に苦戦してたら恥ずかしいな。」

アタッカーの4分の3がはぐれてしまったのが悪影響に。


【4ターン目】

アルベルト
 必殺 大剣突き 16237ダメージ

ゲルト
 通常攻撃 9142ダメージ

ハインリヒ
 通常回復 アルベルトを10030回復

🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ァ゛ー!!!!!」

また蜘蛛の巣を吹っかけてきた。
「おっと!!」
「よし!」
アルベルトとゲルトが蜘蛛の糸を回避。

「わぁ!」
ハインリヒは引っ掛かった。
しかし、蜘蛛は危篤状態。あと少しで勝てる。


【5ターン目】

アルベルト
 通常攻撃 11006ダメージ

🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ァ゛……!!!」

♪ テッテレーテッテレレッテレー⤴︎︎︎
勝利!!

「…良かった……」
「ふぅ……」
「はぁ……!蜘蛛、気持ち悪い…。」
3人は一息ついた。


ポチャン


「えっ?」

サイドテーブルに置かれていたワイングラスに何か入ったようだ。

「まさか!」
「鍵じゃねぇか!?」
「えっ!やった!」

アルベルトはワイングラスに入った液体を床に出した。(いつの何の液体か分からないので触らないようにした)
すると、思い通りに鍵が出てきた。

「「「やったぁぁぁ!!!」」」
「行こうぜ!」
「あぁ!」

やっと部屋から出られた3人。また、石膏像が並ぶ廊下に出た。

「もう、こんな部屋は懲り懲りだな。」
「あぁ、敵も倒せない訳では無いが、油断は禁物だな。」
「……。」
アルベルトとゲルトが話している間、ハインリヒはとある物を見つめていた。

それは、大きな絵。綺麗な部屋が描かれている。大聖堂…?
すると、あることを思い出した。

〝なぁ、この絵…〟〝触るな、何処か飛ばされるかもしれないだろ〟〝あぁ…〟

「…フィラットさん…!」
「え?」
「なんて?」

「…フィラットさん、もしかして、あの絵に飛び込んだんじゃないですか??」
「…あの…絵にか?」
「はい!…フィラットさん、何か絵があると反応されていたので。それに、さっき僕達が部屋にいた時、フィラットさんの声があっち方向に遠くなっていた気がして。もしかして…って。」

「…俺らもあの絵に飛び込むのか?」
「何処に飛ばされるか分かんねぇぜ?」
「…3人で手を繋いで行きましょう!はぐれないように!」

アルベルトはハインリヒの真っ直ぐな眼差しを見て、微笑んだ。

「あぁ。良い考察だ、ハインリヒ。もしかしたら、フィラットと合流できるかもしれん。」
「…手繋いで何とかなるのか?」
「…分かりませんけど。」
「ゲルト、行こう。」
「あ…あぁ。」

3人は絵の前に立った。

「大聖堂か…?」
「まさか、修道女じゃねぇか?」
「…早速ボスは…流石にしんどいぞ」

「フィラットさんの戦闘不能の知らせは来ていません。闘ってる最中か、ボスはいないのか、それとも…逃げたか。」
「…ハインリヒ、見違えるようだな」
「俺もそれ思ったぜ」
「…えへへ。」

「行こう。」
3人は手を強く繋いだ。離れないように。

そして、絵に飛び込んだ!!


ブォン


「…!」
「わ!成功ですよ!」
「やったな!」

3人ははぐれずに大聖堂へ移動した。

「…フィラットは……?」
「…いねぇな。」
「扉…少しだけ開いてますよ。」
「…フィラット…。あいつ、逃げたな。」

「逃げた…?てことは、何か…いるのでは?」
「げ……」
辺りを見渡した。

すると、フィラットの前に現れていた修道女が手を合わせたまま、舞い降りる。この大聖堂もこの修道女も全て白い。

「て、敵か…!?」
「い、一応…警戒しないと…」

白い修道女は目を開けた。血の涙が流れる。

「うわっ…敵なのか…?!」

〝いらっしゃったのですね〟

「…??」

〝さぁ、神の御加護を。〟

♪ テッテレー⤴︎︎︎

『HPが全回復しました!』


「い、いいんだ…?(?)」
「…ありがとうございます…」
「…敵じゃねぇのか?」
「そうみたいだが…?」

〝ここでお休みなさい。〟

「おやすみなさいって!?死ねってことか!?」
「違ぇだろ」
「ゲルトさん…!」
「だって……!?」

修道女は すっ と白い美しい蝶になり、飛んで去って行ってしまった。

「…敵じゃなかったみたいだな…」
「そうみたいですね…」
「フィラット、冷静になってここで待ってたら合流してたはずなのに…!何してんだあいつは!」
「まだ、遠くに行ってないといいですけど…」
「そうだな…」

すると、大聖堂にワープの輪が現れた。
この大聖堂はプレイヤーのセーブポイントのようだ。

「お、おい!セーブポイントだぞ!!」
「…もう帰りたいです…!」
「帰りたいがな…。他のメンバーがどうなってるのかも分からないのに、勝手に帰ることは出来ないな。」
「そうですよね…」
「まぁな…」

そう考えるのは皆同じであった。

「セーブして、ひとまずここを出よう。フィラットもいるかもしれないしな。」
「はい。」
「おう、了解。」

___________


一方、1階にまだアルベルト達がいると思い調査を進めるレオポルトとバスティアン。

「アルベルトさん…まだ1階にいますかね」
「いるんじゃないのか…?地下1階より広いからな。」
「えっ、そうなんですか?」
「あぁ。部屋数は少なかったと思う。だから、早く終わらせて、レオと合流出来たんだ。」

2人になり、少し心強い。

合流してから暫くの間、部屋を周り、出てきた敵は一人でいた時より簡単に倒すことが出来た。

すると、ある時…。


ドカッッッッ


「えっ?」
「何か音がしたな」
「はい。…なんでしょう…?」
「どこからだ?」
「…あっちから聴こえてきた気が…」

大きな音がしたのは、アルベルト達とレオポルトがはぐれ、彼が飛ばされた部屋の方向。

「あっちか?」
「はい。丁度、あそこの部屋に僕が飛ばされたんです。」
「…また誰か飛ばされたんじゃないか?」
「それ、ありそうですね。行ってみましょう。」

一応、2人は構えたまま音がした方向へ進んだ。バスティアンは部屋の前に水晶を透かした。

「……うん。この部屋だ。」
「まさにここでした。飛ばされたの。」
「…開けるぞ。」
「はい……」

恐る恐る扉を開けた。


「……!?」


「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!?」


「…フィラットさん!?」
「フィラット!」
「……あ…?あ!あ!あ!」

そこにいたのはフィラット。なぜか暖炉から出てきたようで、灰まみれになっていた。
フィラットは2人に抱きついた。灰が舞う!

「レオォォォォン!バスティアンンンンン!会いたかったよぉ!!」
「ゲホッ…フィラットさん…ゲホッ…」
「…ゲホッ」

「…何があったんですか?」
「分からん!絵に飛び込んだら必ず何処かに飛ばされるっぽい!」
「…絵?」
「……うん。絵。大きい絵なんだ。」
「絵で何処かに飛べるのは分かった。他は?どうなってるんだ?」

フィラットは2人がいなかった間と、アルベルト達とはぐれる所まで順を追って説明した。

「なるほど。…とりあえず、他の3人は一緒にいるんですね。」
「あぁ。じゃあ…3人ずつ分かれてる状態…かな?」
「多分、そうだろうな。まぁ、1人でいるよりは断然いいだろう。」
「そうですね。今回ははぐれないようにしましょう。」

「…てかここ、どこ?」
「1階です。」
「…じゃあ…アルベルト達もいるんじゃない?」
「やっぱりそうですよね。」
「確か……」

フィラットに連れられ、部屋を出た。
真っ直ぐに伸びた廊下。先にはエントランスが見える。そちらに進み、さっきまでアルベルト達といた方へ行こうとした。

「…なんか、埃っぽくない?さっきより…」
「確かに…」

さっきまでいたエントランスの空気が悪い。埃なのか、煙なのか。

「…待って待って…何か来そうじゃね?やだやだやだ…」
フィラットは2人の腕を掴んだ。3人は恐る恐るに進んでいく。

「うわっ……やだ、ちんどい」
「あ……」
「…きたか…」

エントランスにいたのは、蜘蛛の敵。レオポルトとバスティアンもいくつか倒してきた。しかし、これまでよりは大きい気がする。目が8本の足と同じくらいに数が多い。

🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ー!!」

戦闘が始まる。アタッカーは2人、魔術師のバスティアンは万能だ。


【1ターン目】

フィラット
「…ガチキモイって…」(半泣きフィラットさん)
 必殺 列銃乱舞 17347 ダメージ

レオポルト
 必殺 水明連放 13890ダメージ

バスティアン
 特殊効果耐性アップの術を使った
 全体の特殊耐性UP
「こいつの蜘蛛の糸は厄介だからな」
(今までの闘いで学んだ)


🕷「ファ゛ァ゛ァ゛ー!!」

全体連続攻撃 7852ダメージを3回ずつ受けた


この闘いは勝利する。

しかし、レオポルトが危篤状態に。他の2人のHPは半分を切っていた。


「まずいな…これでボスが出られても困る…!」
「出たとしても、逃げるのも有りかと。」
「…えー、恥ずかし。」(←逃げ回った奴)
「仕方ないだろ。ボスが出たら、逃げる。」

「でも…どうやって合流したら?」
「…先帰っちゃえば?」
「…それは…出来ないだろ。あの3人が、僕らより先に帰る選択をする人達じゃないのは、フィラットが1番分かってるだろう?」
「まぁ……ね。」
「きっと、アルベルトさん達も僕らを探しているかと。」
「さっき、いた所に行ってみよう?」
「はい。」

小~中ボスかと思われる巨大蜘蛛を倒し、エントランスを進もうとした。

すると、何かに気付いたフィラット。


「えっ!待って待って待って…」
「…どうしました?」
「…えっえっ、何か…聴こえね?」
「何が?」
「……ピアノ…?」
「えっ…噂をすれば、ボス…ですか?」
「…はぁ。困ったな…」

フィラットが合流してすぐ、3人に聴こえてきたのはピアノの音。そう遠くはないように聴こえた。

これを聴く限り、音楽家 のボスがいるのであろうと確信した。しかし、フィラットが加わったとはいえ、2人は満身創痍。この状態、しかもたったの3人ではボスに立ち向かえない。

「せめて、場所だけ特定しましょう。」
「あぁ。」
「行きたくねぇ……」


フィラットを引き摺って、3人はピアノの音に引き寄せられるように向かった。




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