ゲーム世界に転生したら、ママになりました。

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葬られた虚空絶海

ママのスキルとキャプテンの鋭い目

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「おかえりなさい!!」
ティナが迎えてくれた。

「今日はいつもより早かったんですね」
「あぁ、敵に苦戦してな。皆、疲れてしまったんだ」
アルベルトは微笑んで話した。

「そうなんですね。お疲れ様です。今日はゆっくり休んで明日に備えてくださいね。夕食、急いで準備しますね。」
「すみません、ありがとうございます」

後に、また食堂で集合し夕食を終える。


__________


「…はぁ~っ」
ハインリヒは露天風呂へ入っていた。
今日は誰もいなくて貸切状態。

今日も星空が美しかった。

いつも1人になると1人反省会をしてしまうハインリヒ。

「…今日も迷惑かけちゃったな……」
白い人魚が見えてしまったことで、アルベルトも隣を歩かせるのは邪魔だっただろうか。

一応、ハインリヒもヒーラーだが勇者の1人だ。不気味な雰囲気のメインステージに怖がりまくっている。

「……だっせ」
そんな自分がかっこ悪い。

ママなのに。守る側でないといけないのに。

「……ママって……何。」
なぜママのスキルなのか。

あれこれ考えるうちに時間が過ぎていく。


「おっ。なぁんだ、いたのか。」
ゲルトが風呂へ入ってきた。

「ゲルトさん。すみません、今避けます…」
「いいよ、別に。気にすんな」
「ありがとうございます」

「…何考えてたんだ?」
「え?」
「何か…らしくねぇなって。あぁ、いや。変な意味じゃなくてだな。」
「気にかけて下さったんですね。」
「いや。」

ゲルトは湯に浸かって一息ついた。

「…あの……どうして僕のことを追い出さないんですか」
「は?何だよ、単刀直入に。……んぁ…。知らね。俺は追い出したいけどよ。」
「…けど?」

「何故だか知らねぇが、アルベルトが追い出さねぇつーんだ。しかも、レオもお前に懐いちまったしよ。」
「……アルベルトさんが?」
「あぁ。詳しいことは知らねぇけどな。」
「そうだったんですね…」

「んだよ、やめてぇのか。」
「まさか!違いますよ…。」
「そうか」
ゲルトは鼻で笑った。

「急に消極的になりやがって。」

「…皆さんのレベルに追いつけなくて…焦ってるのかもしれませんね。皆さんに守って貰ってばっかりで。挙句の果てに、皆さんを戦闘不能にして…僕が残って…」

「死んだような言い方すんな。……ま、お前がLv90まで上げるのは普通、かなり時間が必要だ。だがな、1から始めた奴よりお前はずるいことしてんだぜ?」
「ずるい……?」

「最強の俺らの後ろに付いて、EXPを大量に貰ってんだぜ?お前もいつの間にか、Lv50もなってんじゃねぇか。レベルを上げるのが早すぎるくらいだ。お前と同じくらいに始まった奴もお前を羨んでるだろうよ。」
「……言われてみれば、そうですよね……」

「アルベルトに聞いてみたらどうだ。何で追い出さねぇんだって。ま、はぐらかされるだろうけどな」
「……。」

乳白色の湯をすくっては見つめた。


「…お先に失礼しますね…」
「おう。おやすみ」

さっさと部屋へ戻った。



「……?!」
ハインリヒの部屋の前にレオポルトがいた。

「あっ……ハインリヒさん…」
「……どうしました?」
「お風呂だったんですね。」
「あぁ、はい。」

「…今夜もご一緒してもいいですか。」
「…どうぞ」
「ありがとうございます」
レオポルトは嬉しそうに、にっこりと笑った。

「レオポルトさんは寂しがり屋ですね」
「…そうかもしれないです……」
「おいで」

ハインリヒはレオポルトをベッドに入らせた。

「……ん…」
レオポルトはすぐにハインリヒに抱きついた。

「…可愛いねぇ」
アルベルト達には絶対に見せない、ハインリヒに甘える姿はとても愛おしい。

「……ママのおっぱい飲んでねんねしようね」
「……?」
レオポルトは上目遣いでハインリヒを見つめた。

「……少しだけ。」
「…はい、どうぞ♡」

ハインリヒのぷっくりとした乳首に口をつける。静かな部屋にちゅうっと音が聴こえる。

「可愛いねぇ♡」
ハインリヒはレオポルトの頭を撫で、額にキスをした。


ハインリヒは何故か分からないが、こんなに甘えてスキンシップしてくるレオポルトに対し、変な感情も湧かずに、ただ可愛いと思うだけなのだ。



♪ テレレン⤴︎︎

『スキルを発動します』

スキル ママのハグ・ママのおっぱい・ママのキス

「あ…。…ちゅーもスキルになるのね…」

レオポルトは何も気にせずに吸い続ける。

双方のHP回復だけでなく、全ステータス、EXPもどんどん増えていってしまう。

「あ……あの……」

♪ テレレッテレーレレレー

『レベルが上がりました!』

レオポルト Lv91→92
ハインリヒ Lv50→53


「あ、あの……そろそろ……」
「……ん。もうちょっとだけ……」
レオポルトはまだ続ける。

「アルベルトさんに怒られちゃいます…」


全ステータス、EXPの上昇が止まらない。

「レオポルトさんってば!!!」
「…だめですか…」

「僕はだめじゃないですけど…アルベルトさんが何と言うか…」
「……。」

「…アルベルトさんは一人一人のレベルを覚えているでしょうか。」
「当たり前でしょう。あんなに…とってもキャプテンしているのに。」
「やっぱりそうですよね…でも、意外と抜けているので……」

「…もう!ほら、寝ますよ!」


___________


アルベルトはきちんと覚えていた。



次の日も、引き続きメインステージに挑む。
時間帯はもちろん夜。


🧜‍♀️x3「………!!!!」

勝利!

素材とEXPが与えられた。
レオポルトLv92→93


「ふぅ…あっぶねぇ、またギリギリだったな」
ゲルトが一息ついた。

「……。」
アルベルトがいきなり振り返り、後ろにいたレオポルトを睨んだ。

「…レオポルト。」
「……はい。」

「…なぜお前が、ゲルトとバスティアンとレベルが並んでいるんだ?」
「……えっ……」

「…お前と2人はレベルが違ったよな。…昨夜、トレーニングに1人で出かけたのか?」
「…いや…」

アルベルトの鋭い目線はハインリヒに向けられた。

「……ハインリヒ、お前もだ。」
「…!」

「なぜ、昨日よりレベルが上がっているんだ?」
「…僕のスキルです。レオポルトさんをハグしてしまったので。」

「…それで、双方が強化されたと?」
「…そうです。何がいけないのですか?」
「……。」

「…レオポルトは、ハインリヒのスキルに頼ったのか」
「た、頼っただなんて、そんな……!」

レオポルトは尊敬するキャプテンに厳しく言われ、焦ってしまっている。

ハインリヒはむすっとした。
「…僕がハグしただけです。……それに、強さに人一倍こだわる貴方がなぜレオポルトさんを怒るの?」
「怒ってない。」

「怒ってるでしょう!?レオポルトさんは貴方たちのレベルに追いついただけ。僕に関しては大して影響しないでしょ。」

これまで、なよなよだったハインリヒが豹変するもので、メンバーは少々驚いていた。

「……ま、まぁまぁ…強くなれたってことは良い事じゃねぇか。なぁ?」
ゲルトが仲裁する。

「…スキルに頼って強くなるのは、俺の掟違反だ。己の力で……」

「…己の力って……ここは!ゲームなのに!どこにこだわってんのよ!?」
ハインリヒが怒鳴る。

「……!」
アルベルトはこんなに怒鳴られたのは初めてだ。よりによって後輩のハインリヒに。

「…あんたは!強くなるには手段を選ばない!とか!言っておきなさいよ!!!」
「……!」

アルベルトは言葉を失った。

「……闘い方に拘りがあったのは…アルベルト…ってか」
バスティアンが呟いた。
「そうだな。」
ゲルトは鼻で笑い頷く。


ハインリヒの怒鳴った言葉を聞いて、
なんとなく納得してしまった自分がいたことに気付いたフィラット。

彼は腕を組み、2人から目を逸らした。



その日、アルベルトに怒ったハインリヒはレオポルトの腕に抱きついて行動した。


「…レオポルトさんごめんなさい。邪魔でしょうに。」
「いえ。僕で良ければ構いませんよ。頼りになるか分かりませんが…。」

「…だって…怖くて……」
「大丈夫ですよ。…結構、皆さん怖がってますし。」

メンバー内には気まずい雰囲気が漂ってしまった。アルベルトは、気にせずにずかずか進んでいく。


「……はっ……!」

ハインリヒはレオポルトの腕に顔を埋めた。

「うぅ……」
「どうしました?」
「……なんか……玉が……」

「オーブか?」
バスティアンが反応した。

「ソレデス……ソレ…」
奥に進んでいくと、森のあちこちに青白く光るオーブが見えた。

「…やっぱり、ボスが近いんじゃないか?」
ゲルトが腰に手を当てた。

「…そのようだな。準備しておこう。」
「おう。」



“助けて”



「ギャア…ァ…!!!」

ハインリヒは鼻が潰れるくらいにレオポルトの腕にめり込んだ。

声は前よりも大きく、はっきりと聴こえた。
見てしまっていたら多分…失神してた。

「…大丈夫ですか?」
「タスケテッテイッテル……!!」

「…ボスが本当に近いんですね…。」
「緊張してきた」
「…でけぇ人魚でも来んのかね。」

「新しい水晶が作れるかも……鱗を1枚1枚剥いでやる…!」
「バスティアンやめろ、そこまですると可哀想だ」


ボスが近い。

そう思いながら進んだが、相変わらず通常の敵ばかりで中々現れない。

「なんだよ。ボス全然来ねぇじゃん」
フィラットが舌打ちをした。


「……待て……!!」
アルベルトが急に立ち止まる。


「なんだよ。急に止まんな」
「……これ……まさか……!!」


目の前の地面には、大きな毒の溜まり場があった。


プクプクと泡が立っている。

「……来る……!!」

毒から出てきたのは、やはり人魚。

かなり気味が悪い人魚。どろどろとした毒が身体を染める。
目は全て白く、口はある。血のような液体が滴っている。


🧜‍♀️「クガァァァァ…!!!!!」


「…ゾンビじゃん……」
メンバーは絶句。

戦闘が始まった。



血肉を喰らう人魚 が現れた


【1ターン目】

アルベルト
 通常攻撃 14950 ダメージ

「一応物理は効くんだな…」

フィラット
 赤い拳銃に変えた。
 通常攻撃 20890ダメージ

レオポルト
 通常攻撃 10325ダメージ

バスティアン
 奥義 全ステータスUP

ゲルト
 通常守備 縦列にガードを置いた

ハインリヒ
 奥義 ママのお守り 防御力のUP


🧜‍♀️「クガァァァ…!!!!!」


毒の呪いを加えた全体攻撃 

アルベルト・ゲルト・レオポルトが毒の呪いにかかってしまった。
黙っていても少しずつHPが減っていく。


「なぁ……これって本当にボスか?」
「それ、俺も思った。」
フィラットが首を傾げる。

「…ダメージかなり受けてるみたいだが。」
「メインステージのボスにしては…HP少ないぞ?」
「中ボスじゃないのか?」
バスティアンが呟いた。

「…やっぱそうか。なんだよ、変に緊張して損した」
「さっさと倒しちゃおうぜ。」


そんなこんなで、呪いの特殊効果に苦戦してしまったが勝利できた。


「……ふぅ…なんだ、倒せた。」
「…そこらにいる敵がちょっと強くなったくらいか?」
「…そこらの敵が変に強いからな…」

前列の3人があれこれ話している。


「ハインリヒさん、どうぞ。」
レオポルトはハインリヒが抱きつく用の腕を上げた。

「すみません…」
ハインリヒはレオポルトの腕に抱きついた。

ずっと黙っていたバスティアンが被り物の下で、何かを探すように目を泳がせていた。
「………。」


「はぁ…ゾンビ系は苦手です…」
「…ちょっと…怖いですよね。鬼島はこんなではありませんでした。」
「……まだ、そこの方がマシかもしれないです……」

ハインリヒはふと、歩いてきた後ろの道を見ると、 いた。



“こっち”



「ギャアアアアアアアア……!!」
「おぉぉ……??」

「びっくりした」
「ボスかと思った…ハインリヒかよ」

ハインリヒはレオポルトの腕に顔をめり込ませている。


「……なんだ…?」

メンバーは振り返ると、何かに気付いた。

「…こんな道……あったっけ」
「いや、通ってないぞ。」
「確かに、この道歩いてきましたよね」
「……おかしいぞ…?」

メンバーが口々に言うものだから、ハインリヒは恐る恐る顔を上げた。


そこには、真っ直ぐに伸びた一本道。
地面には毒ではなく、カビが生えているかのように白くなっている。

そして、すぐ横にワープの輪が現れた。


「…ウワァ…‪(ᯅ̈ )」
ハインリヒには、木々の周りをふわふわと飛び交うたくさんのオーブが見えていた。


「……これ…進んだら絶対ボスじゃん。」
フィラットが呟く。

「……あぁ、そうだな。」
アルベルトは頷いた。
「…行くのか?」
進もうとしたアルベルトをゲルトが引き止める。

「…さっきの敵で皆、満身創痍だ。明日、また来たらどうだ。」
「あぁ…そうだな…」

ゲルトに説得され、メンバーはワープの輪を潜った。

ハインリヒはレオポルトの腕から離れられないまま。


それを後ろから見ていたアルベルトは、不満げな表情をしてワープした。


________



「おかえりなさぁぁぁい!」
宿に着くと、今日はクラウスが出迎えた。

「…大丈夫でしたか…?」
「はい。何とか、無事に。」

「そろそろ強敵が出てくる頃合では…?」
「まぁ……はい。メインステージのボスがいる手前でセーブして、帰って来ました。明日は、ボス戦になるかと。」
「ひぃぃ!そうなんですね!」

クラウスはアルベルトの話を興味津々に聞いていた。

「……じゃあ、明日に備えてゆっくり休んでくださいね…!お風呂も是非!」
「ありがとうございます。」

クラウスがメンバーを引き止めた。
「あ、あの……!」
「なんでしょう?」
「…皆さんが進んでいらっしゃるのは、海の所だと聞きました。」
「そうですが…」

「…お魚、釣りたいんです。」

クラウスがもじもじしながら言った。


♪ テレレレレン⤴︎︎

『クエストが解放されました』

“クラウスの魚釣りに同行しよう”


「そんな平和なクエストもあったんですね」
ハインリヒは驚いた。
「…まぁ、敵は付き物ですが。素材やEXPも貰えますし。」

「…なら…昼に行った方がいいな。」
「あぁ、そうしよう。」

「えっえっえっ!本当ですか!やったぁ!ありがとうございます!!」
クラウスは子供のように喜んだ。


「あっ、じゃあ僕は明日の準備を!皆さんもゆっくりお休みなさいませ!!!」
クラウスはぴょんぴょん飛んで行ってしまった。

「……よし、じゃあ皆、明日は少し早く集まろう。」
「了解。」
「解散!」

各々部屋へ戻った。



「はぁ……!!」
今日は色んなことがあった。

アルベルトに怒っちゃうし、人魚は怖いし、平和なクエストはあるし……

「……お風呂入ろ。」

唐突に思い付き、露天風呂へ向かおうとした。部屋の扉を開けると、ノックをしようとしたのであろうアルベルトが目の前にいた。

「うわっ」
「びっくりした」

「…なんですか。」
「いや…ただ、通りかかっただけだ。」
「あぁ、そうですか。」

颯爽とアルベルトを躱して風呂へ向かう。

後ろにいる。

「…だからなんですか。」
「……風呂だ。風呂。」
「……!!!」
「!?」

ハインリヒは走って風呂へ。アルベルトもそれを追いかけた。

「俺が先だ!!」
「邪魔です!!」


_______ チャポン


「……。」
露天風呂には客がいたが2人とは入れ違いに出ていった。風呂へ入ったのはハインリヒとアルベルトだけ。

「…何だ、まだ怒ってるのか」
「怒ってません。」
「怒ってるだろう…」

アルベルトがハインリヒの機嫌を伺う。

…怒ってんじゃん。口、への字になってる。
わ、こっち見た。なんだ…?

2人は少しの間、目を合わせていた。
ピンクの瞳と黄色の瞳。

「……こっち見んな」
「?!」

「見てねぇよ…」
「見てたじゃん!だから目が合ったんでしょう!?」

「…もう怒んなって。」
「…。」
「悪かったって。」
「…レオポルトさんにも謝れ」
「謝れって何だよ…。…謝っておくから。」

ハインリヒはいきなり立ち上がった。

「…じゃあ仲直りの印に!こちらへどうぞ!」
アルベルトは鏡の前に連れられ、湯をかけられた。

「なんだよ!?」
「……お背中流します!!」
「はぁ……?」

「いいから!これはスキルにならないのでご安心を!!!!」

持っていたタオルに泡立て、アルベルトの大きな背中を擦った。


ザリザリザリザリ……


「痛い痛い痛い……イ゙イ゙イ゙痛てぇよ!!!」
「垢を落としているんです!我慢して!」

「垢どころか皮膚まで取れるわ!…摩擦で焦げそうだ……」


アルベルトの背中は真っ赤になっていた。

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