20 / 137
幕間七:記念写真撮影で失敗しない方法
しおりを挟む心桜「つっちゃー、今日もお便りが届いてるよ!」
七夏「わぁ☆ いつもお便りありがとうです♪」
心桜「じゃ、早速、読んでみよー」
七夏「はい☆」
心桜「えー『心桜さん、七夏さん、こんにちは。私、写真がどうも苦手で・・・記念写真でもよく目を瞑った状態になってしまうし・・・。そうならないように目を開け続けていると、目が乾燥して痛くなってきて、そんな状態で撮影された写真は、表情が固かったり怖かったり・・・。写真写りの良い人が羨ましいです。写真に自然に写れるような方法って無いでしょうか?』・・・だって。あたしも分かるよー。早く撮ってーって思ったり。つっちゃーは、写真、ちょっと苦手だよね!?」
七夏「えっと・・・写真苦手・・・でしたけど、最近は、写真もいいなって思えるようになれました♪」
心桜「ほー・・・やっぱ、彼の存在が大きいかなー」
七夏「えっと、柚樹さんは、いつも写真機持ってますけど、いきなり撮影される事は無くて、ちゃんと一言ありますから☆」
心桜「・・・(ニヤリ)」
七夏「??? な、なーに? ここちゃー?」
心桜「あたし『彼』ってしか言ってないよぉー」
七夏「!!! こ、ここちゃー!!!」
心桜「まっ、まあまあ、写真の事なら、お兄さんにも聞いてみよーよ」
七夏「うぅー・・・今はちょっと・・・」
心桜「え? なんで?」
七夏「な、なんでもです!!!」
時崎「あれ? 二人でどおしたの?」
七夏「ゆっ!!」
心桜「あっ、お兄さん!! 丁度良かった。ちょっと聞きたい事があるんだけど、今いいかな?」
時崎「聞きたい事? 勿論構わないよ」
心桜「写真の事なんだけど、例えば記念写真とかで、目を瞑ってしまうあれを回避する方法ってないかなーと思って」
時崎「確かに、撮影が終わるまで目を開け続けると、力が入って不自然な表情で写されてしまう事になるからね」
心桜「そうそう! 流石お兄さん! 分かってる!! んで、それを回避する方法ってあるの?」
時崎「俺なりに考えた方法だけど、まず、写真機の場所を確認する。そして、撮影者が何かしらの合図を送ってくれると思うんだけど、例えば撮影者の合図が『3、2、1、0』だったとすると、「3、2、1」までは目を閉じておいて「0」の少し前で目を開けるようにすると、目を閉じた状態で撮影される事は回避できるはず」
心桜「おぉー!!」
時崎「そして、表情が固くならないように、目を閉じる時も軽く目を閉じて力を入れ過ぎないようにすると、自然に写ると思う」
心桜「なるほどぉー!!」
時崎「後は、所謂カメラ目線が気になる場合は、写真機のレンズの少し下、20cm位の位置を見つめると良いかな」
心桜「よーし、今度からお兄さんのそれを実践してみるよー。ありがとー!!!」
時崎「ところで、さっきから気になっているんだけど、七夏ちゃんはなんで蹲(うずくま)ってるの?」
心桜「えっと、あははー。つっちゃー!!」
七夏「は、はい!!」
時崎「七夏ちゃん!? どおしたの?」
七夏「ゆ、柚樹さん・・・私、おかしくないですか?」
時崎「いや、別に・・・って、言いたいんだけど、耳押さえたりして、何かあったの?」
七夏「いえ、なんでも・・・ない・・・です」
心桜「はぁー・・・なんか、もどかしぃ~」
時崎「まあ、七夏ちゃんが大丈夫ならいいんだけど」
七夏「すみません・・・。ここちゃーも、ごめんなさいです」
心桜「あたしは、別にいいんだけど。そだっ! 早速ここでお兄さんに一枚撮ってもらおう!」
時崎「撮るって、写真を!?」
心桜「そうそう、お兄さんの方法を実践してみるよ。つっちゃーもこっちに来て!」
七夏「え!? 私も??」
心桜「もちろん! じゃ、お兄さん! お願いしてもいいかな!?」
時崎「勿論!! じゃ、合図は「3、2、1、0」で撮るからね」
心桜「はーい。じゃ目を閉じるよー。つっちゃーも目を閉じて」
七夏「は、はい!」
時崎「それじゃ、3、2、1・・・ゼロ!!(パシャッ!)」
心桜「さてさて、どおかなー」
時崎「二人とも自然な表情で撮れたよ!」
心桜「ホント!? 見せて見せて! わ! バッチリじゃない! つっちゃーも見てみなよ!」
七夏「わぁ! 上手く撮れました☆」
時崎「じゃあ、この写真、後で二人に渡すから」
心桜「ありがとーお兄さんっ!」
七夏「柚樹さん、ありがとうです♪」
時崎「七夏ちゃんも、いつもの七夏ちゃんに戻ったみたいで良かったよ」
七夏「・・・・・」
時崎「ん? 七夏ちゃん・・・あれ?」
心桜「んもぅー!! お兄さんっ!!!」
時崎「え!?」
心桜「まあ、今の方法で、あたしたちとしては、自然な写真が上手く撮れたので、お手紙のお方も是非、お兄さんの方法を試してみてねー『ココナッツ』としてもお奨めだよー。ねー! つっちゃー!?」
七夏「え!? なっ、なーに?」
心桜「はぁー・・・あたしも『ココナッツ』宛に、お手紙書こうかなぁ・・・」
幕間七 完
------------
幕間七をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
咲坂(SAKISAKA)という、誰の目にも留まるほど美しい女性は――俺にだけ“心の闇”を見せた。
里見 亮和
キャラ文芸
誰もが振り返る美しさを持つ咲坂雪菜。
普通ならとても近づけない存在なのに、なぜか彼女は俺にだけ歩み寄る。
その理由に触れたとき、彼女の“心の闇”は静かに俺へ重なり始めた。
ヤクザに医官はおりません
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした
会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。
無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。
反社会組織の集まりか!
ヤ◯ザに見初められたら逃げられない?
勘違いから始まる異文化交流のお話です。
※もちろんフィクションです。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
