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随筆一:とにかく始めてみよう!
しおりを挟む心桜「うおーい! つっちゃー!」
七夏「あっ、ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
心桜「お久しぶりっ!」
七夏「え!? お久し・・・って、昨日も会ってました☆」
心桜「そうだけど、そうじゃなくてほらっ!」
七夏「??? あっちに何かあるの?」
心桜「ないっ! ・・・けどさ、分かるでしょ!?」
七夏「えっと・・・」
心桜「んじゃ、思い出させてあげるとしますかっ!」
七夏「???」
心桜「ずいずい随筆っ!」
七夏「ひゃっ☆ どしたの? ここちゃー? ・・・って、あっ!」
心桜「思い出した?」
七夏「はい☆」
心桜「そう! 『翠碧色の虹:随筆』の時と同様に、今回も原作者が全然この世界の時間を進めないから、あたしが進めてあげる事にしたんだ」
笹夜「勝手に・・・」
心桜「うわっ!」
七夏「ひゃっ☆」
心桜「さ、笹夜先輩っ! びっくりしたぁ~」
笹夜「そんなに驚かなくても・・・」
心桜「はは・・・この流れ・・・今度はあたしが思い出したよ・・・」
七夏「笹夜先輩☆ こんにちはです☆」
心桜「こんちわ! 笹夜先輩!」
笹夜「はい♪ こんにちわ♪」
心桜「ところで、さっきのは・・・」
笹夜「ええ。心桜さんが、この世界の時間を進める事について、勝手に進めていいのかしら?」
心桜「それは、大丈夫です! 一応、随筆に関しては原作者より任されていますので・・・ですから、この後の事も少しだけ知っていたりします!」
笹夜「まあ♪」
心桜「み、見えるっ! 未来が見えるぞ!」
七夏「ここちゃー、本当なの?」
心桜「まぁね! ・・・って事で、そろそろ来るよ」
七夏「来るって!?」
笹夜「ま、まさか・・・」
??「こんにちはー!」
七夏「あ、お客様です☆ はーい☆」
心桜「おっ! 来たようだね!」
笹夜「あの声・・・あぁ・・・やっぱり・・・」
七夏「えっと・・・」
心桜「美夜っち! こっちこっち!」
美夜「お邪魔しまーす! 衣夜っちもほらっ!」
衣夜「う、うん・・・」
美夜「ここが、お姉ちゃん達のたまり場!?」
笹夜「美夜っ!」
心桜「はは・・・まあそうなるかな・・・一応、民宿兼駄菓子屋の『風水』です!」
七夏「ここちゃー、一応じゃなくて・・・本当に民宿です☆」
心桜「そうなんだけど、あたしは民宿と言うよりも、つっちゃーの家・・・だね!」
七夏「くすっ☆」
心桜「ではでは、美夜っち! 自己紹介をお願いします!」
美夜「はいはーい! あたし、高月美夜(たかつきみや)です!」
七夏「高月・・・って、笹夜先輩の・・・」
美夜「はい! いつもお姉ちゃんがお世話になってます!」
笹夜「もう・・・美夜・・・」
心桜「んで、こちらが、えーっと」
衣夜「さ、里河衣夜(さとかわいよ)と言います。よろしくお願いします」
美夜「衣夜っち、ガチガチだよ」
衣夜「だ、だって天美先輩・・・」
心桜「ん? あたしが何?」
衣夜「い、いえ・・・」
美夜「衣夜っち、しっかりしなよ! 主役なんだからっ!」
衣夜「え!? わ、私が主役!?」
心桜「おっ! 美夜っちも知ってたんだ」
美夜「もちろん!」
七夏「えっと、美夜ちゃん、衣夜ちゃん、よろしくお願いします☆」
美夜「は、はい! 水風先輩!」
衣夜「水風先輩、よろしくお願いします!」
笹夜「やっぱり、少し不安です・・・」
心桜「笹夜先輩、とにかく始めてみようって事ですから」
笹夜「え、ええ」
美夜「ここ先輩!」
心桜「ん?」
美夜「今日は、何の集まりですか?」
心桜「美夜っちと、里河さんの紹介なんだけど・・・」
美夜「一瞬で終わってしまったよ!?」
心桜「そう・・・みたいだね・・・あれ? こんな未来だったっけ?」
美夜「未来・・・ですか?」
心桜「まあいいや! せっかくだから、どんな未来がいいか、皆で話してみますか!」
七夏「未来・・・くすっ☆」
心桜「おっ! つっちゃー! いい未来が見えた?」
七夏「えっと、早く柚樹さんと会えたらいいなって☆」
笹夜「時崎さん、お元気かしら?」
心桜「お兄さんは、ちょっと大変だったらしいよ」
七夏「え!?」
笹夜「まあ!」
心桜「1ヶ月間、自宅に帰ってなかったら、色々と行なわなければならない事が増えてたみたい」
七夏「大丈夫なのかな?」
心桜「今は、落ち着いてきたみたい」
笹夜「良かった♪」
美夜「誰ですか? その時崎柚樹って人・・・もしかしてお姉ちゃんの---」
笹夜「み、美夜っ!」
美夜「わわっ! 撤退っ!」
笹夜「ま、待ちなさいっ!」
七夏「さ、笹夜先輩っ!」
心桜「ありゃ・・・三人フレームアウト!?」
衣夜「・・・・・」
心桜「・・・・・里河さん、大丈夫?」
衣夜「え!? は、はい!」
心桜「もっと、気楽に・・・」
衣夜「す、すみません・・・」
心桜「・・・では、衣夜っち! 次回作/続編への意気込みなんかをどうぞっ!」
衣夜「え!? い、意気込み!? まだ私、何も分からなくて・・・」
心桜「はは・・・そうだよね。あたしが里河さんの事を『いよっち』と呼べるかどうかも分からないからね」
衣夜「名前は、どのように呼んでくれても大丈夫です」
心桜「そっか、ありがとね。里河さん! いつか本当の意味で『いよっち』と呼べる未来が来る事を楽しみにしてるよ!」
衣夜「・・・・・はい☆」
心桜「うんうん、ようやく柔らかくなったかな」
笹夜「もう・・・美夜ったら、どこに隠れたのかしら?」
七夏「お外に居るのかな?」
心桜「笹夜先輩と、美夜っちって、いつもあんな感じなんですか?」
笹夜「いつもって訳ではないですけど」
七夏「くすっ☆」
笹夜「私は疲れます・・・」
心桜「あたしは、美夜っちみたいな妹が居ると、毎日楽しくなるなって思うよ」
笹夜「ありがとう♪ 心桜さん♪」
心桜「おや? 少し予想外なお答え?」
笹夜「ま、まあ、美夜は、ああ見えて、人想いなところもありますから、そんな妹が居る事は喜ばしい事かしら」
衣夜「美夜ちゃん・・・」
心桜「ん? どうしたの? 里河さん? ・・・って、美夜っち・・・」
七夏「どしたの? ここちゃー? ・・・あ、あれって?」
笹夜「・・・・・」
心桜「さ、笹夜先輩!?」
心桜「笹夜先輩は、すっと立ち上がり、奥の部屋の包まったカーテンへと近付いてゆき、カーテンをぎゅっと抱きしめた! ・・・というか、あれは抱き締め付けている!?」
七夏「急にどしたの? ここちゃー?」
心桜「一応、ナレーションを・・・地の文を入れておく必要があるかなって」
七夏「???」
美夜「お姉ちゃんっ! く、苦しい!」
笹夜「恋は、心苦しい事もあります♪」
心桜「カーテンに抱きつく笹夜先輩のあの絵図は、なかなかレアかもね?」
七夏「ここちゃー・・・もう・・・」
心桜「!? つっちゃー?」
七夏「笹夜先輩、美夜ちゃん☆ お茶と和菓子ありますから、どうぞです☆」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
美夜「あぁー苦しかった・・・」
笹夜「そんなに強くはしてません」
心桜「はは・・・」
美夜「衣夜っちに見つかったのが敗因だなー」
衣夜「ごめんなさい」
美夜「敗因だなーと思ったけど、感謝してる!」
衣夜「え!?」
美夜「だってさ、一度隠れてる状況になると、出てゆくタイミングって難しいでしょ?」
衣夜「あ・・・」
心桜「里河さんも、いい役になれると思うよ」
衣夜「え!?」
七夏「くすっ☆」
心桜「んで、何のお話だったっけ?」
笹夜「どんな未来がいいか・・・だったかしら?」
心桜「そうそう、それそれ!」
笹夜「未来が見えるのに、私が声を掛ける事は分からなかったのかしら・・・?」
心桜「う゛っ! それは、その・・・近過ぎる未来ですから!」
笹夜「近過ぎる未来?」
心桜「あまりにも近過ぎると、焦点が合わなくて見えないでしょ?」
笹夜「なるほど♪」
心桜「え!? 納得ですか!?」
七夏「ここちゃー☆」
心桜「ん?」
七夏「頑張って☆」
心桜「はは・・・もちろん、頑張ってみるよ!」
美夜「(衣夜っち!)」
衣夜「(なに? 美夜ちゃん?)」
美夜「(ここ先輩って、結構面白いでしょ?)」
衣夜「(う、うん・・・って、失礼だよ?)」
美夜「(あたしと結構似てると思うから、すぐに仲良くなれるよ!)」
衣夜「(ありがとう。美夜ちゃん)」
心桜「んではでは、ここで、次回作『翠碧色の虹・彩』のメインヒロイン、里河衣夜さんから一言、ご挨拶を頂きます!」
衣夜「え!?」
美夜「衣夜っち!」
衣夜「・・・うん!」
七夏「衣夜ちゃん、どうぞです☆」
衣夜「は、はい! みんなと仲良く、頑張りますね♪」
心桜「その台詞は・・・里河さんって本番に強い!?」
笹夜「よろしくお願いします♪」
美夜「はいはーい☆ 頑張ってみるよ!」
七夏「よろしくですっ☆」
心桜「よろしくねっ!」
七夏「くすっ☆」
心桜「んでは! 久々に、つっちゃーも頑張る前作『翠碧色の虹』本編はこちらから!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
心桜「それじゃ、次回はいつになるか分からないけど、今後とも『翠碧色の虹・彩』を---」
全員「よろしくお願いいたします☆!♪」
心桜「決まったぁ~!」
随筆一 完
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随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
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