10 / 37
俺、諭される2
しおりを挟む
朝食を食べた後、どちらかの部屋にでも行くのかと思ったら、散歩に誘われた。
散歩しながらゆっくり話すことなどできるのかと思いつつも逆えず付いていくと、小さな公園についた。
「ここは滅多に人がこねえんだ。」
そう言って坂崎は古びたベンチに腰掛けた。
目で促され、俺は坂崎との間に少し隙間を開けて隣に座った。
「最近就活頑張ってたんだろ?」
「なんでそれ……」
「中里くんが言ってたんだよ。ただ、踏み込みすぎたかもしんねえって落ち込んでたがな。中里くんは世話焼きなとこあるからな。まあ頑張ってんならよかったじゃねえかって言ってたんだが、昨日のアレだろ? 何かしてやれるわけじゃねえが、一応年齢的にも俺ぁ先輩だかんな。ちょっとはアドバイスくらいできるかもしんねえぞ」
自分の知らないところで心配されていたことにむず痒い気持ちになる。親しいといえるほどの付き合いもないのに、ただ同じシェアハウスの住人だというだけなのに、どうして気にかけてくれるのだろうか。
俺だったら、そんな何の得にもならないことしない。特に、俺みたいな将来性のないクズのために。
「……なんで俺なんか」
「理由か。同情かもしんねえな。正直十五年も引きこもって何もしてねえってクズだと思ってたけど、泣き声聞いてたらさ、野口くんにもなんか事情があんのかもなって思ってな。クズだと決めつけてた自分への戒めもあるかな」
「……おれは、クズですよ」
そう言うと、隣からククッと笑い声が聞こえる。
坂崎の方を向くと、ニヤニヤしながら俺を見ていた。
「自分がクズだってわかってんならわかってねえやつよりはクズじゃねえよ」
「なんすかそれ……」
「まあいいじゃねえか。ついてきたってことは話す気があんだろ。話すだけでもスッキリするかもしんねえぞ」
坂崎がリラックスした様子なため、気が抜ける。変に深刻な雰囲気がないため、いつもは重い口が今は少し軽い気がする。
俺はぽつりぽつりと大学を中退した理由から、その後の生活、この前の面接のことを話した。
坂崎はたまに相槌を打つ程度で、俺が話し終わるまで何も言わずに聞いていた。俺が話し終えると、坂崎はふう、とため息をついた。
「なんだか野口くんは難儀な性格してんだな」
「難儀な性格って……」
「難しく考えすぎてんだな。適当でいいんだよ、適当で。友達なんてもんもさ、構えすぎてんだよ。きっかけなんてなんでもいいんだ。なんか暗い顔してる奴がいたら何かあったのかって聞いてみりゃいいし、嬉しそうな奴にはいいことあったのかって聞くだけでいいんだよ。仕事もさ、なんでもやってみりゃいいんだよ。俺なんか若い頃にトラックかっけえってだけでドライバーになって、気付いたら今よ」
「……それができたら……」
苦労しないんだよって言いかけて口を噤む。やっぱり俺のことを理解してもらうことなんてできないんだ。この人は俺の正反対の人間だから。
「まあできねえから今みたいになってんだもんな」
言われて坂崎の方を向くと、思いの外真剣な顔をしている坂崎と目が合った。
「多分俺と野口くんはタイプが違うんだろうな。けど、もう先がないとか、どうしようもないって思ってんならさ、悪あがきだと思って今までと違うことしてみたらいんじゃねえか」
「…………」
「野口くんが肉体労働とかしたくねえってのは否定しねえけど、何で嫌なんだ?」
「何で……?」
何で嫌なのか。そんなのは簡単だ。俺が肉体労働をしている奴を見下しているからだ。それしかできないんだろって馬鹿にしているからだ。
自分のクズさ加減に落ち込む。俺が最底辺なのになんでそんなこと思っていたんだろう。
いや、どこかで思い込もうとしていたんだ。俺はやればできるんだって。今やってないだけで、やればそいつらより俺はできるんだって。そうやって、自分より下の人間がいるんだって思うことで自分のプライドを保っていた。
そのことに気付けば、自分がいかに最低かがわかる。
「……俺、自分が本当は優秀なんだって思いたかったんですよね……」
ぽつりと呟く。
「肉体労働は底辺の仕事だって思ってんのか?」
心の中を見透かされたようで驚いて坂崎の顔を見ると、感情の見えない顔をしていた。俺は自分の顔からすうっと血の気がひいていくのを感じた。
「あ……それは……」
坂崎はトラックドライバーだ。俺が下に見ている肉体労働。俺より下? 坂崎が? まず仕事してるってだけで俺より上だ。こんなクズな俺を気にかけてくれる人間性も当然俺より上だ。
俺がいかに愚かな考えを持っていたのか、何も見えていなかったのかに気付く。
表面的なイメージだけを見て、そこにいる人たちのことは何一つ見えていなかった。
俺が何も言えず俯いて青ざめていると、突然坂崎が笑い出した。驚いて坂崎を見ると、いたずらっぽい目をした坂崎と目が合う。
「いやわりいわりい。野口くん思ってたより捻くれてねえな。つうか、肉体労働が嫌だって奴らはみんな肉体労働下に見てんだろ。そんなのこっちもわかってんだよ」
「……すみません」
「俺ぁな、俺の仕事にちゃーんと誇り持ってっから、外野になんて思われようが別に気になんねえんだよ。まあ馬鹿にされんの気分はよくねえけどよ」
「…………すみません」
「謝ってほしいわけじゃねえよ。でもどうだ、今も肉体労働は嫌なのか?」
聞かれて考える。
昨日までの俺なら、絶対嫌だっただろう。けれど、今はもう、俺は自分が最底辺なのを自覚している。自分が選べる立場ではないことを理解している。
でも、まだなんだか抵抗がある。俺はまだ変なプライドを持っているのだろうか。
「……嫌ではないはずなんですが……まだ抵抗が……」
「まあ、今まで排除してた選択肢だからいきなり受け入れらんねえんだろうな」
「……選べる立場じゃないのは……わかってます」
「ほお。よくわかってんね。職歴なしの三十五歳なんざ事故物件だからな」
事実なのに、ずきりと胸が痛む。自分が楽をした結果なのだから、仕方ないのに。
「野口くん、ここが正念場だと思うぞ。ここで踏ん張らなかったら、もうどうしようもねえと思う。それこそ、生活保護まっしぐらだろうな」
「生活保護……」
思わぬ言葉に衝撃を受ける。自分が生活保護を受けることなんて全く考えていなかった。
でも、あのまま家で引きニートを続けていたら、親が死んだ後にそれ以外に生き延びる術はなかっただろう。
想像すると寒気がして身震いした。俺は、全く先のことなんて考えていなかったのだ。
「生活保護になんのが嫌なら、ここでなんとかするしかねえよ。なりふり構わずな」
俺は結局何もわかっていなかったのだ。
自分が最底辺だと気付いても、気付いただけでその意味を考えていなかった。
将来性がなかろうと、俺の人生はまだまだ長いのだ。
肉体労働に抵抗が、なんて言っている場合じゃなかった。坂崎の言う通り、なりふりなんて構っている場合じゃなかった。
「余計なこと言ったか?」
「いえ……まだ、甘かったんだなって……」
「おお。それがわかったなら重畳だ」
そう言って坂崎は立ち上がった。
「野口くんはな、だいぶ世間知らずだよ。だからな、嫌かもしんねえけど、もっとちゃんと周りの話は聞いた方がいい」
じゃあ俺は先に帰るな、と言って坂崎は公園を後にした。
この前、中里に口を出された時に俺は腹を立てた。
そのことを思い出し、恥ずかしくなった。何で腹を立てることができたのだろう。まるっきり子供じゃないか。
やっと、現実が少し見えた気がする。
俺は、一つ決心して立ち上がった。
散歩しながらゆっくり話すことなどできるのかと思いつつも逆えず付いていくと、小さな公園についた。
「ここは滅多に人がこねえんだ。」
そう言って坂崎は古びたベンチに腰掛けた。
目で促され、俺は坂崎との間に少し隙間を開けて隣に座った。
「最近就活頑張ってたんだろ?」
「なんでそれ……」
「中里くんが言ってたんだよ。ただ、踏み込みすぎたかもしんねえって落ち込んでたがな。中里くんは世話焼きなとこあるからな。まあ頑張ってんならよかったじゃねえかって言ってたんだが、昨日のアレだろ? 何かしてやれるわけじゃねえが、一応年齢的にも俺ぁ先輩だかんな。ちょっとはアドバイスくらいできるかもしんねえぞ」
自分の知らないところで心配されていたことにむず痒い気持ちになる。親しいといえるほどの付き合いもないのに、ただ同じシェアハウスの住人だというだけなのに、どうして気にかけてくれるのだろうか。
俺だったら、そんな何の得にもならないことしない。特に、俺みたいな将来性のないクズのために。
「……なんで俺なんか」
「理由か。同情かもしんねえな。正直十五年も引きこもって何もしてねえってクズだと思ってたけど、泣き声聞いてたらさ、野口くんにもなんか事情があんのかもなって思ってな。クズだと決めつけてた自分への戒めもあるかな」
「……おれは、クズですよ」
そう言うと、隣からククッと笑い声が聞こえる。
坂崎の方を向くと、ニヤニヤしながら俺を見ていた。
「自分がクズだってわかってんならわかってねえやつよりはクズじゃねえよ」
「なんすかそれ……」
「まあいいじゃねえか。ついてきたってことは話す気があんだろ。話すだけでもスッキリするかもしんねえぞ」
坂崎がリラックスした様子なため、気が抜ける。変に深刻な雰囲気がないため、いつもは重い口が今は少し軽い気がする。
俺はぽつりぽつりと大学を中退した理由から、その後の生活、この前の面接のことを話した。
坂崎はたまに相槌を打つ程度で、俺が話し終わるまで何も言わずに聞いていた。俺が話し終えると、坂崎はふう、とため息をついた。
「なんだか野口くんは難儀な性格してんだな」
「難儀な性格って……」
「難しく考えすぎてんだな。適当でいいんだよ、適当で。友達なんてもんもさ、構えすぎてんだよ。きっかけなんてなんでもいいんだ。なんか暗い顔してる奴がいたら何かあったのかって聞いてみりゃいいし、嬉しそうな奴にはいいことあったのかって聞くだけでいいんだよ。仕事もさ、なんでもやってみりゃいいんだよ。俺なんか若い頃にトラックかっけえってだけでドライバーになって、気付いたら今よ」
「……それができたら……」
苦労しないんだよって言いかけて口を噤む。やっぱり俺のことを理解してもらうことなんてできないんだ。この人は俺の正反対の人間だから。
「まあできねえから今みたいになってんだもんな」
言われて坂崎の方を向くと、思いの外真剣な顔をしている坂崎と目が合った。
「多分俺と野口くんはタイプが違うんだろうな。けど、もう先がないとか、どうしようもないって思ってんならさ、悪あがきだと思って今までと違うことしてみたらいんじゃねえか」
「…………」
「野口くんが肉体労働とかしたくねえってのは否定しねえけど、何で嫌なんだ?」
「何で……?」
何で嫌なのか。そんなのは簡単だ。俺が肉体労働をしている奴を見下しているからだ。それしかできないんだろって馬鹿にしているからだ。
自分のクズさ加減に落ち込む。俺が最底辺なのになんでそんなこと思っていたんだろう。
いや、どこかで思い込もうとしていたんだ。俺はやればできるんだって。今やってないだけで、やればそいつらより俺はできるんだって。そうやって、自分より下の人間がいるんだって思うことで自分のプライドを保っていた。
そのことに気付けば、自分がいかに最低かがわかる。
「……俺、自分が本当は優秀なんだって思いたかったんですよね……」
ぽつりと呟く。
「肉体労働は底辺の仕事だって思ってんのか?」
心の中を見透かされたようで驚いて坂崎の顔を見ると、感情の見えない顔をしていた。俺は自分の顔からすうっと血の気がひいていくのを感じた。
「あ……それは……」
坂崎はトラックドライバーだ。俺が下に見ている肉体労働。俺より下? 坂崎が? まず仕事してるってだけで俺より上だ。こんなクズな俺を気にかけてくれる人間性も当然俺より上だ。
俺がいかに愚かな考えを持っていたのか、何も見えていなかったのかに気付く。
表面的なイメージだけを見て、そこにいる人たちのことは何一つ見えていなかった。
俺が何も言えず俯いて青ざめていると、突然坂崎が笑い出した。驚いて坂崎を見ると、いたずらっぽい目をした坂崎と目が合う。
「いやわりいわりい。野口くん思ってたより捻くれてねえな。つうか、肉体労働が嫌だって奴らはみんな肉体労働下に見てんだろ。そんなのこっちもわかってんだよ」
「……すみません」
「俺ぁな、俺の仕事にちゃーんと誇り持ってっから、外野になんて思われようが別に気になんねえんだよ。まあ馬鹿にされんの気分はよくねえけどよ」
「…………すみません」
「謝ってほしいわけじゃねえよ。でもどうだ、今も肉体労働は嫌なのか?」
聞かれて考える。
昨日までの俺なら、絶対嫌だっただろう。けれど、今はもう、俺は自分が最底辺なのを自覚している。自分が選べる立場ではないことを理解している。
でも、まだなんだか抵抗がある。俺はまだ変なプライドを持っているのだろうか。
「……嫌ではないはずなんですが……まだ抵抗が……」
「まあ、今まで排除してた選択肢だからいきなり受け入れらんねえんだろうな」
「……選べる立場じゃないのは……わかってます」
「ほお。よくわかってんね。職歴なしの三十五歳なんざ事故物件だからな」
事実なのに、ずきりと胸が痛む。自分が楽をした結果なのだから、仕方ないのに。
「野口くん、ここが正念場だと思うぞ。ここで踏ん張らなかったら、もうどうしようもねえと思う。それこそ、生活保護まっしぐらだろうな」
「生活保護……」
思わぬ言葉に衝撃を受ける。自分が生活保護を受けることなんて全く考えていなかった。
でも、あのまま家で引きニートを続けていたら、親が死んだ後にそれ以外に生き延びる術はなかっただろう。
想像すると寒気がして身震いした。俺は、全く先のことなんて考えていなかったのだ。
「生活保護になんのが嫌なら、ここでなんとかするしかねえよ。なりふり構わずな」
俺は結局何もわかっていなかったのだ。
自分が最底辺だと気付いても、気付いただけでその意味を考えていなかった。
将来性がなかろうと、俺の人生はまだまだ長いのだ。
肉体労働に抵抗が、なんて言っている場合じゃなかった。坂崎の言う通り、なりふりなんて構っている場合じゃなかった。
「余計なこと言ったか?」
「いえ……まだ、甘かったんだなって……」
「おお。それがわかったなら重畳だ」
そう言って坂崎は立ち上がった。
「野口くんはな、だいぶ世間知らずだよ。だからな、嫌かもしんねえけど、もっとちゃんと周りの話は聞いた方がいい」
じゃあ俺は先に帰るな、と言って坂崎は公園を後にした。
この前、中里に口を出された時に俺は腹を立てた。
そのことを思い出し、恥ずかしくなった。何で腹を立てることができたのだろう。まるっきり子供じゃないか。
やっと、現実が少し見えた気がする。
俺は、一つ決心して立ち上がった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
独身寮のふるさとごはん まかないさんの美味しい献立
水縞しま
ライト文芸
旧題:独身寮のまかないさん ~おいしい故郷の味こしらえます~
第7回ライト文芸大賞【料理・グルメ賞】作品です。
◇◇◇◇
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲もないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」「みだらしだんご」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
君の音、僕の音
オレガノ
ライト文芸
『君の音、僕の音』は、まっすぐで不器用な中学生・葉月涼が、自分の「音」と向き合いながら成長していく物語です。
ピアノが唯一の心の拠り所だった涼は、繊細で内向的な性格から、自分に自信が持てず、いつも人の顔色ばかり気にしています。
でも、そんな彼のそばには、優しく寄り添ってくれる猫のショパン、明るく前向きな幼なじみのアオイ、そして密かに想いを寄せてくれるクラスメイトの真澄がいます。
この物語は、音楽の才能を問う話ではありません。「自分って、いったい何だろう」「本当にこのままでいいの?」と迷うあなたのための物語です。
涼の奏でる音には、喜びや悲しみ、焦りや希望――そんな揺れる気持ちがそのまま込められています。とても静かで、だけど胸の奥に深く届く音です。
読んでいると、あなたの中にもある「ちょっとだけ信じたい自分の何か」が、そっと息を吹き返してくれるかもしれません。
誰かに認められるためじゃなく、誰かを驚かせるためでもなく、「自分が自分のままでもいいんだ」と思える――そんな瞬間が、この物語のどこかできっと、あなたを待っています。
ひとつの旋律のように、やさしく、切なく、でも温かい時間を、どうかあなたもこの物語の中で過ごしてみてください。
あなたの心にも、きっと「あなただけの音」があるはずです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる