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18.わたしだけの天使 ~ラインハルト~
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婚約者選定の茶会にラファエルが来ていなかったのは、領地の魔獣討伐が予定通りに進まなかったからだという。わたしの婚約者は、美しいだけでなく、優秀な魔法騎士候補らしい。
わたしの婚約者になったからには、魔法騎士になることはできないけれども。
顔を合わせてから半年ほど後に、わたしとラファエルの婚約が発表された。
そしてわたしは、ラファエルとの信頼関係を深めていくことになる。婚約者とはいってもまだ十歳であったわたしは、今にして思えば同志を得たような気持ちだったのかもしれない。それが、もっと違う気持ちに変化するのは、間もなくのことではあったが。
王都近郊の森へ魔獣討伐、『狩』に一緒に行ったときには、ラファエルの戦闘能力の高さに目を見張った。「何があろうとラインハルト様をお守りしてみせます」と言って微笑むラファエルは、何にもたとえようのない美しさだった。
わたしたちが十一歳になると、ラファエルが王子の伴侶になるための教育が始まった。ラファエルが王都にいる時は、王宮で教育を受け、領地に帰る時は、王家から教師が派遣されることとなった。
一年のうちの一定期間、ラファエルは領地へ帰る。それは、婚約に当たって王家とヒムメル侯爵家との間で交わされた約束事であった。
「ラファエル様は、ラインハルト殿下の伴侶になる予定の方です。ラインハルト様に恥じない知識や教養を身に着けなければなりませんが、ラインハルト様を超えてはなりません」
教育係のキルステンは、初対面のラファエルに向かってそう告げた。
キルステンは、兄上を基準として行動するようにわたしに教育をしてきた。わたしの大切なラファエルにも、そういうふうに接するつもりなのだ。心の中に怒りがこみ上げる。
わたしが両手を握りしめていたときのことだ。
「どうして、ラインハルト殿下を超えてはいけないのですか?」
心底わからないという顔をしたラファエルは、美しい薄い水色の目を大きく見開いて、キルステンの灰緑色の目を見つめた。
「それは……ラインハルト殿下はあなたより上のお立場だからです」
「……それは、無理だと思います」
「はあ? 無理とはどういうことですか!」
「今でも僕は、ラインハルト殿下より魔法についても戦闘についても能力が高いと思います。魔獣に関する生物学にしても僕の方が詳しいです。その方が、ラインハルト殿下をお守りするのに都合が良いですし、その能力を下げる気はありません。
僕の得意なことで、ラインハルト殿下のお役に立てれば良いと思います。
ラインハルト殿下より騎士は強いし、学者はものをよく知っています。そういう者たちを適正に配置するのが王族の方々です」
「自分の方が優れているなどと、なんと不敬な!
そして、屁理屈でわたしに意見するなど、なんと生意気なのでしょう。あなたのような人間が、婚約者だなどと許されません。すぐ、王妃殿下にお伝えしますからね」
キルステンは捨て台詞を吐くと、激高して部屋を飛び出して行った。
そしてわたしは、それをただ見送るしかなかったのだ。ラファエルは、わたしのことを考えてくれているからこそ、あのような発言をしたのだと思うのに。
「ラインハルト様、先生を怒らせてしまいました。申し訳ありません」
ラファエルは、立ち上がり、眉を下げて僕に謝る。ラファエルの態度は、少し子どもっぽかったかもしれない。だけど、わたしが今まで抱えていた鬱屈した思いを、晴らしてくれた気がした。
わたしも、そう思っていたのだとキルステンに言いたかった。兄上に阿るのではなく、自分の能力を使って兄上のお役に立ちたいと。
「ラファエル、ありがとう。わたしを守ると、わたしの役に立つと言ってくれて」
「ラインハルト様……」
美しい薄い水色の瞳にみるみる水の膜が張っていく。わたしも立ち上がり、ラファエルを抱きしめた。
温かい、自分より華奢な体。
あれほど強いのに、こうして抱きしめていると、そんな風には思えない。
「ラファエルが口にしたことは、わたしもこれまでに考えていたことだよ」
「僕は……ラインハルト様の、婚約者では、なくなるのでしょうか。こうして、ラインハルト様と一緒にいることができなくなるのでしょうか……」
ラファエルは、泣きながらわたしの腕の中でそうつぶやいた。なんと愛しいのだろう。
「大丈夫だ。絶対にそんなことはさせないから……」
この天使を、絶対に離したくない。
わたしは、その思いを強くする。
わたしたちの教育に関することは、王妃である母上が差配している。キルステンは、本当にその足で、母上のもとにラファエルが婚約者としてふさわしくないと注進に行ったのだ。
当然ながら、すぐには会えなかったようだが。その結果、キルステンはわたしの教育係から外れることになった。
「キルステンは、王子の婚約者について、自分に決定権があるように勘違いをしておったので、外すこととした」
「母上、ありがとうございます」
母上は、微笑みながら私にそう伝えた。
「キルステンは、ヘンドリックのためだけにそなたが存在しており、そなたのためだけにラファエルが存在していると思っておったようじゃのう。まあ、昔の王家というものはそうであったのだろうが、時代は変わっておる。古い美徳に縛られていては、進歩せぬからのう。
ヘンドリックもラインハルトも辛い思いをしておったのかもしれんと、反省しているところじゃ」
「わたしは、キルステン先生の言うことに疑問を持ちながらも、それを母上には伝えておりませんでした。母上がご存じなくて当然かと」
ラファエルは、魔獣の森で討伐を行うような領地で生活をしてきたのだ。
上位者への敬意は必要であるが、何もかもを譲って一歩下がるような行動をしていれば命に係わる。その経験ゆえに、キルステンに素直な言葉を向けてしまったのだろう。王宮で生きるには素直すぎるが、それこそこれから学んでいけば良いことである。
母上は、ラファエルの行動を好意的に受け止めているようだった。
そして、ラファエルは、これからもわたしの婚約者であるということは、国王である父上も了承していることだ。
「ラインハルトは、せいぜいラファエルを大切にしてやると良い。ラファエルの方も、そなたを大切にする気持ちがあふれているようじゃしのう」
「はい、心から大切にしたいと思っております」
「おやおや、わたしが無粋であったかの」
母上は楽しげな声を出すと、侍女に新しいお茶を出すよう指示をしてから、市井のことに話題を切り替えた。
ラファエルは、父親であるヒムメル侯爵から聞き取りをされたのち、王宮内での年上の先生に対する態度や言葉の選び方、ふるまいについての注意を受けたようだ。
ラファエルは母上にも、謝罪に行っている。王子の伴侶として、これから学習していけば良いのだと、母上は鷹揚な態度でラファエルに応じたようだった。
「王妃殿下は、何事も経験として生かしていけば良いと、励ましてくださいました。寛大なご差配にお応えできるよう、頑張ります」
わたしは、そう言って頬を染めるラファエルを自分の腕の中に閉じ込めた。
ラファエルはわたしの婚約者だ。
ラファエル、可愛いわたしの天使。
わたしだけの……
わたしの婚約者になったからには、魔法騎士になることはできないけれども。
顔を合わせてから半年ほど後に、わたしとラファエルの婚約が発表された。
そしてわたしは、ラファエルとの信頼関係を深めていくことになる。婚約者とはいってもまだ十歳であったわたしは、今にして思えば同志を得たような気持ちだったのかもしれない。それが、もっと違う気持ちに変化するのは、間もなくのことではあったが。
王都近郊の森へ魔獣討伐、『狩』に一緒に行ったときには、ラファエルの戦闘能力の高さに目を見張った。「何があろうとラインハルト様をお守りしてみせます」と言って微笑むラファエルは、何にもたとえようのない美しさだった。
わたしたちが十一歳になると、ラファエルが王子の伴侶になるための教育が始まった。ラファエルが王都にいる時は、王宮で教育を受け、領地に帰る時は、王家から教師が派遣されることとなった。
一年のうちの一定期間、ラファエルは領地へ帰る。それは、婚約に当たって王家とヒムメル侯爵家との間で交わされた約束事であった。
「ラファエル様は、ラインハルト殿下の伴侶になる予定の方です。ラインハルト様に恥じない知識や教養を身に着けなければなりませんが、ラインハルト様を超えてはなりません」
教育係のキルステンは、初対面のラファエルに向かってそう告げた。
キルステンは、兄上を基準として行動するようにわたしに教育をしてきた。わたしの大切なラファエルにも、そういうふうに接するつもりなのだ。心の中に怒りがこみ上げる。
わたしが両手を握りしめていたときのことだ。
「どうして、ラインハルト殿下を超えてはいけないのですか?」
心底わからないという顔をしたラファエルは、美しい薄い水色の目を大きく見開いて、キルステンの灰緑色の目を見つめた。
「それは……ラインハルト殿下はあなたより上のお立場だからです」
「……それは、無理だと思います」
「はあ? 無理とはどういうことですか!」
「今でも僕は、ラインハルト殿下より魔法についても戦闘についても能力が高いと思います。魔獣に関する生物学にしても僕の方が詳しいです。その方が、ラインハルト殿下をお守りするのに都合が良いですし、その能力を下げる気はありません。
僕の得意なことで、ラインハルト殿下のお役に立てれば良いと思います。
ラインハルト殿下より騎士は強いし、学者はものをよく知っています。そういう者たちを適正に配置するのが王族の方々です」
「自分の方が優れているなどと、なんと不敬な!
そして、屁理屈でわたしに意見するなど、なんと生意気なのでしょう。あなたのような人間が、婚約者だなどと許されません。すぐ、王妃殿下にお伝えしますからね」
キルステンは捨て台詞を吐くと、激高して部屋を飛び出して行った。
そしてわたしは、それをただ見送るしかなかったのだ。ラファエルは、わたしのことを考えてくれているからこそ、あのような発言をしたのだと思うのに。
「ラインハルト様、先生を怒らせてしまいました。申し訳ありません」
ラファエルは、立ち上がり、眉を下げて僕に謝る。ラファエルの態度は、少し子どもっぽかったかもしれない。だけど、わたしが今まで抱えていた鬱屈した思いを、晴らしてくれた気がした。
わたしも、そう思っていたのだとキルステンに言いたかった。兄上に阿るのではなく、自分の能力を使って兄上のお役に立ちたいと。
「ラファエル、ありがとう。わたしを守ると、わたしの役に立つと言ってくれて」
「ラインハルト様……」
美しい薄い水色の瞳にみるみる水の膜が張っていく。わたしも立ち上がり、ラファエルを抱きしめた。
温かい、自分より華奢な体。
あれほど強いのに、こうして抱きしめていると、そんな風には思えない。
「ラファエルが口にしたことは、わたしもこれまでに考えていたことだよ」
「僕は……ラインハルト様の、婚約者では、なくなるのでしょうか。こうして、ラインハルト様と一緒にいることができなくなるのでしょうか……」
ラファエルは、泣きながらわたしの腕の中でそうつぶやいた。なんと愛しいのだろう。
「大丈夫だ。絶対にそんなことはさせないから……」
この天使を、絶対に離したくない。
わたしは、その思いを強くする。
わたしたちの教育に関することは、王妃である母上が差配している。キルステンは、本当にその足で、母上のもとにラファエルが婚約者としてふさわしくないと注進に行ったのだ。
当然ながら、すぐには会えなかったようだが。その結果、キルステンはわたしの教育係から外れることになった。
「キルステンは、王子の婚約者について、自分に決定権があるように勘違いをしておったので、外すこととした」
「母上、ありがとうございます」
母上は、微笑みながら私にそう伝えた。
「キルステンは、ヘンドリックのためだけにそなたが存在しており、そなたのためだけにラファエルが存在していると思っておったようじゃのう。まあ、昔の王家というものはそうであったのだろうが、時代は変わっておる。古い美徳に縛られていては、進歩せぬからのう。
ヘンドリックもラインハルトも辛い思いをしておったのかもしれんと、反省しているところじゃ」
「わたしは、キルステン先生の言うことに疑問を持ちながらも、それを母上には伝えておりませんでした。母上がご存じなくて当然かと」
ラファエルは、魔獣の森で討伐を行うような領地で生活をしてきたのだ。
上位者への敬意は必要であるが、何もかもを譲って一歩下がるような行動をしていれば命に係わる。その経験ゆえに、キルステンに素直な言葉を向けてしまったのだろう。王宮で生きるには素直すぎるが、それこそこれから学んでいけば良いことである。
母上は、ラファエルの行動を好意的に受け止めているようだった。
そして、ラファエルは、これからもわたしの婚約者であるということは、国王である父上も了承していることだ。
「ラインハルトは、せいぜいラファエルを大切にしてやると良い。ラファエルの方も、そなたを大切にする気持ちがあふれているようじゃしのう」
「はい、心から大切にしたいと思っております」
「おやおや、わたしが無粋であったかの」
母上は楽しげな声を出すと、侍女に新しいお茶を出すよう指示をしてから、市井のことに話題を切り替えた。
ラファエルは、父親であるヒムメル侯爵から聞き取りをされたのち、王宮内での年上の先生に対する態度や言葉の選び方、ふるまいについての注意を受けたようだ。
ラファエルは母上にも、謝罪に行っている。王子の伴侶として、これから学習していけば良いのだと、母上は鷹揚な態度でラファエルに応じたようだった。
「王妃殿下は、何事も経験として生かしていけば良いと、励ましてくださいました。寛大なご差配にお応えできるよう、頑張ります」
わたしは、そう言って頬を染めるラファエルを自分の腕の中に閉じ込めた。
ラファエルはわたしの婚約者だ。
ラファエル、可愛いわたしの天使。
わたしだけの……
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