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きぐるみ幼女編
42話 それからの 3人娘 その1
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「それじゃぁ、アキバいくぞーーーー」
元気いっぱいの、かんなの声に、否定的な少女がいた
「えーーーその前に、お腹減らない?」
声の主は鈴であり、それに賛同する夏目のすがたが、そこにあった
「なら、先に食べていきます?」
「だねぇ、かんなのオススメの所ってある?」
「なら、鈴ちゃんが、あまり外食しないらしいから
新宿あたりの、オシャレな店いってみる?」
その言葉に目を輝かせる鈴
そして、3人は、新宿に繰り出すのだった
楽しく、女子トークを広げながら、かんなに付いていく2人
何時しか、通りに面した、オシャレなお店につく
お店の名前は【TonTocoTon (トントコトン)】
その、ガラス張りのお店は、外からも、中の様子が見て取れた
オシャレな店ではあったが、中に居るお客は
若いOLから、女子大学生、高校生や、カップルが見て取れた
男性客もいるには、居たが1割ほどであった
鈴は、見た目の、高級感とオシャレな店構えから
お金持ちが来るような高級店だと、一瞬びっくりしたが
かんなが言うには、学生向けの、リーズナブルなお店らしいのだ
かんなと夏目は、普段から、色々な店に食べに行っているらしいが
鈴は、こんな都会のオシャレな店に入るのは初めてである
鈴が普段一番良く行くお店は、古ぼけたお食事亭【鈴蘭】か
年に数度、祖母である【三千風棗】に
連れて行ってもらう、一般客お断りの高級料理店ばかりである
そこでは、緊張もしない鈴だが
なぜか、今は緊張で、お店に入るその足は震えていた
3人は、ちょうど空いた、窓際の席へと通された
テーブルを挟んで、2対2で座れる4人掛けの席
鈴が先に座ると、その隣に飛び込むように、かんなが座る
そして、テーブルを挟んだ反対側に夏目が座るのだった
今日は、かんなの奢りであり
好きなものを食べていいよの一言で
3人は、メニューを見ながら
キャッキャッ、と楽しそうに、選ぶのだった
全て、横文字で書かれたメニュー
それを、和訳しても、商品と関係性がまったく分からない鈴は
小声で、その思いを口にする
「世の中は、生まれ変わった!!ここは、私の知らない世界!!」
そんな事はないと、かんなは言い放つ
「名前なんて、飾りだ、美味ければそれでいいんだ」と
鈴は笑いながら、メニュー表にのっている
美味しそうなパンケーキと、アイスティーに決めた
ちなみに、名前は覚えてさえいない
かんなは、手を上げて、店員さんを呼ぶ
席に案内してくれたのは女性だったが
注文を取りに来たのは、お店の制服だろう
黒と白の清潔感溢れるオシャレな洋服を着た、20歳前後の男性である
軽くお辞儀をすると、まるで執事の様に
「お嬢様方、ご注文はお決まりでしょうか?」
かんなと夏目は、少し頬を染めて、注文をするのだった
ちなみに、私の分も、かんなが注文してくれた
「あの人格好良くない?」
「うん、モデルみたい」
「・・・・・ふーーん・・・」
分からない?今の人カッコイイだろうか?
「ん?鈴ちゃん、あの人格好良いと思わない?」
「どうなんだろう?普通?」
「鈴のタイプってどんな人?顔のタイプとかある?」
「タイプ?・・タイプかぁ・・・・」
「マッチョとか?痩せてるとか?強い人に守ってもらいたいとか?
知的な人?金持ち?芸能人とか?お父さんとか?」
「なんだろう?それでも、カッコイイ方がいいけど・・・
しいて言うなら、紫音より、まともな人?」
「・・・・・それって・・・」
「鈴ちゃん・・・・・気分悪くなったら、ゴメンだけど
レベル低くない?」
「・・・・・・・・・・低い・・・よね・・・やっぱり」
まぁ、学校でのあの姿を見る限り、最低クラスなんだろうな・・・
「ごめんね、でも、いい噂きかないし、クズクラスだし・・・」
「あ! 気にしてないよ、だって、あんなんだしね」
でも、2人が、シャキっとしてる紫音を見たらドウナルンダロウ?
優美ちゃんと、桜が見た紫音は
全裸コートだったし、髪型もセットしてなかったし
中途半端だったけど・・
・・・・・・・・どうしよう・・・・
カッコイイ紫音の姿を、みんなに見せたくない
いや・・・レベル低いって言われるのも、釈然としないから
半分ほど、カッコイイ紫音なら見せたい・・・・・・ん?
イヤ、違うって、紫音が、カッコイイのを自慢したいんじゃなくて
イヤ、自慢したいんだけど・・・なんか・・・・こう・・・
あぁぁぁああああ・・・釈然としない・・・・
うん、紫音がカッコイイ事を知ってるのは、私と、くーちゃんだけでいい
うん、誰が何と言おうと、紫音はカッコイイんだから
ん?違う違う
だから、紫音は、カッコヨクないって
ちょこっと、人より強くて
ちょこっと、なんでも出来て
ちょこっと、頼りになるだけだもん
あんな、適当な変人、カッコイイわけないもん
うん、うん
「鈴ちゃん?何一人で、首を縦に振ったり横に振ったり、百面相しているの?」
かんなの声で現実にもどされ
何故だか分からないが、焦って・・
「え?・・・何でもない、何でもないって」
そんな会話をしていると
カッコイイ店員さんが、美味しそうな食事を運んできた
かんなも夏目も、照れくさそうに受け取り
3人は、別々の物を注文していて、シュアしながら、楽しく食べるのだった
カッコイイ (?)店員さんが居て、オシャレで食べ物も美味しい
流石、天下の新宿のお店だね~
そんな事を思いながら
鈴の頭の中には、今食べた食べ物のレシピが高速で描かれていた
食べ終えた後、楽しく喋っていた、かんなの動きが止まる
きになった、鈴と夏目は、その、かんなの視線の先に目を向ける
そこには、なぜ?と、今まで気がつかなかったと言わないばかりの
大きなポスターが在ったのだ
「超絶人気シンガーソングライター【IA(イア)】が絶賛オススメする
期間限定【ベリーベリーベリープリンパフェ】」
それは【IA】がパフェを美味しそうに食べる
サイン入りポスターであった
昨年の夏に、デビューした、女性シンガー
今もっとも有名な、歌い手であり
彼女のラブソングは男女問わず、10代から30代に絶大の人気を誇っていた
その中でも、有名な曲は、デビュー前に動画サイトに上げた
片思いの少女の切ない想いを唄った
【Yours ever】
動画サイトで徐々に人気の出た、この歌は
瞬く間に、5千万再生を超え
彼女は、高校を卒業後、メジャーデビューをする事になった
かんなも、夏目も例外でなく、IAの大ファンでもあった
「イアが、進めるなら、食べなければ!!」
「ですね!」
「ぷっ!まだ食べるの?」
「スィーツは別腹ですよ、鈴」
真顔で答える夏目
かんなは、手を上げて
先ほどのカッコイイ店員を呼び
またも、照れくさそうに
「ベリベリベリープリンパフェ3つ!!」
てか、私も食べるのかよ・・・・
店員は、ニコリと、かんなに微笑むと、奥に消えていった
数分後、それは運ばれてきた
バニラアイスの土台に大きめの自家製プリン
その上に散りばめられた宝石は
ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー
そしてホイップクリームで飾られた、美味しそうなパフェであった
かんなは、逸る気持ちを抑えながら
スプーンでプリンとブルーベリーを掬うとと口に入れる
「ん~~~~~~おいしぃい~~~」
それに続くように、夏目も鈴も、パフェにスプーンを入れるのだった
楽しそうにパフェを食べてた
3人の前に突如現れた
黒く・デカく・図太い物体!
それは・・・いったい・・・・・!?
元気いっぱいの、かんなの声に、否定的な少女がいた
「えーーーその前に、お腹減らない?」
声の主は鈴であり、それに賛同する夏目のすがたが、そこにあった
「なら、先に食べていきます?」
「だねぇ、かんなのオススメの所ってある?」
「なら、鈴ちゃんが、あまり外食しないらしいから
新宿あたりの、オシャレな店いってみる?」
その言葉に目を輝かせる鈴
そして、3人は、新宿に繰り出すのだった
楽しく、女子トークを広げながら、かんなに付いていく2人
何時しか、通りに面した、オシャレなお店につく
お店の名前は【TonTocoTon (トントコトン)】
その、ガラス張りのお店は、外からも、中の様子が見て取れた
オシャレな店ではあったが、中に居るお客は
若いOLから、女子大学生、高校生や、カップルが見て取れた
男性客もいるには、居たが1割ほどであった
鈴は、見た目の、高級感とオシャレな店構えから
お金持ちが来るような高級店だと、一瞬びっくりしたが
かんなが言うには、学生向けの、リーズナブルなお店らしいのだ
かんなと夏目は、普段から、色々な店に食べに行っているらしいが
鈴は、こんな都会のオシャレな店に入るのは初めてである
鈴が普段一番良く行くお店は、古ぼけたお食事亭【鈴蘭】か
年に数度、祖母である【三千風棗】に
連れて行ってもらう、一般客お断りの高級料理店ばかりである
そこでは、緊張もしない鈴だが
なぜか、今は緊張で、お店に入るその足は震えていた
3人は、ちょうど空いた、窓際の席へと通された
テーブルを挟んで、2対2で座れる4人掛けの席
鈴が先に座ると、その隣に飛び込むように、かんなが座る
そして、テーブルを挟んだ反対側に夏目が座るのだった
今日は、かんなの奢りであり
好きなものを食べていいよの一言で
3人は、メニューを見ながら
キャッキャッ、と楽しそうに、選ぶのだった
全て、横文字で書かれたメニュー
それを、和訳しても、商品と関係性がまったく分からない鈴は
小声で、その思いを口にする
「世の中は、生まれ変わった!!ここは、私の知らない世界!!」
そんな事はないと、かんなは言い放つ
「名前なんて、飾りだ、美味ければそれでいいんだ」と
鈴は笑いながら、メニュー表にのっている
美味しそうなパンケーキと、アイスティーに決めた
ちなみに、名前は覚えてさえいない
かんなは、手を上げて、店員さんを呼ぶ
席に案内してくれたのは女性だったが
注文を取りに来たのは、お店の制服だろう
黒と白の清潔感溢れるオシャレな洋服を着た、20歳前後の男性である
軽くお辞儀をすると、まるで執事の様に
「お嬢様方、ご注文はお決まりでしょうか?」
かんなと夏目は、少し頬を染めて、注文をするのだった
ちなみに、私の分も、かんなが注文してくれた
「あの人格好良くない?」
「うん、モデルみたい」
「・・・・・ふーーん・・・」
分からない?今の人カッコイイだろうか?
「ん?鈴ちゃん、あの人格好良いと思わない?」
「どうなんだろう?普通?」
「鈴のタイプってどんな人?顔のタイプとかある?」
「タイプ?・・タイプかぁ・・・・」
「マッチョとか?痩せてるとか?強い人に守ってもらいたいとか?
知的な人?金持ち?芸能人とか?お父さんとか?」
「なんだろう?それでも、カッコイイ方がいいけど・・・
しいて言うなら、紫音より、まともな人?」
「・・・・・それって・・・」
「鈴ちゃん・・・・・気分悪くなったら、ゴメンだけど
レベル低くない?」
「・・・・・・・・・・低い・・・よね・・・やっぱり」
まぁ、学校でのあの姿を見る限り、最低クラスなんだろうな・・・
「ごめんね、でも、いい噂きかないし、クズクラスだし・・・」
「あ! 気にしてないよ、だって、あんなんだしね」
でも、2人が、シャキっとしてる紫音を見たらドウナルンダロウ?
優美ちゃんと、桜が見た紫音は
全裸コートだったし、髪型もセットしてなかったし
中途半端だったけど・・
・・・・・・・・どうしよう・・・・
カッコイイ紫音の姿を、みんなに見せたくない
いや・・・レベル低いって言われるのも、釈然としないから
半分ほど、カッコイイ紫音なら見せたい・・・・・・ん?
イヤ、違うって、紫音が、カッコイイのを自慢したいんじゃなくて
イヤ、自慢したいんだけど・・・なんか・・・・こう・・・
あぁぁぁああああ・・・釈然としない・・・・
うん、紫音がカッコイイ事を知ってるのは、私と、くーちゃんだけでいい
うん、誰が何と言おうと、紫音はカッコイイんだから
ん?違う違う
だから、紫音は、カッコヨクないって
ちょこっと、人より強くて
ちょこっと、なんでも出来て
ちょこっと、頼りになるだけだもん
あんな、適当な変人、カッコイイわけないもん
うん、うん
「鈴ちゃん?何一人で、首を縦に振ったり横に振ったり、百面相しているの?」
かんなの声で現実にもどされ
何故だか分からないが、焦って・・
「え?・・・何でもない、何でもないって」
そんな会話をしていると
カッコイイ店員さんが、美味しそうな食事を運んできた
かんなも夏目も、照れくさそうに受け取り
3人は、別々の物を注文していて、シュアしながら、楽しく食べるのだった
カッコイイ (?)店員さんが居て、オシャレで食べ物も美味しい
流石、天下の新宿のお店だね~
そんな事を思いながら
鈴の頭の中には、今食べた食べ物のレシピが高速で描かれていた
食べ終えた後、楽しく喋っていた、かんなの動きが止まる
きになった、鈴と夏目は、その、かんなの視線の先に目を向ける
そこには、なぜ?と、今まで気がつかなかったと言わないばかりの
大きなポスターが在ったのだ
「超絶人気シンガーソングライター【IA(イア)】が絶賛オススメする
期間限定【ベリーベリーベリープリンパフェ】」
それは【IA】がパフェを美味しそうに食べる
サイン入りポスターであった
昨年の夏に、デビューした、女性シンガー
今もっとも有名な、歌い手であり
彼女のラブソングは男女問わず、10代から30代に絶大の人気を誇っていた
その中でも、有名な曲は、デビュー前に動画サイトに上げた
片思いの少女の切ない想いを唄った
【Yours ever】
動画サイトで徐々に人気の出た、この歌は
瞬く間に、5千万再生を超え
彼女は、高校を卒業後、メジャーデビューをする事になった
かんなも、夏目も例外でなく、IAの大ファンでもあった
「イアが、進めるなら、食べなければ!!」
「ですね!」
「ぷっ!まだ食べるの?」
「スィーツは別腹ですよ、鈴」
真顔で答える夏目
かんなは、手を上げて
先ほどのカッコイイ店員を呼び
またも、照れくさそうに
「ベリベリベリープリンパフェ3つ!!」
てか、私も食べるのかよ・・・・
店員は、ニコリと、かんなに微笑むと、奥に消えていった
数分後、それは運ばれてきた
バニラアイスの土台に大きめの自家製プリン
その上に散りばめられた宝石は
ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー
そしてホイップクリームで飾られた、美味しそうなパフェであった
かんなは、逸る気持ちを抑えながら
スプーンでプリンとブルーベリーを掬うとと口に入れる
「ん~~~~~~おいしぃい~~~」
それに続くように、夏目も鈴も、パフェにスプーンを入れるのだった
楽しそうにパフェを食べてた
3人の前に突如現れた
黒く・デカく・図太い物体!
それは・・・いったい・・・・・!?
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