上 下
62 / 180
中等部・合宿編

54話 それからの 速見 山本 達

しおりを挟む

神奈川県、とある街


うっすらと、空が明るくなりはじめ


朝の早い人間は既に動き出す時間帯であった


静まりかえる町並み、微かに聞こえるは、鳥達のこえであろう


これぞ気持ちの良い朝の風景とも言える


そんな街の通りに出てきた男、大きく両手を上げ深呼吸をする

一瞬足元が、ふらついたが、頭を押さえ足を踏ん張る

その男の名前は山本という

仲間達と今まで数時間近く飲んでいたのだった

さすがの山本も、ビールから始まり、カクテル、日本酒、芋焼酎と
飲みまくっていた、芋焼酎に関しては、一人で1升空けたのだから
足元がふらつかない方がおかしいのだ

山本が出てきた店から、一緒に飲んでいた10数人の仲間達が出てくる






** 音声だけをお楽しみください **






「う、、、」


オエ、、、、ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ



・・・・・・・・・・・・・・




「や、山本さん、速見が吐きやがった」

「そんなとこで吐くな!」


「ぅわ・・・ヴぇ・・・・」



ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ





オエ・・・・・・・

「もう・・・だ・・・・め・・・・」

  ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ






「うわぁ、もらいゲロで祐也と近藤も、誰かどうにかしろ」


「う・・・・・・オ・レ・モ・・・」



 ゲロゲロゲロゲオrゲロゲロゲロゲロ


ゲロゲロゲロゲロゲロ


「がまんで  ォェ  きませ   ゥェ  」


ゲロゲロゲロゲロゲロゲロ



「山本さん大吾と真一と修二も」




 バタ!  ・・・・ぐぅ・・・・・ぐぅ・・・


「祐也も潰れたぞー おい健吾そこで寝るな!」



カンカンカン・・・・

「アハハ たか~~い アハハ  ウッキィーーーーーー」


「ヒャヒャヒャヒャ サルだ!サルがいるぅ~~~~」



「山本さん、権田が電信柱に登りました」

「叩き落とせ!」

               「かわいいこいるじゃんよ」

ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ



「あぁぁああああーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・オエ」

ゲロゲロゲロゲロ


「ねぇ、彼女~かわいいね~~ヒック、一緒にあそばなうぃ ヒック」

「バカがいるぞ~ヒカルが、ポスターの女、ナンパしてやがるぅ」



ゲロゲロゲロゲロ


                  「ウキウキウッキーー」


「ゲロ吐きながら、こっちくんな!」


カチャ、・・・シャーーーーーーーーーーーーーーーー


「あ!速見さんが、放置自転車でどっか走っていったす」

 
              「ウッキィィーーーーー」

「アホは、ほっとけーー!」


「山本さん、やばいっす」

「なにが!?」

「オレも・・・もう・・・・ゲンカイ」


ゲロ・・・ジャァァーーーーバッシャーーーゲロゲロゲロ




「よっぱらい共がぁぁ、たいがいにしろぉぉぉぉぉぉーーーーーーーー」




**********

作者から1言
題名に【それから】が付く、それからシリーズ
本編とは、ほぼ関係ない話であり
この話を書きたいが為にあったりする。

*********
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺にはロシア人ハーフの許嫁がいるらしい。

夜兎ましろ
青春
 高校入学から約半年が経ったある日。  俺たちのクラスに転入生がやってきたのだが、その転入生は俺――雪村翔(ゆきむら しょう)が幼い頃に結婚を誓い合ったロシア人ハーフの美少女だった……!?

漢字一文字タイトルシリーズ №4 「杯」

國永 覚
現代文学
原稿用紙5枚程度の作品です。 「杯」は「さかずき」と読みます。 今回は葬儀会場が舞台です。

プレッシャァー 〜農高校球児の成り上がり〜

三日月コウヤ
青春
父親の異常な教育によって一人野球同然でマウンドに登り続けた主人公赤坂輝明(あかさかてるあき)。 父の他界後母親と暮らすようになり一年。母親の母校である農業高校で個性の強いチームメイトと生活を共にしながらありきたりでありながらかけがえのないモノを取り戻しながら一緒に苦難を乗り越えて甲子園目指す。そんなお話です *進行速度遅めですがご了承ください *この作品はカクヨムでも投稿しております

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

優秀賞受賞作【スプリンターズ】少女達の駆ける理由

棚丘えりん
青春
(2022/8/31)アルファポリス・第13回ドリーム小説大賞で優秀賞受賞、読者投票2位。 (2022/7/28)エブリスタ新作セレクション(編集部からオススメ作品をご紹介!)に掲載。 女子短距離界に突如として現れた、孤独な天才スプリンター瑠那。 彼女への大敗を切っ掛けに陸上競技を捨てた陽子。 高校入学により偶然再会した二人を中心に、物語は動き出す。 「一人で走るのは寂しいな」 「本気で走るから。本気で追いかけるからさ。勝負しよう」 孤独な中学時代を過ごし、仲間とリレーを知らない瑠那のため。 そして儚くも美しい瑠那の走りを間近で感じるため。 陽子は挫折を乗り越え、再び心を燃やして走り出す。 待ち受けるのは個性豊かなスプリンターズ(短距離選手達)。 彼女達にもまた『駆ける理由』がある。 想いと想いをスピードの世界でぶつけ合う、女子高生達のリレーを中心とした陸上競技の物語。 陸上部って結構メジャーな部活だし(プロスポーツとしてはマイナーだけど)昔やってたよ~って人も多そうですよね。 それなのに何故! どうして! 陸上部、特に短距離を舞台にした小説はこんなにも少ないんでしょうか! というか少ないどころじゃなく有名作は『一瞬の風になれ』しかないような状況。 嘘だろ~全国の陸上ファンは何を読めばいいんだ。うわーん。 ということで、書き始めました。 陸上競技って、なかなか結構、面白いんですよ。ということが伝われば嬉しいですね。 表紙は荒野羊仔先生(https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/520209117)が描いてくれました。

Bグループの少年

櫻井春輝
青春
 クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?

しゅうきゅうみっか!-女子サッカー部の高校生監督 片桐修人の苦難-

橋暮 梵人
青春
幼少の頃から日本サッカー界の至宝と言われ、各年代別日本代表のエースとして活躍し続けてきた片桐修人(かたぎり しゅうと)。 順風満帆だった彼の人生は高校一年の時、とある試合で大きく変わってしまう。 悪質なファウルでの大怪我によりピッチ上で輝くことが出来なくなった天才は、サッカー漬けだった日々と決別し人並みの青春を送ることに全力を注ぐようになる。 高校サッカーの強豪校から普通の私立高校に転入した片桐は、サッカーとは無縁の新しい高校生活に思いを馳せる。 しかしそんな片桐の前に、弱小女子サッカー部のキャプテン、鞍月光華(くらつき みつか)が現れる。 「どう、うちのサッカー部の監督、やってみない?」 これは高校生監督、片桐修人と弱小女子サッカー部の奮闘の記録である。

切り札の男

古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。 ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。 理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。 そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。 その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。 彼はその挑発に乗ってしまうが…… 小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。

処理中です...