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中等部・合宿編

48話 リビングのオブジェに。

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 島崎と女性の前に立つ男達は、自身の残った勇気を振り絞り
机の上に裸の上半身を投げ出した男を睨みつける

 それを楽しむかの用に
すでに、恐怖し心が壊れそうな女性に対し
紫音は言葉にスキルを乗せ、語りだした

 紫音はスキル【波】を使う
言葉吐き出すたびに、微妙にスピードを変え、音程をかえ
耳障りで吐き気を、感じられるような話し方で
念話も、念話によるイメージの交換も出来ない人間達に
1秒間に10回ほど、1万分の1秒に満たない、あるイメージを送り込みながら

「おもちゃと言っても
 手荒い扱いをする気はないぞ?
 まずは、片方の女に
 軽い媚薬でギリギリの線で意識を保たせ
 その可愛らしい四肢の先から
 ゆっくりと、ゆっくりと愛撫し
 快感に慣れさせてやろう
 俺の指使いの快楽に限界を感じ
 女から入れてくださいと、ねだるまでな
 そして、ゆっくりと、ゆっくりと
 俺の一物を差し込んでやろう
 その時こそ、その女は
 人生で最高の幸福を味わうことになるだろう
 何度も何度も突いてやろう
 そして、たどり着いた快楽と同時に
 その指を切り落とす!

 そう、痛みとは刺激だ
 快楽に落ちた時こそ
 痛みは処女膜を破られた時と同じく
 天国へのぶっ飛ぶドラックの様な物だ!!
 いやなら、快楽に届きイク事を我慢する事だが
 俺相手に我慢など出来る訳が無い
 まぁ、我慢するほどイッヤ時の快楽と痛みは倍増していくがな
 まぁ、手の指10本
 そして四肢4本
 14回程しか味わえない想像を超えた快楽だがな!
 殺しはしないぞ?きちんと治療してやる

  あぁ、手足も失えば、生活に支障はでるだろう
 心配するな、俺は可愛いオモチャを捨てるような残忍ではない
 毎日毎日、俺が世話をしてやる
 優しく優しく俺専用の肉便器としてな
 ん? ちゃんと食事も用意するし
 下の世話もしてやるぞ
 最高だとは思わないか?

 何もしなくていい
 そう、手を動かす事も、歩く事も
 ただ、毎日快楽に溺れていればいいだけだ!
 俺が居ない時も、バイブとローターを突っ込んでやる

 もう片方の女には
 とりあえず、その光景をずっと見てもらい
 俺の優しさを知ってほしいものだ
 そうすれば俺に惚れるしかないだろ!
 俺、やさしいし、チョーーーかっこいいからな!
 そうなれば、自分から体をさしだすだろ
 俺は差別はしない
 同じように前の女同様、人生最高の幸せを与えてやる

 ん?
 なんだ聞いただけで、おもらししたのか?
 そんなに俺と共に快楽に溺れるのが嬉しいのか?

 だが・・・困ったな
 俺1人だし
 相手出来るのは半分に・・・
 いや、アレも居るからもう少し減るかな・・・
 こうなったら、4Pでも5Pでもいっか
 全員に快楽を幸せを与えてやるぞ
 怖い顔すんなよ
 別に、イジメようって気はないんだ
 みんなで一緒に幸せになろうってな
 みんな幸せって好きだろ?
 別にお前達の精神を操作しようとか
 傷つけようって気はないぞ!
 だって、正常な精神を持つ女を
 甚振るほど楽しいことはないからな!

 それに、飽きたからって捨てはしないぞ
 インテリアの1つとして
 リビングに飾ってやる
 喜べ、ほのか芸術的な肉体を持つ女と
 その裸体を並べ、芸術作品の1つになれる
 そうすれば、幸せな物同士
 他の作品とも友達にもなれるだろうし
 話も弾むだろうし
 あ、先輩のオブジェ達と喧嘩するなよ
 と言っても、1個、嫉妬深い奴が居るからな
 っま、手足ないから出来ても口喧嘩か?
 
 心配すんな2人共友人同士離れ離れにならない様に
 きちんと並べて飾ってやるぞ!
 あぁ8つも並ぶオッパイ!
 日替わりオッパイか!
 どうせなら、7個ならべて」

「おい!変態、そこまでにしておけ」

 黒い仮面の男が、その言葉をとめる。

 念話が出来ない人間でも、感受性の高い女性達は
その言葉に、その言葉の内容と、イメージも浮かばない何かを受信し
頭の中に、言葉に表せない、いやその想像すら、何かも判らない物を想像した

女の1人が倒れこみ
口に手を当てて嗚咽し胃の中の物を吐き出し

女の1人は同じく倒れこみ
全身を震わせ涙し、床には湯気を上げる液体が充満していくのだった。


 
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