上 下
15 / 180
中等部・合宿編

8話 真性●●●・・・。

しおりを挟む
 


 リルは、先ほどの紫音の裸体を思い出し

リ「あぁ、数日見ない間にご立派になられまして
 私は、とても感動しております
 ティアに録画映像をコピーしてもらうよう
 お願いもできましたし
 今日は、なんて素晴らしい日でしょう」

 手のひらの上で話していた、リルは
頬を紅色に染め体をくねらせながら、話をすすめる

雲行きがおかしい・・・・・


リ「ああ、もう肉体的には
 中学2年生ですし、オ●ニーもしてるでしょうし
 あぁ私が手伝いたい
 ですが
 口に含もうと顔を近づけたら顔を蹴られましたし・・・
 あの完成された肉体をすみずみまで舐め回し
 あ・・・あの時はつまみ出されましたね・・・
 どうせなら、私の身体を使って、と・・・
 無理やり押し倒したら、髪の毛を焼かれましたし・・・
 もう、どうしましょう!!!
 シオン様の感じられる様に
 今すぐにでも肉体と肉体を重ね、1つになりたい!!
 そして、●●●●とか、▲▲▲▲とか」


鈴「まっぁたぁっぁぁあああああああああああああ」

大声でリルの暴走を止める

鈴「リ・リ・リ・リルさん、リルさん
 それ以上は、ダメです
 さすがに紫音は変態ですが
 それ以上は、勘弁おねがいします」


 リルは、3人を見渡すと
冷静を取り戻したらしく
視線を斜めしたに落としながら

「え~・・・、申し訳ありません、すこし自分の欲望に負けました」

あれで、すこしなのか!!
紫音も変態だが
リルも変態と言うか
完全な真性痴女 (ビッチ)! ほんと・・・どんだけなのよ・・・
って・・・あ・・・。
ふと視線を二人に向けると
桜も優美ちゃんも、顔を真っ赤にして下をむいている
多分私も真っ赤でしょう・・・
2人共ごめんなさい

リ「脱線しましたね
 私が鈴様に言いたいことは
 『グッジョブ!!』と言うことです」

それは、素晴らしい、幸せそうな笑顔で言われてしまいました
返す言葉が浮かびませんよね・・・
もう、AI搭載デバイスと言っても信じてもらえないだろうな・・・

沈黙がながれる・・・・・・・・・・・

リルが暴走してから 1分ほどの沈黙が続くのだた。

 鈴は意味不明な恥ずかしさがこみ上げており
どう対処していいか解らないし

優美は顔を真っ赤にしたまま、色々考えていた
そういう話には免疫が無いのか
混乱するし妄想がとまらないのだろう
小刻みに首を左右にふっている

桜は兄がいるので、多少は免疫があるのか
顔は多少赤いが、すでに平常運転である
膝を抱えて座って暇そうに体を左右に揺らしていた。


 何とも言えない空気がながれる
1分が数十分にも感じる中
リルの言葉が沈黙をやぶる

「桜様、少しよろしいでしょか?」

桜「なぁにぃ~リルちゃ~ん?」

リ「先程から暇そうにお見受けしますが?」

桜「ん~~ひまだよねぇ~?やることないしぃ~」

リ「それでは、外にでて骨でも殴りますか?」

桜「いいの?」

優「まって、外出るって、結界はどうするつもり?」

びっくりした優美は、リルに向かって聞いてくる
リルは、すこし首を傾けてこたえる

リ「たぶん大丈夫だとおもいます」

優「なにが?大丈夫なの?」

うん、優美ちゃん、リルに遊ばれてる
そしてリルは、優美を無視して話を続けるのだった

リ「それでは桜様の、戦闘スタイルと
 得意武器をおしえてもらえますか?」

桜「うんとねぇ~格闘?なぐる?ける?」

リ「それでは、これを、お使いください
 試作品なので、後でお返しください」

 リルは何もない空間から
指先の部分が切り取られたナックル付き手袋を取り出し
桜にわたすと、かるく説明をする。

 そんなやり取りを、放心状態で見ている優美
人間びっくりしすぎると言葉もでないらしい。

 桜は立ち上がり
両手の拳に付けたナックルを胸の前で軽く合わすと魔法陣が浮き出る
魔法刻印付き武器である
そして桜は優美が展開している
防御結界を打ち抜くのだった
直径2mほの穴が空き
その後ろにいたボーンウォーリヤーが数体吹き飛ぶ

優「え?!結界に穴?」

リ「桜様、監視デバイス13機すでに排除済でございます
 多少暴れても支障はない物と思われますが
 お気をつけて、いってらっしゃいませ。」

 それを確認すると
桜は、その空いた穴から嬉しそうに外に飛びだしていった。

優「え?監視は、排除済?いつ?
 というか、さっきの手袋どこから??」

 横目で優美を確認する、リル
優美に気づかれないように、楽しそうに笑っている
完全に、リルに遊ばれていいますよ・・・。 

 それとは、相対しては、さすがの桜である
目の前の現実を、そのまま受け入れ
楽しいと思う事にすぐさま行動に移れる
天然の楽天家である。

 優美は自信のあった、物理防御結界と魔法防御結界
それを破壊せずに、同時に穴を開けたと言う事や
知らない間に十数機あった監視デバイスが排除されていた事に、びっくりする
それ以上に何も無い空間から手袋が出てきた事に、自分の目を疑う
そんな事を気にする事もなく、リルは桜を送り出すそして

リ「では、結界を修復します」

優「え?」

リルは、左手を穴の方向へかざすと、結界が修復されていった。

優「どうやって?」

 この十数分の間に、優美の中の常識と言うものは崩れていく
数時間前までは、中等部生徒会の課外合宿と言うことで
優しい先輩、同級生、後輩と楽しく過ごしていたと言うのに
その合宿は、優美のせいで、襲われた
どれだけ優美は落ち込んだだろう
それは言葉では表せれないほどであるだろう
それで仲の良い友達が死のうものなら
きっと精神がもたなかっただろう。

 優美は、十士族の一つである、四条家の長女である
幼少の頃から多少なり世界の裏の顔を教え込まれている自負はあった
世の中に出してはならない魔法や秘密もしっている
優美の持ってる力も四条家の秘密でもある

それすら凌駕する出来事が起きているのだ

それは親友の、鈴が引き起こした事柄である
召喚魔法から始まり、裸の鈴の兄、AI搭載型デバイス【リル】
とくにこの、リルに関しては、優美の常識は何一つ通じない

優美は何一つ考えがまとまらない、ただ今できることは
結界魔法を維持し、鈴を守ることだけと心に刻む
あと10分程度で終わると言う、リルの言うことを信じて
左手をかざす魔法陣に力をこめる。

 一連の流れを、後方から見ていた鈴も
ある意味でドキドキであった。

 リルが出て来た事が、びっくりなのだ
本人は、AI搭載デバイスと言い放ったが
真っ赤な嘘である
本人いわく精霊とか妖精みたいなものだと言っていた

詳しい話は教えてくれないのだけれど
この世界には存在しない生き物であり
小説又は、ファンタジーの中に存在する生き物なのだから
言っても私には理解できないと思ってるのだろか?

私も少しは、ファンタジー系の、小説・ラノベも読む事も有るし
異世界に行ったことも有る事はリルも知ってる
だけど、リル程の万能なキャラクターは
主人公クラスの無敵キャラ位しか思い浮かばないし

そんな、リルが、あの変態紫音を、主と慕うのが未だに理解できないのである

リルの存在を知っているのは、私を入れても数人ほどだ
にしても自由奔放にやりすぎである。


 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

プレッシャァー 〜農高校球児の成り上がり〜

三日月コウヤ
青春
父親の異常な教育によって一人野球同然でマウンドに登り続けた主人公赤坂輝明(あかさかてるあき)。 父の他界後母親と暮らすようになり一年。母親の母校である農業高校で個性の強いチームメイトと生活を共にしながらありきたりでありながらかけがえのないモノを取り戻しながら一緒に苦難を乗り越えて甲子園目指す。そんなお話です *進行速度遅めですがご了承ください *この作品はカクヨムでも投稿しております

Bグループの少年

櫻井春輝
青春
 クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

義姉妹百合恋愛

沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。 「再婚するから」 そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。 次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。 それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。 ※他サイトにも掲載しております

真っ白なあのコ

冴月希衣@商業BL販売中
青春
【私だけの、キラキラ輝く純白の蝶々。ずっとずっと、一緒にいましょうね】 一見、儚げな美少女、花村ましろ。 見た目も性格も良いのに、全然彼氏ができない。というより、告白した男子全てに断られ続けて、玉砕の連続記録更新中。 めげずに、今度こそと気合いを入れてバスケ部の人気者に告白する、ましろだけど? ガールズラブです。苦手な方はUターンお願いします。 ☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*☆ ◆本文、画像の無断転載禁止◆ No reproduction or republication without written permission.

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

青天のヘキレキ

ましら佳
青春
⌘ 青天のヘキレキ 高校の保健養護教諭である金沢環《かなざわたまき》。 上司にも同僚にも生徒からも精神的にどつき回される生活。 思わぬ事故に巻き込まれ、修学旅行の引率先の沼に落ちて神将・毘沙門天の手違いで、問題児である生徒と入れ替わってしまう。 可愛い女子とイケメン男子ではなく、オバちゃんと問題児の中身の取り違えで、ギャップの大きい生活に戸惑い、落としどころを探って行く。 お互いの抱えている問題に、否応なく向き合って行くが・・・・。 出会いは化学変化。 いわゆる“入れ替わり”系のお話を一度書いてみたくて考えたものです。 お楽しみいただけますように。 他コンテンツにも掲載中です。

処理中です...