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第1章 少女とアクマ
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俺はその手紙を読み返した。
そして、仲間にその手紙を回す。
「どうだ、これでいいか?」
俺、アギトは仲間の反応を待った。
仲間からの返事はない。
俺自身すぐに読み終わるような内容で簡潔に書いたつもりだったが,仲間からしたら少し難しかったのだろうか,それとも,どこかまずいことを書いてしまっていたのだろうか。
俺がそう心配していると、
「いいんじゃねぇの」
仲間の1人、テルがそう返してきた。
俺はほっとして息を吐いた。
「まぁ、どうせ帰ることはないんだから書いてて問題はないだろ」
そう言ったのは、偵察部隊唯一の女、ガラナだった。
彼女が指で指していたのは、帝国に対する愚痴だった。
俺はそれを見て少し頬が緩んだ。
「当たり前だ。俺たちは森の奥には入らねぇ。今から隣国、アルトロル王国に行くんだからな」
俺がそう言うと、仲間たちが笑い出した。
「ほんっと最高だよな。俺たちが偵察に行くと見せかけて、実は隣国に逃げるってな」
仲間の1人がそう言った。
俺の偵察部隊の人数は2桁にも満たない、6人だ。
そして,俺はその中のリーダー的存在ってだけで生きてきた。
俺は少し魔法が使える。
他の奴らも少しずつ偵察に役立つものは持っているがこれと言って役に立つ能力はない。
俺たちは、偵察部隊と言われてはいるが、実際のところ囮部隊でしかないのだ。
使い捨ての銃弾のように、俺たちも使い捨てられる運命なのだ。
※※※
次回はまたティア&ラビリスパートに戻ります。
ラビリスの言葉がだいぶん読みづらいと思いますが、
あと少しの辛抱です!
恐らく4~5話後にはラビリスが普通に喋れてるはず……
そして、仲間にその手紙を回す。
「どうだ、これでいいか?」
俺、アギトは仲間の反応を待った。
仲間からの返事はない。
俺自身すぐに読み終わるような内容で簡潔に書いたつもりだったが,仲間からしたら少し難しかったのだろうか,それとも,どこかまずいことを書いてしまっていたのだろうか。
俺がそう心配していると、
「いいんじゃねぇの」
仲間の1人、テルがそう返してきた。
俺はほっとして息を吐いた。
「まぁ、どうせ帰ることはないんだから書いてて問題はないだろ」
そう言ったのは、偵察部隊唯一の女、ガラナだった。
彼女が指で指していたのは、帝国に対する愚痴だった。
俺はそれを見て少し頬が緩んだ。
「当たり前だ。俺たちは森の奥には入らねぇ。今から隣国、アルトロル王国に行くんだからな」
俺がそう言うと、仲間たちが笑い出した。
「ほんっと最高だよな。俺たちが偵察に行くと見せかけて、実は隣国に逃げるってな」
仲間の1人がそう言った。
俺の偵察部隊の人数は2桁にも満たない、6人だ。
そして,俺はその中のリーダー的存在ってだけで生きてきた。
俺は少し魔法が使える。
他の奴らも少しずつ偵察に役立つものは持っているがこれと言って役に立つ能力はない。
俺たちは、偵察部隊と言われてはいるが、実際のところ囮部隊でしかないのだ。
使い捨ての銃弾のように、俺たちも使い捨てられる運命なのだ。
※※※
次回はまたティア&ラビリスパートに戻ります。
ラビリスの言葉がだいぶん読みづらいと思いますが、
あと少しの辛抱です!
恐らく4~5話後にはラビリスが普通に喋れてるはず……
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