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51 桶狭間の戦い 2
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永禄三年(1560年)五月
鳴海城
織田信秀に重用されながら、今川方に寝返った山口教継と、今川家重臣岡部元信の入る鳴海城は、黒末川より上陸した、彦右衛門(滝川一益)率いる赤備えの兵二百と、善照寺砦の佐久間信盛と丹下砦の水野帯刀等の兵に包囲され、猛攻に晒されていた。
鳴海城の城兵は、今川兵を含めて二千。
それが為す術もなく蹂躙されていた。
始まりは、抱え大筒による城門の破壊だった。
まだ日が明けぬ暗い中近付いた十人の抱え大筒による攻撃により城門が破壊され、それと同時に赤備えの精鋭が城内に雪崩れ込んだ。
彦右衛門達とは別に、小南と佐助率いる八部衆の戦闘部隊も城内へと侵入、非戦闘員の確保を図っていた。
本日未明より、尾張侵攻作戦が始まる事を知っていて、出陣の準備を終えていた鳴海城の城兵達だが、気配を消した抱え大筒の攻撃を許してしまう。
城門に近付くまでの見張りの兵や見回りの兵は、八部衆により始末されていく。
そして轟音と共に雪崩れ込む鬼の咆哮により、城内はパニックに陥る。
「な、何があった!」
出陣の準備を終え、さあ戦さだと気を引き締めていた筈の山口教継が狼狽え叫ぶ。
そこに兵が駆け込んで来た。
「城門が破られ、敵兵が雪崩れ込んで来ました!」
「織田の兵か!」
それに先に反応したのは岡部元信だった。
「いえ、赤備えに笹竜胆と割菱紋、五常の旗印は、北畠義具の手勢かと思われます!」
「北畠が何故!」
「……岡部殿、北畠左近衛少将の正室は織田弾正忠の妹で御座る」
岡部元信は、予想外の名に困惑するが、山口教継がその理由を説明した。
「伊勢を統一した北畠家と、織田弾正忠家は同盟を結んでいたのか……」
「そう言う事でしょうな」
「くっ、北畠勢を押し返すぞ!」
そう言うや否や、岡部元信は駆け出した。
そして岡部元信が目にしたのは、赤い波に呑み込まれて行く城兵だった。
彦右衛門は、織田方の佐久間信盛達の兵には、城内での乱取りや乱暴狼藉の禁止を伝えていた。
最初その話を聞いた佐久間信盛が反発するも、北畠勢の発する圧倒的な強者の気配に、顔を青くして頷くしかなかった。
彦右衛門達が去った後、佐久間信盛は城内での乱取りと乱暴狼藉禁止を兵に徹底させる。違反した者は打ち首にすると、雑兵にまで周知させる。
そんな事もあり、織田勢よりも積極的に先行していた。
そして岡部元信が見たのは、生き残り投降した兵を拘束する北畠の黒鍬衆と、赤備えの兵を率いて近づく彦右衛門だった。
「某は、今川家家臣、岡部丹波守元信也! 尾張のうつけに味方した事を後悔させてやるわ!」
「某、北畠左近衛少将義具様が家臣、滝川一益で御座る。某がお相手致す。冥土の土産とするがいい!」
岡部元信が刀を抜き彦右衛門に斬りかかる。
岡部元信の家臣達も一斉に襲いかかるが、赤い鬼達にとっては、目を瞑っても勝てる程度の相手だった。
「ウグッ!」
斬りかかる岡部元信の刀を避けると同時に、抜き打った彦右衛門の刀が、岡部元信の首筋に吸い込まれた。
血が吹き出し体から力が失われて行く中、岡部元信が人生最後に見たのは、倒れ伏した家臣達の屍だった。
◇
鷲津砦
松平元康が丸根砦を落とすべく攻撃を仕掛けようとしていた頃、織田玄蕃允と飯尾定宗等が守る鷲津砦では、迫り来る今川方の軍勢を前に、城兵五百あまりで籠っていた。
攻めよせるのは、朝比奈泰朝と井伊直盛率いる二千の兵。
尾張侵攻に於いて先鋒の彼等の役目は大きい。
戦さの流れを掴み、この後進軍してくる前衛部隊と本隊に勢いをつける。
その為の準備は万端な筈だった。
兵数は城兵の四倍以上、兵糧も大高城に運び込んで十分にある。この後、豊かな尾張を乱取り出来ると皮算用する兵の士気も高い。
しかし其れも、この戦場で一番の暴力が自らに襲いかかるまでの事だった。
前ノ輪村方面から急襲した圧倒的な力に晒された朝比奈泰朝と井伊直盛の軍勢は壊滅し、逃れたのは雑兵や足軽が僅かという有様だった。
東へと逃げる兵は幸運だった。東以外へと逃げようとした兵は、落ち武者となり周辺の村を襲う懸念があるという理由で、八部衆の追手により徹底的に討ち取られる。
◇
善照寺砦
丹下砦に入った信長は、既に鳴海城が落とされた事を八部衆から報されると、直ぐに善照寺砦へと移動する。
「では鷲津砦と丸根砦を攻める今川方先鋒は壊滅したのだな?」
「はっ、既に一隊が大高城へと攻めかかっている頃でしょう。昼迄には大高城も落ちると思われます」
「それで義弟殿は、どうすると?」
「はっ、殿はこのまま今川方の前線部隊を叩く為、移動すると言付かっております」
信長が善照寺砦に到着すると、源四郎からの使者が待っていた。
その場で報告を受けた信長の行動は早かった。
黒末川を渡り中島砦へと入ると、軍を休ませる事なく今川軍へと向かう。
使者からは、今川軍本隊が桶狭間山付近に本陣をとどめるだろうと助言を受けていた。
「義弟殿が我等の勝利をお膳立てしてくれたわ。あとは今川義元の頸をとるのみ。出陣致す!」
「「「「おおぉぉ!!」」」」
信長が檄を飛ばすと織田勢の士気が盛大に上がる。
今川義元の尾張侵攻の報を聞いた時、殆どの家臣は死を覚悟した。
二万五千の大軍による本気の侵攻だ。勝てるビジョンを持っていた者は信長を除いて居ない。
それが北畠軍の援軍で潮目が変わった。
鷲津砦と丸根砦からも中島砦へ兵が集結していると聞けば尚更だ。
善照寺砦に集結した織田軍は、直ぐさま中島砦へと向かって進軍を開始する。
鳴海城
織田信秀に重用されながら、今川方に寝返った山口教継と、今川家重臣岡部元信の入る鳴海城は、黒末川より上陸した、彦右衛門(滝川一益)率いる赤備えの兵二百と、善照寺砦の佐久間信盛と丹下砦の水野帯刀等の兵に包囲され、猛攻に晒されていた。
鳴海城の城兵は、今川兵を含めて二千。
それが為す術もなく蹂躙されていた。
始まりは、抱え大筒による城門の破壊だった。
まだ日が明けぬ暗い中近付いた十人の抱え大筒による攻撃により城門が破壊され、それと同時に赤備えの精鋭が城内に雪崩れ込んだ。
彦右衛門達とは別に、小南と佐助率いる八部衆の戦闘部隊も城内へと侵入、非戦闘員の確保を図っていた。
本日未明より、尾張侵攻作戦が始まる事を知っていて、出陣の準備を終えていた鳴海城の城兵達だが、気配を消した抱え大筒の攻撃を許してしまう。
城門に近付くまでの見張りの兵や見回りの兵は、八部衆により始末されていく。
そして轟音と共に雪崩れ込む鬼の咆哮により、城内はパニックに陥る。
「な、何があった!」
出陣の準備を終え、さあ戦さだと気を引き締めていた筈の山口教継が狼狽え叫ぶ。
そこに兵が駆け込んで来た。
「城門が破られ、敵兵が雪崩れ込んで来ました!」
「織田の兵か!」
それに先に反応したのは岡部元信だった。
「いえ、赤備えに笹竜胆と割菱紋、五常の旗印は、北畠義具の手勢かと思われます!」
「北畠が何故!」
「……岡部殿、北畠左近衛少将の正室は織田弾正忠の妹で御座る」
岡部元信は、予想外の名に困惑するが、山口教継がその理由を説明した。
「伊勢を統一した北畠家と、織田弾正忠家は同盟を結んでいたのか……」
「そう言う事でしょうな」
「くっ、北畠勢を押し返すぞ!」
そう言うや否や、岡部元信は駆け出した。
そして岡部元信が目にしたのは、赤い波に呑み込まれて行く城兵だった。
彦右衛門は、織田方の佐久間信盛達の兵には、城内での乱取りや乱暴狼藉の禁止を伝えていた。
最初その話を聞いた佐久間信盛が反発するも、北畠勢の発する圧倒的な強者の気配に、顔を青くして頷くしかなかった。
彦右衛門達が去った後、佐久間信盛は城内での乱取りと乱暴狼藉禁止を兵に徹底させる。違反した者は打ち首にすると、雑兵にまで周知させる。
そんな事もあり、織田勢よりも積極的に先行していた。
そして岡部元信が見たのは、生き残り投降した兵を拘束する北畠の黒鍬衆と、赤備えの兵を率いて近づく彦右衛門だった。
「某は、今川家家臣、岡部丹波守元信也! 尾張のうつけに味方した事を後悔させてやるわ!」
「某、北畠左近衛少将義具様が家臣、滝川一益で御座る。某がお相手致す。冥土の土産とするがいい!」
岡部元信が刀を抜き彦右衛門に斬りかかる。
岡部元信の家臣達も一斉に襲いかかるが、赤い鬼達にとっては、目を瞑っても勝てる程度の相手だった。
「ウグッ!」
斬りかかる岡部元信の刀を避けると同時に、抜き打った彦右衛門の刀が、岡部元信の首筋に吸い込まれた。
血が吹き出し体から力が失われて行く中、岡部元信が人生最後に見たのは、倒れ伏した家臣達の屍だった。
◇
鷲津砦
松平元康が丸根砦を落とすべく攻撃を仕掛けようとしていた頃、織田玄蕃允と飯尾定宗等が守る鷲津砦では、迫り来る今川方の軍勢を前に、城兵五百あまりで籠っていた。
攻めよせるのは、朝比奈泰朝と井伊直盛率いる二千の兵。
尾張侵攻に於いて先鋒の彼等の役目は大きい。
戦さの流れを掴み、この後進軍してくる前衛部隊と本隊に勢いをつける。
その為の準備は万端な筈だった。
兵数は城兵の四倍以上、兵糧も大高城に運び込んで十分にある。この後、豊かな尾張を乱取り出来ると皮算用する兵の士気も高い。
しかし其れも、この戦場で一番の暴力が自らに襲いかかるまでの事だった。
前ノ輪村方面から急襲した圧倒的な力に晒された朝比奈泰朝と井伊直盛の軍勢は壊滅し、逃れたのは雑兵や足軽が僅かという有様だった。
東へと逃げる兵は幸運だった。東以外へと逃げようとした兵は、落ち武者となり周辺の村を襲う懸念があるという理由で、八部衆の追手により徹底的に討ち取られる。
◇
善照寺砦
丹下砦に入った信長は、既に鳴海城が落とされた事を八部衆から報されると、直ぐに善照寺砦へと移動する。
「では鷲津砦と丸根砦を攻める今川方先鋒は壊滅したのだな?」
「はっ、既に一隊が大高城へと攻めかかっている頃でしょう。昼迄には大高城も落ちると思われます」
「それで義弟殿は、どうすると?」
「はっ、殿はこのまま今川方の前線部隊を叩く為、移動すると言付かっております」
信長が善照寺砦に到着すると、源四郎からの使者が待っていた。
その場で報告を受けた信長の行動は早かった。
黒末川を渡り中島砦へと入ると、軍を休ませる事なく今川軍へと向かう。
使者からは、今川軍本隊が桶狭間山付近に本陣をとどめるだろうと助言を受けていた。
「義弟殿が我等の勝利をお膳立てしてくれたわ。あとは今川義元の頸をとるのみ。出陣致す!」
「「「「おおぉぉ!!」」」」
信長が檄を飛ばすと織田勢の士気が盛大に上がる。
今川義元の尾張侵攻の報を聞いた時、殆どの家臣は死を覚悟した。
二万五千の大軍による本気の侵攻だ。勝てるビジョンを持っていた者は信長を除いて居ない。
それが北畠軍の援軍で潮目が変わった。
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