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33 於市来る
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天文二十四年(1555年)八月
小氷河期のこの時代、それでも暑い夏の日、尾張から於市が安濃津の城へと移って来た。
「この二又の針で疱瘡に罹らないのですか?」
「はい、少しチクッとしますが、直ぐに終わりますので」
安濃津に到着した二日後、於市と尾張から一緒について来た侍女への種痘を行っていた。
北畠家の医療を担当するのは彦五郎。家臣の三男で弓や槍が不得手だった彦五郎に、俺は北畠家の医療関係を任せる事にした。
彦五郎は武術や氣の運用もからっきしダメだけど頭は凄く良かった。
それから彦五郎と同じ様な武士に向かぬ者を集め、衛生兵として組織したんだ。
衛生状態の改善から始まり、種痘とペニシリンの生成を五年かけて実現した。
伊勢の北畠領内での乳幼児の死亡率は、目に見える程に改善されたが、それでも救えない命の方が多い。
俺はさて置き、身内の病いなら氣を用いた仙術で大抵のものは治す事は出来るが、無理なものもある。
彦五郎達衛生兵は、罪人の死体を解剖してまで、外科手術の技術を磨こうとしてくれている。
手術用の器具も色々と開発してきた。
ただ俺は医者でもないし、知識も中途半端だから、思うようにいかない事の方が多く、己の無力さを実感している。
種痘から数日経った日、於市を安濃津の城下町や湊を案内する事にした。
「あれは南蛮船ですか? 見た事もない黒い大きな船です」
「南蛮船を見本にしているが、中身は色々と違う」
安濃津の湊には、黒いキャラベル船が二隻荷下ろしをしていた。キャラベル船以外にも関船や小早などの姿も見てとれる。
於市は船と湊に建ち並ぶ蔵の数に驚いている。
尾張の津島は河川湊なので、賑わってはいても規模は大きくない。
ここは軍事港なので、大湊ほどの賑わいはないが、それでも北畠水軍の基地なので、多くの水軍衆の姿が観れる。
ガレオン船を建造出来るだけの木材の調達も、日本だけでは難しくなってきたので、シベリアやアラスカに造船の拠点を造る計画もある。
日本海に突き出した半島にあるウラジオストクも押さえておきたい。
不凍港であり、後の世の対ロシアを考えれば、今のうちから動いても遅くない。
「広い道ですね」
「火事の際に延焼を防ぐ為、広い道と広場を設けているんだ」
城下町は、町割りの段階から火事対策をした。
安濃津の街は、南北の川に挟まれ、東側は海、西側には外堀と土塀で囲まれた総構えの街だ。
「甘い物でも食べていくか」
「甘い物ですか?」
安濃津の街には、直営の甘味処がある。
羊羹や落雁、団子や饅頭が店頭で売られている。
そしてお店の一画でお茶とお菓子が楽しめるようになっていた。
「どうぞ、セツさんも食べてください」
「頂きます」
セツさんというのは、於市の侍女として尾張からついて来た人だ。
「ほわぁー! 甘い! 甘いです!」
「っ! なんと甘くて美味しい菓子でしょう」
於市とセツさんは満足してくれたみたいだ。
於市とセツさんが食べて感激しているのは、みたらし団子だ。
お餅自体に砂糖が使われ柔らかく仕上げられ、この時代あまり普及していない醤油と砂糖の甘辛い味が、受け入れやすかったのだと思う。
「毎日の鍛錬は辛くないか?」
「いえ、千代女姐さまや楓姐さまと一緒ですから楽しいです」
「そう、それならいいけど、千代女や楓は普通の女子と比べちゃダメだからね」
於市は、安濃津で生活し始めてから、俺達だけでなく千代女や楓も早朝や空いた時間に鍛錬しているのを知り、自分も参加したいと言ってきた。
適度な運動は健康の為にもなるが、俺達の鍛錬は適度な運動ではないからな。
於市は未だ満年齢で言うと八歳だから、あまり激しい鍛錬は毒になる。
だから「氣」を中心に鍛錬させる事にした。
精孔を開かせ、氣を意識させて胎内を循環させる。それのみをずっと無意識で氣を練れるようになるまでにする。
あとは軽く体力作り程度だ。
行く行くは、於市にも護身術や薙刀、小太刀を教えたい。
仙術の入り口である練気術を身に付ければ、大概の危機は乗り越えられる。
於市が安濃津に慣れ始めた頃、黒影に二人で乗り多気御所へと向かっていた。
セツさんは馬術も出来るようで、普通サイズの馬でついて来ている。
黒影の子供達なら於市を落馬させない様に、乗せて歩く事も出来るだろうが、多気御所まではそこそこ距離があるので、安全の為俺と相乗りにした。
「とても大きな馬ですね。兄上が見れば羨みそうです」
『よく分かっている娘ではないか。しかし主人は節操がなさ過ぎではないか?』
(馬鹿、婚約はしたが、結婚は体が大きくなってからだ)
俺の体の前で支える様にして黒影に乗る於市が、黒影の馬体の立派さを褒めると、黒影から未だ子供の於市と婚約した事をチクリと言われる。
『一応、そう言う事にしておいてやる』
(人の世界は色々とあるんだよ)
「街道も広くて真っ直ぐです」
「ああ、伊勢街道の整備は最優先だからね」
於市は広く整備された伊勢街道と、川に丈夫な橋が架けられている光景が珍しいのか、馬上で楽しそうに見渡している。
多気御所で待っていたのは、父上と母上、そして勿論北畠家当主の兄上と筆頭家老の鳥屋尾の爺、あとは最小限の護衛だけだ。
父上は、隠居して北畠参議晴具改め、出家して法号を天祐と号している。
「於市殿、実家を離れて寂しいかもしれぬが、不満があれば源四郎でも千代女でも構わぬから言うのだぞ」
「そうですよ。源四郎は戦さに行くか、領内の開発と商いばかりしています。しっかりと構って貰うのですよ」
「大丈夫です義父上様、義母上様、源四郎様はお優しいですから」
対面した後、挨拶を終えると父上と母上が於市を気遣うよう話し掛ける。
それは構わないのだが、母上の俺に対する言葉が刺々しいと思うのは、思い過ごしだろうか。
「何を言うのです。貴方は幼き頃より屋敷で大人しくしていた試しがないではないですか」
「うっ、ま、まぁ、それは間違いではありませんが……」
「くっくっくっ、母上にかかっては、北畠の鬼神も形無しじゃな」
確かに俺は世間一般では物心がつく時分から、屋敷を抜け出し一日中野山を駆け回る事もあった。それを母上に言われると、何も言えなくなる。
母上も末っ子の俺を側に置いて可愛がりたかったのだと愚痴を言う。
「親兄弟皆様仲が良いのですね」
「戦国乱世とはいえ、親兄弟が相争う程哀しい事はない故にな」
「儂などは、本当は北畠家の事は、全て源四郎に任せて剣術だけしていたいのだがな。嫡男の千代松丸に力なくば、源四郎を当主にしたいと思う程にな」
「兄上、お辞めください。私が好き勝手出来るのは、兄上のお陰ではありませんか」
於市はつい先日の三郎殿と勘十郎殿の諍いを思い出したのだろう。
父上が親兄弟で争う事の愚を説くと、兄上が当主を放り出して、剣術一本に打ち込みたいみたいな事を言いだした。厄介な事にこれは兄上の本音だからたちが悪い。
平和な世になれば、好きな剣術に打ち込む生活も構わないが、暫くは俺と苦労を分かち合って欲しい。
その日は、父上や母上から泊まっていくように勧められ、夜は宴が開かれた。
宴の後、同じく多気御所に泊まる鳥屋尾の爺の部屋で、爺の手を取り「氣」を流し込み循環させる。
「こんなものかな。大丈夫、爺は、まだまだ長生きできるよ」
「ふぅ、忝い。坊の子供を抱くまでは死ねぬからな」
「坊は辞めてよ。俺はもう十六歳だよ」
「儂から見れば赤子と大差ないわ」
こうして時折、氣を使って、うちの重臣達の体調を整えている。
うちの重臣は有能な人材が多い。史実で兄上を裏切り暗殺する様などうしようもない奴も居るが、兄上の頸を命懸けで取り戻した忠臣も多いんだ。
歴史では人柄は分からない。だから俺が信頼できると思った人間は、出来る限り長生きして欲しい。
於市と父上や母上、兄上との対面は上手くいった。
於市も父上達に気に入られたのが分かったのか、ホッとしていた。
次の日、安濃津に戻る馬上の於市は、行きの緊張感もなく、心から風景を楽しんでいる様だった。
小氷河期のこの時代、それでも暑い夏の日、尾張から於市が安濃津の城へと移って来た。
「この二又の針で疱瘡に罹らないのですか?」
「はい、少しチクッとしますが、直ぐに終わりますので」
安濃津に到着した二日後、於市と尾張から一緒について来た侍女への種痘を行っていた。
北畠家の医療を担当するのは彦五郎。家臣の三男で弓や槍が不得手だった彦五郎に、俺は北畠家の医療関係を任せる事にした。
彦五郎は武術や氣の運用もからっきしダメだけど頭は凄く良かった。
それから彦五郎と同じ様な武士に向かぬ者を集め、衛生兵として組織したんだ。
衛生状態の改善から始まり、種痘とペニシリンの生成を五年かけて実現した。
伊勢の北畠領内での乳幼児の死亡率は、目に見える程に改善されたが、それでも救えない命の方が多い。
俺はさて置き、身内の病いなら氣を用いた仙術で大抵のものは治す事は出来るが、無理なものもある。
彦五郎達衛生兵は、罪人の死体を解剖してまで、外科手術の技術を磨こうとしてくれている。
手術用の器具も色々と開発してきた。
ただ俺は医者でもないし、知識も中途半端だから、思うようにいかない事の方が多く、己の無力さを実感している。
種痘から数日経った日、於市を安濃津の城下町や湊を案内する事にした。
「あれは南蛮船ですか? 見た事もない黒い大きな船です」
「南蛮船を見本にしているが、中身は色々と違う」
安濃津の湊には、黒いキャラベル船が二隻荷下ろしをしていた。キャラベル船以外にも関船や小早などの姿も見てとれる。
於市は船と湊に建ち並ぶ蔵の数に驚いている。
尾張の津島は河川湊なので、賑わってはいても規模は大きくない。
ここは軍事港なので、大湊ほどの賑わいはないが、それでも北畠水軍の基地なので、多くの水軍衆の姿が観れる。
ガレオン船を建造出来るだけの木材の調達も、日本だけでは難しくなってきたので、シベリアやアラスカに造船の拠点を造る計画もある。
日本海に突き出した半島にあるウラジオストクも押さえておきたい。
不凍港であり、後の世の対ロシアを考えれば、今のうちから動いても遅くない。
「広い道ですね」
「火事の際に延焼を防ぐ為、広い道と広場を設けているんだ」
城下町は、町割りの段階から火事対策をした。
安濃津の街は、南北の川に挟まれ、東側は海、西側には外堀と土塀で囲まれた総構えの街だ。
「甘い物でも食べていくか」
「甘い物ですか?」
安濃津の街には、直営の甘味処がある。
羊羹や落雁、団子や饅頭が店頭で売られている。
そしてお店の一画でお茶とお菓子が楽しめるようになっていた。
「どうぞ、セツさんも食べてください」
「頂きます」
セツさんというのは、於市の侍女として尾張からついて来た人だ。
「ほわぁー! 甘い! 甘いです!」
「っ! なんと甘くて美味しい菓子でしょう」
於市とセツさんは満足してくれたみたいだ。
於市とセツさんが食べて感激しているのは、みたらし団子だ。
お餅自体に砂糖が使われ柔らかく仕上げられ、この時代あまり普及していない醤油と砂糖の甘辛い味が、受け入れやすかったのだと思う。
「毎日の鍛錬は辛くないか?」
「いえ、千代女姐さまや楓姐さまと一緒ですから楽しいです」
「そう、それならいいけど、千代女や楓は普通の女子と比べちゃダメだからね」
於市は、安濃津で生活し始めてから、俺達だけでなく千代女や楓も早朝や空いた時間に鍛錬しているのを知り、自分も参加したいと言ってきた。
適度な運動は健康の為にもなるが、俺達の鍛錬は適度な運動ではないからな。
於市は未だ満年齢で言うと八歳だから、あまり激しい鍛錬は毒になる。
だから「氣」を中心に鍛錬させる事にした。
精孔を開かせ、氣を意識させて胎内を循環させる。それのみをずっと無意識で氣を練れるようになるまでにする。
あとは軽く体力作り程度だ。
行く行くは、於市にも護身術や薙刀、小太刀を教えたい。
仙術の入り口である練気術を身に付ければ、大概の危機は乗り越えられる。
於市が安濃津に慣れ始めた頃、黒影に二人で乗り多気御所へと向かっていた。
セツさんは馬術も出来るようで、普通サイズの馬でついて来ている。
黒影の子供達なら於市を落馬させない様に、乗せて歩く事も出来るだろうが、多気御所まではそこそこ距離があるので、安全の為俺と相乗りにした。
「とても大きな馬ですね。兄上が見れば羨みそうです」
『よく分かっている娘ではないか。しかし主人は節操がなさ過ぎではないか?』
(馬鹿、婚約はしたが、結婚は体が大きくなってからだ)
俺の体の前で支える様にして黒影に乗る於市が、黒影の馬体の立派さを褒めると、黒影から未だ子供の於市と婚約した事をチクリと言われる。
『一応、そう言う事にしておいてやる』
(人の世界は色々とあるんだよ)
「街道も広くて真っ直ぐです」
「ああ、伊勢街道の整備は最優先だからね」
於市は広く整備された伊勢街道と、川に丈夫な橋が架けられている光景が珍しいのか、馬上で楽しそうに見渡している。
多気御所で待っていたのは、父上と母上、そして勿論北畠家当主の兄上と筆頭家老の鳥屋尾の爺、あとは最小限の護衛だけだ。
父上は、隠居して北畠参議晴具改め、出家して法号を天祐と号している。
「於市殿、実家を離れて寂しいかもしれぬが、不満があれば源四郎でも千代女でも構わぬから言うのだぞ」
「そうですよ。源四郎は戦さに行くか、領内の開発と商いばかりしています。しっかりと構って貰うのですよ」
「大丈夫です義父上様、義母上様、源四郎様はお優しいですから」
対面した後、挨拶を終えると父上と母上が於市を気遣うよう話し掛ける。
それは構わないのだが、母上の俺に対する言葉が刺々しいと思うのは、思い過ごしだろうか。
「何を言うのです。貴方は幼き頃より屋敷で大人しくしていた試しがないではないですか」
「うっ、ま、まぁ、それは間違いではありませんが……」
「くっくっくっ、母上にかかっては、北畠の鬼神も形無しじゃな」
確かに俺は世間一般では物心がつく時分から、屋敷を抜け出し一日中野山を駆け回る事もあった。それを母上に言われると、何も言えなくなる。
母上も末っ子の俺を側に置いて可愛がりたかったのだと愚痴を言う。
「親兄弟皆様仲が良いのですね」
「戦国乱世とはいえ、親兄弟が相争う程哀しい事はない故にな」
「儂などは、本当は北畠家の事は、全て源四郎に任せて剣術だけしていたいのだがな。嫡男の千代松丸に力なくば、源四郎を当主にしたいと思う程にな」
「兄上、お辞めください。私が好き勝手出来るのは、兄上のお陰ではありませんか」
於市はつい先日の三郎殿と勘十郎殿の諍いを思い出したのだろう。
父上が親兄弟で争う事の愚を説くと、兄上が当主を放り出して、剣術一本に打ち込みたいみたいな事を言いだした。厄介な事にこれは兄上の本音だからたちが悪い。
平和な世になれば、好きな剣術に打ち込む生活も構わないが、暫くは俺と苦労を分かち合って欲しい。
その日は、父上や母上から泊まっていくように勧められ、夜は宴が開かれた。
宴の後、同じく多気御所に泊まる鳥屋尾の爺の部屋で、爺の手を取り「氣」を流し込み循環させる。
「こんなものかな。大丈夫、爺は、まだまだ長生きできるよ」
「ふぅ、忝い。坊の子供を抱くまでは死ねぬからな」
「坊は辞めてよ。俺はもう十六歳だよ」
「儂から見れば赤子と大差ないわ」
こうして時折、氣を使って、うちの重臣達の体調を整えている。
うちの重臣は有能な人材が多い。史実で兄上を裏切り暗殺する様などうしようもない奴も居るが、兄上の頸を命懸けで取り戻した忠臣も多いんだ。
歴史では人柄は分からない。だから俺が信頼できると思った人間は、出来る限り長生きして欲しい。
於市と父上や母上、兄上との対面は上手くいった。
於市も父上達に気に入られたのが分かったのか、ホッとしていた。
次の日、安濃津に戻る馬上の於市は、行きの緊張感もなく、心から風景を楽しんでいる様だった。
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世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
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