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1巻
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ここからが地獄だった。
火を噴くバカでかい蜥蜴や、体の表面が岩みたいな蜥蜴、人間なんてひと呑みしそうな巨大な蛇、牛くらい大きな蛙、アザラシくらいの大きさのヒル。
再生スキルがなければ、俺もやばかった。
また、ゾンビの時は直ぐに進化したから気にならなかったが、ホーリーグールになった事で、空腹感や喉の渇きを感じるようになった。
久しぶりの人間らしい感覚に、ここは喜ぶところなんだろうけど、今は勘弁して欲しかった。
俺はドレインタッチと、たまにドロップする蜥蜴肉や蛇肉で空腹を凌ぎ、水分に関しては、魔物に噛り付き、血を啜った。
思い出しても吐き気がする。味覚が鈍感だったので助かった。
やっとの事でホーリーグールの成長限界まで到達した時、俺はもう、骨のままか透き通っててもいいやと思ってしまった。
魔石からソウルドレインで吸収したのは、頑強、熱感知、ジャンプ、吸血スキル。
頑強は、そのまま頑丈な体になる。物理的にもだし、毒や病気に対してもだ。
俺が病気になるかは疑問だけどな。
熱感知は、蛇から取得した能力で、サーモグラフィーのように熱を持つ対象をとらえる。別に赤く見える訳じゃなく、感覚的に分かる感じかな。
ジャンプは跳躍力の強化。吸血もそのままの意味で、血を吸って体力や魔力を回復する。
さて、進化先はどうだろうか。
ホーリーリッチ……神聖属性の光魔法に耐性を持つ特殊な死霊系の魔物。高い魔法耐性を持ち、種族スキル、光魔法と闇魔法、基本四属性に加え氷魔法、雷魔法を持つ。
スケルトンホーリーナイト……骨の体を持つ魔物。武術スキルにプラス補正。種族スキル、骨再生、骨強化を持つ。高い物理耐性と魔法耐性を持つ。闇属性無効、神聖属性に耐性を持つ。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
グールの次は吸血鬼か。俺は迷わずホーリーリッチを選択。
光が消えた後、俺は魔力で形成された、ローブを纏った骸骨の姿になった。
体が浮いているし、実体と幽体を自在に切り替える事ができるみたいだ。
これは剣や杖を使えるな。
ステータスを確認しよう。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:ホーリーリッチ レベル1
スキル:剣術 レベル6、短剣術 レベル4、体術 レベル6、斧術 レベル1
棒術 レベル4、槍術 レベル5、盾術 レベル5、弓術 レベル2
ドレインタッチ レベル5
風魔法 レベル4、火魔法 レベル4、水魔法 レベル4
土魔法 レベル1、氷魔法 レベル1、雷魔法 レベル1
光魔法 レベル6、闇魔法 レベル5
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成、
病毒耐性、毒耐性、物理耐性、痛覚耐性
腕力強化、怪力、頑強、熱感知、ジャンプ、吸血、光属性耐性
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
完全に魔法寄りの種族だな。
これで空腹や喉の渇きを気にする心配はなくなった。暫くは魔法の訓練だな。
六話 自覚なくバケモノ化する男
ホーリーリッチは強力な種族だ。
まさか成長限界がレベル80だとは思わなかった。
魔法攻撃力は凄まじく、敵の魔物が持つ多少の魔法耐性なんて、問題にならない程だ。
一方で、特に魔法に強い耐性を持つ魔物に対しては、武器を手に戦える。
その際は、スケルトンやグール時代に培った、武術系のスキルが役立ってくれる。
……リッチ最強なんじゃないだろうか?
二十後半~三十階層になると、ワンフロアが広くなり、それに比例して、探索に掛かる時間も長くなった。
しかも今までのような洞窟じゃなく、だだっ広い草原のフロアまであった。本当にファンタジーは何でもアリだと思ったよ。
そして、三十階層のボスはオーガだった。
物理至上主義の脳筋野郎は、リッチの敵じゃなかった。
まあ、相性の問題なんだけどな。
そして三十二階層で、やっとホーリーリッチの成長限界まで到達した。
この階層に至るまでに、象かと思うくらいデカイ牛の魔物からチャージを、色々な色のスライムから各種属性への耐性を、サイのように大きな羊から睡眠耐性を、何か小型の悪魔っぽいのから魅了耐性を、変な色の蛇から石化耐性を、ソウルドレインで取得した。
そして、睡眠耐性や魅了耐性、石化耐性を取得した事で、病毒耐性と毒耐性が合わさり、状態異常耐性になった。
そして魔法系の耐性も纏まり、全魔法耐性になった。
それによって、少しだけステータスパネルがすっきり見やすくなった。
さて、進化先の一覧は次のようになる。
ホーリーリッチロード……基本四属性の魔法と光魔法に耐性を持ち、闇魔法を無効化する特殊な死霊系最上位の魔物。種族スキル、光魔法、闇魔法と基本四属性に加え氷魔法、雷魔法、更に時空間魔法、重力魔法、錬金術を操る。
スケルトンホーリーナイト……骨の体を持つ魔物。武術スキルにプラス補正。種族スキル、骨再生、骨強化を持つ。高い物理耐性と魔法耐性を持つ。闇属性無効、神聖属性に耐性を持つ。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
次の進化先はもう決めてあった。
若干の変動はあるものの、魔力量の総量や物理的な耐久力は、進化を経ても、失われずに加算されていく。
だから俺は、ここで魔法使い系最高峰のホーリーリッチロードを選択した。
ここで取得できる魔法属性は全て取得してしまうためだ。
今回の進化は、これまでの進化とは何かが違った。
全身に溢れ出す魔力の奔流に暫し唖然とするも、慌てて魔力を操作して体内で循環させる。
ステータスはこんな感じだ。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:ホーリーリッチロード レベル1
スキル:剣術 レベル6、短剣術 レベル4、体術 レベル6、斧術 レベル1
棒術 レベル6、槍術 レベル5、盾術 レベル5、弓術 レベル2
ドレインタッチ レベル5
風魔法 レベル7、火魔法 レベル8、水魔法 レベル6
土魔法 レベル6、氷魔法 レベル6、雷魔法 レベル7
光魔法 レベル7、闇魔法 レベル8
時空間魔法 レベル1、重力魔法 レベル1
錬金術 レベル1
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成
状態異常耐性、物理耐性、痛覚耐性
腕力強化、怪力、頑強、熱感知、ジャンプ、チャージ、吸血
全魔法耐性、闇属性無効
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
ホーリーリッチロードとなった俺は、ダンジョン探索であまり苦戦しなくなった。
ここで全くじゃなく、あまりと言ったのは、生命力がバカ程高く、しかも魔法耐性の高い魔物がたまに出没したからだ。
結果的に、様々な属性魔法を複合できる俺が勝ったが、多少時間が掛かったのは間違いない。
舐めていい敵なんていないと、気を引き締めた。
四十階層に近付くにつれ、宝箱からレアな物をゲットできるようになった。
剣や槍などの武器だけじゃなく、鎧や兜、ローブや魔法使い用の杖など。
全て影収納の中に入れた。
闇魔法のレベルも8になり、影収納の収納量は増えて、感覚的にはドーム球場くらいはあるかもしれない。
ここで、魔法関係のスキルレベルをある程度一気に上げておきたい。
そうすれば、残る進化先であるスケルトン系と吸血鬼系を選んでも、魔法に困る事はないだろう。
幸いにも、スケルトン系も吸血鬼系も、ここまで来ると魔法に適性があるみたいだしな。
四十階層のボスは、なんとリッチだった。
リッチがレイスやスケルトン系の上位種を、大量に召喚して攻撃してくる。
死霊召喚は闇魔法の一つだが、俺は好んで使わなかった。
何が悲しくて、死霊を側に置かなきゃいけないんだよ。
側に置くなら、ボンッキュボンッのグラマラスなお姉ちゃんがいいんだよ!
話は逸れたが、四十階層のボス部屋は無駄に広く、リッチがワラワラと眷属を召喚する。
俺はリッチから飛んでくる魔法を障壁で防ぎながら、光魔法の広範囲攻撃魔法で、部屋全体に魔法ホーリーレインを撃ちまくった。
上位種の敵とはいえ、光魔法が雨のように降り注ぐ中、抵抗もできずに霧となって消えていく。
これ以上の威力を持つ光魔法もあるのだが、俺も耐性があるとはいえ無効じゃないから、たとえ障壁を張った状態でも安心できない。
これでも俺はアンデッドだからな。自分の魔法でダメージを受けるなんてヤダよ。
何回かスケルトンやレイスをお代わりすると、召喚主のリッチが耐えられなくなったようで、崩れるように消えてしまった。
数えるのも億劫な数の魔石を前にして、うんざりしたのは仕方ない。
どうせコイツらからは、新しいスキルを得られないのだから。
結果を見れば、ワンサイドゲームだった。まあ、俺はリッチの上のリッチロードだから、負ける訳にはいかないしな。
ただ眷属を召喚してくれたお陰で、ボス戦を経て、俺は成長限界に達した。
ここまでに、俺がソウルドレインで取得したスキルは、炎熱耐性、寒冷耐性、剛力、俊敏強化、防御力強化だ。
炎熱耐性は、炎を身に纏った大きなネズミから取得した。火魔法への耐性と、高い気温に対する耐性みたいだ。
寒冷耐性は、炎熱耐性の真逆の能力のスキル。これは雪男みたいな魔物から取得した。
剛力は、怪力の上位互換スキルで、腕が四本もあるゴリラみたいな魔物から取得した。その際、怪力スキルが剛力に統合された。
俊敏強化は、すばしっこいイタチのような魔物から取得した。
防御力強化は、初遭遇したストーンゴーレムからだ。
ステータスを確認しよう。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:ホーリーリッチロード レベル100(進化可)
スキル:剣術 レベル6、短剣術 レベル4、体術 レベル6、斧術 レベル1
棒術 レベル6、槍術 レベル5、盾術 レベル5、弓術 レベル2
ドレインタッチ レベル6
風魔法 レベル8、火魔法 レベル9、水魔法 レベル8
土魔法 レベル7、氷魔法 レベル8、雷魔法 レベル8
光魔法 レベル9、闇魔法 レベル10
時空間魔法 レベル4、重力魔法 レベル5
錬金術 レベル2
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成
状態異常耐性、物理耐性、痛覚耐性
炎熱耐性、寒冷耐性、俊敏強化、防御力強化
腕力強化、剛力、頑強、熱感知、ジャンプ、チャージ、吸血
全魔法耐性、闇属性無効
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
魔法系は錬金術以外、軒並み高レベルに達した。
ちなみに錬金術は生産系の魔法だから、ダンジョン探索中に使いどころがなかった。
まあ、魔法系の最終形態なので、不思議道具や薬品の研究とかするんだろう。今のところ俺には関係ないが。
進化先は次の通り。
スケルトンホーリーナイト……骨の体を持つ魔物。武術スキルにプラス補正。種族スキル、骨再生、骨強化を持つ。高い物理耐性と魔法耐性を持つ。闇属性無効、神聖属性に耐性を持つ。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
リッチロードは最終進化形態だからか、進化先が二系統に減った。
さて、次は武術系――スケルトンホーリーナイトを極めるか。
七話 俺の目的って何だったっけ?
俺は今、六十階層のボス部屋で休憩している。
アンデッドの俺に疲労はないから、精神的なものだ。
ここまでに、威圧、竜の咆哮、生命力強化、魔力強化を取得した。
威圧、竜の咆哮は、どちらもドラゴンから得た。
威圧は説明するまでもないだろうし、竜の咆哮はドラゴンのブレスの事だ。
幸いにも、口からじゃなくてもブレスは発射可能だったので助かっている。
ドラゴンでもないのに口からブレスなんか噴いたら、口の中がどうなるか分からないからな。
それと、スケルトンホーリーナイトを経て、スケルトンホーリーナイトキングも成長限界まで達した。
現在のステータスを確認しよう。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:スケルトンホーリーナイトキング レベル100(進化可)
スキル:剣術 レベル10、短剣術 レベル6、体術 レベル8、斧術 レベル6
棒術 レベル8、槍術 レベル9、盾術 レベル7、弓術 レベル8
ドレインタッチ レベル6
風魔法 レベル8、火魔法 レベル9、水魔法 レベル8
土魔法 レベル7、氷魔法 レベル8、雷魔法 レベル8
光魔法 レベル9、闇魔法 レベル10
時空間魔法 レベル5、重力魔法 レベル6
錬金術 レベル2
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成
状態異常耐性、物理耐性、痛覚耐性
炎熱耐性、寒冷耐性、俊敏強化、防御力強化
生命力強化、魔力強化
腕力強化、剛力、頑強、熱感知、ジャンプ、チャージ、吸血
威圧、竜の咆哮、全魔法耐性、闇属性無効
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
もう進化先の選択肢に悩む必要もない。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
早速レッサーエレボロスに進化すると、久しぶりに人間らしい姿へと変わった。
白い肌に銀色の髪。骨じゃなく、ちゃんとした肉体がある事に少し感動する。
もう時間の感覚がないので、どのくらい久しぶりかは分からないが。
俺は、影収納に入れておいた、宝箱から入手した服を着る。
肌触りの良いインナーに、上質なシャツにパンツとジャケット、靴下と革のベルト、ブーツも履く。最後にローブを羽織れば完璧だ。
この服や靴は、中層より下の宝箱に入っていただけあって、全てマジックアイテムだ。
宝箱から得た、鑑定眼鏡という魔導具で調べて分かった。
魔法や物理攻撃への耐性は勿論、快温調節という機能や、防汚、自動修復を持つ。
炎熱耐性と寒冷耐性を持つ俺には、快温調節は必要ないが、高性能なのは間違いない。
他にも鑑定したいアイテムは大量にあって、収納空間に入れっぱなしだが、多過ぎるからボチボチと少しずつ調べていこうと思う。
剣帯に、剣――クラウ・ソラスを佩く。
この剣は、地球の伝説の光の剣と同じ名を持ち、光属性を持っている。
これまで光属性に耐性を持つ魔物に遭遇した事がないので、気に入って使っている。
何より見た目が良いからな。
レッサーエレボロスというバンパイアの一種に進化して、再び俺は宙を飛ぶ能力を手にした。
まあ、空中では武術の使用に差し障りがあるので、これまで通り地面を歩くんだけどな。
火を噴くバカでかい蜥蜴や、体の表面が岩みたいな蜥蜴、人間なんてひと呑みしそうな巨大な蛇、牛くらい大きな蛙、アザラシくらいの大きさのヒル。
再生スキルがなければ、俺もやばかった。
また、ゾンビの時は直ぐに進化したから気にならなかったが、ホーリーグールになった事で、空腹感や喉の渇きを感じるようになった。
久しぶりの人間らしい感覚に、ここは喜ぶところなんだろうけど、今は勘弁して欲しかった。
俺はドレインタッチと、たまにドロップする蜥蜴肉や蛇肉で空腹を凌ぎ、水分に関しては、魔物に噛り付き、血を啜った。
思い出しても吐き気がする。味覚が鈍感だったので助かった。
やっとの事でホーリーグールの成長限界まで到達した時、俺はもう、骨のままか透き通っててもいいやと思ってしまった。
魔石からソウルドレインで吸収したのは、頑強、熱感知、ジャンプ、吸血スキル。
頑強は、そのまま頑丈な体になる。物理的にもだし、毒や病気に対してもだ。
俺が病気になるかは疑問だけどな。
熱感知は、蛇から取得した能力で、サーモグラフィーのように熱を持つ対象をとらえる。別に赤く見える訳じゃなく、感覚的に分かる感じかな。
ジャンプは跳躍力の強化。吸血もそのままの意味で、血を吸って体力や魔力を回復する。
さて、進化先はどうだろうか。
ホーリーリッチ……神聖属性の光魔法に耐性を持つ特殊な死霊系の魔物。高い魔法耐性を持ち、種族スキル、光魔法と闇魔法、基本四属性に加え氷魔法、雷魔法を持つ。
スケルトンホーリーナイト……骨の体を持つ魔物。武術スキルにプラス補正。種族スキル、骨再生、骨強化を持つ。高い物理耐性と魔法耐性を持つ。闇属性無効、神聖属性に耐性を持つ。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
グールの次は吸血鬼か。俺は迷わずホーリーリッチを選択。
光が消えた後、俺は魔力で形成された、ローブを纏った骸骨の姿になった。
体が浮いているし、実体と幽体を自在に切り替える事ができるみたいだ。
これは剣や杖を使えるな。
ステータスを確認しよう。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:ホーリーリッチ レベル1
スキル:剣術 レベル6、短剣術 レベル4、体術 レベル6、斧術 レベル1
棒術 レベル4、槍術 レベル5、盾術 レベル5、弓術 レベル2
ドレインタッチ レベル5
風魔法 レベル4、火魔法 レベル4、水魔法 レベル4
土魔法 レベル1、氷魔法 レベル1、雷魔法 レベル1
光魔法 レベル6、闇魔法 レベル5
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成、
病毒耐性、毒耐性、物理耐性、痛覚耐性
腕力強化、怪力、頑強、熱感知、ジャンプ、吸血、光属性耐性
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
完全に魔法寄りの種族だな。
これで空腹や喉の渇きを気にする心配はなくなった。暫くは魔法の訓練だな。
六話 自覚なくバケモノ化する男
ホーリーリッチは強力な種族だ。
まさか成長限界がレベル80だとは思わなかった。
魔法攻撃力は凄まじく、敵の魔物が持つ多少の魔法耐性なんて、問題にならない程だ。
一方で、特に魔法に強い耐性を持つ魔物に対しては、武器を手に戦える。
その際は、スケルトンやグール時代に培った、武術系のスキルが役立ってくれる。
……リッチ最強なんじゃないだろうか?
二十後半~三十階層になると、ワンフロアが広くなり、それに比例して、探索に掛かる時間も長くなった。
しかも今までのような洞窟じゃなく、だだっ広い草原のフロアまであった。本当にファンタジーは何でもアリだと思ったよ。
そして、三十階層のボスはオーガだった。
物理至上主義の脳筋野郎は、リッチの敵じゃなかった。
まあ、相性の問題なんだけどな。
そして三十二階層で、やっとホーリーリッチの成長限界まで到達した。
この階層に至るまでに、象かと思うくらいデカイ牛の魔物からチャージを、色々な色のスライムから各種属性への耐性を、サイのように大きな羊から睡眠耐性を、何か小型の悪魔っぽいのから魅了耐性を、変な色の蛇から石化耐性を、ソウルドレインで取得した。
そして、睡眠耐性や魅了耐性、石化耐性を取得した事で、病毒耐性と毒耐性が合わさり、状態異常耐性になった。
そして魔法系の耐性も纏まり、全魔法耐性になった。
それによって、少しだけステータスパネルがすっきり見やすくなった。
さて、進化先の一覧は次のようになる。
ホーリーリッチロード……基本四属性の魔法と光魔法に耐性を持ち、闇魔法を無効化する特殊な死霊系最上位の魔物。種族スキル、光魔法、闇魔法と基本四属性に加え氷魔法、雷魔法、更に時空間魔法、重力魔法、錬金術を操る。
スケルトンホーリーナイト……骨の体を持つ魔物。武術スキルにプラス補正。種族スキル、骨再生、骨強化を持つ。高い物理耐性と魔法耐性を持つ。闇属性無効、神聖属性に耐性を持つ。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
次の進化先はもう決めてあった。
若干の変動はあるものの、魔力量の総量や物理的な耐久力は、進化を経ても、失われずに加算されていく。
だから俺は、ここで魔法使い系最高峰のホーリーリッチロードを選択した。
ここで取得できる魔法属性は全て取得してしまうためだ。
今回の進化は、これまでの進化とは何かが違った。
全身に溢れ出す魔力の奔流に暫し唖然とするも、慌てて魔力を操作して体内で循環させる。
ステータスはこんな感じだ。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:ホーリーリッチロード レベル1
スキル:剣術 レベル6、短剣術 レベル4、体術 レベル6、斧術 レベル1
棒術 レベル6、槍術 レベル5、盾術 レベル5、弓術 レベル2
ドレインタッチ レベル5
風魔法 レベル7、火魔法 レベル8、水魔法 レベル6
土魔法 レベル6、氷魔法 レベル6、雷魔法 レベル7
光魔法 レベル7、闇魔法 レベル8
時空間魔法 レベル1、重力魔法 レベル1
錬金術 レベル1
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成
状態異常耐性、物理耐性、痛覚耐性
腕力強化、怪力、頑強、熱感知、ジャンプ、チャージ、吸血
全魔法耐性、闇属性無効
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
ホーリーリッチロードとなった俺は、ダンジョン探索であまり苦戦しなくなった。
ここで全くじゃなく、あまりと言ったのは、生命力がバカ程高く、しかも魔法耐性の高い魔物がたまに出没したからだ。
結果的に、様々な属性魔法を複合できる俺が勝ったが、多少時間が掛かったのは間違いない。
舐めていい敵なんていないと、気を引き締めた。
四十階層に近付くにつれ、宝箱からレアな物をゲットできるようになった。
剣や槍などの武器だけじゃなく、鎧や兜、ローブや魔法使い用の杖など。
全て影収納の中に入れた。
闇魔法のレベルも8になり、影収納の収納量は増えて、感覚的にはドーム球場くらいはあるかもしれない。
ここで、魔法関係のスキルレベルをある程度一気に上げておきたい。
そうすれば、残る進化先であるスケルトン系と吸血鬼系を選んでも、魔法に困る事はないだろう。
幸いにも、スケルトン系も吸血鬼系も、ここまで来ると魔法に適性があるみたいだしな。
四十階層のボスは、なんとリッチだった。
リッチがレイスやスケルトン系の上位種を、大量に召喚して攻撃してくる。
死霊召喚は闇魔法の一つだが、俺は好んで使わなかった。
何が悲しくて、死霊を側に置かなきゃいけないんだよ。
側に置くなら、ボンッキュボンッのグラマラスなお姉ちゃんがいいんだよ!
話は逸れたが、四十階層のボス部屋は無駄に広く、リッチがワラワラと眷属を召喚する。
俺はリッチから飛んでくる魔法を障壁で防ぎながら、光魔法の広範囲攻撃魔法で、部屋全体に魔法ホーリーレインを撃ちまくった。
上位種の敵とはいえ、光魔法が雨のように降り注ぐ中、抵抗もできずに霧となって消えていく。
これ以上の威力を持つ光魔法もあるのだが、俺も耐性があるとはいえ無効じゃないから、たとえ障壁を張った状態でも安心できない。
これでも俺はアンデッドだからな。自分の魔法でダメージを受けるなんてヤダよ。
何回かスケルトンやレイスをお代わりすると、召喚主のリッチが耐えられなくなったようで、崩れるように消えてしまった。
数えるのも億劫な数の魔石を前にして、うんざりしたのは仕方ない。
どうせコイツらからは、新しいスキルを得られないのだから。
結果を見れば、ワンサイドゲームだった。まあ、俺はリッチの上のリッチロードだから、負ける訳にはいかないしな。
ただ眷属を召喚してくれたお陰で、ボス戦を経て、俺は成長限界に達した。
ここまでに、俺がソウルドレインで取得したスキルは、炎熱耐性、寒冷耐性、剛力、俊敏強化、防御力強化だ。
炎熱耐性は、炎を身に纏った大きなネズミから取得した。火魔法への耐性と、高い気温に対する耐性みたいだ。
寒冷耐性は、炎熱耐性の真逆の能力のスキル。これは雪男みたいな魔物から取得した。
剛力は、怪力の上位互換スキルで、腕が四本もあるゴリラみたいな魔物から取得した。その際、怪力スキルが剛力に統合された。
俊敏強化は、すばしっこいイタチのような魔物から取得した。
防御力強化は、初遭遇したストーンゴーレムからだ。
ステータスを確認しよう。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:ホーリーリッチロード レベル100(進化可)
スキル:剣術 レベル6、短剣術 レベル4、体術 レベル6、斧術 レベル1
棒術 レベル6、槍術 レベル5、盾術 レベル5、弓術 レベル2
ドレインタッチ レベル6
風魔法 レベル8、火魔法 レベル9、水魔法 レベル8
土魔法 レベル7、氷魔法 レベル8、雷魔法 レベル8
光魔法 レベル9、闇魔法 レベル10
時空間魔法 レベル4、重力魔法 レベル5
錬金術 レベル2
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成
状態異常耐性、物理耐性、痛覚耐性
炎熱耐性、寒冷耐性、俊敏強化、防御力強化
腕力強化、剛力、頑強、熱感知、ジャンプ、チャージ、吸血
全魔法耐性、闇属性無効
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
魔法系は錬金術以外、軒並み高レベルに達した。
ちなみに錬金術は生産系の魔法だから、ダンジョン探索中に使いどころがなかった。
まあ、魔法系の最終形態なので、不思議道具や薬品の研究とかするんだろう。今のところ俺には関係ないが。
進化先は次の通り。
スケルトンホーリーナイト……骨の体を持つ魔物。武術スキルにプラス補正。種族スキル、骨再生、骨強化を持つ。高い物理耐性と魔法耐性を持つ。闇属性無効、神聖属性に耐性を持つ。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
リッチロードは最終進化形態だからか、進化先が二系統に減った。
さて、次は武術系――スケルトンホーリーナイトを極めるか。
七話 俺の目的って何だったっけ?
俺は今、六十階層のボス部屋で休憩している。
アンデッドの俺に疲労はないから、精神的なものだ。
ここまでに、威圧、竜の咆哮、生命力強化、魔力強化を取得した。
威圧、竜の咆哮は、どちらもドラゴンから得た。
威圧は説明するまでもないだろうし、竜の咆哮はドラゴンのブレスの事だ。
幸いにも、口からじゃなくてもブレスは発射可能だったので助かっている。
ドラゴンでもないのに口からブレスなんか噴いたら、口の中がどうなるか分からないからな。
それと、スケルトンホーリーナイトを経て、スケルトンホーリーナイトキングも成長限界まで達した。
現在のステータスを確認しよう。
――――――――――――――――――――
名前:シグムンド
種族:スケルトンホーリーナイトキング レベル100(進化可)
スキル:剣術 レベル10、短剣術 レベル6、体術 レベル8、斧術 レベル6
棒術 レベル8、槍術 レベル9、盾術 レベル7、弓術 レベル8
ドレインタッチ レベル6
風魔法 レベル8、火魔法 レベル9、水魔法 レベル8
土魔法 レベル7、氷魔法 レベル8、雷魔法 レベル8
光魔法 レベル9、闇魔法 レベル10
時空間魔法 レベル5、重力魔法 レベル6
錬金術 レベル2
体力強化、嗅覚強化、聴覚強化、毒生成
状態異常耐性、物理耐性、痛覚耐性
炎熱耐性、寒冷耐性、俊敏強化、防御力強化
生命力強化、魔力強化
腕力強化、剛力、頑強、熱感知、ジャンプ、チャージ、吸血
威圧、竜の咆哮、全魔法耐性、闇属性無効
骨再生、骨強化、夜目、隠密、再生、悪食、精力強化、毒爪
ユニークスキル:ソウルドレイン
称号:異世界から紛れ込んだ魂、ネームドモンスター特異種
――――――――――――――――――――
もう進化先の選択肢に悩む必要もない。
レッサーエレボロス……強靭な肉体を持ち、尚且つ高い不死性を持つ吸血鬼。種族スキル、吸血、痛覚耐性、高速再生、怪力、飛行を持つ。闇属性無効、神聖属性に多少の耐性を持つ。致命の弱点である日光と銀にも多少の耐性はある。
早速レッサーエレボロスに進化すると、久しぶりに人間らしい姿へと変わった。
白い肌に銀色の髪。骨じゃなく、ちゃんとした肉体がある事に少し感動する。
もう時間の感覚がないので、どのくらい久しぶりかは分からないが。
俺は、影収納に入れておいた、宝箱から入手した服を着る。
肌触りの良いインナーに、上質なシャツにパンツとジャケット、靴下と革のベルト、ブーツも履く。最後にローブを羽織れば完璧だ。
この服や靴は、中層より下の宝箱に入っていただけあって、全てマジックアイテムだ。
宝箱から得た、鑑定眼鏡という魔導具で調べて分かった。
魔法や物理攻撃への耐性は勿論、快温調節という機能や、防汚、自動修復を持つ。
炎熱耐性と寒冷耐性を持つ俺には、快温調節は必要ないが、高性能なのは間違いない。
他にも鑑定したいアイテムは大量にあって、収納空間に入れっぱなしだが、多過ぎるからボチボチと少しずつ調べていこうと思う。
剣帯に、剣――クラウ・ソラスを佩く。
この剣は、地球の伝説の光の剣と同じ名を持ち、光属性を持っている。
これまで光属性に耐性を持つ魔物に遭遇した事がないので、気に入って使っている。
何より見た目が良いからな。
レッサーエレボロスというバンパイアの一種に進化して、再び俺は宙を飛ぶ能力を手にした。
まあ、空中では武術の使用に差し障りがあるので、これまで通り地面を歩くんだけどな。
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