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十三話 部活動をスタートさせます
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部活の設立と部室の準備も整ったので、私達は部活動をスタートさせた。
春香とフローラ、サティとユークス、ルディの五人は、部室を二つに分けて更衣室として使う事にしたみたい。
実際の活動は、外で余り人の目に付かない場所を見つけ、武術の型から始めているようね。
流石に学園じゃ本人のレベルを上げれないので、武術関連のスキルや有ると有用なスキルの獲得を目指すらしい。その辺は春香がしっかりしているから大丈夫でしょう。
「エトワールちゃん。こんなに沢山の薬草、いいの?」
「これは下級ポーションの素材になる薬草だし、結構何処にでも有る薬草なんだ。だから大丈夫だよ」
ゴリゴリと乳鉢で薬草をすり潰していると、シャルルがこの薬草を使ってもいいのか心配そうにしている。
こんな何処にでも生えてる薬草、ちょっと外に出れば見つかるから大丈夫でしょう。
「でもエトワールさん。駆け出しの冒険者が採取する薬草って、これじゃないの?」
「そうだと思うよ。でも、いいのいいの。パパが実家の近くで採取してくれたやつだから」
「ならいいのかな?」
ミュゼもタダで貰うのは抵抗あるみたい。でも折角パパが送ってくれたんだから、使わない方が勿体無いもの。
今、私達は、生の薬草をすり潰した物。乾燥させた薬草をすり潰した物の二種類を作っている。
この後、薬効成分を抽出するんだけど、煮る、乾留する、魔力を込めながら煮る、など色々試したいと思っている。
私達は早速基本的な初級ポーションで実験を始めた。
「煮出すのか? それとも水出しがいいのか? 調べないとね」
「エトワールちゃん。煮出す温度も色々変えて実験するのね」
「うん。兎に角色々とデーターを取らないとね」
因みにミュゼは、魔力感知と魔力操作の練習をしている。
彼女には魔法の指導をしてあげる約束をしたから、先ずはその二つのスキル獲得を目指して貰う。
ミュゼの属性は土属性。世間的には地味で不遇な扱いだったのだけど、この十数年でその認識も変化している。他ならぬわたし達のパパが土属性魔法を使い、大規模な土木工事を実現していたから。
とはいえ、普通の人間にそこまでの魔力は無い。でも土属性魔法は鉱石からの金属の抽出したり錬金術に近い事が出来る。しかも魔導具職人になりたいミュゼにとって、土属性魔法はとても有用な属性だった。
でもミュゼは、十二歳になるまで魔法の訓練をした事がなかった。そこでわたしは、ミュゼの体に自分の魔力を少量流し、魔力感知の切っ掛けを与えてスキルを早期に取得できるようにしたの。
ミュゼは今、その感覚を思い出しながら、瞑想中だ。
さて、シャルルも初級ヒールポーションのレシピは知っていた。私も錬金術を使わない薬師の作る初級ヒールポーションのレシピは教えて貰った事があるから覚えていた。
・初級ヒールポーション
品質:普通
ヒルクク草+水(2:8)
薬師が製作したヒールポーション。
この初級ヒールポーションの品質を上げる事が目標になる。
「水が八割を占めるんだから、これを魔力精製水にしてみる?」
「でも、普通の薬師は魔力精製水は難しいよ」
「その辺は後で考えようよ。パパから魔力精製水用の魔導具が送られて来てるから、取り敢えずそれを使ってみよう」
ヒールポーションの効果では、薬草の品質も大きな要因だと思うけど、一つ一つ変えてみて比べてみるところから始めよう。
「あとシャルルの実家ではヒルクク草は乾燥? それとも生?」
「乾燥だよ。生だと凄い酷い味になるの」
「ああ、味の酷いポーションは飲みたくないわね」
効き目が錬金術師の作ったポーションに負けてるのに、味も酷いのはダメよね。
兎に角、パパの魔導具で乾燥したヒルクク草を粉末にし、薬効成分を抽出する温度を変えてみる。
「先ず、水出しと煮出しの二種類試してみようか」
「そうだね」
結果、ヒルクク草は熱に強いみたいで、煮出した方がポーションの効果は高いと分かった。
ただ、水出しの方が苦味は少なく飲みやすいのよね。
「う~ん。温度を変えて、苦味が少なくて薬効が高いラインを探してみるか」
「凄いよエトワールちゃん。この粉砕機で粉にすると、水出しでもかなり効果があるもん」
確かにパパったら張り切り過ぎだと思う。送ってくれた器具は、街の薬屋では買えないレベルの魔導具だもの。
「ただ新鮮なヒルクク草の方が、どう考えても効果は高いわよね」
「そうだね。あとは味を飲めるレベルに研究するかだよね」
「だね」
そこで私はシャルルと、ヒルクク草の薬効成分が何故苦いのか調べる事にした。もし、効果に苦味成分が関係ないなら、その苦味の素だけを取り除けばいい。
「でも、エトワールちゃん、どうやって調べるの? そんな詳細に鑑定でにる人なんて居ないと思うよ」
「そんな時こそコレよ! ジャジャァーン! 通信の魔導具ぅ~!」
私はパパから貰ったアクセサリー型アイテムボックスから手のひらよりも少し大きな魔導具を取り出した。
「エトワールちゃん! 通信の魔導具なんて、国や高位貴族、あとはギルドくらいじゃないと持てない高価な魔導具じゃないの! それに凄く大きいって聞いたよ!」
「ふっふ~ん。そんなのパパが私達用に作ってくれたに決まってるじゃない」
パパも私達に甘いわよね。でも聖域では個人用の通信の魔導具なんて普通なのよね。
私は徐に登録してある番号をワンタッチ。
トゥルルルゥ、トゥルルルゥ。
『はい。エトワールかい? 何かあった?』
「パパ、落ち着いて。聞きたい事があって連絡しただけだから」
もう。ツーコールで出るなんて、こっちがびっくりするじゃない。
「あのねパパ。ヒルクク草から錬金術を使わないでヒールポーションを作ろうと思うんだけど、薬効成分と苦味成分は同じものか知りたかったの」
『ああ、錬金術なら薬効成分だけ抽出するから、それ程味は気にならないけど、薬師の人が作るのは苦いからね。どんなに頑張っても錬金術師のポーションほど効果の高いのは難しいけど、それに近いのは可能だと思うよ』
「そうだよね。で、苦味が少なくなる方法はあるの?」
『ヒントは葉脈だよ』
「確かパパは初級ヒールポーションを作る時、葉っぱだけ使ってたよね。という事は、極力要らない部分を取り除けばいいのね。ありがとうパパ! じゃあ、またねー!」
『あ、エトワー』
私は通信を切ってシャルルを見る。
「シャルル、ヒルクク草の茎や葉脈まで徹底して取り除くわよ!」
「エトワールちゃんの奥の手って、お父さんだったんだね」
「私は使えるものは使うたちなの。こんな所で遠回りするなんて無駄だもの」
少しシャルルが私を非難するような目で見るけど、立ってる者は親でも使えってアカネお姉ちゃんからの教えだもの。
春香視点
私とフローラ、サティとユークスにルディで、武術研究部を立ち上げた。
騎士の家系のサティ以外、まともに武術を学んだ事はないのは当然。平民だからね。
とはいえ……
「ユークス、あなたそれでもパペックおじさんの孫なの? パペック商会では、修行中は行商に行かされるって聞いたわよ」
「そうだよ。そんなんじゃ盗賊や魔物にやられちゃうよ」
「クッ、分かってるんだよ。分かってるけど、王都の道場じゃイジメられるから嫌なんだよ!」
もう。情けないわね。ユークスに剣を振らせてみたんだけど、ダメダメもいいところ。パペックおじさんも決して強くないし、戦えるタイプじゃないけど、度胸はあるってパパは言ってたもの。
「ほらほら、ルディも変わらないよ」
「クソッ! 商人の倅に無茶言うなよ!」
ルディもたいして変わらないのよね。
そんな中、流石サティの素振りは形が綺麗だ。
「サティ、スタンスをもう気持ち狭めた方がいいわ」
「うん! 本当だ! 気持ち振りが鋭い気がするよ!」
やっぱり剣術のスキル持ちとスキルを持たない人じゃ、その差は大きいわね。
「ほらほら、ユークス。こう、ヒュンッて感じ。ほら、ヒュンッて!」
「ヒュンで分かるかよ!」
相変わらずフローラの指導は感覚的過ぎるわね。あれで理解するのは同じ天才タイプだけよ。
「ユークス、剣筋を意識しないと、幾ら振ってもダメよ」
「あ、ああ」
パパが使う片刃の剣は斬る剣だけど、一般的な騎士が持つのは、両刃の直剣で斬撃というより押し潰すタイプの剣を使っている。
この剣の違いは、戦い方全てに影響してくる。基本、斬る事に特化した剣は、切れ味を追求する為に鋭い刃が特徴だけど、そんな剣で受け太刀したら直ぐに刃毀れしちゃう。まあ、パパが作った剣は別だけど。
それとは違って刺突と鈍器のように扱う両刃の騎士剣なんかじゃ剣術の理に大きな違いがあって当然だからね。
で、騎士の家系であるサティは勿論、ユークスやルディも繊細な扱いをしなくても大丈夫な両刃の直剣を選んでいる。
片手剣と盾で戦う方が、素人には無難だからね。魔物にも対人戦でも使いやすい。
これを三年続ければ、このメンバーの実力は騎士科なんて目じゃない実力になるわね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『いずれ最強の錬金術師?』のコミック版6巻が、7月19日より順次書店にて発売予定です。
お手に取って頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
春香とフローラ、サティとユークス、ルディの五人は、部室を二つに分けて更衣室として使う事にしたみたい。
実際の活動は、外で余り人の目に付かない場所を見つけ、武術の型から始めているようね。
流石に学園じゃ本人のレベルを上げれないので、武術関連のスキルや有ると有用なスキルの獲得を目指すらしい。その辺は春香がしっかりしているから大丈夫でしょう。
「エトワールちゃん。こんなに沢山の薬草、いいの?」
「これは下級ポーションの素材になる薬草だし、結構何処にでも有る薬草なんだ。だから大丈夫だよ」
ゴリゴリと乳鉢で薬草をすり潰していると、シャルルがこの薬草を使ってもいいのか心配そうにしている。
こんな何処にでも生えてる薬草、ちょっと外に出れば見つかるから大丈夫でしょう。
「でもエトワールさん。駆け出しの冒険者が採取する薬草って、これじゃないの?」
「そうだと思うよ。でも、いいのいいの。パパが実家の近くで採取してくれたやつだから」
「ならいいのかな?」
ミュゼもタダで貰うのは抵抗あるみたい。でも折角パパが送ってくれたんだから、使わない方が勿体無いもの。
今、私達は、生の薬草をすり潰した物。乾燥させた薬草をすり潰した物の二種類を作っている。
この後、薬効成分を抽出するんだけど、煮る、乾留する、魔力を込めながら煮る、など色々試したいと思っている。
私達は早速基本的な初級ポーションで実験を始めた。
「煮出すのか? それとも水出しがいいのか? 調べないとね」
「エトワールちゃん。煮出す温度も色々変えて実験するのね」
「うん。兎に角色々とデーターを取らないとね」
因みにミュゼは、魔力感知と魔力操作の練習をしている。
彼女には魔法の指導をしてあげる約束をしたから、先ずはその二つのスキル獲得を目指して貰う。
ミュゼの属性は土属性。世間的には地味で不遇な扱いだったのだけど、この十数年でその認識も変化している。他ならぬわたし達のパパが土属性魔法を使い、大規模な土木工事を実現していたから。
とはいえ、普通の人間にそこまでの魔力は無い。でも土属性魔法は鉱石からの金属の抽出したり錬金術に近い事が出来る。しかも魔導具職人になりたいミュゼにとって、土属性魔法はとても有用な属性だった。
でもミュゼは、十二歳になるまで魔法の訓練をした事がなかった。そこでわたしは、ミュゼの体に自分の魔力を少量流し、魔力感知の切っ掛けを与えてスキルを早期に取得できるようにしたの。
ミュゼは今、その感覚を思い出しながら、瞑想中だ。
さて、シャルルも初級ヒールポーションのレシピは知っていた。私も錬金術を使わない薬師の作る初級ヒールポーションのレシピは教えて貰った事があるから覚えていた。
・初級ヒールポーション
品質:普通
ヒルクク草+水(2:8)
薬師が製作したヒールポーション。
この初級ヒールポーションの品質を上げる事が目標になる。
「水が八割を占めるんだから、これを魔力精製水にしてみる?」
「でも、普通の薬師は魔力精製水は難しいよ」
「その辺は後で考えようよ。パパから魔力精製水用の魔導具が送られて来てるから、取り敢えずそれを使ってみよう」
ヒールポーションの効果では、薬草の品質も大きな要因だと思うけど、一つ一つ変えてみて比べてみるところから始めよう。
「あとシャルルの実家ではヒルクク草は乾燥? それとも生?」
「乾燥だよ。生だと凄い酷い味になるの」
「ああ、味の酷いポーションは飲みたくないわね」
効き目が錬金術師の作ったポーションに負けてるのに、味も酷いのはダメよね。
兎に角、パパの魔導具で乾燥したヒルクク草を粉末にし、薬効成分を抽出する温度を変えてみる。
「先ず、水出しと煮出しの二種類試してみようか」
「そうだね」
結果、ヒルクク草は熱に強いみたいで、煮出した方がポーションの効果は高いと分かった。
ただ、水出しの方が苦味は少なく飲みやすいのよね。
「う~ん。温度を変えて、苦味が少なくて薬効が高いラインを探してみるか」
「凄いよエトワールちゃん。この粉砕機で粉にすると、水出しでもかなり効果があるもん」
確かにパパったら張り切り過ぎだと思う。送ってくれた器具は、街の薬屋では買えないレベルの魔導具だもの。
「ただ新鮮なヒルクク草の方が、どう考えても効果は高いわよね」
「そうだね。あとは味を飲めるレベルに研究するかだよね」
「だね」
そこで私はシャルルと、ヒルクク草の薬効成分が何故苦いのか調べる事にした。もし、効果に苦味成分が関係ないなら、その苦味の素だけを取り除けばいい。
「でも、エトワールちゃん、どうやって調べるの? そんな詳細に鑑定でにる人なんて居ないと思うよ」
「そんな時こそコレよ! ジャジャァーン! 通信の魔導具ぅ~!」
私はパパから貰ったアクセサリー型アイテムボックスから手のひらよりも少し大きな魔導具を取り出した。
「エトワールちゃん! 通信の魔導具なんて、国や高位貴族、あとはギルドくらいじゃないと持てない高価な魔導具じゃないの! それに凄く大きいって聞いたよ!」
「ふっふ~ん。そんなのパパが私達用に作ってくれたに決まってるじゃない」
パパも私達に甘いわよね。でも聖域では個人用の通信の魔導具なんて普通なのよね。
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『はい。エトワールかい? 何かあった?』
「パパ、落ち着いて。聞きたい事があって連絡しただけだから」
もう。ツーコールで出るなんて、こっちがびっくりするじゃない。
「あのねパパ。ヒルクク草から錬金術を使わないでヒールポーションを作ろうと思うんだけど、薬効成分と苦味成分は同じものか知りたかったの」
『ああ、錬金術なら薬効成分だけ抽出するから、それ程味は気にならないけど、薬師の人が作るのは苦いからね。どんなに頑張っても錬金術師のポーションほど効果の高いのは難しいけど、それに近いのは可能だと思うよ』
「そうだよね。で、苦味が少なくなる方法はあるの?」
『ヒントは葉脈だよ』
「確かパパは初級ヒールポーションを作る時、葉っぱだけ使ってたよね。という事は、極力要らない部分を取り除けばいいのね。ありがとうパパ! じゃあ、またねー!」
『あ、エトワー』
私は通信を切ってシャルルを見る。
「シャルル、ヒルクク草の茎や葉脈まで徹底して取り除くわよ!」
「エトワールちゃんの奥の手って、お父さんだったんだね」
「私は使えるものは使うたちなの。こんな所で遠回りするなんて無駄だもの」
少しシャルルが私を非難するような目で見るけど、立ってる者は親でも使えってアカネお姉ちゃんからの教えだもの。
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「そうだよ。そんなんじゃ盗賊や魔物にやられちゃうよ」
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もう。情けないわね。ユークスに剣を振らせてみたんだけど、ダメダメもいいところ。パペックおじさんも決して強くないし、戦えるタイプじゃないけど、度胸はあるってパパは言ってたもの。
「ほらほら、ルディも変わらないよ」
「クソッ! 商人の倅に無茶言うなよ!」
ルディもたいして変わらないのよね。
そんな中、流石サティの素振りは形が綺麗だ。
「サティ、スタンスをもう気持ち狭めた方がいいわ」
「うん! 本当だ! 気持ち振りが鋭い気がするよ!」
やっぱり剣術のスキル持ちとスキルを持たない人じゃ、その差は大きいわね。
「ほらほら、ユークス。こう、ヒュンッて感じ。ほら、ヒュンッて!」
「ヒュンで分かるかよ!」
相変わらずフローラの指導は感覚的過ぎるわね。あれで理解するのは同じ天才タイプだけよ。
「ユークス、剣筋を意識しないと、幾ら振ってもダメよ」
「あ、ああ」
パパが使う片刃の剣は斬る剣だけど、一般的な騎士が持つのは、両刃の直剣で斬撃というより押し潰すタイプの剣を使っている。
この剣の違いは、戦い方全てに影響してくる。基本、斬る事に特化した剣は、切れ味を追求する為に鋭い刃が特徴だけど、そんな剣で受け太刀したら直ぐに刃毀れしちゃう。まあ、パパが作った剣は別だけど。
それとは違って刺突と鈍器のように扱う両刃の騎士剣なんかじゃ剣術の理に大きな違いがあって当然だからね。
で、騎士の家系であるサティは勿論、ユークスやルディも繊細な扱いをしなくても大丈夫な両刃の直剣を選んでいる。
片手剣と盾で戦う方が、素人には無難だからね。魔物にも対人戦でも使いやすい。
これを三年続ければ、このメンバーの実力は騎士科なんて目じゃない実力になるわね。
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『いずれ最強の錬金術師?』のコミック版6巻が、7月19日より順次書店にて発売予定です。
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