いずれ最強の錬金術師?

小狐丸

文字の大きさ
上 下
280 / 312
連載

一話 最強の錬金術師の子供たち

しおりを挟む
 バーキラ王国の辺境ボルトンの街にある一軒の屋敷。屋敷の主人は、ここで寝泊まりする事は稀ながら、常に人の出入りはあり、世間的には非常識なほど高性能なゴーレムが屋敷を護っている。

 門が開き、一台の馬車が出て来る。

 一般的な馬車よりも一回りは軽く大きく、しかも頑丈そうな馬車と、その馬車を軽々と一頭で轢く馬。

 勿論、ただの馬である筈もなく、世界に二頭と存在しないグレートドラゴンホースにまで進化したツバキだ。

 そう、ここはボルトンにあるタクミの屋敷。その屋敷から出て来た馬車には馭者がいない。高い知能を保つツバキの轢く馬車に馭者は必要なかった。



 普通ならツバキの威圧感溢れる巨体を見れば、街中はパニックになっても不思議ではないが、ここボルトンでは見慣れた光景なので、馬車に手を振る子供はいても、怖がりパニックになる住民はいない。

 この馬車の持ち主が、タクミだと皆が知っているのもボルトンの住民が安心していれる理由でもある。

 その外観からは信じられないくらい広い馬車の中では、タクミがしきりに娘たちに注意を与えていた。

「いいかい。決して聖域のように無防備で出掛けちゃダメだよ」
「うん」
「はーい」
「わかった」
「それに一人で王都を出歩くのもダメだからね」
「はーい」

 タクミが三人の娘、エトワール、春香、フローラに何度も念入りに注意するよう言っているのは、三人の娘がこの春から王都の学園に入学するからだ。



 旧シドニアの黒い氾濫が終息し、大陸にも大きな災禍なく平穏な日々が過ぎていた。時が経つのは早いもので、タクミの娘たちエトワール、春香、フローラは十二歳になった。それを機に、バーキラ王国の王都にある王立学園へ通う為、王都へ旅立つ事になったのだ。

 勿論、タクミは大反対だ。転移で何時でも会えるとはいえ、愛してやまない娘たちと離れて暮らすなんて寂し過ぎる。

 ただ、この件に関しては、妻のソフィアたちに押し切られた。もともとバーキラ王や宰相のサイモンから子供たちを王都の学校へという話は、エトワールたちが幼い頃からあった話だった。

 タクミとしては、子供たちを聖域という最高の環境で育てたかったのでずっと断ってた。

 バーキラ王やサイモンが、規格外に優秀なエトワールたちとの縁を求めていた事を理解しているから余計にタクミは頑なだった。

 それを説得したのがソフィアたち妻だった。

 エトワールたちが通う王立学園は、十二歳から三年間の高等学園。バーキラ王国には、大きな都市に日本の小学校にあたる幼年期学園がある。これも比較的裕福な平民が通うもので、貧しい農村などでは貴重な働き手の子供は縁のない場所だ。

 幼年期学園に貴族の子供が通わないのは、貴族の子息子女は、高等学園までに家庭教師を雇い、基礎教育をするのが慣例となっているからだ。勿論、下級貴族でお金に余裕のない家は、子供を幼年期学園に通わせる。基本的に、幼年期学園は授業料は無料なので、平民の中から優秀な人材を探す政策の一環でもある。

 そして幼年期学園で優秀だと認められた生徒は、身分に拘らず高等学園の入試が国費で受けれる。それは王都から遠方からでも旅費や宿泊費をバーキラ王国がもち行われていた。

 自然、高等学園には優秀な生徒が集まるのだ。

 そんな高等学園だが、知識や技術だけを学ぶなら、娘たちを通わせる意味は余りない。前世でそこそこの大学を卒業しているタクミや、高校生とはいえ優秀な生徒だったアカネが中心となって組んだ聖域の学校のカリキュラムは、大陸でも最先端にあるのだから。

 加えて、魔法に関してはエルフの国、ユグル王国の王妃ルーミアや王女のミーミルが、武術方面では元騎士のソフィアや、元バーキラ王国近衛騎士団の団長で、現聖域騎士団の団長であるガラハットがいるのだ。これ以上の学習環境はないだろう。

 では、何故ソフィアたちが王都の高等学園にエトワールたちを入学させるのかというと、それは娘たちに社会を教える為だった。

 聖域に暮らしていると分からない社会の理不尽や、到底聖域には入れないような人間への対応の仕方など、聖域では感じられないものを母親であるソフィアたちは教えたかった。

「セルトたちは何て言ってた?」
「お姉ちゃん、バイバイって、軽い感じだったよ」
「うん。ユーリやクルスもだね」
「リューカとセッテは少し寂しそうだったけどね」
「そうなんだ」

 タクミがあげたセルトとは、ソフィアの産んだエトワールの弟で、春香があげたユーリがマリアの息子、クルスがマーニの息子だ。フローラがあげたリューカとセッテは、フルーナとベールクトの娘で、全員エトワールたちの八歳になる弟や妹になる。

 男の子のセルトやユーリ、クルスは、あまり寂しそうにしていないが、女の子のリューカとセッテは、優しいお姉ちゃんたちと離れるのが少し寂しいようだ。
 
 まあ、人魚族のリューカは、母親のフルーナと聖域の海側で過ごす時間も多いし、有翼人族のセッテも天空島と魔大陸の拠点、聖域を行き来しているので、直ぐに寂しさも紛れるだろう。



「パパとは転移があるから、すぐに会えるじゃない」
「そうだよ」
「私たちも長い休みには聖域に帰るしね」
「そうだけど……」
「旦那様、あまりしつこいと嫌われますよ」
「マーベル……」

 エトワールたちから何時でも会えると言われても、寂しいのは仕方ないと機嫌が良くないタクミ。それをマーベルが嗜める。

 今回、エトワールたちが王都で暮らすに辺り、メイド長のメリーベルの孫で、メイドたちのリーダーであるマーベルが王都屋敷へ一緒に行く事が決まった。

 とはいえ、マーベルは今後も聖域とボルトン、王都の屋敷を頻繁に行き来するし、王都の屋敷には去年結婚したロディが仕事をしている。マーベルがエトワールたちの身の回りの世話をするのに選ばれたのは、それも理由の一つにある。

 ロディは、王都屋敷で庭師兼家僕として働く優しく気持ちのいい青年だ。

「だいたい奥様方は自由に転移ゲートで王都に行けますし、セルトさま方はエトワールさまたちと何時でも会えると理解されています。それに学校のお勉強が難しくなり始めた頃ですので、今はそれに精一杯ですから」
「そうなんだけどさぁ……」

 ここに父親の娘への気持ちが分かる人間はいないようだ。



 タクミも仕方ないので、王都までの娘たちとの旅を楽しもうと頑張って気持ちを切り替える。

 本当は、王都まで転移ゲートを使うか、タクミの転移魔法で一瞬なのだが、今回はエトワールたちが聖域から王都に向かう姿を見せる必要があった。バーキラ王や宰相のサイモンは薄々勘づいているだろうが、これはそれ以外のイルマ家を注目している者達向けである。

「旦那様。残念ですが、旦那様は聖域にお戻りください」
「えっ!? いやいやいや、王都まで送るよ」

 ボルトンの街を出た辺りで、マーベルがタクミに聖域へ戻るよう告げる。

「いえ、旦那様のお見送りはボルトンまでと、奥様方に言われていますので」
「えー! 馬車の護衛はどうするのさ!」
「ツバキの轢く馬車を襲う度胸のある者はいません。それに、護衛であればカエデちゃんがいますので大丈夫です。お仕事が溜まってますよ。後で叱られるのは旦那様ですからね」
「うっ……分かったよ」

 無駄とわかりつつ抵抗するタクミだが、安全面で言えばまったく問題はないだろう。

 ボルトン辺境伯領であるボルトンから王都までは、バーキラ王国内でも一番安全な区間だと言える。聖域から王都までの街道や街や村の治安維持は、バーキラ王国において最優先事項だから。

 それよりも、マーベルが言うようにツバキの轢く威圧感たっぷりの馬車を狙う馬鹿はいない。オマケに今もツバキの背には、自分の特等席だと姿を隠匿して跨るカエデがいるのだ。ドラゴンが襲い掛かってきても平気だろう。

「パパ。王都のお家で会えるんでしょ」
「そうだよ。私たちも強いから平気だよ」
「うん。ママたちを怒らせる前に戻った方がいいよ」
「……そ、そうだな。エトワール、春香、フローラ。パパ、すぐに仕事片付けて会いに行くからね」

 エトワール、春香、フローラにまで説得され、渋々戻る事を決めたタクミ。春香が胸を張って言ったように、エトワールたちは十二歳ながら規格外の力を持っている。それはタクミとソフィアたちの子供という事。聖域という土地で育った事。そして何より大精霊の加護を得ている事。トドメに過保護な親により過剰な訓練を受けて育った事。エトワールたちの周りが輪をかけて規格外なので誰も注意をしなかったが、あきらかにバケモノ級に育っていた。

「カエデ! ツバキ! 子供たちの事を頼むね!」
「マスター! カエデにお任せなの!」
『どうかお任せを』

 タクミは馬車の窓を開けて顔を出し、カエデとツバキに子供たちの事を頼み、後ろ髪を引かれながら聖域へと転移して戻った。




「パパは心配性だね」
「そうだね。王都のお家にも人が何人もいるのにね」
「春香、フローラ、それは仕方ないよ。私たちが長く聖域を離れるのはこれが初めてなんだから。パパやママたちも時々王都のお家に来るだろうけど、心配なんだよ」

 タクミが戻った後の馬車内で、タクミが心配性だと春香とフローラが言うが、エトワールはそれも仕方ないと思っていた。いくら安全には万全の対策をしていても、大精霊たちのお陰で悪意や外敵に晒される事のない聖域ではないのだから、タクミが心配するのも分かる気がするエトワール。

 春香やフローラも、実は寂しい気持ちもあるのだが、それよりも新しい生活に対するワクワクが上回っているにすぎない。きっとホームシックになるんだろうな。なんて冷静に考えているエトワールだった。








 聖域のタクミの屋敷では、ソフィアら妻たちが王都に旅立った娘たちの話をしていた。

「王都では、屋敷の周辺の警備を増やすそうですね?」
「ええ、バーキラ王もタクミ様の娘という事で、少し神経質になっているようですね」

 マリアがソフィアに王都の屋敷の周辺の警備体制について聞き、ソフィアがそれを肯定する。

 リビングにはソフィアとマリアの二人がお茶を飲んで休憩していた。マーニは、セルト、ユーリ、クルスの武術訓練で出掛けている。

 フルーナの娘リューカは、人魚族なのでフルーナが聖域の海側で育てている。ベールクトの娘のセッテは、普段は天空島で暮らしている。

 リューカやセッテは、人魚族や有翼人族という少々特殊な種族なので、フルーナとベールクトの意向により、同族の中で育てられていた。

「当然ですよね。あの子たちを王都の学園にって、バーキラ王やサイモン様からの要望なのに」
「タクミ様の娘と縁を繋ぎたいのだろう。ハードルは高いと思うがな」

 エルフのソフィアは別にして、マリアやマーニは変わらず若々しい。

 それどころか、サイモンの妻のロザリーや元近衛騎士団の団長で、現聖域騎士団の団長であるガラハットやその妻コーネリア、文官娘衆の母親でボルド名誉男爵のエリザベス、そしてメイド長のメリーベルや家宰のセバスチャンまでもが、まるで若返ったように見える。

 実は、これは事実で、聖域の清浄な空気と魔力、水と食べ物が、高いアンチエイジング効果を発揮していた。もう、若返りの秘薬を飲んだかのように。

 これは聖域産のお酒や食べ物だけを摂取しても効果があり、聖域産の食材の値段が高騰し、その値は高止まりしている。

 まあ、ロザリーやエリザベス、コーネリアやメリーベルが、まるで若返ったように若々しいのは、彼女たちがパワーレベリングを希望し、レベルが高い分にはいいかと、タクミも軽い気持ちでOKした所為でもある。

「王都の屋敷の人員を増やさないんですか?」
「セバスチャンやジーヴスが定期的に行くそうだし、マーベルがいれば大丈夫でしょう」

 王都の屋敷の人員は多くない。例の如く護衛のメインはゴーレム任せだし、メイドや家僕も聖域とボルトン、王都と掛け持ちしている者も多い。

 エトワールたちが三年間の学園生活をする間、王都の屋敷に人を増やさないのか、マリアがソフィアに聞くのも当然だろう。ただ、イルマ家は漏らせない秘密が多く、気軽に人を増やさない事情がある。それ故、ソフィアはセバスチャンやジーヴス、マーベルに任せるつもりのようだ。どうしても人の手が必要なら、セバスチャンやメリーベルから話がある筈だ。



 そこにタクミが転移で戻って来た。

「「お帰りなさい。タクミ様」」
「……うん。ただいま」

 見るからに気落ちしたタクミは、そのまま工房へと行ってしまった。

「フフッ、エトワールたちと離れるのが、余程寂しいみたいね」
「それはそうですよ。それにタクミ様もですけど、春香たちもタクミ様と離れて寂しいと思います」
「そうね。あの子たちはパパ大好きだものね」
「ですです。特に春香は甘えん坊ですから、ホームシックにならないか心配です」

 しょぼくれるタクミを見て、タクミがどれだけ娘たちを愛してくれていたのが分かる。勿論、ソフィアやマリアだって寂しいのは寂しいのだが、女の子よりも精神年齢の低いやんちゃな弟たちの世話が忙しい事もあり、タクミほどではなかった。

 マリアはむしろ、春香がホームシックにならないか心配なようだ。

「三人いれば大丈夫よ。私たちとタクミ様の娘ですもの」
「そうですね」

 ただ、ソフィアはあまり心配していない。聖域と王都は、遠く離れてはいるが、転移ゲートが何時でも使えるソフィアたちにとって、距離と時間は無いも同然なのだなら。何時でも顔を見に行けるのだ。現に数日後、ツバキと馬車の回収に王都行くのだから。

 要するに、タクミが大袈裟なだけとも言える。

 まあ、何もかもが初体験となる最初の子供は特別なのは仕方ない。それはソフィアやマリア、マーニも同じなのだから。

「さて、聖域騎士団の様子を見てくるか」
「じゃあ、私は子供たちの様子を見てきますね」

 ソフィアが立ち上がり、聖域騎士団の訓練所へ行くと言うと、マリアもセルトたちの武術訓練を見に行くと、よいしょっとソファーから立ち上がる。

 聖域は今日も穏やかな時間が流れていた。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 『不死王はスローライフを希望します』の3巻が発売されました。

 また、コミック版『いずれ最強の錬金術師?』の5巻が8月23日より順次書店に並ぶと思います。

 こんなご時世ですが、書店などで見かけたら手に取って頂ければ幸いです。

 よろしくお願いします。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます

銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。 死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。 そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。 そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。 ※10万文字が超えそうなので、長編にしました。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

聖獣達に愛された子

颯希
ファンタジー
ある日、漆黒の森の前に子供が捨てられた。 普通の森ならばその子供は死ぬがその森は普通ではなかった。その森は..... 捨て子の生き様を描いています!! 興味を持った人はぜひ読んで見て下さい!!

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

継母の心得 〜 番外編 〜

トール
恋愛
継母の心得の番外編のみを投稿しています。 【本編第一部完結済、2023/10/1〜第二部スタート☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定】

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。