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迷宮都市編
ダンジョンアタック1
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ダンジョン入口の受付にギルドカードを見せる。
「はい、確認しました。」
ユート達がダンジョン入口に入って行く。
ここは、南のダンジョン入口。
「しかし、未開の地の森の素材、ビックリする位の額になったな。ちょっと引くわ。」
「そうね、まだ魔石は売ってないのにね。まさか白金貨2枚になるとはね。」
「兄さま、姉さま、もうちょっと緊張感を持って下さい。そろそろ、何か出て来そうです。」
緊張感のないユートとマリアにサツキ1人が硬くなっている。
そのダンジョンは、洞窟のような造りだがその壁が薄っすらと光って灯を灯さなくても良い、不思議使用だった。
索敵に魔物の気配が、湧いた。
「本当に、何も無い所から湧くんだな。」
「それがダンジョンの怖い所ね、魔力溜まりから魔物が湧くから気を付けないとね。」
直ぐに、魔物が見える位置まで移動する。
「でっかいミミズ?鑑定してみるね。」
ユートが魔物を鑑定する。
ストーンワーム Lv.4
ストーンワーム Lv.3
ストーンワーム Lv.4
「1匹づつかな、サツキは僕とマリアが仕留めて一対一になる様にするから頑張ってごらん。」
ハイ、兄さま。と言うサツキの返事を聞きながらアイテムボックスから槍を取り出す。
マリアと見つめ合い頷くと走り出す。
マリアのアイスアローがたて続けにストーンワームに突き刺さり命を奪う。
それと、ほぼ同時にユートの槍がストーンワームを仕留めていた。
サツキが棍を振り回しメタルワームを滅多打ちにして倒した。
「フゥ、やりました兄さま、姉さま!」
ユートがサツキの頭を撫でながら。
「良く頑張ったな、棍で打ちつける時に魔力を籠めてごらん。威力が上がるよ。」
ハイ!嬉しそうに尻尾が揺れている。
狐も尻尾振るのか?
「ユート、ドロップアイテムがあるわよ。」
オッ、ドレドレ。「小さな魔石と鉄鉱石か。」
「ユート!見て、一つだけ色が違うわ。レアドロップかもよ。」
マリアが言う通り色の違う鉱石を鑑定する。
「マリア、ミスリルだ。幸先いいな。この調子で探索して行こうか。」
全20階層だったよな、行ける所まで行ってみるか。
サツキの棍が、ゴブリンの頭を砕く。
コボルトをファイヤーアローが貫く。
サンドキャタピラーに棍が突き刺さる。
「サツキ、少し休憩しようか。」
「ハァ、ハァ、……ハイ、分かりました。」
ダンジョン入口から、3時間。
現在、10階層ボス部屋前。ここまでユートとマリアは、魔物の数が多い時に間引くだけでサツキが主体となって、此処までの階層を攻略してきた。
要所要所でアドバイスする事でサツキは、著しい成長を遂げていた。
「もう大丈夫です。」
「そうか、今日はこのボス戦を終えたら帰ろうか。」
「そうね、此処まで戦闘回数も多いからサツキも疲れてるでしょうしね。」
サツキを鍛える為に、見敵必殺で此処まで探索してきたので自然と戦闘回数が増える事になった。
ユート自身も気配察知や索敵、隠形術などの訓練に充てていた。
マリアも魔法の精度を上げる訓練をしていた。
「それと、課題が見つかったな。」
「そうね、罠の発見と解除は一朝一夕には行かないわ。まだ、初級クラスのダンジョンだからユートの直感スキルでなんとかなったけどね。本当はもう1人斥候職が居ればいいんだけどね。」
「罠の解除はもう少し頑張ってみるよ。」
戦闘面は、問題ないな。広いフィールドならヴァルにも出て来てもらえば余裕も出来るし。
休憩を終えボス部屋の扉を開け中に入る。
部屋は広く天井も高い体育館位は有るだろうか。
やがて、部屋の真ん中にある魔法陣が光りだし黒い霞が集まりだす。
「くるぞ!」
ギャ、ギャ、ギャ!
最初に、ゴブリンが20体位湧き出てきた。
その後から、ゴブリンメイジ、ゴブリンナイト。
最後に、見覚えのある大きな個体、ゴブリンジェネラルが雄叫びを上げる。
GAOOOOOーー !!
「ヴァル!頼めるか!」
ユートの横にヴァルスが現れる。
《お任せを!》ヴァルスが雷を放つ。
ヴァルスに併せて、ユートがサンダーアローをマリアはアイスアローをサツキもロックニードルを放ち。
ボス部屋の中を魔法の嵐が吹き荒れる。
魔法の嵐が過ぎ去った後に立っていたのは、ボロボロになって今にも倒れそうな、ゴブリンジェネラルだけだった。
「サツキ!」ユートが喚ぶ前にサツキは棍を振り被り跳んでいた。
「ハァーーー!」渾身の一撃がゴブリンジェネラルのアタマに叩き込まれる。
その一撃がトドメになりゴブリンジェネラルが倒れる。
部屋の中のゴブリン達が光りの粒になりドロップアイテムを残し消えた。
「お疲れ様、ちょっとやり過ぎたね、じゃあ帰ろうか。」
ドロップアイテムを拾い終えた、ユートが声をかける。ボス部屋の入口の反対側に扉が現れ音を立てて開いていく。
ユートは、ヴァルスに礼を言って送還して、2人を促し、11階層へ降りる階段の横にある脱出用の転移魔方陣で地上へ帰った。
地上に出て、ダンジョン入口横の素材買取り所で不要な素材や魔石を売り払い、金貨2枚と銀貨3枚だった。
初級クラスのダンジョンじゃ、こんなもんかな。
そんなことを呟くユートだが、彼は知らなかった。
初級クラスのダンジョンとはいえ、普通索敵に引っ掛かった魔物を片っ端から倒しながら、たった3人のパーティーでダンジョンを探索し、11階層まで4時間掛からずに踏破できる冒険者パーティーは、ひと握りしか居ない事を。
宿に戻り夕飯を済ませ、お湯で身体を拭いて色んな意味でスッキリしたユートは、2つ引っ付けて広くなったベッドで、隣でユートの腕を抱きながら寝息を立てているサツキのステータスを確認していた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 サツキ
種族 狐人族(未覚醒)
年齢 15歳
レベル 12
HP 190 (+10)
MP 230
体力 70 (+10)
魔力 146
筋力 42 (+10)
耐久 50 (+10)
俊敏 68 (+10)
器用 48
知力 62
スキル
短剣術 Lv.3 弓術 Lv.2 棒術 Lv.3 体術 Lv.2
身体能力強化Lv.1 気配察知Lv.1 索敵Lv.1
隠形術Lv.1 嗅覚強化Lv.1 聴覚強化Lv.1
魔力操作 Lv.2 火魔法 Lv.3 土魔法 Lv.2
料理 Lv.2 裁縫 Lv.2
加護
地母神ウルカの加護
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「レベルが一気に10も上がってるね。スキルも増えてるし、ちょっとやり過ぎたかな?」
「今日は、殆どサツキがトドメを刺してたんだから、その位上がるわよ。どうせ、レベルが高くなると上がり難くなるから、今のうちよ。」
反対側で、ユートの腕を抱いているマリアが言う。
「そうだね、強くなる事は悪くないからね。」
明日も早いからもう寝ましょ…。
マリアの声を聴きながら眠りに就く。
「はい、確認しました。」
ユート達がダンジョン入口に入って行く。
ここは、南のダンジョン入口。
「しかし、未開の地の森の素材、ビックリする位の額になったな。ちょっと引くわ。」
「そうね、まだ魔石は売ってないのにね。まさか白金貨2枚になるとはね。」
「兄さま、姉さま、もうちょっと緊張感を持って下さい。そろそろ、何か出て来そうです。」
緊張感のないユートとマリアにサツキ1人が硬くなっている。
そのダンジョンは、洞窟のような造りだがその壁が薄っすらと光って灯を灯さなくても良い、不思議使用だった。
索敵に魔物の気配が、湧いた。
「本当に、何も無い所から湧くんだな。」
「それがダンジョンの怖い所ね、魔力溜まりから魔物が湧くから気を付けないとね。」
直ぐに、魔物が見える位置まで移動する。
「でっかいミミズ?鑑定してみるね。」
ユートが魔物を鑑定する。
ストーンワーム Lv.4
ストーンワーム Lv.3
ストーンワーム Lv.4
「1匹づつかな、サツキは僕とマリアが仕留めて一対一になる様にするから頑張ってごらん。」
ハイ、兄さま。と言うサツキの返事を聞きながらアイテムボックスから槍を取り出す。
マリアと見つめ合い頷くと走り出す。
マリアのアイスアローがたて続けにストーンワームに突き刺さり命を奪う。
それと、ほぼ同時にユートの槍がストーンワームを仕留めていた。
サツキが棍を振り回しメタルワームを滅多打ちにして倒した。
「フゥ、やりました兄さま、姉さま!」
ユートがサツキの頭を撫でながら。
「良く頑張ったな、棍で打ちつける時に魔力を籠めてごらん。威力が上がるよ。」
ハイ!嬉しそうに尻尾が揺れている。
狐も尻尾振るのか?
「ユート、ドロップアイテムがあるわよ。」
オッ、ドレドレ。「小さな魔石と鉄鉱石か。」
「ユート!見て、一つだけ色が違うわ。レアドロップかもよ。」
マリアが言う通り色の違う鉱石を鑑定する。
「マリア、ミスリルだ。幸先いいな。この調子で探索して行こうか。」
全20階層だったよな、行ける所まで行ってみるか。
サツキの棍が、ゴブリンの頭を砕く。
コボルトをファイヤーアローが貫く。
サンドキャタピラーに棍が突き刺さる。
「サツキ、少し休憩しようか。」
「ハァ、ハァ、……ハイ、分かりました。」
ダンジョン入口から、3時間。
現在、10階層ボス部屋前。ここまでユートとマリアは、魔物の数が多い時に間引くだけでサツキが主体となって、此処までの階層を攻略してきた。
要所要所でアドバイスする事でサツキは、著しい成長を遂げていた。
「もう大丈夫です。」
「そうか、今日はこのボス戦を終えたら帰ろうか。」
「そうね、此処まで戦闘回数も多いからサツキも疲れてるでしょうしね。」
サツキを鍛える為に、見敵必殺で此処まで探索してきたので自然と戦闘回数が増える事になった。
ユート自身も気配察知や索敵、隠形術などの訓練に充てていた。
マリアも魔法の精度を上げる訓練をしていた。
「それと、課題が見つかったな。」
「そうね、罠の発見と解除は一朝一夕には行かないわ。まだ、初級クラスのダンジョンだからユートの直感スキルでなんとかなったけどね。本当はもう1人斥候職が居ればいいんだけどね。」
「罠の解除はもう少し頑張ってみるよ。」
戦闘面は、問題ないな。広いフィールドならヴァルにも出て来てもらえば余裕も出来るし。
休憩を終えボス部屋の扉を開け中に入る。
部屋は広く天井も高い体育館位は有るだろうか。
やがて、部屋の真ん中にある魔法陣が光りだし黒い霞が集まりだす。
「くるぞ!」
ギャ、ギャ、ギャ!
最初に、ゴブリンが20体位湧き出てきた。
その後から、ゴブリンメイジ、ゴブリンナイト。
最後に、見覚えのある大きな個体、ゴブリンジェネラルが雄叫びを上げる。
GAOOOOOーー !!
「ヴァル!頼めるか!」
ユートの横にヴァルスが現れる。
《お任せを!》ヴァルスが雷を放つ。
ヴァルスに併せて、ユートがサンダーアローをマリアはアイスアローをサツキもロックニードルを放ち。
ボス部屋の中を魔法の嵐が吹き荒れる。
魔法の嵐が過ぎ去った後に立っていたのは、ボロボロになって今にも倒れそうな、ゴブリンジェネラルだけだった。
「サツキ!」ユートが喚ぶ前にサツキは棍を振り被り跳んでいた。
「ハァーーー!」渾身の一撃がゴブリンジェネラルのアタマに叩き込まれる。
その一撃がトドメになりゴブリンジェネラルが倒れる。
部屋の中のゴブリン達が光りの粒になりドロップアイテムを残し消えた。
「お疲れ様、ちょっとやり過ぎたね、じゃあ帰ろうか。」
ドロップアイテムを拾い終えた、ユートが声をかける。ボス部屋の入口の反対側に扉が現れ音を立てて開いていく。
ユートは、ヴァルスに礼を言って送還して、2人を促し、11階層へ降りる階段の横にある脱出用の転移魔方陣で地上へ帰った。
地上に出て、ダンジョン入口横の素材買取り所で不要な素材や魔石を売り払い、金貨2枚と銀貨3枚だった。
初級クラスのダンジョンじゃ、こんなもんかな。
そんなことを呟くユートだが、彼は知らなかった。
初級クラスのダンジョンとはいえ、普通索敵に引っ掛かった魔物を片っ端から倒しながら、たった3人のパーティーでダンジョンを探索し、11階層まで4時間掛からずに踏破できる冒険者パーティーは、ひと握りしか居ない事を。
宿に戻り夕飯を済ませ、お湯で身体を拭いて色んな意味でスッキリしたユートは、2つ引っ付けて広くなったベッドで、隣でユートの腕を抱きながら寝息を立てているサツキのステータスを確認していた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 サツキ
種族 狐人族(未覚醒)
年齢 15歳
レベル 12
HP 190 (+10)
MP 230
体力 70 (+10)
魔力 146
筋力 42 (+10)
耐久 50 (+10)
俊敏 68 (+10)
器用 48
知力 62
スキル
短剣術 Lv.3 弓術 Lv.2 棒術 Lv.3 体術 Lv.2
身体能力強化Lv.1 気配察知Lv.1 索敵Lv.1
隠形術Lv.1 嗅覚強化Lv.1 聴覚強化Lv.1
魔力操作 Lv.2 火魔法 Lv.3 土魔法 Lv.2
料理 Lv.2 裁縫 Lv.2
加護
地母神ウルカの加護
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「レベルが一気に10も上がってるね。スキルも増えてるし、ちょっとやり過ぎたかな?」
「今日は、殆どサツキがトドメを刺してたんだから、その位上がるわよ。どうせ、レベルが高くなると上がり難くなるから、今のうちよ。」
反対側で、ユートの腕を抱いているマリアが言う。
「そうだね、強くなる事は悪くないからね。」
明日も早いからもう寝ましょ…。
マリアの声を聴きながら眠りに就く。
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