12 / 29
冒険者ギルド編
討伐…時々、殲滅
しおりを挟む
次の日、東の草原でトライタスクボアとブラックウルフの討伐依頼を終え2人と1体は、ノンビリと昼食を食べていた。
「判ってたけどヴァルは、やっぱり強いな。」
「本当だね。」
《ユート様のお陰で、以前に比べ力が漲る様です。》
そう、ヴァルはとても強かった。雷魔法に加え、角に雷を纏って突撃する。その雷を纏ったランスチャージでブラックウルフの群に突撃すると数匹のブラックウルフを仕留めていた。
《!!ユート様、この先の林からオークの臭いがします。ちょっと不味いですね、女性を攫って集落に連れ帰る途中ですね。》
「ユート!」マリアが走り出す。
「あぁ、判ってる。ヴァル、オークの数は?」
急いで片付けると走り出しながら聞く。
《集落に帰還途中のオークが6体、その先の集落に60程確認出来ます。》
ヴァルスが走り出し、ユートとマリアが飛び乗る。
森へ入りオークが見えた所で、ユートが飛び降り走り出し女性を担いでるオークを横薙ぎに抜打ち女性を受け止め後方に下がる。
距離をとってオークの方を見るとマリアとヴァルスの魔法によって、既に戦闘は終っていた。
気を失っている女性にヒールをかけて
「ヴァル、この女の人を頼む。他に集落の中に捕まっている人がいるか判るか?」
《いえ、少なくとも生存している人は、居ません。》
「じゃあ、多少荒っぽくしても問題無いな。先ず全員で、魔法で先制攻撃する。その後、僕が突っ込むからマリアとヴァルは遠距離から魔法で援護してくれ。」
《上位個体がいる様ですが。》
「あぁ、普通のオークより少し魔力が大きい個体が4体、さらに大きい個体が1体だな。大丈夫、問題ない。」
やがて、みすぼらしい小屋の集まった集落が見えて来た。見える範囲には50体を超えるオークが確認出来た。
「うん、人の反応はないね。でも一応小屋を壊す様な魔法は禁止ね。」
じゃあ、いくよ!ユートの掛け声を切っ掛けに氷と雷の魔法が降りそそぐ。
ユートが走りながら投げたナイフがオークの眉間に突き刺さる。ユートはそのままオークが密集している場所に突っ込み刀を抜打ち横薙ぎに車輪に回す。
結果を確認せずに、次の獲物へ走る。
マリアとヴァルスもユートの邪魔にならない様に放つ魔法がオークを蹂躙する。
ユートの魔力を纏った拳がオークの頭を砕き、刀を振るたび首が飛ぶ。
するとユートの前に鎧を着て剣を持ったオークナイトが2体が行く手を塞ぐが、一瞬で懐に入りオークナイトの鎧に覆われた胴体に掌底を叩きこむと背中が破裂して倒れ伏す。次の瞬間残ったオークナイトの首がズレ落ちる。気配察知と直感のスキルに従い横へと跳ぶ。
ドゴォォーーン !!
オークナイトよりもひと回り大きなオークが巨大な大剣で襲いかかる。
ユートが鑑定する。
オークジェネラル Lv.58
フゥー。呼吸を整え、正眼に構える。
GUOOOOO !! オークジェネラルが大剣を振りかぶり襲いかかる。ユートは、縮地を遣い距離を一瞬で詰め逆袈裟に切りすてる。
ユートが振り返り、オークジェネラルの上半身が斜めに滑り落ちる頃には、眼に映る範囲に生きているオークは居なかった。
「ユート!大丈夫。怪我はない?」
「大丈夫だよ。一応小屋の中を確かめようか。マリアは、アイテムボックスにオークを入れてってくれ。僕が小屋を確かめるよ。」
結局、他に被害者は居なかった。まだ、集落の規模から出来て間もない集落だったのだろう。
オークを全て収納して、小屋を風魔法で壊す。
「また、魔物の棲家になっても困るからな。」
おっ、さすがにレベルアップしたな。
久しぶりに、ステータスを確認しとくか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 ユート
種族 上位人族
年齢 17歳
レベル 42
HP 870 (+80)
MP 580
体力 690 (+80)
魔力 460
筋力 685 (+80)
耐久 685 (+80)
俊敏 480 (+80)
器用 430
知力 440
ユニークスキル
比翼連理
スキル
剣術Lv.4 槍術Lv.4 棒術Lv.3 弓術Lv.4 体術Lv.4
投擲Lv.3 身体能力強化Lv.4 魔力操作Lv.4
気配察知Lv.4up 索敵Lv.4up 隠形術Lv.3up
魔力感知Lv.3
火魔法Lv.3 風魔法Lv.2 土魔法Lv.3 水魔法Lv.3
雷魔法Lv.4 空間魔法Lv.3 回復魔法Lv.3
闇魔法Lv.3 召喚魔法Lv.3 直感 夜目 鷹の目
鍛冶Lv.4up 錬金術Lv.3up 木工Lv.2 鑑定Lv.4 練気Lv.3
アイテムボックスLv.MAX
【召喚契約】
ヴァルス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さすがに自分より高いレベルの魔物を倒すと、レベルアップし易いな。
さあ、帰るか。
ヴァルスの方へと歩いて行き、ヴァルスの背に乗せられた女性を見ると、まだ中学生位の少女だった事に気づいた。
「なあマリア、この子何処から連れてこられたのかな?」
「多分、服装から観て近くの村辺りからだと思う。」
「取り敢えず、街に連れて帰るか。ギルドにも報告しないといけないし。」
「そうね、帰りましょう。ヴァルお願いね。」
ヴァルスに女の子を乗せて街へと歩き出した。
「判ってたけどヴァルは、やっぱり強いな。」
「本当だね。」
《ユート様のお陰で、以前に比べ力が漲る様です。》
そう、ヴァルはとても強かった。雷魔法に加え、角に雷を纏って突撃する。その雷を纏ったランスチャージでブラックウルフの群に突撃すると数匹のブラックウルフを仕留めていた。
《!!ユート様、この先の林からオークの臭いがします。ちょっと不味いですね、女性を攫って集落に連れ帰る途中ですね。》
「ユート!」マリアが走り出す。
「あぁ、判ってる。ヴァル、オークの数は?」
急いで片付けると走り出しながら聞く。
《集落に帰還途中のオークが6体、その先の集落に60程確認出来ます。》
ヴァルスが走り出し、ユートとマリアが飛び乗る。
森へ入りオークが見えた所で、ユートが飛び降り走り出し女性を担いでるオークを横薙ぎに抜打ち女性を受け止め後方に下がる。
距離をとってオークの方を見るとマリアとヴァルスの魔法によって、既に戦闘は終っていた。
気を失っている女性にヒールをかけて
「ヴァル、この女の人を頼む。他に集落の中に捕まっている人がいるか判るか?」
《いえ、少なくとも生存している人は、居ません。》
「じゃあ、多少荒っぽくしても問題無いな。先ず全員で、魔法で先制攻撃する。その後、僕が突っ込むからマリアとヴァルは遠距離から魔法で援護してくれ。」
《上位個体がいる様ですが。》
「あぁ、普通のオークより少し魔力が大きい個体が4体、さらに大きい個体が1体だな。大丈夫、問題ない。」
やがて、みすぼらしい小屋の集まった集落が見えて来た。見える範囲には50体を超えるオークが確認出来た。
「うん、人の反応はないね。でも一応小屋を壊す様な魔法は禁止ね。」
じゃあ、いくよ!ユートの掛け声を切っ掛けに氷と雷の魔法が降りそそぐ。
ユートが走りながら投げたナイフがオークの眉間に突き刺さる。ユートはそのままオークが密集している場所に突っ込み刀を抜打ち横薙ぎに車輪に回す。
結果を確認せずに、次の獲物へ走る。
マリアとヴァルスもユートの邪魔にならない様に放つ魔法がオークを蹂躙する。
ユートの魔力を纏った拳がオークの頭を砕き、刀を振るたび首が飛ぶ。
するとユートの前に鎧を着て剣を持ったオークナイトが2体が行く手を塞ぐが、一瞬で懐に入りオークナイトの鎧に覆われた胴体に掌底を叩きこむと背中が破裂して倒れ伏す。次の瞬間残ったオークナイトの首がズレ落ちる。気配察知と直感のスキルに従い横へと跳ぶ。
ドゴォォーーン !!
オークナイトよりもひと回り大きなオークが巨大な大剣で襲いかかる。
ユートが鑑定する。
オークジェネラル Lv.58
フゥー。呼吸を整え、正眼に構える。
GUOOOOO !! オークジェネラルが大剣を振りかぶり襲いかかる。ユートは、縮地を遣い距離を一瞬で詰め逆袈裟に切りすてる。
ユートが振り返り、オークジェネラルの上半身が斜めに滑り落ちる頃には、眼に映る範囲に生きているオークは居なかった。
「ユート!大丈夫。怪我はない?」
「大丈夫だよ。一応小屋の中を確かめようか。マリアは、アイテムボックスにオークを入れてってくれ。僕が小屋を確かめるよ。」
結局、他に被害者は居なかった。まだ、集落の規模から出来て間もない集落だったのだろう。
オークを全て収納して、小屋を風魔法で壊す。
「また、魔物の棲家になっても困るからな。」
おっ、さすがにレベルアップしたな。
久しぶりに、ステータスを確認しとくか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 ユート
種族 上位人族
年齢 17歳
レベル 42
HP 870 (+80)
MP 580
体力 690 (+80)
魔力 460
筋力 685 (+80)
耐久 685 (+80)
俊敏 480 (+80)
器用 430
知力 440
ユニークスキル
比翼連理
スキル
剣術Lv.4 槍術Lv.4 棒術Lv.3 弓術Lv.4 体術Lv.4
投擲Lv.3 身体能力強化Lv.4 魔力操作Lv.4
気配察知Lv.4up 索敵Lv.4up 隠形術Lv.3up
魔力感知Lv.3
火魔法Lv.3 風魔法Lv.2 土魔法Lv.3 水魔法Lv.3
雷魔法Lv.4 空間魔法Lv.3 回復魔法Lv.3
闇魔法Lv.3 召喚魔法Lv.3 直感 夜目 鷹の目
鍛冶Lv.4up 錬金術Lv.3up 木工Lv.2 鑑定Lv.4 練気Lv.3
アイテムボックスLv.MAX
【召喚契約】
ヴァルス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さすがに自分より高いレベルの魔物を倒すと、レベルアップし易いな。
さあ、帰るか。
ヴァルスの方へと歩いて行き、ヴァルスの背に乗せられた女性を見ると、まだ中学生位の少女だった事に気づいた。
「なあマリア、この子何処から連れてこられたのかな?」
「多分、服装から観て近くの村辺りからだと思う。」
「取り敢えず、街に連れて帰るか。ギルドにも報告しないといけないし。」
「そうね、帰りましょう。ヴァルお願いね。」
ヴァルスに女の子を乗せて街へと歩き出した。
1
お気に入りに追加
305
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる