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冒険者ギルド編
冒険者ギルド登録
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街に繰り出すたユート達は、先ず服屋を目指して歩き出した。
「このお店でいいんじゃない。」
当然ユートに否はない。
前世の頃も服のチョイスは任せっきりだった。
丈夫で動き易ければいいや、なんて思っているからマリアが時々ユートの身体に服を当ててサイズ確認しながら選んでいくのをボーッと立って見ているだけだ。
結局マリアひとりで二人の普段着と下着を選んで購入した。
服屋を出て、雑貨屋で日用品を揃えたあと。
冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドは、街の広場の中でユート達が街に入る時に使った北側の門に近い場所にあった。
広場の中でも石造りの三階建ての建物はその大きさもあって直ぐに見つかった。
「デッカイ建物だな、」
大きな扉を開けて、中に入ると広いホールの向こうにカウンターがあり其処が受付だろう。
時間帯のせいか、空いていたのでさほど待つことなくユート達の順番が来る。
「いらっしゃいませ、今日はご依頼ですか?」
「いえ、冒険者登録をお願いします。」
「お一人様に付き銀貨1枚掛かりますがよろしいですか。では、此方に必要事項を記入して下さい。」
えーと、名前と年齢に職種?
「すいません、職種てなんですか?」
「パーティー募集などの際に、スカウトされ易くなります。前衛職か後衛職かその程度の情報で構いません。」
じゃあ、前衛でいいか。
「これでいいですか。」
「ハイ、結構です。少しお待ち下さい。」
受付のお姉さんが銀色のプレートを何かの魔道具に差し込んで操作する。
出てきたプレートをトレーに載せて持ってきた。
「お待たせしました。ご自分のプレートを持って魔力を流して下さい。」
言われた通り魔力を流すと一瞬プレートが光り直ぐに元の銀色に戻る。
「ご苦労様です。魔力の波形が登録されましたので、これで登録は終了です。パーティー登録もしておきますね。パーティー名は、後日でも構いません。ギルドカードを紛失しますと再発行に金貨1枚掛かりますので失くさない様に気を付けてください。では、このまま冒険者ギルドについて説明させて頂いていいですか。」
「はい、お願いします。」
「では、説明を続けます。ギルドカードにはランクがあります。Gから始まりSSが最高ランクです。ユートさんとマリアさんは、Gランクからのスタートになります。自分のランクと同じかひとつ上のランクまでの依頼が受けることでギルドポイントが得られます。Eランクまではポイントのみでランクアップしますが、Dランクからは、試験があります。依頼は、受付でユートさん達のランクにあった依頼を紹介させていただきます。ただ、常時依頼と緊急依頼は掲示板に貼り出されます。以上ですが、何か質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です。」
「では、早速依頼を受けれますか?」
「いえ、明日からでお願いします。」
「わかりました、では明日から頑張って下さい。
それと、ギルドの2階に資料室があるので時間のある時に閲覧することをお勧めします。」
「ありがとうございました。」
露店を冷やかしながら大通りを歩いて宿へと戻る頃には陽も暮れ始める。
「マーサさん、ただいま帰りました。」
「おかえり、夕飯食べるかい。」
「お願いします。」
「じゃあ、空いてる席に座って待っといてちょうだい。」
席に座ると直ぐにシチューと籠に盛ったパンをマーサさんが持ってきて。
マリアに「どうしたんだい、食事まで外套着たままで。何だったら部屋で食べるかい?運んだげるよ。」
「いえ、大丈夫です。」マリアが外套のフードを下ろす。
はぁ~、食堂のあちこちでため息が漏れる。
「マリアはエルフだったのかい、これだけ美人ならユートが隠したがるのもわかるね。大丈夫だよ、この街にも少ないけどエルフも居ない訳じゃないしね。」
「ありがとうございます。」
部屋に戻って2人になって
「明日、朝から依頼を幾つか受けて午後からギルドの資料室で調べものでもしようか?」
「そうだね、討伐依頼のついでに採取依頼でも受けてみようか。」
桶にお湯をもらい、お互いの身体を綺麗に拭いてひとつのベッドに入る。
「やっぱり元日本人としては、お風呂に入りたいよね。」
「そうね、エルフの集落にいた時も川で沐浴するくらいだったから。」
「もう、寝ようか。」
「「御休みなさい。」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝、ギルドの受付でギルドカードを出して
「おはようございます。討伐系の依頼と採取系の依頼何かいいのありますか?」
「申し訳ありません。Gランクには、討伐依頼はありません。ただFランクにホーンラビット討伐依頼とランク指定の無い常時依頼にゴブリンの討伐依頼がございます。採取依頼は、薬草の採取が常時依頼であります。ホーンラビットは、肉と魔石も買取り致します。ゴブリンの買取りは魔石のみです。ホーンラビットは5体、ゴブリンは10体以上討伐で依頼クリアになります。討伐数は、ギルドカードに記憶されます。薬草は10束で依頼クリアです根ごと採取して下さい。専用の採取用スコップが雑貨屋で購入できるので有ると便利だと思います。」
「じゃあ、其の3つの依頼をお願いします。」
「はい、では受付ました。ギルドカードをどうぞ。」
「では、行ってきます。」
「行ってらっしゃい、お気をつけて。」
「このお店でいいんじゃない。」
当然ユートに否はない。
前世の頃も服のチョイスは任せっきりだった。
丈夫で動き易ければいいや、なんて思っているからマリアが時々ユートの身体に服を当ててサイズ確認しながら選んでいくのをボーッと立って見ているだけだ。
結局マリアひとりで二人の普段着と下着を選んで購入した。
服屋を出て、雑貨屋で日用品を揃えたあと。
冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドは、街の広場の中でユート達が街に入る時に使った北側の門に近い場所にあった。
広場の中でも石造りの三階建ての建物はその大きさもあって直ぐに見つかった。
「デッカイ建物だな、」
大きな扉を開けて、中に入ると広いホールの向こうにカウンターがあり其処が受付だろう。
時間帯のせいか、空いていたのでさほど待つことなくユート達の順番が来る。
「いらっしゃいませ、今日はご依頼ですか?」
「いえ、冒険者登録をお願いします。」
「お一人様に付き銀貨1枚掛かりますがよろしいですか。では、此方に必要事項を記入して下さい。」
えーと、名前と年齢に職種?
「すいません、職種てなんですか?」
「パーティー募集などの際に、スカウトされ易くなります。前衛職か後衛職かその程度の情報で構いません。」
じゃあ、前衛でいいか。
「これでいいですか。」
「ハイ、結構です。少しお待ち下さい。」
受付のお姉さんが銀色のプレートを何かの魔道具に差し込んで操作する。
出てきたプレートをトレーに載せて持ってきた。
「お待たせしました。ご自分のプレートを持って魔力を流して下さい。」
言われた通り魔力を流すと一瞬プレートが光り直ぐに元の銀色に戻る。
「ご苦労様です。魔力の波形が登録されましたので、これで登録は終了です。パーティー登録もしておきますね。パーティー名は、後日でも構いません。ギルドカードを紛失しますと再発行に金貨1枚掛かりますので失くさない様に気を付けてください。では、このまま冒険者ギルドについて説明させて頂いていいですか。」
「はい、お願いします。」
「では、説明を続けます。ギルドカードにはランクがあります。Gから始まりSSが最高ランクです。ユートさんとマリアさんは、Gランクからのスタートになります。自分のランクと同じかひとつ上のランクまでの依頼が受けることでギルドポイントが得られます。Eランクまではポイントのみでランクアップしますが、Dランクからは、試験があります。依頼は、受付でユートさん達のランクにあった依頼を紹介させていただきます。ただ、常時依頼と緊急依頼は掲示板に貼り出されます。以上ですが、何か質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です。」
「では、早速依頼を受けれますか?」
「いえ、明日からでお願いします。」
「わかりました、では明日から頑張って下さい。
それと、ギルドの2階に資料室があるので時間のある時に閲覧することをお勧めします。」
「ありがとうございました。」
露店を冷やかしながら大通りを歩いて宿へと戻る頃には陽も暮れ始める。
「マーサさん、ただいま帰りました。」
「おかえり、夕飯食べるかい。」
「お願いします。」
「じゃあ、空いてる席に座って待っといてちょうだい。」
席に座ると直ぐにシチューと籠に盛ったパンをマーサさんが持ってきて。
マリアに「どうしたんだい、食事まで外套着たままで。何だったら部屋で食べるかい?運んだげるよ。」
「いえ、大丈夫です。」マリアが外套のフードを下ろす。
はぁ~、食堂のあちこちでため息が漏れる。
「マリアはエルフだったのかい、これだけ美人ならユートが隠したがるのもわかるね。大丈夫だよ、この街にも少ないけどエルフも居ない訳じゃないしね。」
「ありがとうございます。」
部屋に戻って2人になって
「明日、朝から依頼を幾つか受けて午後からギルドの資料室で調べものでもしようか?」
「そうだね、討伐依頼のついでに採取依頼でも受けてみようか。」
桶にお湯をもらい、お互いの身体を綺麗に拭いてひとつのベッドに入る。
「やっぱり元日本人としては、お風呂に入りたいよね。」
「そうね、エルフの集落にいた時も川で沐浴するくらいだったから。」
「もう、寝ようか。」
「「御休みなさい。」」
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翌朝、ギルドの受付でギルドカードを出して
「おはようございます。討伐系の依頼と採取系の依頼何かいいのありますか?」
「申し訳ありません。Gランクには、討伐依頼はありません。ただFランクにホーンラビット討伐依頼とランク指定の無い常時依頼にゴブリンの討伐依頼がございます。採取依頼は、薬草の採取が常時依頼であります。ホーンラビットは、肉と魔石も買取り致します。ゴブリンの買取りは魔石のみです。ホーンラビットは5体、ゴブリンは10体以上討伐で依頼クリアになります。討伐数は、ギルドカードに記憶されます。薬草は10束で依頼クリアです根ごと採取して下さい。専用の採取用スコップが雑貨屋で購入できるので有ると便利だと思います。」
「じゃあ、其の3つの依頼をお願いします。」
「はい、では受付ました。ギルドカードをどうぞ。」
「では、行ってきます。」
「行ってらっしゃい、お気をつけて。」
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