私異世界で成り上がる!! ~家出娘が異世界で極貧生活しながら虎視眈々と頂点を目指す~

春風一

文字の大きさ
上 下
100 / 363
第3部 笑顔の裏に隠された真実

2-7迷子の少女を見つけた場合どうすればいいと思う?

しおりを挟む
 私は〈北地区〉に来ていた。午前中の雑用は、わりと簡単に終わったので、今日はとても気分がいい。

 だから、まじめに練習しようと思ったけど、ナギサは会社のセミナー、風歌は先輩の仕事の付きそいだ。一人だと、あまりやる気が出ないので、とりあえず〈北地区〉にやってきた。

〈北地区〉は、人が少なくて静かなので〈西地区〉の次に好き。昼寝のスポットもあるし、穴場の飲食店も、結構ある。

 最初に向かったのは『ウイング焼き』の出店だ。町のあちこちにあるけど、店によって、だいぶ味が違う。町中の出店を回ってみたけど、ここには五本の指に入る、超おいしい店がある。シンプルなお菓子だけど、生地や具は、かなりの違いがあった。

 店に着くと、とりあえず、ウイング焼きを十個買う。焼きたては、凄くおいしいので、いくらでも食べられる。私は、ぬくぬくした紙袋を抱えながら、ご機嫌に歩いていた。あとは、広場のベンチに座って、のんびり食べるだけだ。

 ついでだから、今日のランチは〈北地区〉で食べよう。この地区は、漁港や市場が近いので、魚料理のおいしい店が多い。

 ワクワクしながら、軽い足取りで歩いていると、服が何かに引っ掛かった。

 あれ、道の真ん中で、引っ掛かる物なんかあったっけ?

 ゆっくり振り返ると、そこには、小さな女の子が立っていた。私の服の背中を掴みながら、ジーッと見つめてくる。無言のまま、マジマジと見て来るので、居心地が悪い。

「ん……どうした?」
 私は、恐る恐る声をかけた。

 でも、少女は黙って見つめたまま、何も答えない。沈黙が訪れ、気まずい空気が流れる。どうしていいか分からず、しばし固まった。私は、子供が物凄く苦手だ。何を考えているか分からないし、うるさいからだ。でも、静かすぎるのも困る。

 えーと、どうすれば――? 私は、子供をあやしたりとか、気の利いた言葉はいえない。しかも、この子は、私以上に無口だ。無口な人間同士では、全く会話が成立しない。

 そうだ、風歌たちに助けを求めよう。いや……そういえば、今日は二人とも、用事があっていないんだった。メイリオ先輩は――今日は、予約が一杯だって、言ってたっけ。

 んー、んー、んー……。困った――本当に困った。

 少女は、私の服を掴んだまま、ずっと私を見つめて動かない。私はその時、抱えている袋のことを思い出した。

「ウイング焼き……食べる?」
 これ以外に、気の利いた言葉が、思い浮かばなかった。 

 少女は、しばしジーッと見つめたあと、小さく頷いた。それを見て、少しホッとする。どうやら、言葉は通じているようだ。

 少し先にある広場まで移動すると、彼女を椅子に座らせ、ウイング焼きを渡した。焼きたてなので、まだホカホカだ。

 しかし、彼女は食べようとせず、しばらくジーッと、ウイング焼きを見つめていた。一分ほどたって、ようやく彼女は食べ始める。

 ふぅー。何かいちいち緊張する。

 全てに対して、反応が物凄く遅く、表情も変わらないので、何を考えているのか全く分からない。あー、でも、私も表情変わらないから、昔は『何を考えてるか分からない子』って、よく大人に、言われてた気がする。

 しばらく、二人でベンチに座って、ウイング焼きを食べてくつろいだ。でも、食べ終わると、またさっきと同じ状態になってしまった。少女は無言のまま、私をジーッと見つめて来る。そんなに見つめられると、物凄くやりづらい――。

 やはり、警察に連れて行くべきだろうか? でも、こんなボーッとした子が、そんなに遠出をするとも思えない。

 だとすると、この近所に、住んでいるのだろうか? 警察に任せたほうが確実だけど、何もせず他人に丸投げするのも、少し気が引ける。

「家、どこか分かる?」
 念のため質問したが、彼女はジーッと私を見つめたあと、首をかしげる。

 まぁ、予想はしてた。やっぱり、間違いなく迷子のようだ。

「一緒に、家探しにいこう」
 私はベンチから立ち上がると、右手を差し出した。

 手をつないだりとか、面倒だけど、服を掴まれるよりはいい。服を掴まれてると、後ろが気になって、歩きづらい。

 歩きながら、見覚えがあるか、ちょこちょこ尋ねるが、反応は毎回おなじ。しばらく考え込んだあと、首をかしげるだけ。こんなタイプの子は、初めてだ。静かなのはいいけど、こうも反応がなさすぎると困る。

 私も無口だから、お互いに、ずっと無言のまま歩き続けた。長時間、沈黙していると、何か気まずくなってくる。チラチラと隣を確認するが、本人は特に気にした様子はなく、ボーッと遠くを眺めていた。

 あちこち歩いてみたけど、結局、何の手がかりもないまま、時間だけが過ぎて行く。歩いている途中で、私のお腹が『グーッ』と鳴った。元々歩き回る予定なんかなかったし、時計を見たら、もう十二時を回っていた。

「お腹すいたから、ご飯食べていかない?」
 私は少女に声をかける。

 彼女は、しばし私を見つめたあと、小さくうなずいた。ただ見つめているのではなく、色々と考えているようだ。

 とりあえず、最初に目に付いた食堂に入る。外のメニューには、沢山の魚料理が書いてあった。経験上、魚がメインの店には、ハズレがない。特にこの地区は〈セベリン市場〉が近いため、新鮮な魚を扱っているからだ。

 店内に入ると、向かい合わせにテーブルに座り『おすすめ日替わり定食』を頼む。魚料理は、特にこだわりがなければ、お店のおすすめが一番だ。その日に仕入れた、一番おいしい魚を出してくれる。

 少女は、またジーッと、私を見つめて来た。見つめられると落ち着かないので、視線をそらして、壁のメニューの札を眺める。

 壁中に貼られている、沢山の手書きメニューを見ながら待つのが、町の定食屋の楽しいところだ。料理を想像したり、次に来た時、なにを頼むか考えるだけで、ワクワクする。

 チラリと横目で少女を見るが、まだこちらを見つめていた。本人に悪気はないと思うけど、やっぱり、ジーッと見られるのは苦手。

 ほどなくして、料理が運ばれて来た。思ったよりも早い。トレーには、各種フライ・お刺身・あら汁・ご飯・野菜の漬物がのっていた。どれも、凄くおいしそう。これだけあって、六百ベルは超安い。

 私は、フライにソースをかけると、フォークに手を伸ばし、さっそく食べ始めた。だが、少女はジーッと眺めたまま、食べようとはしなかった。

「もしかして、魚嫌いだった……?」

 そういえば、食べ物の好みを、きくの忘れてた。この町の人は、みんな魚が好きだと、思い込んでいたからだ。

 彼女は、少し考え込んだあと、静かに首を横に振った。しばらく料理を見つめたあと、フォークを手に取り、ゆっくりと食べ始めた。

 その様子をみて、ホッと一息つく。私は、うるさい子供が嫌いだけど、こうも静かすぎると、逆に疲れる。やっぱり、子供は元気なほうが、いいのかもしれない――。

 私は、彼女がゆっくり食べている間に、ご飯を三回お代わりした。ついでに、フライも追加で頼む。

 普段なら、もっとたくさん食べるけど、今日は一緒にいる子に合わせて、だいぶ控えめだ。このあと、また、家探しをしなければならないし。今一つ、食欲がわいてこない。

 少女は、とても時間は掛かったけど、ちゃんと完食した。表情は変わらないけど、満足した様子だった。何となくだけど、そんな感じがする。

 会計を済ませると、私たちは店を出て、家探しを再開した。本当なら、食後はどこかで昼寝をしたいけど、そこはグッと我慢。明るいうちに見つけないと、あとあと大変だ。もしかしたら、親も心配しているかもしれない。

 念のため、歩きながら彼女に質問する。だが、相変わらず、的を得た答は返ってこなかった。道も見覚えがない様子だ。彼女に視線を向けると、こちらをジーッと見つめ返して来る。ずっと、この繰り返しで、全く進展がない。本当に困った……。

 でも、最初に会った時に比べると、彼女の目に、力がある気がする。最初は、もっとボーッとした感じだったけど、ご飯を食べて、元気が出たのだろうか? それとも、少しずつ、意思疎通ができるように、なって来たのだろうか?

 歩き回ること、一時間以上。全く進展がないので、さすがに焦って来た。知らない人と話すのは、超面倒だけど、出会った人に、この子のことを尋ねてみる。でも、誰もこの子のことを、知らなかった。 

 本当に、この近所の子なんだろうか? もしかしたら、物凄く遠いところから、来たんじゃないの? やはり、最初から、警察に行くべきだったのかも?

 考えている内に、だんだん不安になって来た。

 色んな人にきいて回ること、十数人目。ようやく、この子を知っている人に出会った。何でも、ここから少し離れた所にある公園で、見掛けたことが有るらしい。

 家の場所はわからないけど、公園のそばに、住んでいる可能性がある。私は、彼女の手を引いて、目的の公園を目指した。

 公園にたどり着くと、少女は入口の前で、立ち止まった。

「ここ知ってる?」
 念のためきいてみると、しばし考えたあと、小さく頷いた。

 となると、やっぱり、この近くに住んでるのかもしれない。でも、歩きっぱなしで、さすがに疲れた。

 普段、移動は、全てエア・ドルフィンなので、あんまり歩き慣れてはいない。とりあえず、二人でベンチに座って、ちょっと休憩することにした。 

 さて、これからどうしよう? 時間は三時を過ぎて、もうすぐ夕方だし、そろそろ見つけないとまずい。

 もうちょっとだけ、探してだめなら、警察に連れて行こうか――。などと考えていると、一人の女性が、息を切らせて走って来た。

「エフィー……どこに行っていたの? 随分、探し回ったのよ」
 見た感じ、母親だろうか? 何となく顔が似ている。

 少女は、しばらくジーッと見つめたあと、小さくうなずいた。母親に対しても、いつもこんな感じ? いくらなんでも、反応がゆっくり過ぎる。

「あの、もしかして、この子を連れて来てくれた方ですか?」 
「通りを歩いていたら、服を掴まれたので」    
「ご迷惑をお掛けして、すいませんでした。この子、よく迷子になるんです」

 彼女は深々と頭を下げる。

「いや、大丈夫。家覚えてないみたいだったので、三時間以上、探し回ったけど」
「なっ、三時間も?! お仕事中に、すいません。本当に、すいません」

 彼女は、何度も頭を下げて謝るが、そこまでする必要はない。ちょっと、予定は狂ってしまったけど、お目当ての、ウイング焼きも食べられたし。おいしい定食屋も、見付けられたから。

 それに、家探しをしている間に、この地区の地形も、だいぶ覚えることができた。結果的に、ちゃんと練習にもなっていたからだ。

「時間かかったけど、見つかってよかった。この子、いつも全然、話さないの?」 
「実は、この子は自閉症で。人との会話や意思疎通が、極端に苦手なんです」

「あぁ、そういうこと――。まぁ、偶然、出会ってよかった。会話はなかったけど、ずっと大人しくついて来たし」

 以前、聞いたことがある。自閉症の人は、感情表現や意思を伝えたりが、上手くできないって。ただ、大人しくて、ノンビリな子かと思ってた。けど、それだけでは無いらしい。

「この子は、物凄く人見知りなので、誰かについて行くのは、珍しいんです。普段、知らない人には、目も合わせないですし。でも、あなたには、かなり懐ているみたいですね」

「そうなの?」

 少女を見ると、私の目を、ジーッと見つめてきた。これって、懐いているってこと? 私、特に何もしてないけど……。

「エフィー、渡しておいたメモは、見せなかったの?」
 彼女は少し考えたあと、ポケットから折りたたまれた紙を出し、私に渡してきた。

「ちょっと、エフィー。今渡しても遅いでしょ。迷子になった時に、渡すのよ」

 私はとりあえず、紙を開いて中を見る。そこには『エリスフィール・グリーン』という、彼女の名前と、家の住所が書いてあった。

 なるほど、略してエフィーか。そういえば、まだ彼女の名前きいてなかった。でも、親とも会えたし、名前も知れたし。凄くのんびりな理由も分かって、何かスッキリした。

「それじゃ、仕事に戻るので」
 私は、エフィーにメモを返すと、ゆっくり立ち上がった。

 エア・ドルフィンを取りに行って〈北地区〉を軽く流してから、会社に戻ろうかな。それで、飛行訓練、したことになるし。

 あと、今日はいっぱい歩いたから、超お腹減った。勤務時間が終わったら、すぐに社員食堂に行って、大盛りの料理を食べまくろう。

 私が立ち去ろうとすると、背中をクイッと引っ張られる。振り向くと、エフィーが私の服を、掴んでいた。そういえば、出会った時も、こんな感じだった。

 彼女は、ジーッと私の顔を見ていたが、相変わらず口は開かない。その代り、柔らかな笑顔に変わった。

 おぉっ、初めて笑った! 

 その笑顔は、ほんの一瞬だけだった。再び、いつもの無表情に戻る。でも、不思議と心が温かくなった。その笑顔が、今日の中で一番、嬉しかったかもしれない。

 彼女が服から手を離すと、私も彼女に微笑みかける。

「エフィー、またね」
 軽く手を振って、その場をあとにした。

 大変ではあったけど、たまには、ハラハラ、ドキドキする、こんな冒険もいいかもしれない。それに、ほんのちょっとだけ、子供が苦手じゃなくなったかも……。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

処理中です...