上 下
29 / 363
第1部 家出して異世界へ

4-3町内清掃のあとのご飯は超美味しく感じる

しおりを挟む
 私は今〈緑風公園〉に来ていた。今日は『東地区町内会』のお手伝いだ。今までにも、何度か来たことがある、恒例行事だった。

〈グリュンノア〉は、どこに行っても、道がとても綺麗になっている。それは、町内会の人たちが、定期的に掃除をしているからだ。また、公園や歩道の花壇に花を植えたりなども、町内会でやっている。

 各地区ごとに町内会があり、どこも美化運動に、物凄く力を入れていた。『観光都市だから』というのも有るけど、昔からの伝統で、各町内会ごとに競い合っている。

 みんな『地元愛』が強く、地区自体を、一つの町のように捉えていた。本来〈グリュンノア〉全体が、一つの町なんだけど、地区ごとに特徴があるのは、このせいなんだよね。

『東地区町内会』がある時は、私も必ず参加している。住んでいるのは〈北地区〉なんだけど、会社が〈東地区〉にあるからだ。

 町内会は、主にその地区にある、商店や会社が中心になって活動していた。なので〈ホワイト・ウイング〉も、当然、参加している。地元への貢献も、シルフィードの大事な仕事だからね。

 私は受付に行くと、会社と自分の名前を書き込んだ。

「ホワイト・ウイングさん、いつもご苦労さま。今日は、リリーちゃんは、一緒じゃないのかな?」
 受付にいた、町内会長さんが話し掛けてきた。

「リリーシャさんは、今日はシルフィード協会で『魔法祭』の実行委員会に参加しているんです」
 例のごとく、スカイ・プリンセス以上の人は、会議や行事は強制参加だった。

「あぁ……もう、そんな時期なんだね。『魔法祭』は、シルフィードが中心の運営だから、毎年、大変でしょ?」

「私は、今年が初めてですし、見習いだから特に仕事はないんですけど。リリーシャさんは、大忙しみたいですね」

 どこにいっても、イベント前は『大変でしょ?』って言われるんだけど、見習いの私は、別に普段と変わらないんだよね。いつも通り、雑用しかやってないので……。

「リリーちゃん、人気者だし、お祭りの運営も大変だからね。忙しいところ悪いけど、お祭り前に、しっかり綺麗にしておきたいから。今日はよろしくね」

「はいっ、今日は二人分がんばりますので、よろしくお願いします!」 
 私はゴミ袋とトングを受け取ると、元気に挨拶した。

 受付が終わると、公園の各所で待機している、お店や会社から参加している人たちに、挨拶して回る。

 参加者の中では、私が一番、若輩者のなので、自分から挨拶するのは当然の礼儀だ。中には、よく行くお店の店主さんもいて、意外と顔見知りが多い。

 次に、世間話に花を咲かせている、ご近所の奥様方に挨拶に向かった。声が大きいので、凄く目立つんだよね。

「おはようございます。今日もよろしくお願いします!」
 奥様方の声に負けないよう、私も大きな声で挨拶する。

「あら、風歌ちゃん。今日も元気一杯ね」
「リリーちゃんは、一緒じゃないの?」
「今日は、シルフィード協会の仕事がありますので」

「そう、残念ねぇ」
「しょうがないわよ。リリーちゃんは、売れっ子で忙しいんだから」

 こんなやり取りが非常に多い。リリーシャさんが、人気があるのは分かるんだけど、何か私がオマケみたいで、ちょっぴり悲しかったりもする。

「リリーシャさんも、昔から、町内会の清掃とかに参加してたんですか?」
「確か……最初に来たのが、五、六歳の時じゃなかったかしら?」
「そうそう、こんなにちっちゃくて、可愛かったわよねぇ」

 へぇー、子供の頃から来てたんだ。てか、小さい時のリリーシャさん、超見てみたい!

「そういえば、赤い髪の男の子も、いつも一緒にいたわよね?」
「あぁ、いたいた。赤髪のボーイフレンド」
「もしかして、今二人は、いい関係だったりするんじゃないの?」

 奥様方の視線が、一斉に私に向けられた。

「いえ……それはないと思いますよ。浮いた話は、全くありませんので」

 興味津々の力強い視線に、一瞬、気圧される。

「あら、残念ねぇ」 
「あんなに美人なのにねぇ」
「高嶺の花すぎて、声かけ辛いんじゃないの?」

 奥様方は、また大きな声で、ワイワイと勝手に盛り上がった。

 たぶん、赤い髪の男の子って、ツバサさんのことじゃないかな? でも、変に突っ込んでも、ややこしくなるので、そこは黙っておく。

 それにしても、奥様方のパワーって凄いよね。私も元気には自信があるんだけど、いつも圧倒されて、思うように話せない。特にこの町では、強い女性が多いようだ。元々、女性たちによって作られた町だからかも。

 しばらくすると町内会長から、 

「それでは、ただいまより、町内清掃を始めます。十二時になったら、ここに戻ってきてください」

 開始の呼び掛けがあった。

 その合図と同時に、各自が散り散りになって、掃除を開始する。私はメイン・ストリートに向かった。『魔法祭』で多くの人が通る、最も目立つ場所だからだ。

 基本的には、商店街の人たちが、綺麗に掃除してくれており、花壇なども手入れが行き届いている。なので、今のままでも、十分にきれいだ。

 でも、観光で来た人が、結構ゴミをポイ捨てしちゃうんだよね。しかも、植え込みの中とか、建物の隙間や、小さな裏道とか、目立たない所に捨てていく。なので、細かいところまで入念にチェックし、一つ残らずゴミを拾っていった。

 食べ物の袋や飲み物のカップ、チラシや観光ガイドなど。これは、明らかに観光客が捨てていったものだ。地元の人は、物凄く美化意識が高いので、絶対にゴミはポイ捨てしないので。

 ちなみに〈グリュンノア〉は、全地域で『完全禁煙』だ。これは、煙害もあるけど、タバコの投げ捨て防止のための条例。もし、道でタバコなんか吸っていたら、すぐに逮捕されてしまう。

 あと、自販機を置かないのも、缶などのポイ捨てを防ぐため。さらに、同様の理由で、ガムの販売も禁止されている。美化に関して、物凄く徹底されているよね。

 私は移動しながら、落ち葉や枯れ草も拾い、雑草があれば抜いておく。この時期は、伸びるのが早いので、しっかり抜いておかないと、あとあと大変だ。

 また、持参したミニほうきで、砂や土が溜まっているところは、丁寧に掃いていった。階段やお店の前とかって、目立つので。

 道の掃除をしていると、シルフィードの制服を着ているせいもあってか『暑いのに、お掃除ご苦労さま』と、頻繁に声をかけられた。

 この町では、シルフィードはどこに行っても、好意的に接してもらえる。『国民的なアイドル』みたいな感じだからね。

 中には、顔見知りの人もいるので、その都度、挨拶して軽い世間話をする。でも、町の人達との交流も、シルフィードの大事な仕事の一つ。この交流の中から、ファンが付くことも多いからだ。

 今、大人気のシルフィードたちも、こうやって、地道な活動を重ねた結果なんだよね。リリーシャさんを見ていると、それがよく分かる。

 私は通りの中央にある、花壇を囲っているレンガを、ホウキで綺麗に掃いていた。普段は、割と大雑把だけど、やり始めると、細かいところまで結構こだわる性格だ。中腰になって、必死に砂埃を落としていると、後ろから呼びかけられた。

「おーい、風歌ちゃん」 
「ドナさん、おはようございます」

 声を掛けてきたのは、牛乳屋の店主のドナさんだ。私もこのお店は、ちょこちょこ利用させて貰っている。やっぱり、パンには牛乳だからね。

 お店で飲むことも出来るし、テイクアウトも出来る。量り売りもやってるから、自分で容器を持ってくる人も多い。この町に人たちは、基本パン食なので、牛乳は食卓には欠かせない一品だ。

「町内会の掃除かい。いつもご苦労さん」
「いえ、町が綺麗になると、私も気持ちがいいので」
 私は額の汗をぬぐいながら笑顔で答える。 

「これ飲んでいきなよ」
 ドナさんは、青い液体の入ったグラスを持ってきてくれた。

「いいんですか?」
「いいって、いいって。頑張ってくれてるご褒美さ」
「じゃあ、いただきます!」

 私が受け取ったのは『スカイミルク』といわれる、青み掛かった牛乳で、この町では定番の飲み物だ。

 初めて見た時は、青いのでびっくりしたけど『スカイミント』という、青い色をしたハーブのエキスが混ぜてある。まぁ、青い牛乳なんて、初めて見たら、普通は驚くよね。

 でも、飲んだあと、口の中がスーッとする、清涼感がたまらない。夏の暑い日は、特に美味しく感じる。私は受け取ったミルクを、一気に飲み干した。

 くぅー! 冷えてて超美味しいー!!

「相変わらず、いい飲みっぷりだな」
「だって、ここのミルクは、最高に美味しいですから」

 毎朝〈北地区〉の牧場から、しぼりたての牛乳を直送しているだけあって、すっごく美味しい。

「嬉しいこと言ってくれるねぇ。掃除、頑張ってな」
「はい、ごちそうさまでした。また、寄らせていただきますね」
 ドナさんに挨拶すると、再び掃除を再開する。

 スカイミルクで、一瞬、体が涼しくなったが、強い夏の日差しで、また暑くなってきた。普段は上空を飛んでるから、気温も地上よりは低いし、風もあって快適だ。

 でも、地上はジリジリと照りつける陽の光と、地面から湧き上がる熱気で、かなり暑い。始めた時間よりも、さらに日が高くなっているので、気温も上昇し続けていた。

 しかし、額に汗を浮かべながら、ひたすら手を動かし掃除を続ける。汗を流しながら動くのって、嫌いじゃなかった。むしろ、割と好きかな、こういうの。

 昔、陸上部で、炎天下の中で、汗だくになって走っていたのを思い出す。何ていうか『生きてるなぁー』って感じがするんだよね。

 黙々と掃除に没頭していると、お昼を知らせる鐘の音が聞こえてきた。ちなみに『時計塔』は各地区に設置してあり、九時・十二時・十五時・十八時の計四回、一斉に鳴り響く。時間が分かりやすいので、とても便利だ。

 お昼に集合だったので、私はゴミ袋を抱え〈緑風公園〉に戻って行った。すると、すでにほぼ全員が集まっており、ワイワイと盛り上がっていた。

 恒例の、お掃除が終わったあとの、打ち上げタイムだ。これが楽しくて、参加している人もいるらしい。この町の人たちは、みんなお祭りが大好きで、何かある度に、打ち上げやら宴会やらをやっている。

 私はゴミ袋とトングを所定の場所に置くと、水道で手と顔を洗ってサッパリした。公園の中央のテーブルに向かうと、お酒やジュース、いろんな料理が置かれている。

 かなり動いたせいか、いつも以上にお腹が空いており、料理を見た途端、お腹の虫が鳴り出した。

 何から食べるか迷っていると、

「このサンドイッチ美味しいわよ」 
「このチキンもお食べ」
「おにぎり作ってきたわよ。お米好きでしょ?」

 奥様方から、次々と料理の盛られたお皿を渡された。

「はい、全部いただきます!」

 私は次々と渡された料理を食べていく。どれも家庭の味で、とっても美味しい。なぜかいつも、私のところに料理が集まるんだよね。そんなに腹ペコキャラに見えるのかな?

「風歌ちゃんも、だいぶシルフィードが様になって来たわね」
「そうそう、風格が出てきたんじゃない?」

「いやー、まだまだ、リリーシャさんの足元に及ばないですよ」
 私は苦笑いしながら答える。本当のことなので……。

「何言ってるの。あんたも一端のシルフィードなんだから、自信もちなさいよ」
「そうよ。あなたは、きっと大物になると思うわ」
「えっ、本当ですか?」

 大物になるなんて、言われたのは初めてだ。お世辞でも、すっごく嬉しい。

「なんか、光るものを感じるのよね。底しれぬパワーみたいな」
「そうそう。それに、よく食べる女は大物になるって、昔から言われてるのよ」
「風歌ちゃんよく食べるから、絶対に大物になるわよね」

「あははっ、そうですか」
 あぁ、そういうことね……。食欲だけなら、リリーシャさんより上なので。

「だから、もっとたくさん食べなさい。じゃないと、私みたいな強い女にはなれないわよ」 
 一番、恰幅のいいご婦人に、バシッと背中を叩かれ、皆が一斉に笑い出した。

 暑くて、ちょっと大変だったけど、久しぶりに体を思い切り動かして、結構、気持ちよかったなぁ。

 それに、町の色んな人達とも交流できて、とても楽しかった。何より、この町のご婦人方の、元気とパワーには本当に感心する。私も負けずに、もっと強くならないとね。

 よし、強いシルフィードになるために、頑張りまっしょい!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次回――
『過保護と言われようとも彼女を全力で守りたい』

 過保護も必要な時は必要悪です
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】  スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。  帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。  しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。  自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。   ※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。 ※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。 〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜 ・クリス(男・エルフ・570歳)   チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが…… ・アキラ(男・人間・29歳)  杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が…… ・ジャック(男・人間・34歳)  怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが…… ・ランラン(女・人間・25歳)  優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は…… ・シエナ(女・人間・28歳)  絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

寝取られた幼馴染みがヤンデレとなって帰ってきた

みっちゃん
ファンタジー
アイリ「貴方のような落ちこぼれの婚約者だったなんて、人生の恥だわ」 そう言って彼女は幼馴染みで婚約者のルクスに唾を吐きかける、それを見て嘲笑うのが、勇者リムルだった。 リムル「ごめんなぁ、寝とるつもりはなかったんだけどぉ、僕が魅力的すぎるから、こうなっちゃうんだよねぇ」 そう言って彼女達は去っていった。 そして寝取られ、裏切られたルクスは1人でとある街に行く、そしてそこの酒場には リムル「ルクスさん!本当にすいませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!」 そう叫んで土下座するリムル ルクス「いや、良いよ、これも"君の計画"なんでしょ?」 果たして彼らの計画とは如何に.......... そして、 アイリ「ルクスゥミーツケタァ❤️」 ヤンデレとなって、元婚約者が帰って来た。

いつもの電車を降りたら異世界でした 身ぐるみはがされたので【異世界商店】で何とか生きていきます

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
電車をおりたら普通はホームでしょ、だけど僕はいつもの電車を降りたら異世界に来ていました 第一村人は僕に不親切で持っているものを全部奪われちゃった 服も全部奪われて路地で暮らすしかなくなってしまったけど、親切な人もいて何とか生きていけるようです レベルのある世界で優遇されたスキルがあることに気づいた僕は何とか生きていきます

貧乏男爵家の四男に転生したが、奴隷として売られてしまった

竹桜
ファンタジー
 林業に従事していた主人公は倒木に押し潰されて死んでしまった。  死んだ筈の主人公は異世界に転生したのだ。  貧乏男爵四男に。  転生したのは良いが、奴隷商に売れてしまう。  そんな主人公は何気ない斧を持ち、異世界を生き抜く。

S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る

神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】 元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。 ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、 理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。 今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。 様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。 カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。 ハーレム要素多め。 ※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。 よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz 他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。 たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。 物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz 今後とも応援よろしくお願い致します。

処理中です...