15 / 36
第2章 第1回イベント
第13話 第1回イベント
しおりを挟む
――ログイン――
「おー!ここが王都最大級の建物『コロッセオ』かぁー」
全プレイヤーが案内の元、コロッセオ内に造られた座席に座るとコロッセオ内中央上空にとある人物が現れた。
「やぁ!プレイヤーの皆さんこんにちは!私は今回の1on1PVP大会の実況、運営を務めさせていただきます、シュカイです!」
出てきたのはやけにテンションの高い猫耳のAi?だった。
「まずはルールを説明するよ!
ひとーつ、ポーション等のバフアイテムは持ち込み禁止だよ。でも毒などのデバフアイテムは持ち込み禁止じゃないよ。ちなみにバフアイテムを戦いの途中で作るのはオッケーだよ!
ひとーつ、従魔は参加NGーだよ。
ひとーつ、ここで相手を殺してもPKにはならないよ。一応PKを知らない人に教えておくと、プレイヤーキルの略で、色々生活していく上で街に入れなかったりのデバフがかかるよ。まあバフもあるっちゃあるけど、それ以上にデバフが大きいから狙ってとっていいことは無いよ!
ここまでは大会前から出していたルールだよ。こっからは追加ルールだよ。
ひとーつ、初戦は100人でのバトルロイヤルだよ。理由としては思っていたよりも参加者が多かったからだよ。
ひとーつ、初戦は一つのチームにつき3人が突破で、これが計6回あるよ。
ルール説明はこれでお仕舞い!あとこの大会で優秀な成績を納めた者と最優秀プレイヤーはNewLifeOnlineの公式トゥイッターで表彰されるよ!だから顔が表に出て欲しくないって人は今からでも辞退してね」
トゥイッターとは日本最大のSNSアプリであり、このゲームが大きくバズった原因でもある。
「みんなに勝って欲しいけど、でも一人しか勝てないから、勝った人にはご褒美あげちゃうから頑張ってね。初戦はゲーム時間内10分後に始めるから準備しておいてね!」
「「「ウオォォーー!!!」」」
猫耳AI?のシュカイは男たちを狙ってウインクをした。ウインクをしてもらったと思った男どもは大きく雄叫びを上げていた。
『うわぁー、男って単純だなぁー、ご褒美って普通の上位三名にあげるやつでしょ』とサキは思っていた。
――咲良side――
『やっと設定終わってNewLifeOnlineの世界に入れたよ、流石にイベント中だから人が全然いないなぁ。よし、今のうちにレベル上げやクエストクリアとかしておかないと、本当に追い付けなくなっちゃう』咲良、いやリーブはサキとは違い心の声を声にして出さなかった。
でもどうしてサキはあそこまで強くなれるのかねぇ。現実での豪運が作用しているのかな?でもそれだったら勝ち目ないじゃん。まぁ考えても無駄か。取り敢えず武器を買いに行かないと。
「すいません」
「お、珍しいね今の時間はほとんどの異人がコロッセオに行ってるのに」
「はい、今さっき来たばかりなので」
「そうなのかい?どんな武器が欲しいんだい?」
「蛇腹刀ってありますか?」
「あるけど、お嬢ちゃんそんな特殊な武器使いこなせるのかい?」
「えぇ、結構長い時間使っているので」
「ならいいんだが。1000ラオだよ」
「はい」
「まいどあり」
ふぅ、今頃美咲は何やっているのかなぁ?
――サキside――
コロッセオでは既にバトルロイヤルによる戦いが始まっていた。
へぇ、強い人が多いんだなぁ、でも全然名前がわからないや……あっ!えーとあの人見たことあるけど名前が出てこないなぁ」
「おっ!嬢ちゃんあの剣豪カイを知ってるのかい?」
話しかけたのは、隣に座っていた大剣を持った強面のプレイヤーだった。この世界では顔を自由にイジれるので、強面な顔をしたプレイヤーも一定数居るので、特にビビる様なことはなかった。
「(声に出ちゃってたんだ)えぇ、初心者の頃にいろいろ教えて貰いました」
「さすがだな。あいつはなトッププレイヤーの中で、唯一ファスターを拠点にして初心者に教えたりしているのにトップを維持している化け物だ」
あのお兄さん凄かったんだ……でもまあ負けるつもりはないよ。
「ありがとう、お兄さん」
「いいってことよ!おっ!残った人が決まったようだぞ」
「あ、次は私の番みたいなので行ってきます」
「おう!行ってらっしゃい」
あのお兄さん怖そうな顔だったのに優しかったなぁー。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここからはあとがきです。
応援や評価をして頂けると創作意欲に繋がりますので時間があればお願いします。
フォローや感想もして頂けると嬉しいです
「おー!ここが王都最大級の建物『コロッセオ』かぁー」
全プレイヤーが案内の元、コロッセオ内に造られた座席に座るとコロッセオ内中央上空にとある人物が現れた。
「やぁ!プレイヤーの皆さんこんにちは!私は今回の1on1PVP大会の実況、運営を務めさせていただきます、シュカイです!」
出てきたのはやけにテンションの高い猫耳のAi?だった。
「まずはルールを説明するよ!
ひとーつ、ポーション等のバフアイテムは持ち込み禁止だよ。でも毒などのデバフアイテムは持ち込み禁止じゃないよ。ちなみにバフアイテムを戦いの途中で作るのはオッケーだよ!
ひとーつ、従魔は参加NGーだよ。
ひとーつ、ここで相手を殺してもPKにはならないよ。一応PKを知らない人に教えておくと、プレイヤーキルの略で、色々生活していく上で街に入れなかったりのデバフがかかるよ。まあバフもあるっちゃあるけど、それ以上にデバフが大きいから狙ってとっていいことは無いよ!
ここまでは大会前から出していたルールだよ。こっからは追加ルールだよ。
ひとーつ、初戦は100人でのバトルロイヤルだよ。理由としては思っていたよりも参加者が多かったからだよ。
ひとーつ、初戦は一つのチームにつき3人が突破で、これが計6回あるよ。
ルール説明はこれでお仕舞い!あとこの大会で優秀な成績を納めた者と最優秀プレイヤーはNewLifeOnlineの公式トゥイッターで表彰されるよ!だから顔が表に出て欲しくないって人は今からでも辞退してね」
トゥイッターとは日本最大のSNSアプリであり、このゲームが大きくバズった原因でもある。
「みんなに勝って欲しいけど、でも一人しか勝てないから、勝った人にはご褒美あげちゃうから頑張ってね。初戦はゲーム時間内10分後に始めるから準備しておいてね!」
「「「ウオォォーー!!!」」」
猫耳AI?のシュカイは男たちを狙ってウインクをした。ウインクをしてもらったと思った男どもは大きく雄叫びを上げていた。
『うわぁー、男って単純だなぁー、ご褒美って普通の上位三名にあげるやつでしょ』とサキは思っていた。
――咲良side――
『やっと設定終わってNewLifeOnlineの世界に入れたよ、流石にイベント中だから人が全然いないなぁ。よし、今のうちにレベル上げやクエストクリアとかしておかないと、本当に追い付けなくなっちゃう』咲良、いやリーブはサキとは違い心の声を声にして出さなかった。
でもどうしてサキはあそこまで強くなれるのかねぇ。現実での豪運が作用しているのかな?でもそれだったら勝ち目ないじゃん。まぁ考えても無駄か。取り敢えず武器を買いに行かないと。
「すいません」
「お、珍しいね今の時間はほとんどの異人がコロッセオに行ってるのに」
「はい、今さっき来たばかりなので」
「そうなのかい?どんな武器が欲しいんだい?」
「蛇腹刀ってありますか?」
「あるけど、お嬢ちゃんそんな特殊な武器使いこなせるのかい?」
「えぇ、結構長い時間使っているので」
「ならいいんだが。1000ラオだよ」
「はい」
「まいどあり」
ふぅ、今頃美咲は何やっているのかなぁ?
――サキside――
コロッセオでは既にバトルロイヤルによる戦いが始まっていた。
へぇ、強い人が多いんだなぁ、でも全然名前がわからないや……あっ!えーとあの人見たことあるけど名前が出てこないなぁ」
「おっ!嬢ちゃんあの剣豪カイを知ってるのかい?」
話しかけたのは、隣に座っていた大剣を持った強面のプレイヤーだった。この世界では顔を自由にイジれるので、強面な顔をしたプレイヤーも一定数居るので、特にビビる様なことはなかった。
「(声に出ちゃってたんだ)えぇ、初心者の頃にいろいろ教えて貰いました」
「さすがだな。あいつはなトッププレイヤーの中で、唯一ファスターを拠点にして初心者に教えたりしているのにトップを維持している化け物だ」
あのお兄さん凄かったんだ……でもまあ負けるつもりはないよ。
「ありがとう、お兄さん」
「いいってことよ!おっ!残った人が決まったようだぞ」
「あ、次は私の番みたいなので行ってきます」
「おう!行ってらっしゃい」
あのお兄さん怖そうな顔だったのに優しかったなぁー。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここからはあとがきです。
応援や評価をして頂けると創作意欲に繋がりますので時間があればお願いします。
フォローや感想もして頂けると嬉しいです
1
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ハナノカオリ
桜庭かなめ
恋愛
女子高に進学した坂井遥香は入学式当日、校舎の中で迷っているところをクラスメイトの原田絢に助けられ一目惚れをする。ただ、絢は「王子様」と称されるほどの人気者であり、彼女に恋をする生徒は数知れず。
そんな絢とまずはどうにか接したいと思った遥香は、絢に入学式の日に助けてくれたお礼のクッキーを渡す。絢が人気者であるため、遥香は2人きりの場で絢との交流を深めていく。そして、遥香は絢からの誘いで初めてのデートをすることに。
しかし、デートの直前、遥香の元に絢が「悪魔」であると告発する手紙と見知らぬ女の子の写真が届く。
絢が「悪魔」と称されてしまう理由は何なのか。写真の女の子とは誰か。そして、遥香の想いは成就するのか。
女子高に通う女の子達を中心に繰り広げられる青春ガールズラブストーリーシリーズ! 泣いたり。笑ったり。そして、恋をしたり。彼女達の物語をお楽しみください。
※全話公開しました(2020.12.21)
※Fragranceは本編で、Short Fragranceは短編です。Short Fragranceについては読まなくても本編を読むのに支障を来さないようにしています。
※Fragrance 8-タビノカオリ-は『ルピナス』という作品の主要キャラクターが登場しております。
※お気に入り登録や感想お待ちしています。
天つ乙女と毛獣
あわ☆さくら
SF
巷のニュースで話題の"地方応援(再生)"と"絆"をテーマとした天つ乙女と毛獣という小説です。
西暦2010年の千葉県館山を舞台に百合子という少女が天女となり、ヨモツと名乗る獣とその首謀者らに立ち向かいつつ、仲間などの絆に気付くことを通して成長してゆく地域応援型和風SFファンタジーストーリーであります。
pixivでも公開しております。
■全体のあらすじ
千葉県館山、海と森などの自然に恵まれた街に広瀬百合子という女の子が住んでいた。
彼女は14歳で、君津にある私立中学校に通う""ごくふつうの中学生""だった。
しかし、ある時、学校から帰ろうと館山銀座商店街を歩いていた時、ゴリラのような獣の襲われ、迷子となっていた少女とともに拉致されそうになる。
百合子は、絶望の淵にさらされる中、突然発生した炎に包まれて茜色の衣を纏う天女タキリとなる。
それとともに、色違いで真紅色の衣を纏い、従妹と名乗る天女のトヨタマと協力し、獣やそれらを操る首謀者を館山の街から退ける。
このことをきっかけとし、彼女は天女として獣と闘いながら仲間との絆の大切さに気づいてゆく和風SFファンタジー小説です。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ほのぼの学園百合小説 キタコミ!
水原渉
青春
ごくごく普通の女子高生の帰り道。帰宅部の仲良し3人+1人が織り成す、青春学園物語。
ほんのりと百合の香るお話です。
ごく稀に男子が出てくることもありますが、男女の恋愛に発展することは一切ありませんのでご安心ください。
イラストはtojo様。「リアルなDカップ」を始め、たくさんの要望にパーフェクトにお応えいただきました。
★Kindle情報★
1巻:第1話~第12話、番外編『帰宅部活動』、書き下ろしを収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B098XLYJG4
2巻:第13話~第19話に、書き下ろしを2本、4コマを1本収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09L6RM9SP
3巻:第20話~第28話、番外編『チェアリング』、書き下ろしを4本収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09VTHS1W3
4巻:第29話~第40話、番外編『芝居』、書き下ろし2本、挿絵と1P漫画を収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BNQRN12P
5巻:第41話~第49話、番外編2本、書き下ろし2本、イラスト2枚収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFX4THL
6巻:第50話~第55話、番外編2本、書き下ろし1本、イラスト1枚収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D9KFRSLZ
Chit-Chat!1:1話25本のネタを30話750本と、4コマを1本収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CTHQX88H
★第1話『アイス』朗読★
https://www.youtube.com/watch?v=8hEfRp8JWwE
★番外編『帰宅部活動 1.ホームドア』朗読★
https://www.youtube.com/watch?v=98vgjHO25XI
★Chit-Chat!1★
https://www.youtube.com/watch?v=cKZypuc0R34
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる