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第1章 従魔編
第8話 レベル上げ2
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明日までに出来るだけレベル上げなくちゃ。
「レベル上げよろしくねカグヤ」
「キュウ」
まずは私の実力をカグヤに見せてあげたいなぁ。でも、ここら辺にいるモンスターだとあんまり張り合いがないし、群れとかに遭遇するのが一番なんだけど……。
あからさまに立てたフラグは回収された。サキたちが最初に接敵したモンスターはウルフの群れだった。群れと言っても五匹しか居ないため、どちらかと言えば家族なのだろう。モンスターに家族とか居るかは知らないが。
「最初は私の力を見せてあげるね」
「キュウ!」
ほんわかした空気を纏っていたサキは、緊張感のある空気を纏っていた。その空気感に圧倒されたのか、ウルフたちは1歩後ろに引いた。
「敵を前に後ろに下がるのは宜しくないよ。春風流一閃!」
目にも止まらぬ速さで引き抜かれた刀はウルフたちが反応を示す前に鞘へと仕舞われた。雰囲気に気圧されていたウルフたちは拍子抜けだと思い1歩前に進もうとした。
「もう君らは動けないよ」
サキはその一瞬の合間にウルフたちを切り刻んでいた。斬られたことに気付いていなかったウルフたちは自分の身体が言うことを聞かないことに気付いた時に絶命した。
「キュウ!!!」
「見ててくれた?カグヤもいつかはこれくらい出来るから頑張ろうね」
「キュウ!キュウ!!」
カグヤは自分でもサキのようなことが出来ることに喜んでいたが、サキのようなことが出来るのは、一部の才能を持ちながら、努力を怠らない者だけだろう。
「じゃあ、次からは一緒に狩ろう」
「キュウ!」
――3時間後――
けっこう上がったかな?
――ステータス――
名前 サキ
体力490/490
魔力350/1600
職業 聖女Lv13
スキル 刀術Lv15 神聖魔法Lv5 テイムLv7 指揮Lv15 魔力増加Lv9 薬師術Lv6
称号 礼儀正しい人 ギルドのマドンナのお気に入り 優しきテイマー
装備頭
上半身 普通の服
下半身 普通のズボン
靴 普通の靴
武器 初心者の刀
アクセサリー
種族 ホワイトラビットLv18
名前 カグヤ
体力330/470
魔力280/780
スキル蹴術Lv17 癒しの波動Lv9 噛みつくLv2 魔力増加Lv9
アクセサリー
――ステータス――
結構上がったなぁ。
よし!明日が本番だけど……リリルカさんを助けられるように頑張らないと。
「カグヤ、明日もよろしくね」
「キュウ!」
――学校――
「ねぇ咲良ぁ」
「どうしたの美咲?」
「クエストって難しいのかな?」
「難易度にもよるでしょ。βの時に情報が出てた中で最高難度の難易度8の【赤龍《レッドドラゴン》の討伐】は最後までクリア者が出なかったんだよね~」
ほへぇー、赤龍とか聞くだけでもカッコよさそうなモンスターだなぁ……。頼光とどっちが、カッコイイんだろう……そもそも頼光ってカッコイイ系なのかな?カワイイ系だったとしてもそれはそれで良いんだけど……考えが逸れちゃった。
「私もクエストを受けたんだよ。それもエクストラクエストの難易度7」
「は?え、え、ちょっと待ってエクストラクエスト?ってなに!?」
アワアワしてる咲良は可愛いなぁ。
「普通に一回きりのクエストじゃないの?だってNPCは死んだら復活できないでしょ」
「NPCは復活できないけどそれが関係してるの?」
「失敗条件がそのNPCの死亡だもん」
まあ、リリルカさんには死んで欲しくないから、私が死ぬ気で頑張るんだけどね。
「そのNPCが死亡の条件ってので難易度が7ってことはそのNPCが弱いってこと?」
「いいや、ファスターの兵士で大隊長らしいよ」
「え、それってあの街で最強クラスに強いじゃん!そんな人を連れて難易度7なの?」
「多分敵がものすごく強いんだと思う」
「それってなに?」
「えーっとねぇ……鬼の最上位種の酒呑童子とかいうモンスターのUMらしいよ」
「えー!鬼の最上位種の酒呑童子ってバッカ強いやつじゃん」
「そうなの?」
「そうだよ!酒呑童子は、魔物の強さを表す表示で特A級なんだよ!それのUMなんてS級に近いもしくはS級なんだよ!ちなみに赤龍は特B級だよ」
「魔物の強さを表す表示ってなに?」
「え、ギルドで説明されたはずだけど……聞き漏らしをしたのかな?あっ、もしかしてギルドじゃない所でギルドのルールを聞いたの?」
「えっ、普通にギルドの受付のミスズさんから聞いたよ」
「誰それ?」
「なんて説明したらいいんだろ?うーん、あっ、ギルドのマドンナだよ」
「えー!なんでその人と仲良くなれてるの!?」
「普通に話してただけだよ」
まあたまに顔を赤くしたりしてるけど、恥ずかしがり屋さんなんだろうな。
「いやね、そのミスズさん?って人はキレイだけど無愛想で世間話なんて全くしない効率主義者って呼ばれてるんだよ」
「そうかな?最初から優しかったけどなぁ」
「なんでだろ?」
「うーん、あっ、あの称号のおかげかも」
「あの称号って、なんて名前の称号?」
「【礼儀正しい人】って称号だよ」
「βの時には聞いたことないなぁ。で、効果は?」
礼儀正しい人に送られる称号だから日本人ならほとんどが貰えそうだけどなぁ……。
「効果はねぇ、確かNPCの好感度が上昇するだった気がするよ」
「その称号のおかげだよ。βの時にあの人の笑顔を見たって話は聞いたことないもん」
「でもその後にマドンナのお気に入りって称号をもらったよ」
私はミスズさんのお気に入りだけど、逆にミスズさんは私のお気に入りなんだけどね。
「あー、もうどんなこと言われても驚かないぞ。……よし!その効果は?」
「えーと、表に出ない情報を教えてくれるだったような気がするよ」
「それはすごいやつじゃん!!」
【6時を過ぎました校舎内にいる生徒はすぐに帰宅してください】
「もうそんな時間かぁ」
「私急いで帰るから、クエスト頑張って」
「うん、頑張るよ。またね」
「うん、バイバイ━」
よし、帰ったら急いで宿題を終わらせて、エクストラクエストを始めよう!!
「レベル上げよろしくねカグヤ」
「キュウ」
まずは私の実力をカグヤに見せてあげたいなぁ。でも、ここら辺にいるモンスターだとあんまり張り合いがないし、群れとかに遭遇するのが一番なんだけど……。
あからさまに立てたフラグは回収された。サキたちが最初に接敵したモンスターはウルフの群れだった。群れと言っても五匹しか居ないため、どちらかと言えば家族なのだろう。モンスターに家族とか居るかは知らないが。
「最初は私の力を見せてあげるね」
「キュウ!」
ほんわかした空気を纏っていたサキは、緊張感のある空気を纏っていた。その空気感に圧倒されたのか、ウルフたちは1歩後ろに引いた。
「敵を前に後ろに下がるのは宜しくないよ。春風流一閃!」
目にも止まらぬ速さで引き抜かれた刀はウルフたちが反応を示す前に鞘へと仕舞われた。雰囲気に気圧されていたウルフたちは拍子抜けだと思い1歩前に進もうとした。
「もう君らは動けないよ」
サキはその一瞬の合間にウルフたちを切り刻んでいた。斬られたことに気付いていなかったウルフたちは自分の身体が言うことを聞かないことに気付いた時に絶命した。
「キュウ!!!」
「見ててくれた?カグヤもいつかはこれくらい出来るから頑張ろうね」
「キュウ!キュウ!!」
カグヤは自分でもサキのようなことが出来ることに喜んでいたが、サキのようなことが出来るのは、一部の才能を持ちながら、努力を怠らない者だけだろう。
「じゃあ、次からは一緒に狩ろう」
「キュウ!」
――3時間後――
けっこう上がったかな?
――ステータス――
名前 サキ
体力490/490
魔力350/1600
職業 聖女Lv13
スキル 刀術Lv15 神聖魔法Lv5 テイムLv7 指揮Lv15 魔力増加Lv9 薬師術Lv6
称号 礼儀正しい人 ギルドのマドンナのお気に入り 優しきテイマー
装備頭
上半身 普通の服
下半身 普通のズボン
靴 普通の靴
武器 初心者の刀
アクセサリー
種族 ホワイトラビットLv18
名前 カグヤ
体力330/470
魔力280/780
スキル蹴術Lv17 癒しの波動Lv9 噛みつくLv2 魔力増加Lv9
アクセサリー
――ステータス――
結構上がったなぁ。
よし!明日が本番だけど……リリルカさんを助けられるように頑張らないと。
「カグヤ、明日もよろしくね」
「キュウ!」
――学校――
「ねぇ咲良ぁ」
「どうしたの美咲?」
「クエストって難しいのかな?」
「難易度にもよるでしょ。βの時に情報が出てた中で最高難度の難易度8の【赤龍《レッドドラゴン》の討伐】は最後までクリア者が出なかったんだよね~」
ほへぇー、赤龍とか聞くだけでもカッコよさそうなモンスターだなぁ……。頼光とどっちが、カッコイイんだろう……そもそも頼光ってカッコイイ系なのかな?カワイイ系だったとしてもそれはそれで良いんだけど……考えが逸れちゃった。
「私もクエストを受けたんだよ。それもエクストラクエストの難易度7」
「は?え、え、ちょっと待ってエクストラクエスト?ってなに!?」
アワアワしてる咲良は可愛いなぁ。
「普通に一回きりのクエストじゃないの?だってNPCは死んだら復活できないでしょ」
「NPCは復活できないけどそれが関係してるの?」
「失敗条件がそのNPCの死亡だもん」
まあ、リリルカさんには死んで欲しくないから、私が死ぬ気で頑張るんだけどね。
「そのNPCが死亡の条件ってので難易度が7ってことはそのNPCが弱いってこと?」
「いいや、ファスターの兵士で大隊長らしいよ」
「え、それってあの街で最強クラスに強いじゃん!そんな人を連れて難易度7なの?」
「多分敵がものすごく強いんだと思う」
「それってなに?」
「えーっとねぇ……鬼の最上位種の酒呑童子とかいうモンスターのUMらしいよ」
「えー!鬼の最上位種の酒呑童子ってバッカ強いやつじゃん」
「そうなの?」
「そうだよ!酒呑童子は、魔物の強さを表す表示で特A級なんだよ!それのUMなんてS級に近いもしくはS級なんだよ!ちなみに赤龍は特B級だよ」
「魔物の強さを表す表示ってなに?」
「え、ギルドで説明されたはずだけど……聞き漏らしをしたのかな?あっ、もしかしてギルドじゃない所でギルドのルールを聞いたの?」
「えっ、普通にギルドの受付のミスズさんから聞いたよ」
「誰それ?」
「なんて説明したらいいんだろ?うーん、あっ、ギルドのマドンナだよ」
「えー!なんでその人と仲良くなれてるの!?」
「普通に話してただけだよ」
まあたまに顔を赤くしたりしてるけど、恥ずかしがり屋さんなんだろうな。
「いやね、そのミスズさん?って人はキレイだけど無愛想で世間話なんて全くしない効率主義者って呼ばれてるんだよ」
「そうかな?最初から優しかったけどなぁ」
「なんでだろ?」
「うーん、あっ、あの称号のおかげかも」
「あの称号って、なんて名前の称号?」
「【礼儀正しい人】って称号だよ」
「βの時には聞いたことないなぁ。で、効果は?」
礼儀正しい人に送られる称号だから日本人ならほとんどが貰えそうだけどなぁ……。
「効果はねぇ、確かNPCの好感度が上昇するだった気がするよ」
「その称号のおかげだよ。βの時にあの人の笑顔を見たって話は聞いたことないもん」
「でもその後にマドンナのお気に入りって称号をもらったよ」
私はミスズさんのお気に入りだけど、逆にミスズさんは私のお気に入りなんだけどね。
「あー、もうどんなこと言われても驚かないぞ。……よし!その効果は?」
「えーと、表に出ない情報を教えてくれるだったような気がするよ」
「それはすごいやつじゃん!!」
【6時を過ぎました校舎内にいる生徒はすぐに帰宅してください】
「もうそんな時間かぁ」
「私急いで帰るから、クエスト頑張って」
「うん、頑張るよ。またね」
「うん、バイバイ━」
よし、帰ったら急いで宿題を終わらせて、エクストラクエストを始めよう!!
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