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知らぬは互いの為ならず④
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ジョルジュSide
さて、今日もメアリーに差し入れをする。
喜んでもらえるだろうか。
「僕がおススメするパティスリーのフィナンシェ。他の役員には内緒だよ」
他の役員が出払っている時を狙って渡す。
カモフラージュ的に他の役員にも差し入れはしているけれど、メアリーに渡すのはそれよりもワンランク上のものだ。
そういう一流の店ってのは、包装紙やリボンといった普段ならばすぐに捨ててしまうものにもこだわりがあるから、見た目からしても女の子は喜んでくれると思うんだよね。
「いつもありがとうございます。先日いただいたピスタチオのマカロン、美味しかったですわ」
「副会長ならそう言ってくれると思ってたよ。あのクリームは絶品だね!」
こんな話をするのも楽しい。
食べている時だけは淑女の仮面を外し、普通の女の子になっているメアリーは本当に可愛い。
「こんなにいつも貰ってばかりなのは心苦しいのですが」
「副会長はずっと頑張ってきたんだし、少しくらい自分を甘やかしても誰も文句は言わないよ」
「ですが……」
お礼の言葉だけでも充分嬉しいんだけど、こういう所がメアリーの真面目さが出てくるんだよなぁ。
本当、今まで会ってきた令嬢たちとは全然違う。
「僕は自分が好きなものをこうして嬉しそうに食べてくれるのを見るのがご褒美なんでね」
「!!」
さりげなく本音を混ぜてみると、素直に受け取ったみたいで顔が赤くなってる。
めちゃくちゃ可愛い。
こんな表情をまた見たいから、次は何を贈ろうかと悩むんだよなー。
やっぱりこれは惚れた弱味ってやつだよね。
それにしても。
意中の女の子との距離の詰め方ってどうすればいいんだろう?
僕が知っている令嬢ってのは、胸を強調したドレスを着て、胸を二の腕で寄せて谷間を強調させながら近寄ってくる奴ばっかりだった。
社交界では身分の低い人間から身分の高い人間へ話しかける事は禁じられている。
でも奴らは、そんなルールを無視した上に平気で「ジョルジュ様」とか呼んでくるから、逃げるか躱すかしかなかった。
全く自分からアクションを起こさない受け身な女の子はメアリーが初めて。
しかも初めて恋をしてしまった。
だから、以前のように気軽に話しかけようとしても、変に緊張するんだよね。
幸いメアリーには気づかれていないみたいだけど、あんな姿、他の人間には見せられないよなぁ……。
生徒会の仕事を終え、帰宅すると真っ直ぐに自分の部屋に行く。
私服に着替えて、宿題をやろうとノートを開くけれど、やる気なんておきない。
頭の中はメアリーをどうやって喜ばせようか?ばっかりだ。
しかも気を抜くとよこしまな感情……というか妄想が広がってくるから、それを振り払うのにも一苦労。
思春期男子ってどうしてこうも簡単に妄想が広がるのかな?!
しかも下半身に直結しちゃうってどんだけ素直なのさ?!
コンコン。
「ジョルジュ、ちょっといいか?」
「兄さんかー、どうぞ」
扉を開けて入ってきたのは僕の兄・ルーファス。僕と同じプラチナブロンドの髪をしているけど、顔立ちは優しくて癒し系。
一部のご令嬢からはワンコ系と呼ばれているらしい。
4歳上の兄さんは王城で王太子殿下の補佐の仕事を任されている。
公爵家の後継ぎとしての仕事もしているから忙しいはずなのに、どうしたんだろう?
「兄さん、仕事は?」
「一段落したから帰ってきた。で、弟に聞きたい事があってな」
「何を?」
「スペンサー伯爵令嬢が婚約解消したってのは本当か?」
は?
なんで兄さんがメアリーの婚約解消話を僕に聞いてくるのだろうか?
そもそもその情報はどこから入手したのか?
情報を処理しきれずに脳内が混乱しているのが分かる。
「なんでそれを僕に聞くのさ?」
「弟は伯爵令嬢と同級生でしかも生徒会で一緒って言ってただろう?だから何か聞いてるかな……と思って」
そりゃ、婚約解消のきっかけになった現場には居たよ。メアリー本人からも話は聞いているし。
「それだけじゃないよね、理由……?」
ちょっと意地悪な返しをしてみると、案の定根が素直な兄さんはオタオタし始めた。
頭はいいんだけど、こういう腹芸?ってのには向いてないんだよね、兄さん……王太子殿下の補佐で大丈夫なんだろうか。
「王城で『スペンサー伯爵令嬢がフリーになったから婚約を申し込みたい』って話をスペンサー伯爵に打診してる現場を見かけたんだよ」
やっぱり……もう話は広がっていたんだな。
僕も打診くらいした方がいいのかなぁ……と既に「公爵家の権力は使わない」と決めたはずなのに心が揺れる。
「で、王太子殿下もその場に居たから興味を持っちゃってねぇ……ぜひ王城の文官にスカウトしたいって言い始めたんだよ」
そっちかーい!!
王太子殿下にも兄さんにも既に婚約者が居て、結婚間近だからって王城の探りを怠った僕のミスだ。
あの明晰な頭脳はみんな欲しがるよね。特に文官は年中人手不足だし。
でも、やだなぁ。
王城って一部では男女のアバンチュールの場でもあるんだよね(偏見入ってるのは認める)
そんなところにメアリーを行かせたくないんだけど。でも僕はただの同級生だから止める力がない。それが悔しい。
「で、どうなの?」
「婚約解消になったのは本当。スペンサー伯爵令嬢から直接聞いてる」
「そうか!よし、文官として出仕しないか打診してみるか!」
「ちょっと待って?!兄さん気が早すぎるからっ!!」
放っておくとそのままスペンサー伯爵邸まで行きそうな勢いの兄を、必死で止めに入る。
「なんでだ?」
「いきなり文官にとか言ったら普通引くでしょ……つい最近までは結婚する前提だった令嬢なんだから」
「だけど!早くしないと新たな婚約をされたら……!」
「だから!落ち着いてよ兄さん!本人は婚約者はしばらくいらないって言ってたから」
「そうなのか?」
ピタリ、と動きの止まった兄さんに、僕はホッと胸を撫で下ろした。
「でも何でそこまで知ってるんだ、弟よ」
「生徒会の仕事しつつ雑談してるから」
「ほう……さては伯爵令嬢と親密な仲にでもなったか?」
「?!」
予想外の一撃にやられた僕は、咄嗟に言葉が出なくなってしまった。一気に熱が顔に集中したのかやけに熱い!
そんな僕を見た兄さんはいきなり泣き出した。
「女嫌いだった弟にもついに春が来たか……!それで結婚式はいつにするんだ!?」
「まだそこまでいってないって!ちょっと仲良くお茶してる程度だから!勘違いしないで!!」
「だったらさっさと婚約すればいいじゃないか!何を躊躇う?」
「本人が婚約者は要らないって言ってるのに、無理強いできるわけないだろ?!勝手に婚約打診したら本気で怒るからな!!」
普段のんびりしてるのに何でこんな時だけぐいぐいくるんだ?!暑苦しい!このブラコンめっ!!
「可愛い弟には幸せになってもらいたいんだよ……」
よよよとその場に泣き崩れる兄さん……いや、泣きたいのは僕の方なんだけど。
自分で言っててショック受けてるの、本当馬鹿みたいだよ。
「とにかく!勝手に動かないで!それと文官への打診もしない事!わかった?!」
「うん……王太子殿下には傷心で何も手につかないからそっとしてあげてって言っとく」
「それがいいよ……ようやく前向きになってきたんだからさ……」
ようやく兄さんも納得したらしい。
ハンカチを取り出して涙を拭っている。とりあえず早く出てってくれないだろうか。
「弟よ」
「何?まだあるの?」
「その優しさが令嬢に伝わるといいな」
「兄さん……」
兄さんはそう言って部屋を出て行った。
予想はしていたけれど、この流れは僕には止められない。
いくら筆頭公爵家と言ったって僕自身はまだ半人前で、好きな女の子をちゃんと守れるほどの力はない。
たとえ権力を振りかざして手に入れても、メアリーの心が僕に無かったらすごく寂しいだろう。
僕が求めているのは、スイーツを食べて幸せそうに笑っているメアリーという女の子だから。
「焦るなぁ……」
今更ながら自分の立場の弱さにため息しか出なかった。
※お兄ちゃんはブラックな環境(笑)で働いているので、いささか壊れてる上にブラコン故に暴走しまくるので、話を戻すのが一苦労でした←
さて、今日もメアリーに差し入れをする。
喜んでもらえるだろうか。
「僕がおススメするパティスリーのフィナンシェ。他の役員には内緒だよ」
他の役員が出払っている時を狙って渡す。
カモフラージュ的に他の役員にも差し入れはしているけれど、メアリーに渡すのはそれよりもワンランク上のものだ。
そういう一流の店ってのは、包装紙やリボンといった普段ならばすぐに捨ててしまうものにもこだわりがあるから、見た目からしても女の子は喜んでくれると思うんだよね。
「いつもありがとうございます。先日いただいたピスタチオのマカロン、美味しかったですわ」
「副会長ならそう言ってくれると思ってたよ。あのクリームは絶品だね!」
こんな話をするのも楽しい。
食べている時だけは淑女の仮面を外し、普通の女の子になっているメアリーは本当に可愛い。
「こんなにいつも貰ってばかりなのは心苦しいのですが」
「副会長はずっと頑張ってきたんだし、少しくらい自分を甘やかしても誰も文句は言わないよ」
「ですが……」
お礼の言葉だけでも充分嬉しいんだけど、こういう所がメアリーの真面目さが出てくるんだよなぁ。
本当、今まで会ってきた令嬢たちとは全然違う。
「僕は自分が好きなものをこうして嬉しそうに食べてくれるのを見るのがご褒美なんでね」
「!!」
さりげなく本音を混ぜてみると、素直に受け取ったみたいで顔が赤くなってる。
めちゃくちゃ可愛い。
こんな表情をまた見たいから、次は何を贈ろうかと悩むんだよなー。
やっぱりこれは惚れた弱味ってやつだよね。
それにしても。
意中の女の子との距離の詰め方ってどうすればいいんだろう?
僕が知っている令嬢ってのは、胸を強調したドレスを着て、胸を二の腕で寄せて谷間を強調させながら近寄ってくる奴ばっかりだった。
社交界では身分の低い人間から身分の高い人間へ話しかける事は禁じられている。
でも奴らは、そんなルールを無視した上に平気で「ジョルジュ様」とか呼んでくるから、逃げるか躱すかしかなかった。
全く自分からアクションを起こさない受け身な女の子はメアリーが初めて。
しかも初めて恋をしてしまった。
だから、以前のように気軽に話しかけようとしても、変に緊張するんだよね。
幸いメアリーには気づかれていないみたいだけど、あんな姿、他の人間には見せられないよなぁ……。
生徒会の仕事を終え、帰宅すると真っ直ぐに自分の部屋に行く。
私服に着替えて、宿題をやろうとノートを開くけれど、やる気なんておきない。
頭の中はメアリーをどうやって喜ばせようか?ばっかりだ。
しかも気を抜くとよこしまな感情……というか妄想が広がってくるから、それを振り払うのにも一苦労。
思春期男子ってどうしてこうも簡単に妄想が広がるのかな?!
しかも下半身に直結しちゃうってどんだけ素直なのさ?!
コンコン。
「ジョルジュ、ちょっといいか?」
「兄さんかー、どうぞ」
扉を開けて入ってきたのは僕の兄・ルーファス。僕と同じプラチナブロンドの髪をしているけど、顔立ちは優しくて癒し系。
一部のご令嬢からはワンコ系と呼ばれているらしい。
4歳上の兄さんは王城で王太子殿下の補佐の仕事を任されている。
公爵家の後継ぎとしての仕事もしているから忙しいはずなのに、どうしたんだろう?
「兄さん、仕事は?」
「一段落したから帰ってきた。で、弟に聞きたい事があってな」
「何を?」
「スペンサー伯爵令嬢が婚約解消したってのは本当か?」
は?
なんで兄さんがメアリーの婚約解消話を僕に聞いてくるのだろうか?
そもそもその情報はどこから入手したのか?
情報を処理しきれずに脳内が混乱しているのが分かる。
「なんでそれを僕に聞くのさ?」
「弟は伯爵令嬢と同級生でしかも生徒会で一緒って言ってただろう?だから何か聞いてるかな……と思って」
そりゃ、婚約解消のきっかけになった現場には居たよ。メアリー本人からも話は聞いているし。
「それだけじゃないよね、理由……?」
ちょっと意地悪な返しをしてみると、案の定根が素直な兄さんはオタオタし始めた。
頭はいいんだけど、こういう腹芸?ってのには向いてないんだよね、兄さん……王太子殿下の補佐で大丈夫なんだろうか。
「王城で『スペンサー伯爵令嬢がフリーになったから婚約を申し込みたい』って話をスペンサー伯爵に打診してる現場を見かけたんだよ」
やっぱり……もう話は広がっていたんだな。
僕も打診くらいした方がいいのかなぁ……と既に「公爵家の権力は使わない」と決めたはずなのに心が揺れる。
「で、王太子殿下もその場に居たから興味を持っちゃってねぇ……ぜひ王城の文官にスカウトしたいって言い始めたんだよ」
そっちかーい!!
王太子殿下にも兄さんにも既に婚約者が居て、結婚間近だからって王城の探りを怠った僕のミスだ。
あの明晰な頭脳はみんな欲しがるよね。特に文官は年中人手不足だし。
でも、やだなぁ。
王城って一部では男女のアバンチュールの場でもあるんだよね(偏見入ってるのは認める)
そんなところにメアリーを行かせたくないんだけど。でも僕はただの同級生だから止める力がない。それが悔しい。
「で、どうなの?」
「婚約解消になったのは本当。スペンサー伯爵令嬢から直接聞いてる」
「そうか!よし、文官として出仕しないか打診してみるか!」
「ちょっと待って?!兄さん気が早すぎるからっ!!」
放っておくとそのままスペンサー伯爵邸まで行きそうな勢いの兄を、必死で止めに入る。
「なんでだ?」
「いきなり文官にとか言ったら普通引くでしょ……つい最近までは結婚する前提だった令嬢なんだから」
「だけど!早くしないと新たな婚約をされたら……!」
「だから!落ち着いてよ兄さん!本人は婚約者はしばらくいらないって言ってたから」
「そうなのか?」
ピタリ、と動きの止まった兄さんに、僕はホッと胸を撫で下ろした。
「でも何でそこまで知ってるんだ、弟よ」
「生徒会の仕事しつつ雑談してるから」
「ほう……さては伯爵令嬢と親密な仲にでもなったか?」
「?!」
予想外の一撃にやられた僕は、咄嗟に言葉が出なくなってしまった。一気に熱が顔に集中したのかやけに熱い!
そんな僕を見た兄さんはいきなり泣き出した。
「女嫌いだった弟にもついに春が来たか……!それで結婚式はいつにするんだ!?」
「まだそこまでいってないって!ちょっと仲良くお茶してる程度だから!勘違いしないで!!」
「だったらさっさと婚約すればいいじゃないか!何を躊躇う?」
「本人が婚約者は要らないって言ってるのに、無理強いできるわけないだろ?!勝手に婚約打診したら本気で怒るからな!!」
普段のんびりしてるのに何でこんな時だけぐいぐいくるんだ?!暑苦しい!このブラコンめっ!!
「可愛い弟には幸せになってもらいたいんだよ……」
よよよとその場に泣き崩れる兄さん……いや、泣きたいのは僕の方なんだけど。
自分で言っててショック受けてるの、本当馬鹿みたいだよ。
「とにかく!勝手に動かないで!それと文官への打診もしない事!わかった?!」
「うん……王太子殿下には傷心で何も手につかないからそっとしてあげてって言っとく」
「それがいいよ……ようやく前向きになってきたんだからさ……」
ようやく兄さんも納得したらしい。
ハンカチを取り出して涙を拭っている。とりあえず早く出てってくれないだろうか。
「弟よ」
「何?まだあるの?」
「その優しさが令嬢に伝わるといいな」
「兄さん……」
兄さんはそう言って部屋を出て行った。
予想はしていたけれど、この流れは僕には止められない。
いくら筆頭公爵家と言ったって僕自身はまだ半人前で、好きな女の子をちゃんと守れるほどの力はない。
たとえ権力を振りかざして手に入れても、メアリーの心が僕に無かったらすごく寂しいだろう。
僕が求めているのは、スイーツを食べて幸せそうに笑っているメアリーという女の子だから。
「焦るなぁ……」
今更ながら自分の立場の弱さにため息しか出なかった。
※お兄ちゃんはブラックな環境(笑)で働いているので、いささか壊れてる上にブラコン故に暴走しまくるので、話を戻すのが一苦労でした←
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