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第118話 祝福の狭間に・・・
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「よっしゃぁぁぁっ! リーダーのアキちゃんを胴上げするでぇぇぇっ!」
アキに駆け寄った八郎が、アキを抱きかかえようとして豊かな胸を掴む。
「きゃあっ!?」
「八郎っ! お前、どさくさに紛れてどこ触ってやがるっ! アキから手を放せっ!」
渡が八郎の手からアキを奪い返し、しっかりと抱き締める。
「えっ!? 渡っ!?」
思わず力の入った渡、そして驚くアキ・・・
「ご・・・、ごめんっ!」
思わず赤面する二人。
八郎はと言えば、役得とばかりにニヤニヤが止まらない。
「上手い事やりましたねぇ、師匠!」
二郎が八郎を肘で小突く。
「温水はんも、早瀬はんも何やってますのえ?」
いつの間にか壇上には弾も上がっている。
「さぁ、皆、ええかっ! 温水はんの胴上げやっ!」
弾の発した鶴の一声でアキの周囲に皆が集まる。
そして・・・
ワッショイ ワッショイ ワッショイ
「アキちゃんっ!」
「アキっ!」
七瀬が・涼香が・穂波が・優奈が・汐音が・圭が・弾が・葵が・渡が・八郎が・二郎がアキを胴上げする。
その横では、カトリーナの押す車椅子に乗った萌が号泣している。
(わあっ! やったよっ! お父さんっ! おばあちゃんっ! わたし達、優勝したよっ!)
心から喜びを嚙みしめるアキであった。
「さて、学園に戻るか」
「表彰式はご覧にならなくて宜しいので?」
「世の中は結果が全て、出来合いのセレモニーなど意味は無い」
「・・・」
「何か言いたい事でもあるのかね?」
「いえ・・・。車を回させます」
(孫王文も居なくなった。さて、どうするかな・・・。アキ?)
ミネルヴァが不穏な笑みを浮かべていた。
舞台の反対側で絶望に打ちひしがれている【ダイナマイト・ガールズ】、マネージャーらしき男性が慌てて駆け上がり、苺琳と桃琳を呼び神妙な面持ちで話し始めた。
「え・・・っ? ウソ・・・?」
「孫・・・、会長が? 逮捕・・・されタ?」
「苺琳・・・。ワタシ達はどうナル・・・?」
「桃琳・・・。ワタシ達は【ムーラン・ルージュ】に負けた・・・。孫会長もイナイ・・・、もう行く所がナイ・・・」
李苺琳と桃琳は貧村の出身であり、萬度グループの借金を孫が肩代わりして貰う代わりに買われたような境遇であった。
他の46名は、アイドル甲子園の為に孫が上海雑芸団に裏から手を回し金で雇った少女達であった。
つまり、敗退した時点で苺琳と桃琳は全てを失う事になっていたのである。
「苺琳・・・」
「桃琳・・・」
【ダイナマイト・ガールズ】のメンバーが気の毒げに声を掛ける。
「皆は、このまま中国へ帰るネ・・・」
苺琳がマネージャーを見て頷く。
「アリガトウ・・・。ここまで来れたのは皆のお蔭ネ・・・」
桃琳は涙を流す。
そして、苺琳と桃琳は顔を見合わせると、ツカツカと靴音を立ててアキ達への目前へとやって来たのである。
「オメデトウ・・・。ワタシ達、完敗ネ」
沈んだ表情のまま、苺琳が言った。
「アナタ達のせいでっ! ワタシ達、帰る所、無くなったネッ!」
恨みがましい視線をアキに向ける桃琳。
「桃琳ッ!」
苺琳の厳しい声が飛び、桃琳が身体を震わせる。
「ワタシ達、勝負して負けた・・・。それだけネ・・・」
桃琳が何か言いそうになるのを押しとどめる苺琳。
桃琳は口を真一文字に結び震えている。
「あの・・・。何か事情があるみたいだけど。良かったら聞かせてくれない?」
アキは苺琳の目を見て優しく語り掛ける。
「ワタシ達の村、とても貧しいネ。だから、萬度からお金借りないと生きていけナイ・・・」
貧村と聞き、カトリーナがビクリと反応した。
(ワタシと同ジ・・・)
「アイドル甲子園で優勝シタラ・・・。借金帳消しの約束ダッタ・・・」
「だから、もう帰れナイッ! 今日から、行く所も無いネッ!」
桃琳が再び、憎しみを込めた視線でアキを睨む。
「アキ・・・」
何かを言いたげなカトリーナの視線・・・
隣では、葵も同情の涙を湛えている。
「お前達・・・。そんな苦労を・・・」
「お前達、日本人はお遊びデモ・・・。ワタシ達は生きるカ、死ぬかダッタ・・・」
桃琳の叫びを聞きながら、アキが何かを考えている。
そして・・・
突然、パッと大きく瞳を開いた。
「わたし、貴女達がテルマエ学園に特待生として入学できる様に学園長に頼んでみるっ!」
アキの瞳は、キラキラと輝いている。
「そうだよ」
「あたし達も一緒に頼んであげるよっ!」
七瀬達も揃って声を上げる。
呆気に取られる苺琳と桃琳・・・
「お・・・、おい。お前達、あの学園長がそう簡単に・・・」
慌ててストップを掛けようとした葵の肩を弾の手が後ろから掴んだ。
(弾・・・)
「ええやないか、葵。温水はん達の気持ち、特待生の件。俺が預かろうやないか」
「しかし・・・」
「その気持ち、無くしたらあかんで、温水はん。学園長には俺が掛けおうたるっ!」
「弾先生っ!」
アキ達の表情も明るくなる。
「頼むぞ・・・。弾」
葵が弾の手をしっかりと握りしめる。
「まぁ、俺に任せときっ!」
弾が口角を上げて微笑んだ。
(弾・・・。いつの間にか、姉のうちを追い越しよったなぁ。寂しい気もするけど、何や嬉しい気がするわ・・・)
幼い頃、いつも自分の陰に隠れて泣いていた弾、だが今は頼りがいのある男へと成長した事に葵の胸が熱くなった。
(葵、アキ・・・。俺が何かしてやれるのも終わりが近いんや・・・。今できる事は・・・)
弾の心の呟きは誰にも聞こえない。
「早速、学園長に直談判やっ! 葵もええなっ!」
黙って頷く葵とアキ。
弾は苺琳と桃琳の前へと歩み寄る。
「今日からは、テルマエ学園の寮に泊まったらええ。何も、遠慮せんでええからな」
突然の成り行きと弾の発言に戸惑う苺琳と桃琳。
「よっしゃっ! 決まりやっ!」
パンッと手を叩いた弾は苺琳と桃琳を連れて舞台を降り、葵も後を追う。
「用意して待っといてや」
そう言うと弾はバックヤードから、控室に向かう二人を見送る。
「苺琳、ワタシ達・・・」
「桃琳、今は・・・。甘えさせて貰うしかない・・・」
控室へと向かう苺琳と桃琳の前に二つの影が近づく・・・
「無様だな・・・」
明らかに女性の声だ。
隣に佇む長身の影は言葉を発しない・・・
「こ・・・、紅蘭様っ!?」
「いつ、日本に・・・?」
紅蘭と呼ばれた女性、漆黒のチャイナドレスを身に纏い不敵な笑みを浮かべている。
「失敗は、死をもって償えと言っておいた筈だ・・・」
苺琳と桃琳は恐怖のあまり声も出ない。
「しかし今回は、挽回の機会が向こうから舞い込むとは・・・。強運だな」
果たしてこの女性、そして付き従う影は一体何者なのか?
萬度との関係は?
「まぁ、良い・・・。いずれ、連絡する・・・。行くぞ、劉っ!」
踵を返し紅蘭と呼ばれた女性が立ち去る。
もうすでに、黒い長身の影も姿を消していた。
新たな暗雲が再び立ち込めようとしていた。
アキに駆け寄った八郎が、アキを抱きかかえようとして豊かな胸を掴む。
「きゃあっ!?」
「八郎っ! お前、どさくさに紛れてどこ触ってやがるっ! アキから手を放せっ!」
渡が八郎の手からアキを奪い返し、しっかりと抱き締める。
「えっ!? 渡っ!?」
思わず力の入った渡、そして驚くアキ・・・
「ご・・・、ごめんっ!」
思わず赤面する二人。
八郎はと言えば、役得とばかりにニヤニヤが止まらない。
「上手い事やりましたねぇ、師匠!」
二郎が八郎を肘で小突く。
「温水はんも、早瀬はんも何やってますのえ?」
いつの間にか壇上には弾も上がっている。
「さぁ、皆、ええかっ! 温水はんの胴上げやっ!」
弾の発した鶴の一声でアキの周囲に皆が集まる。
そして・・・
ワッショイ ワッショイ ワッショイ
「アキちゃんっ!」
「アキっ!」
七瀬が・涼香が・穂波が・優奈が・汐音が・圭が・弾が・葵が・渡が・八郎が・二郎がアキを胴上げする。
その横では、カトリーナの押す車椅子に乗った萌が号泣している。
(わあっ! やったよっ! お父さんっ! おばあちゃんっ! わたし達、優勝したよっ!)
心から喜びを嚙みしめるアキであった。
「さて、学園に戻るか」
「表彰式はご覧にならなくて宜しいので?」
「世の中は結果が全て、出来合いのセレモニーなど意味は無い」
「・・・」
「何か言いたい事でもあるのかね?」
「いえ・・・。車を回させます」
(孫王文も居なくなった。さて、どうするかな・・・。アキ?)
ミネルヴァが不穏な笑みを浮かべていた。
舞台の反対側で絶望に打ちひしがれている【ダイナマイト・ガールズ】、マネージャーらしき男性が慌てて駆け上がり、苺琳と桃琳を呼び神妙な面持ちで話し始めた。
「え・・・っ? ウソ・・・?」
「孫・・・、会長が? 逮捕・・・されタ?」
「苺琳・・・。ワタシ達はどうナル・・・?」
「桃琳・・・。ワタシ達は【ムーラン・ルージュ】に負けた・・・。孫会長もイナイ・・・、もう行く所がナイ・・・」
李苺琳と桃琳は貧村の出身であり、萬度グループの借金を孫が肩代わりして貰う代わりに買われたような境遇であった。
他の46名は、アイドル甲子園の為に孫が上海雑芸団に裏から手を回し金で雇った少女達であった。
つまり、敗退した時点で苺琳と桃琳は全てを失う事になっていたのである。
「苺琳・・・」
「桃琳・・・」
【ダイナマイト・ガールズ】のメンバーが気の毒げに声を掛ける。
「皆は、このまま中国へ帰るネ・・・」
苺琳がマネージャーを見て頷く。
「アリガトウ・・・。ここまで来れたのは皆のお蔭ネ・・・」
桃琳は涙を流す。
そして、苺琳と桃琳は顔を見合わせると、ツカツカと靴音を立ててアキ達への目前へとやって来たのである。
「オメデトウ・・・。ワタシ達、完敗ネ」
沈んだ表情のまま、苺琳が言った。
「アナタ達のせいでっ! ワタシ達、帰る所、無くなったネッ!」
恨みがましい視線をアキに向ける桃琳。
「桃琳ッ!」
苺琳の厳しい声が飛び、桃琳が身体を震わせる。
「ワタシ達、勝負して負けた・・・。それだけネ・・・」
桃琳が何か言いそうになるのを押しとどめる苺琳。
桃琳は口を真一文字に結び震えている。
「あの・・・。何か事情があるみたいだけど。良かったら聞かせてくれない?」
アキは苺琳の目を見て優しく語り掛ける。
「ワタシ達の村、とても貧しいネ。だから、萬度からお金借りないと生きていけナイ・・・」
貧村と聞き、カトリーナがビクリと反応した。
(ワタシと同ジ・・・)
「アイドル甲子園で優勝シタラ・・・。借金帳消しの約束ダッタ・・・」
「だから、もう帰れナイッ! 今日から、行く所も無いネッ!」
桃琳が再び、憎しみを込めた視線でアキを睨む。
「アキ・・・」
何かを言いたげなカトリーナの視線・・・
隣では、葵も同情の涙を湛えている。
「お前達・・・。そんな苦労を・・・」
「お前達、日本人はお遊びデモ・・・。ワタシ達は生きるカ、死ぬかダッタ・・・」
桃琳の叫びを聞きながら、アキが何かを考えている。
そして・・・
突然、パッと大きく瞳を開いた。
「わたし、貴女達がテルマエ学園に特待生として入学できる様に学園長に頼んでみるっ!」
アキの瞳は、キラキラと輝いている。
「そうだよ」
「あたし達も一緒に頼んであげるよっ!」
七瀬達も揃って声を上げる。
呆気に取られる苺琳と桃琳・・・
「お・・・、おい。お前達、あの学園長がそう簡単に・・・」
慌ててストップを掛けようとした葵の肩を弾の手が後ろから掴んだ。
(弾・・・)
「ええやないか、葵。温水はん達の気持ち、特待生の件。俺が預かろうやないか」
「しかし・・・」
「その気持ち、無くしたらあかんで、温水はん。学園長には俺が掛けおうたるっ!」
「弾先生っ!」
アキ達の表情も明るくなる。
「頼むぞ・・・。弾」
葵が弾の手をしっかりと握りしめる。
「まぁ、俺に任せときっ!」
弾が口角を上げて微笑んだ。
(弾・・・。いつの間にか、姉のうちを追い越しよったなぁ。寂しい気もするけど、何や嬉しい気がするわ・・・)
幼い頃、いつも自分の陰に隠れて泣いていた弾、だが今は頼りがいのある男へと成長した事に葵の胸が熱くなった。
(葵、アキ・・・。俺が何かしてやれるのも終わりが近いんや・・・。今できる事は・・・)
弾の心の呟きは誰にも聞こえない。
「早速、学園長に直談判やっ! 葵もええなっ!」
黙って頷く葵とアキ。
弾は苺琳と桃琳の前へと歩み寄る。
「今日からは、テルマエ学園の寮に泊まったらええ。何も、遠慮せんでええからな」
突然の成り行きと弾の発言に戸惑う苺琳と桃琳。
「よっしゃっ! 決まりやっ!」
パンッと手を叩いた弾は苺琳と桃琳を連れて舞台を降り、葵も後を追う。
「用意して待っといてや」
そう言うと弾はバックヤードから、控室に向かう二人を見送る。
「苺琳、ワタシ達・・・」
「桃琳、今は・・・。甘えさせて貰うしかない・・・」
控室へと向かう苺琳と桃琳の前に二つの影が近づく・・・
「無様だな・・・」
明らかに女性の声だ。
隣に佇む長身の影は言葉を発しない・・・
「こ・・・、紅蘭様っ!?」
「いつ、日本に・・・?」
紅蘭と呼ばれた女性、漆黒のチャイナドレスを身に纏い不敵な笑みを浮かべている。
「失敗は、死をもって償えと言っておいた筈だ・・・」
苺琳と桃琳は恐怖のあまり声も出ない。
「しかし今回は、挽回の機会が向こうから舞い込むとは・・・。強運だな」
果たしてこの女性、そして付き従う影は一体何者なのか?
萬度との関係は?
「まぁ、良い・・・。いずれ、連絡する・・・。行くぞ、劉っ!」
踵を返し紅蘭と呼ばれた女性が立ち去る。
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