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第60話 ゆかり反逆!?
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「そうですカ・・・。そんな事ガ・・・」
隼人からマンゴローブ殉職の事を聞いたミッシェルの顔が歪む。
(ワタシは関わりが少なかったケド・・・。アキ達ハ・・・)
「ところで、もう一つお話がありまして・・・」
「何でしょうカ?」
隼人が手元のあるプロジェクターのスイッチを入れる。
「これハ?」
「発信先は不明ですが、警視庁のサーバーに直接アクセスして書き込まれていたものです」
「・・・っ!」
表示された原文を見たミッシェルも驚きを隠せなかった。
『Dangerous other visited Japan . The name is Dolgo 14 . Urgent attention.』
「危険人物が日本に入った。名は、ドルゴ14。要注意・・・」
「ドルゴ14・・・」
「ご存じで?」
「そちらモ?」
互いに顔を見合わせる隼人とミッシェル。
ドルゴ14:年齢・性別・国籍の全てが不明。ある国の内戦に参加していた傭兵 ダーク・コンド―が現地で子供を拾い、その子を暗殺者として育て教育したと言われている。
伝説とも言える ダーク・コンド―の教育を受け天才的スナイパーとして14歳の時に初めて狙撃を成功させたと伝えられている。
「金の為なら何でもするスナイパー・・・。何の目的で・・・」
「萬度の絡みハ?」
「残念ながら・・・」
「一切、不明ネ・・・。トニカク、打てる手は打ちまショウ」
「お願いします」
隼人と別れたミッシェルは、国際電話を架ける。
「ハーイッ! パパにどうしてもお願いがあるノ・・・」
電話の相手は、父親のジェームズ・アデルソンである。
しばらくの会話が続いた。
「ジャア、お願いネっ!」
一方のジェームズ・アデルソンも改めて電話を架ける。
「Mr. President(大統領閣下)、ジェームズ・アデルソン デスガ・・・」
その数時間後・・・
イリノイ州グレート・レイクス海軍基地・・・
「Ensign! Maria Bradley」(万莉亜・ブラッドレー少尉っ!)
「Yes sir」(はいっ!)
「Leave for Japan」(日本へ迎えっ!)
「Japan?」(日本?)
「This is Executive order」(これは、勅令であるっ!)
「・・・Yes sir!」(了解っ!)
再び新たな暗雲が立ち込めようとしていた・・・
テルマエ学園では、弾がゆかりを呼び出し相談を持ち掛けている。
「橘さん・・・。カトリーナから渡されたデータを見たのですが・・・。正直、自分ではどうするべきかが判断できません・・・。口惜しいのですが・・・」
己の不甲斐なさを自覚した弾ががっくりと頭を垂れる。
「一応・・・、見せて貰うわね」
弾から渡されたメモリースティックをPCに差し込み画面を見るゆかりの目が一点に止まった。
(早瀬駆の居場所・・・。しかもガードしているのは警察じゃない、二月会か・・・)
ゆかりの表情が緩む。
(如月と弾を引き合わせたら・・・。学園長の考えも読めない今、私に有利に動くよう布石を打っておくのも悪くないわね。それに、如月と弾が互いの関係を知ったら・・・)
「ふふふっ!」
思わず声が漏れ、謎めいた微笑を浮かべる。
「この件、私に預からせて貰える?」
「構いませんが・・・?」
「ありがとう。それと、今後の事を相談しましょうか」
「今後の事・・・?」
「でも、ここではちょっとね・・・。そうね、先日のあの料亭ではどう?」
「早瀬総帥をお招きした?」
「ええ、あそこならゆっくりと話せるでしょう・・・」
「わかりました」
「では、明後日の18:00に・・・」
満足気な笑みを浮かべるゆかりであったーー
RrrrrRrrrr
二月会会長室にある専用電話が鳴る。
ごく一部の限られた者しか知らない番号である。
「如月だ。・・・、橘か・・・。何の用だ?」
「相変わらずぶっきらぼうね。折り入って話があるの、明後日の18:00 料亭△△に来て頂戴。貴方一人でね」
「(またミネルヴァか・・・)分かった」
用件だけを伝えるとゆかりは一方的に電話を切った。
(これから楽しくなりそうね・・・)
ニンマリと笑うゆかりであった。
カコーン
鹿威しの音が静かに響く。
弾とゆかりの待つ部屋へ黒いスーツを着た如月が仲居に案内されてくる。
「お連れ様がお見えになりました」
「どうぞ」
ゆかりの返事を聞き、障子が音も無く開く。
(ミネルヴァじゃねぇのか・・・? だが、こいつどこかで・・・)
(学園長じゃない・・・?)
如月の視線が素早く弾に向けられ二人の視線が交錯した。
互いに敵意を含めた視線を向け合う如月と弾。
「いつまでも突っ立ってないでおかけなさいな」
「チッ!」
ゆかりに促され席に座る如月。
「まぁ、どうぞ」
憮然とした如月のグラスにゆかりがビールを注ぐ、そして弾にも。
「さて、今日は訳あって来て貰った貴方達二人がゲストよ。私はホスト役・・・」
ゆかりが笑う。
「橘・・・。てめぇ、何考えてやがるっ!?」
「橘さん・・・。一体・・・?」
如月と弾の射るような視線がゆかりへと向けられた。
だが、ゆかりは動じる気配も無い。
「長い間隠されてきた真実を二人に知って貰おうと思ってね・・・」
ゆかりは意味ありげな微笑みを顔に浮かべている。
「真実だと・・・」
如月の表情は険しい。
「・・・」
弾は押し黙っている。
「如月! これが貴方の娘・・・、温水アキ、【ムーラン・ルージュ】の顧問だった松永弾よ」
ゆかりが弾に視線を投げかける。
弾はゆかりから視線を外し、硬い表情のまま如月へとその視線を移す。
「松永だと・・・」
如月は記憶にある松永の名を思い出す。
(確か・・・。松永葵だったか・・・。そうか、誰かに似てると思ったが・・・)
如月が思い出したのを見透かしたようにゆかりの言葉が続く。
「そう、松永葵の双子の弟・・・」
一方の弾も・・・
(この人、葵を知ってるんか? それに温水はんのお父はんって・・・。葵の言ってた・・・)
今度は困惑する弾へとゆかりの言葉が続けられる。
「そして、こっちが如月夏生・・・。二月会の会長よ」
「にっ、二月会って・・・っ!」
カトリーナのデータを思い出す弾。
「じゃあ、早瀬駆の・・・」
「んっ!? 何だ? 早瀬駆を知ってるのか?」
如月が意外だとばかりに弾に問う。
「早瀬コンツエルンの関係もあってね」
二人の様子を見て、ゆかりが口を挿んだ。
「そう言えば・・・。もう一人、早瀬渡ってのがいるだろう?」
「うちの早瀬渡の事でしょうか?」
如月の問に弾が応える。
「思ったより、骨の有る奴だな・・・」
珍しく、如月がニヤリと笑う。
しばらくの沈黙が有り、弾が口火を切る。
「橘はん、そろそろ本題に入って貰えまへんやろか? どうやら、学園長抜きでのお話みたいやし・・・」
いつの間にか、弾は京都弁を口にしている。
「そうだな・・・。橘っ! 用件はっ?」
如月と弾に詰め寄られているのだが、ゆかりは全く動じない。
それどころか、更に怪しい笑みを浮かべている。
「そんな怖い顔をしなくても・・・。この対面を演出した私に感謝して欲しいくらいよ」
一瞬、時間が止まったように感じられた。
「異母兄弟の感動の対面を・・・ね」
ゆかりの発した一言は、数々の修羅場をくぐって来た男二人を黙らせるに十分なものであった。
「如月・・・、弾・・・。貴方達にはミネルヴァの血が、同じ父親の血が流れているのよ!」
「異母・・・兄弟・・・だとっ!?」
さすがの如月も度肝を抜かれたようだった。
「・・・っ!?」
弾に至っては絶句している。
そんな二人をさも面白そうに見るゆかり。
「冗談だったら、お前でもただじゃおかねぇぞっ!」
憤る如月。
「橘はん・・・。ホンマの事・・・、何やな?」
ゆかりを笑みを浮かべたまま、ゆっくりと頷いた。
如月とは正反対に表面上は何とか冷静さを保っているかのように見えた弾だが、顔は青ざめている。
(何てこったっ! 俺に腹違いの姉弟だと・・・。アキに言える訳がねぇっ! ミネルヴァ・・・、てめぇはどこまで身勝手なんだっ!)
如月は拳を固く握りしめ唇を噛みしめた。
強く噛み過ぎたのだろう、唇からは血が滴っている。
(葵・・・。お前には言うた方がええのか分からんけど・・・。腹違いの兄がおったみたいやわ・・・、とても素直には喜べんわな・・・。せやけど、あの温水アキは、俺らの姪や。あの娘には悲しい思いはして欲しくは無い・・・、俺らで守ってやらんと・・・な)
弾は陰影のある愁いを帯びた瞳を閉じる。
そこには何か大きな決意のようなものが感じられる。
(ふふっ、思った以上ね。この二人をうまく使えば、私が学園長を超える事だって・・・)
ゆかりが心の中で独り嗤う。
その様はまるで毒々しい花が開花したかのようであった。
隼人からマンゴローブ殉職の事を聞いたミッシェルの顔が歪む。
(ワタシは関わりが少なかったケド・・・。アキ達ハ・・・)
「ところで、もう一つお話がありまして・・・」
「何でしょうカ?」
隼人が手元のあるプロジェクターのスイッチを入れる。
「これハ?」
「発信先は不明ですが、警視庁のサーバーに直接アクセスして書き込まれていたものです」
「・・・っ!」
表示された原文を見たミッシェルも驚きを隠せなかった。
『Dangerous other visited Japan . The name is Dolgo 14 . Urgent attention.』
「危険人物が日本に入った。名は、ドルゴ14。要注意・・・」
「ドルゴ14・・・」
「ご存じで?」
「そちらモ?」
互いに顔を見合わせる隼人とミッシェル。
ドルゴ14:年齢・性別・国籍の全てが不明。ある国の内戦に参加していた傭兵 ダーク・コンド―が現地で子供を拾い、その子を暗殺者として育て教育したと言われている。
伝説とも言える ダーク・コンド―の教育を受け天才的スナイパーとして14歳の時に初めて狙撃を成功させたと伝えられている。
「金の為なら何でもするスナイパー・・・。何の目的で・・・」
「萬度の絡みハ?」
「残念ながら・・・」
「一切、不明ネ・・・。トニカク、打てる手は打ちまショウ」
「お願いします」
隼人と別れたミッシェルは、国際電話を架ける。
「ハーイッ! パパにどうしてもお願いがあるノ・・・」
電話の相手は、父親のジェームズ・アデルソンである。
しばらくの会話が続いた。
「ジャア、お願いネっ!」
一方のジェームズ・アデルソンも改めて電話を架ける。
「Mr. President(大統領閣下)、ジェームズ・アデルソン デスガ・・・」
その数時間後・・・
イリノイ州グレート・レイクス海軍基地・・・
「Ensign! Maria Bradley」(万莉亜・ブラッドレー少尉っ!)
「Yes sir」(はいっ!)
「Leave for Japan」(日本へ迎えっ!)
「Japan?」(日本?)
「This is Executive order」(これは、勅令であるっ!)
「・・・Yes sir!」(了解っ!)
再び新たな暗雲が立ち込めようとしていた・・・
テルマエ学園では、弾がゆかりを呼び出し相談を持ち掛けている。
「橘さん・・・。カトリーナから渡されたデータを見たのですが・・・。正直、自分ではどうするべきかが判断できません・・・。口惜しいのですが・・・」
己の不甲斐なさを自覚した弾ががっくりと頭を垂れる。
「一応・・・、見せて貰うわね」
弾から渡されたメモリースティックをPCに差し込み画面を見るゆかりの目が一点に止まった。
(早瀬駆の居場所・・・。しかもガードしているのは警察じゃない、二月会か・・・)
ゆかりの表情が緩む。
(如月と弾を引き合わせたら・・・。学園長の考えも読めない今、私に有利に動くよう布石を打っておくのも悪くないわね。それに、如月と弾が互いの関係を知ったら・・・)
「ふふふっ!」
思わず声が漏れ、謎めいた微笑を浮かべる。
「この件、私に預からせて貰える?」
「構いませんが・・・?」
「ありがとう。それと、今後の事を相談しましょうか」
「今後の事・・・?」
「でも、ここではちょっとね・・・。そうね、先日のあの料亭ではどう?」
「早瀬総帥をお招きした?」
「ええ、あそこならゆっくりと話せるでしょう・・・」
「わかりました」
「では、明後日の18:00に・・・」
満足気な笑みを浮かべるゆかりであったーー
RrrrrRrrrr
二月会会長室にある専用電話が鳴る。
ごく一部の限られた者しか知らない番号である。
「如月だ。・・・、橘か・・・。何の用だ?」
「相変わらずぶっきらぼうね。折り入って話があるの、明後日の18:00 料亭△△に来て頂戴。貴方一人でね」
「(またミネルヴァか・・・)分かった」
用件だけを伝えるとゆかりは一方的に電話を切った。
(これから楽しくなりそうね・・・)
ニンマリと笑うゆかりであった。
カコーン
鹿威しの音が静かに響く。
弾とゆかりの待つ部屋へ黒いスーツを着た如月が仲居に案内されてくる。
「お連れ様がお見えになりました」
「どうぞ」
ゆかりの返事を聞き、障子が音も無く開く。
(ミネルヴァじゃねぇのか・・・? だが、こいつどこかで・・・)
(学園長じゃない・・・?)
如月の視線が素早く弾に向けられ二人の視線が交錯した。
互いに敵意を含めた視線を向け合う如月と弾。
「いつまでも突っ立ってないでおかけなさいな」
「チッ!」
ゆかりに促され席に座る如月。
「まぁ、どうぞ」
憮然とした如月のグラスにゆかりがビールを注ぐ、そして弾にも。
「さて、今日は訳あって来て貰った貴方達二人がゲストよ。私はホスト役・・・」
ゆかりが笑う。
「橘・・・。てめぇ、何考えてやがるっ!?」
「橘さん・・・。一体・・・?」
如月と弾の射るような視線がゆかりへと向けられた。
だが、ゆかりは動じる気配も無い。
「長い間隠されてきた真実を二人に知って貰おうと思ってね・・・」
ゆかりは意味ありげな微笑みを顔に浮かべている。
「真実だと・・・」
如月の表情は険しい。
「・・・」
弾は押し黙っている。
「如月! これが貴方の娘・・・、温水アキ、【ムーラン・ルージュ】の顧問だった松永弾よ」
ゆかりが弾に視線を投げかける。
弾はゆかりから視線を外し、硬い表情のまま如月へとその視線を移す。
「松永だと・・・」
如月は記憶にある松永の名を思い出す。
(確か・・・。松永葵だったか・・・。そうか、誰かに似てると思ったが・・・)
如月が思い出したのを見透かしたようにゆかりの言葉が続く。
「そう、松永葵の双子の弟・・・」
一方の弾も・・・
(この人、葵を知ってるんか? それに温水はんのお父はんって・・・。葵の言ってた・・・)
今度は困惑する弾へとゆかりの言葉が続けられる。
「そして、こっちが如月夏生・・・。二月会の会長よ」
「にっ、二月会って・・・っ!」
カトリーナのデータを思い出す弾。
「じゃあ、早瀬駆の・・・」
「んっ!? 何だ? 早瀬駆を知ってるのか?」
如月が意外だとばかりに弾に問う。
「早瀬コンツエルンの関係もあってね」
二人の様子を見て、ゆかりが口を挿んだ。
「そう言えば・・・。もう一人、早瀬渡ってのがいるだろう?」
「うちの早瀬渡の事でしょうか?」
如月の問に弾が応える。
「思ったより、骨の有る奴だな・・・」
珍しく、如月がニヤリと笑う。
しばらくの沈黙が有り、弾が口火を切る。
「橘はん、そろそろ本題に入って貰えまへんやろか? どうやら、学園長抜きでのお話みたいやし・・・」
いつの間にか、弾は京都弁を口にしている。
「そうだな・・・。橘っ! 用件はっ?」
如月と弾に詰め寄られているのだが、ゆかりは全く動じない。
それどころか、更に怪しい笑みを浮かべている。
「そんな怖い顔をしなくても・・・。この対面を演出した私に感謝して欲しいくらいよ」
一瞬、時間が止まったように感じられた。
「異母兄弟の感動の対面を・・・ね」
ゆかりの発した一言は、数々の修羅場をくぐって来た男二人を黙らせるに十分なものであった。
「如月・・・、弾・・・。貴方達にはミネルヴァの血が、同じ父親の血が流れているのよ!」
「異母・・・兄弟・・・だとっ!?」
さすがの如月も度肝を抜かれたようだった。
「・・・っ!?」
弾に至っては絶句している。
そんな二人をさも面白そうに見るゆかり。
「冗談だったら、お前でもただじゃおかねぇぞっ!」
憤る如月。
「橘はん・・・。ホンマの事・・・、何やな?」
ゆかりを笑みを浮かべたまま、ゆっくりと頷いた。
如月とは正反対に表面上は何とか冷静さを保っているかのように見えた弾だが、顔は青ざめている。
(何てこったっ! 俺に腹違いの姉弟だと・・・。アキに言える訳がねぇっ! ミネルヴァ・・・、てめぇはどこまで身勝手なんだっ!)
如月は拳を固く握りしめ唇を噛みしめた。
強く噛み過ぎたのだろう、唇からは血が滴っている。
(葵・・・。お前には言うた方がええのか分からんけど・・・。腹違いの兄がおったみたいやわ・・・、とても素直には喜べんわな・・・。せやけど、あの温水アキは、俺らの姪や。あの娘には悲しい思いはして欲しくは無い・・・、俺らで守ってやらんと・・・な)
弾は陰影のある愁いを帯びた瞳を閉じる。
そこには何か大きな決意のようなものが感じられる。
(ふふっ、思った以上ね。この二人をうまく使えば、私が学園長を超える事だって・・・)
ゆかりが心の中で独り嗤う。
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