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第42話 二郎、初仕事

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バタバタと廊下を走る音が聞こえ、教室の扉が乱暴に開けられる。

何事かと視線の集まった先には、大きな封筒を右手に持ち息を切らした葵の姿があった。

「皆っ! 次の楽曲が届いたぞっ!」
アイドル甲子園では特に演目の指定は無い。

つまり歌でもダンスでもパフォーマンスでもなんでも有りなのだ。
更に毎回違う演目でも良いし、同じものでずっと続けていく事もどちらでもよいとされている。
だが、一度公開されたものはどうしても新鮮さを失ってしまう。
その為、各チームともに毎回趣向を変えて臨むようになっていた。

「白布、頼む」
葵から楽譜を渡された涼香は、早速ギターを奏でながら歌詞を口ずさむ。
まるで中世ヨーロッパの騎士を彷彿させる重厚で力強いメロディが教室内に流れた。

「曲名は?」
「フルメタル・キャッスル」
葵の問いに涼香が答える。

「やっぱり、竜馬さんの曲は良いよねぇ」
メロディに聞き惚れる汐音が絶賛した。

「そりゃ、ダンテの作曲だよ~。神曲だしぃ」
優奈もかなり上機嫌のようだ。

「曲のイメージは凄く良いんだけど・・・。何て言うか、ビジュアルが見えないっていうか・・・」
「うーん、曲のレベルが高すぎるのかなぁ」
七瀬と萌がアキを見る。

「うん・・・。衣装のイメージかなあ・・・」
アキも同じ事を感じていたようである。


皆の思考が一瞬、滞った。


その様子を見ていた葵の視線が八郎と二郎へと向けられる。

「ニッパチコンビっ! こっちに来いっ!」
カトリーナと一緒に勝ち残っている各代表の動画をPCで見ていた八郎と二郎が葵の側までやって来る。

皆がイメージを確定しきれずに困っている様子を見て、やむにやまれずこの二人に相談する事にしたのだろう。
アキ達から見れば不評な点も多いが、何と言っても現役プロデューサーである三橋が絶賛した衣装は八郎のアイデアである事は認めざるを得ない。
担任としてもそうだが、【ムーラン・ルージュ】の顧問も板について来たと言えるだろう。


「この曲を聞いて、何か衣装が閃かないか? 衣装担当の大塩?」
葵に向けて右手の人差し指を立て、チッチッチッと細かく横に振る八郎。

「葵先生・・・、わいはデザイナーでっせ。そこいらに転がってる衣装担当と一緒にされるなんて心外ですわぁ。(ちょっと、待ってぇな・・・。いきなり曲聞いて衣装考えろって、無茶振りし過ぎやっちゅーねん)」
八郎は表向きの太々しい態度とは裏腹に内心では焦りまくり、額に汗をかいている。

「それは悪かったな。じゃあ、デザイナー大塩としての意見を聞かせて貰いたい」
言葉の上では八郎を持ち上げているのだが、今の八郎にとってはプレッシャーでしかない。

(うわぁ、人生最大のピンチ到来やぁ・・・)
顔中から汗が噴き出す八郎、近くに圭が居たら心の内を察知されていただろう。

だが、その時・・・

「あのー、師匠? 僕、思ったんですけど・・・」
渡りに船とは正にこの事である。

「何や、二郎。言うてみい」
わざと鷹揚に振る舞う八郎。

「曲を聞いて思ったんですけど、【ヴァルキリードレス】なんてどうっすか?」


実は二郎は筋金入りの美少女アニメオタクであり、その知識量は専門のアニメショップ一棟分にも匹敵する。
同じオタクでもケリアンと大きく違う所は、ケリアンがフィギュアオタクであり三次元に立体化されたものと二次元で全てを存在させるアニメとは一線を画するというのが二郎の持論である。


「(助かったぁ・・・) ほう、さすがやなぁ、二郎。わいと同じ考えを持っとったとは・・・」
「じゃあ、師匠っ!?」
「そうや・・・」
八郎はゆっくりと葵に視線を戻す。

「葵先生、今回は【ヴァルキリードレス】で行きますわ。このデザイナー大塩とアシスタント鈴木に任せしといてんか!」
満面の笑みを浮かべ得意げに語る八郎。

だが、内心では・・・

(いや、なんとか助かったけど・・・。【ヴァルキリードレス】って何や??? まぁ、
ええか。二郎を上手く使うたら・・・)

「【ヴァルキリードレス】・・・。なんだかよく分からんが、頼むぞっ! 大塩っ! 鈴木っ!」
葵に答えるように、右手の親指を立てる八郎、ここまでお調子者なのは生まれついての才能と言えるだろう。

(衣装はこれで何とかなるやろ・・・。後はお前達次第・・・、頑張れよ。【ムーラン・ルージュ】の皆、そしてリーダー、温水アキっ!)

アキ達の方へと振り返った葵が温かく見守っていた。



都内の外れにある雑居ビル、表向きは超格安の旅行会社や小口融資店、金券ショップなどが軒を並べているのだがその全てに共通点がある。
それはいずれもが中国系企業である事、つまり何らかの形で萬度とつながっているのである。

そのビルの一室にマンゴローブは監禁されていた。
あの日から何日が過ぎただろうか、セルゲイからの懇親の一撃をくらい意識を失ったマンゴローブはここに運ばれ両手首を天井から吊るされている。


コツコツと靴音が響き、重い音を立てて鉄の扉が開いた。
「元気だったぁ? さーて、今日もお薬の時間だよ~」
喜々として注射器に液体を詰めているのは、他ならぬヤミである。

「うっ、うぅぅぅっ!」
「そうそう、今日からはお薬変えるからね~。もう、スポコラミンは止めちゃうよぉ」


スポコラミンとは、別名・真実の血清との異名を持つ自白剤である。
ベラドンナを原料として精製され、第二次大戦時にナチスドイツが使用した事で知られている。
アトロピンを含む中枢抑制作用が非常に強く、大脳皮質を異常な興奮状態にして知っている事の全てを聞き出す為に使用された。
だが、これを使われた者の多くは後に記憶障害や精神障害を患い最悪の場合、廃人化したと言われている。


「しっかし、凄いよねぇ。ここまで耐えるなんてさぁ。ボクだったらあっという間に白状するけどなぁ・・・」
「白状も何も、知らないものは知らない・・・」
「ふーん、でもオネエ言葉を使う余裕は無くなったみたいだね~」
ヤミは笑いながら注射器に液体を吸い上げる。

「今日までは自分との闘い・・・、ここからはお薬との闘いだよぉ」
「くっ、覚醒剤か・・・?」
「ピンポーンッ! 大正解っ!」
ヤミは吊るされているマンゴローブの腕に注射器を刺す。

「ボクが特別に調合したから効くよぉ。薬が欲しくて何でもペラペラと喋るようになるんだぁ。しかも・・・」

ヤミの目が怪しく光った。

「特別サービスで普通の倍の量にしてあげたからね~」
「ぐっ、ぐはっ! がっ、があぁぁぁっ!」
刺された腕から全身に何か熱いものが広がって行く。

「あっ、そうだっ!」
ヤミの顔が歪んで見えてくる。

「もう少ししたら、お友達が来るみたいだよぉ。ベティのケチャップにお迎えが行くんだってぇ!」
キャハハハッと声を上げて笑うヤミ。

(ベティのケチャップ・・・。ハン・・・、早く陣内の所へ・・・。早乙女さん・・・、頼む・・・)

全身を巡った熱い感覚が顔から頭へと遡った時、マンゴローブは口から泡を垂れ流して失神した。



DoDoTV局では三橋が【ムーラン・ルージュ】の2回戦を動画再生して観ていた。

(3回戦は青森代表が勝ち上がって来たか・・・。そろそろ実力が伴っていない運だけのユニットは淘汰される頃だ・・・)
三橋は画面から目を離さない、真後ろに岩田とすずがいる事にも気が付いていない。

「多分・・・、大丈夫だと思うが・・・。何か一つ話題性が欲しいってのが本音だな・・・」

「あっ! この娘ですよねっ!」
すずが画面の一部を指をさして叫ぶ。

「【ムーラン・ルージュ】のメンバーでしかも、スケボーの銅メダリストっ!」
「えっと、確か・・・。平泉萌だったかなぁ。ボーイッシュで超かっけー娘・・・。俺、ちょいファンだし」

(おいおい・・・、格好のネタがあるじゃねーかよ。俺とした事がすっかり失念しちまってたぜ・・・)
岩田とすずの会話から三橋が何かを思いついたようだ。

「おいっ、平泉萌って確かこの娘だよなっ?」
「ええ、そうですよ」
「いや、まさに神ってるって言っても・・・」
「よしっ、メンバー集めろっ! 緊急の企画会議だっ!」
三橋が会議室へ駆け出していく。

「岩田っ! 堀井っ! お前らも来いっ! 三波はどこだっ!」
こうして三橋の新たな野望が幕を開けようとしたのであった。



一方、テルマエ学園では【ムーラン・ルージュ】のメンバーが届けられたヴァルキリードレスに袖を通していた。
光沢を持たせた金属感がシルバーのドレス、バストラインとヒップラインを限りなく強調し、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫・白のカラーラインが入っている。
無論、【ムーラン・ルージュ】のロゴはいつも通りであった。


「うわぁ・・・。皆さん、よくお似合いですよぉ。特に・・・、アキちゃんなんて僕の好きなアニキャラそのもので、胸キュンです!」
いわゆるアニキャラの乙女の戦士達がリアルに出現したようなものである。

今回ばかりは八郎よりも二郎の方が雀躍しているのはやはり趣味の世界へと没頭出来ているためだろうか・・・
それでも、二郎の視線はアキの巨乳へと向けられていた。


「何か、かっこいい感じっ!」
くるっとターンして見せる汐音、どうやら満更でも無いようだ。

「ふーん・・・。八郎にしては、えらくまともじゃん」
優奈も今回ばかりは気に入ったようである。

皆が褒めるので、どんどん天狗になって行く八郎。
「天才デザイナー、大塩八郎の辞書に不可能の文字は無いんやっ!」
ナポレオンの如く、鼻高になっている。

(この胸の谷間の見えるか見えへんかっちゅう際どいラインと、尻の食い込み具合に苦労したんやでぇ・・・。この衣装は、わいの秀作やでっ!)
皆の衣装のバストとヒップラインに次々と視線を走らせ、いやらしい笑みを浮かべながら一人満足げに頷く八郎であった。


皆が衣装を身に纏い練習を始めるや否や、突然 教室の扉がガラガラと音を立てて開き葵が三橋を伴って入室してくる。

「こっ、これは・・・っ!?」
三橋の目が素早くヴァルキリードレスへと向けられた。

「3回戦の衣装は、これですかっ!?  女騎士っ!? 素晴らしいよ! 大塩君、抜群だよ!やっぱり君は天才だっ!」
絶賛する三橋。

「さすか、三橋さんや! 一目見ただけで、わいのセンスを分かってくれるんやなぁ」
八郎は三橋だけが唯一の理解者と思っている。
だが単に二人が似た者同士というだけかも知れないのだが・・・

「ん、んっ!」
葵がわざとらしく咳払いをする。
三橋にそろそろ本題に戻れという合図である。

「実は、折り入って話が・・・」
三橋の真面目な表情に誰もが緊張し次の言葉を待った。

「平泉・・・、萌さんにお願いがあります・・・」
「へっ!? ボクっ!?」
予想外の展開に皆の視線が萌へと集まり、三橋が言葉を続ける。

「銅メダリストの平泉さんに【スケボー・万歳!!】という番組に出演して頂きたいんです。勿論、メインキャストとして!」
「はぁ・・・」

「ナビゲーターは、大阪で大人気の食通番組【ようさん食べんで・万歳!!】で大人気の山上信二。5分間の番組の中で、平泉さんのスケボーテクニックと基本動作のレクチャーをして貰いたいんです」
「なんやてっ!? 【ようさん食べんで・万歳!!】の山上信二やてっ!? これは・・・、ごっつい話やでぇ」
八郎の反応に三橋も満足そうだ。

「いかかでしょうか?」
スリスリと揉み手をし、愛想笑いまで振りまく三橋。
目尻も下がりっぱなしである。

「ボク、出ないよ」
すげなく断る萌、教室内がシーンと静まり返った。

「は・・・・、はぁっ!?」
口をあんぐりと開ける三橋、あごが今にも外れそうになり目も点になっている。
萌が大喜びでOKするものだと高をくくっていただけにそのショックは大きいようだ。

「な、な、な、何でっ・・・?」
三橋は混乱の渦中にある。

(どうして断るんだっ? テレビ出演だぞっ? メインキャストでナビゲーターにはあの山上信二なんだぞっ!?  俺には理解できないっ!!)
うろたえる三橋に萌が続けて話す。

「だって、ボクは【ムーラン・ルージュ】のメンバーだよ」
「は、はぁ・・・。あの・・・、それが・・・?」
「3回戦も控えてるし・・・。じゃあ、そういう事でっ!」
くるりと踵を返した萌の腕を片手でひっしと掴む三橋。

「待ってっ! 【ムーラン・ルージュ】の宣伝にもなるし・・・。そう、子供達がスケボーを始めたいって思うきっかけにも・・・」
もう、なりふり構っていられないのが目に見えて分かる。

(もう企画会議もGOサイン出てるし、山上信二にも出演オファーOK取ってんだぞっ! 絶対、ポシャる訳にはいかねぇんだ!俺の昇進もかかってるし・・・!)
三橋の萌の腕を掴んでいない方の手はポケットの中にある御守を握りしめていた。

(誰でもいい、助けてくれっ! 人生最大のピンチなんだっ!)
三橋のすがるような視線が葵やアキ達に向けられていた。

(くそっ! 御守のパワー不足かっ!?)
三橋が、がくりと膝を着きそうになったその時・・・

「うちはやってみるべきだと思うが・・・」

(えっ・・・、葵先生・・・。貴女は女神だ・・・)

「メダリストの平泉が出るのなら、スケボーに興味を持つ子供達も増えるかも知れん。何より、平泉っ! お前にとって可能性を高める良い機会になると思う」

(そうそう、それです・・・。それを言いたかったんです・・・。ありがとう、葵先生)
三橋の目に感涙が溢れる。

この話を最初に聞いた時から、葵は萌の可能性と未来を考え賛同していたのだ。

そして・・・

「萌ちゃんの出るテレビ、観てみたいなぁ」
アキの言葉に涼香も続く。

「わたしも萌ちゃんのスケボーしてる姿、大好きだよ」
「山上信二かぁ、萌。 サイン貰って来てくれない?」
優奈はこんな所でもちゃっかりしている。

「チャンスだよ、萌ちゃん! あたし達、皆でフォローするからやって見なよ! ねっ!? リーダーっ!?」
七瀬が萌とアキにウィンクする。

「うんっ、萌ちゃん! やってよっ!」
大きく頷くアキ。
皆の顔を次々と見て行く萌、皆が笑顔やピースサインで萌を温かく包み込む。

「わかったっ! やってみるよ。皆、ありがとうねっ!」
やっとの思いで決心してくれた萌を見て、三橋もようやく我を取り戻す。

(まだ俺には強運の女神が付いてるみたいだ。これも御守パワーかぁっ!)
へらへらとしまりの無い顔になっている三橋に葵が近づき、改めて釘を刺す。

「平泉は納得したようだが、あくまでも【ムーラン・ルージュ】が最優先って事は忘れんようになっ!!」
「そっっっ、それは勿論です。葵先生! それから、弾先生にもお話しておかない・・・と? あれっ??」
慌てて周囲を見回し弾が居ない事に改めて気付く三橋。

「・・・、あの・・・。弾先生は・・・?」
「ん・・・、あぁ。弾は家元の方が忙しゅうてな・・・」
一呼吸をおいてから曇った表情を見せる葵。

「この娘らの担任と【ムーラン・ルージュ】の顧問はうちが兼任する事になった・・・。そういう事や、三橋さんっ! 今後はすべてうちに連絡をっ!!」
葵が大きく声を張り上げて言った。
三橋にもアキ達にも、そしてここに居ない弾にも聞こえるかのように・・・

「わっ、分かりました。では、スケジュール調整で改めて連絡しますので・・・」
葵の気迫に押されながら、局へと戻る三橋。
その後ろ姿を見つめる葵・・・

(これでええんやな、弾・・・。うちがこの娘らと頂点めざすからなっ!)

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