東京テルマエ学園

案 只野温泉 / 作・小説 和泉はじめ

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第17話 ワニが見つけた秘密の痣

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「ここの露天風呂、ライトアップしてて紅葉とか綺麗だってさぁ」
穂波の声が聞こえる。
「猿もたまに入ってくるんだって」
続いて聞こえたのは、アキの声だ。
わいわい、きゃあきゃあとまるで修学旅行生のようなノリでアキ達は更衣室へと入る。

「Heyッ! イッチバン乗りデースっ!」
ガラガラッ! バッシャーン!
バスタオルも巻かずに走り出したミッシェルが裸で湯舟に飛び込んだ。
「Waoッ! ハンがニバンネッ!」
ハンも続いて湯舟に飛び込む。

「こらこら、お前らっ・・・ふぅ・・・」
流石に優奈も止められなかったようだ。
アキ達はバスタオルで前を隠して、ゆっくりと湯舟に浸かった。
バスタオル越しであってもアキの巨乳は目立っている。
「はぁ~、いいお湯だね~」
紅葉をライトアップして周囲を明るくしているので湯船は、ほの暗い。
そのせいもあるのだろう、誰も八郎が潜っていることに気が付かないでいる。

(うわぁ、よく見えるわぁ。アキちゃんの胸・・・、こっちはミッシェルのお尻やな・・・。まるで天国やなぁ・・・。さてと・・・)

さて、八郎の発明した【これであなたも猿飛佐助】だが通信機能もセットされており潜望鏡から見えた光景は全てパソコンに転送され保存されるようになっていた。
無論、そのパソコンとは二郎が八郎から託されたものに他ならない。
「師匠・・・、いけますよ。どんどん送ってください・・・。あっ! 鼻血が・・・」
その二郎は別室の押し入れに隠れてデータを受信し続けていた。

「ねぇねえ、こっちよく見えるよ」
萌がはしゃぐ。
「あとで五郎に夜景のメールしてやろっ!」
圭もライトアップされた夜景を楽しんでいる。
「田舎の露天風呂・・・、いいもんねぇ・・・」
汐音は満天の夜空の星を見上げている。
「きゃあっ! 誰かいるっ!」
湯煙の中に浮かんだ影を優奈が見つけて叫び、ハンが身構えた。
「八郎っ! お前かっ!」
湯煙の影に向かって穂波が叫び、アキ達は身を寄せ合って固まっている。

ウィィー キィィー

動物の鳴き声が聞こえた。
「あっ、お猿さんだぁ。ふーん、親子なんだね」
アキが影に近づいて話かける。
「おいおい・・・」
穂波が思わず言葉を出した。
「アキって昔からこうなんだよね」
七瀬の言葉に皆が振り返った。
「何ていうか、動物と意志が分かりあうって言うか・・・」
「話せる・・・とか?」
「んな訳・・・、あるかも・・・」
圭も萌も不思議なものを見ているような顔をしている。
「アキちゃん、凄ぉ~い」
感心しているのは涼香だけだった。
「ふーん、いつも温泉に入りに来るんだ」
アキと猿の会話??は続いていた。
その時、子猿が何かを見つけたように湯舟の暗がりに飛び込んだが、水しぶきが立たない。
「!?」

誰もが子猿の飛んだ方向を見ると、湯船の上に浮かんでいるのだ。
まるで空中浮遊の能力でもあるかの如く・・・
「What?」
ハンが何かを見つけた。
それは湯舟から垂直に突き出している棒だった。
子猿はその棒を左右に揺らす。

ザバッ!

子猿は水中から現れた何かに驚き、親猿のもとへと飛んで帰る。
「こらっ! 何すんねんっ! 何も見えへんやんかっ!」
「きゃあぁぁぁぁっ!」
悲鳴がこだました。
「えっ・・・、ヤバっ・・・」
青くなる八郎。
「お~や、どこのワニさんかと思ったら・・・、八郎かぁ。いい度胸してるなぁ」
指をポキポキと鳴らしながらゆっくりと穂波が近づいて行く。
「八郎、ハンが狩ってアゲル。覚悟スルネ」
ハンも近づいて行く。
「はっ! そっ、そうや! ここは混浴やから、わいがおっても・・・」
バシッ!
ハンの回し蹴りが八郎にヒット、ふらつく八郎を穂波がハンドネックで締め付ける。
「痛たたたたたっ、堪忍やぁ~!」
露天風呂に八郎の悲鳴が響いた。

その頃、別室の押し入れにいた二郎は・・・
「あれっ!? 画像が切れた・・・?」
その瞬間、ガラッと押し入れの襖が開けられた。
恐る恐る振り向く二郎。
そこには、弾と葵が鬼のような形相で仁王立ちしている。

「これはあきまへん。盗撮やからなぁ」
「そのパソコン、没収させてもらう」
「何でバレたんです・・・」
力なく項垂れる二郎は、弾と葵の後ろにカトリーナの姿を見つけた。
「日本ノ基準ジャナイ違法電波、偶然ヒロッタから探知したヨ」
「さて、鈴木君は確かニッパチコンビとかで大塩君とも仲良かったなぁ?」
「相棒は、何処だ?」
「・・・」
「混浴露天風呂か・・・、葵 頼むわ」
「分かった」


八郎と二郎は盗撮をした罰として、宿泊中は掃除や配膳など仲居の仕事を二人だけでさせる事になった。
勿論、葵と弾によって決められ、女将もそれを了承した上の事である。
だが、一つだけ問題が残っていた。
それは・・・

「さっさと吐けっ!」
「嫌やっ! ちゅーより、忘れてしもうた・・・、あの蹴りのせいやなぁ。頭にガーンと来たし・・・」
「僕はもともと知らないんですよ・・・」

八郎が盗撮し、二郎がデータ受信していたあのパソコンの起動パスワードを頑なに口を割ろうとしないのだ。
(アキちゃんらのフルヌード動画やで、わいの宝物。絶対に誰にも渡さへんで!)
「ゴメン・・・、ハンのせいカナ・・・」
「いや、そんなことは無い。気にしなくていい・・・。早瀬君、心当たりない?」
葵は何とか起動させて映像を確認し消去させようとしている。
「いえ・・・、普通は誕生日とかですよね・・・」
「HACHIROとかは?」
「SUKEBEとか?」
渡も穂波も圭もまったく手が出ない。

(ふふっ、わいの宝物は守ったるねん。どうや科学の勝利や・・・)
「仕方ない、こうなったらパソコンそのものを破壊するか・・・」
葵の言葉に弾が呆れ顔になる。
「いつもいつも、そんな荒っぽい事しか思いつかへんとは・・・」

誰もが手をこまねき、途方に暮れ始めた頃・・・
「アレッ! 皆、ナニシテルノ?」
遅れて風呂から戻って来たケリアンに渡が掻い摘んで話す。
「ナンダ、ソンナコトカ・・・、OKッ マカセテ」
そういってケリアンは部屋を出て行き、直ぐにカトリーナを連れて戻って来た。

「あっ・・・」
カトリーナを見た瞬間、二郎は固まった。
違法電波を逆探知したほどのスキルの持ち主、嫌な予感がするのも当然だろう。
(へっ、誰が来たかて無理や。わいのパソコンは三段階のパスワードで守られてるんや。あの大阪最高のCPU学校の東沢学園の先生達でも解析できへんかったんやで)
二郎の心配をよそに、八郎は余裕の笑みを浮かべている。
カトリーナは自分のノートパソコンと問題のパソコンをUSBケーブルで接続し、キーボードを叩く。
「フッ、ロックを三段階。チョットは考えてあるミタイ」
(なっ・・・、何やてっ!?)
八郎の顔に焦りの色が浮かぶ。
カトリーナのパソコンの画面には英数字が連続して表示されている、そして・・・
【COMPLETE】の文字が表示された。

オォッ!
あまりの速さに誰もが驚く、凡そ十秒と少ししか時間は過ぎていない。
「開いタヨ」
そういうとカトリーナは接続していたケーブルを外し、そそくさと立ち去る。
(ヤッバリ普通ジャナイナ・・・。堪ガ当タッタカ・・・)
この一件からケリアンはカトリーナに対して、益々疑念を持つ事になる。

さて、カトリーナによって開かれたパソコンのデータフォルダには、赤裸々なアキ達の姿が記録されていた。
弾と渡は赤面して顔を背けている。
アキ・七瀬・圭・萌・優奈・穂波・汐音・涼香の八人は各々の体の一部分にある小さな痣までもが高感度カメラによりしっかりと映されているのだが、葵はその事は知らされていない。
(一応、報告はしておくか・・・)
明日のコンサートの件を含め、ゆかりへ報告する為に葵はスマホを持って部屋を出た。

RrrrRrrrRrrr

「橘です」
「松永ですが、アイドル部のコンサートを公民館でする事になりました。うちと弾が三味線、白布さんがギターでコラボします。メインはチアダンを向坂さんが提案して、全員が承諾しました」
「それは、結構ですね。それと、弾さんとも上手くやれているようで何よりです」
(弾の事はどうでもええっ!)
葵は次の話をどう切り出すべきかを考えている。
「えぇ・・・。まあ・・・。それなりに・・・。それより問題が発生しまして・・・」
「何か?」
「大塩と鈴木のアホ二人が女子生徒の入浴を盗撮しおったんです! 盗撮した動画はパソコンに保存してあり、そのまま没収しましたが・・・」
(大塩君と鈴木君か・・・、まったく懲りない二人ね・・・)
ゆかりもやや呆れ気味になっている。
「で、そのパソコンと画像って?」
「女子生徒八人と留学生二人の・・・、つまりフルヌードをかなり細かく・・・」
「えっ!?  あの八人のフルヌードなのっ!?」
「ですから、女子生徒全員と留学生の・・・」
急に取り乱したゆかり、葵はどうなっているのか訳が解からない。
「ふうっ!」
ゆかりは一度深呼吸をして話を続ける。
「ごめんなさい。その入浴シーンのデータを今すぐ私のパソコンに転送して!」
「え・・・、今ですか?」
「えぇっ、とにかく一分でも一秒でも早くっ! いいわねっ!」

PuuuPuuuPuuu

いつもの如く用件だけを伝えると、電話が切られた。
「また、一方的に切りおってっ! 橘ゆかりは女の子のヌード画像でも集める趣味でも持ってるんかっ!?」
一人憤る葵であった。

葵からのデータ転送を受けたゆかりは急ぎ学園長室へと急ぐ。

「やはり。あの八人であったか・・・」
「こちらをご覧ください」
ゆかりは各々の体にある痣の映った画面をキャプチャし、痣を拡大し画像をトリミングする。
「こちらが平泉萌の痣です」
「五本骨扇に月丸か・・・」
「そしてこちらが、白布涼香のものです」
「竹に雀・・・」
「更に・・・」
ゆかりがマウスを操作すると次々に家紋が現れてくる。
「六紋連銭・丸に十の字・剣片喰・丸に違い鎌、まさか九曜紋までとは・・・」
「こちらが最後ですが・・・」
「おぉっ、三つ葉葵かっ! この娘は?」
「温水アキ、長野の渋温泉出身です」
ミネルヴァは目を閉じて顔を上に向ける。
(渋温泉・・・、温水か・・・)
しばらくしてミネルヴァが目を開き、ゆかりを見る。

「蔵王温泉に戦国浪漫の里があると言っていたな・・・」
「はい、米沢で女将から聞いたのですが・・・」
「あの八人をそこへ連れて行け。何か起こるかも知れん」
「わかりました、では松永姉弟に連絡を・・・」
「いや、ここは君に行って貰おう」
「私ですか・・・」
「経緯を知っている者の方が良かろう」
「直ぐに、手配を・・・」
「新学年前の旅行とでもしておけ」
「DoDoTVは?」
「実習もコンサートも無いのだ、行かせる必要は無い」
「承知致しました」
(しかし、本当にあの痣が家紋だったなんて・・・)
ゆかりは何かが大きく動いて来たことを感じ取っていた。

学園長室に残ったミネルヴァ・・・
「まだ、儂に歯向かおうと言うのか・・・。」
その言葉は誰の耳にも聞こえてはいない。


十津川温泉、三日目。
公民館には昼前にざっと60人ほどの観客が集まっていた。
客の殆どは高齢者だが満員御礼と言えるだろう。
舞台の緞帳が上がると、三波が中央に立っている。

「お待たせ致しました。只今より、テルマエ学園アイドル部の皆さんによるコンサートが始まります。皆さんのお孫さんみたいな彼女達の応援を宜しくお願い致します。」

三波が一礼し、続ける。
「今回、司会は私 DoDoTVの突撃リポーター 濱崎三波が務めさせて頂きます。それでは、張り切ってどうぞっ!」
三波が舞台のそでに引っ込むと同時に、涼香がギターを奏で始める。
タイミングを合わせて、弾と葵の三味線が加わる。
会場の照明が落ち、舞台へとスポットライトが当たる。
「行くよっ! せーのっ!」
汐音の合図でアキ達が登場する。

♬♬~ ウダダッ ウダダッ ウーダウダダッ! ウダダッウダダッ ウーダ ウダヨッ!♬♬

涼香がマイクを持ち、『つるべうち』を歌いだす。
「おぉっ、山木リンカじゃ」
「懐かしいのぉ」
ハイテンポな局に合わせて、アキ達はポンポンを振る。
「続いてぇっ!」
涼香の言葉を合図に、曲が『USO』に切り替わる。

♬♬~ UッSOッ! 手をかざして見つめるだけでっ! すぐ、嘘だと分かってしまうっ!♬♬

「ピンキーレイディかぁ」
「なんだか踊りたくなるぞぉ」
汐音がセンターで踊り、皆が左右に広がって踊る。
時折、胸が見えそうになるがそんな事は気にしていられない。
「ラスト、行くよ~っ!」
涼香の声に観客達は声援で応える。
「【山田百華】、『プレイゾーンパートⅡ』っ!」
ギターと三味線のリズムが切り替わる。

♬♬~ 緑の芝生、転がり続ける真っ赤なダルマっ!♬♬

皆、練習したとおりに出来ている。
曲がだんだんと終盤へと差し掛かる。
「行くよっ! スタージャンプっ!!」
汐音の掛け声に合わせて一斉にジャンプする。
ジャンッ♬♬

終了・・・、客席はシーンと静まり返っている・・・
(失敗・・・?)
誰もの頭に不安が過る・・・

パチパチパチ・・・
パチパチパチパチパチパチ!
遅れて拍手の渦が巻き起こった。
「懐かしかったのぅ」
「昔に戻ったみたいだわ」
「良かったぞぉーっ!」
大成功である。
アキ達は手を取り合って喜びを分かち合う。
目には涙も光っている。
その姿を岩田とすずのカメラが追い続けていた。

「では、改めてテルマエ学園アイドル部の皆さんを紹介させて頂きます」
三波が再び壇上に姿を見せた。
「ダンスの皆さん、左から ミッシェル・アデルソンさん、大洗圭さん・温水アキさん・塩原穂波さん・向坂汐音さん・星野七瀬さん・源口優奈さん・平泉萌さん、ハン・ツアイさんです。 ギターは白布涼香さん。三味線は、松永葵先生と京舞踊松永流三代目 松永弾家元です。皆さんっ! カーテンコール お願いします」
弾の紹介だけが特に力が入っていたように思えるのは、気のせいだろうか。

盛大な拍手の中、アキ達は一列に並んで手を繋ぎ客席に深々と頭を下げた。
「ブラヴォ~っ!」
なんと三橋までもが仕事を忘れて歓声を上げている。
テルマエ学園アイドル部、スター誕生の瞬間であった。


無事にコンサートを終えたアキ達は、観客が帰った後も興奮が冷めやらないまま、控室に戻る。
「んっ!? 何あれ?」
控室に入った瞬間、奥のテーブルに青い薔薇の花束が置かれているのを七瀬が見つけた。
「誰のかな?」
アキは花束に近づき添えられたカードを見る。
「【紅の風車】 祝 コンサート成功おめでとう。ファンより・・・だって」
「へぇ、アイドル部も有名になってきたじゃん」
穂波も嬉しそうだ。
「でも、ここでコンサートするって知ってるなんて・・・」
優奈が言った。
「それを見つけ出すのが、ファンの心理じゃない」
「汐音ちゃんもダンテの大ファンだしね」
汐音の言葉に圭が突っ込む。
「もうファンがいるとは、凄いですなぁ。顧問としても嬉しおす」
遅れて入って来た弾が言う。
「ざっと見て、365本・・・、青い薔薇・・・」
「何かあるんですか?」
萌が葵を見て、問いかける。
「青い薔薇は、夢が叶い祝福されるという意味・・・、365本にはずっといつまでも見ているという意味がある・・・」
「うわっ! 素敵ぃ」
涼香が目を輝かせた。
「葵がそんな乙女チックな事を知ってるなんて・・・、なぁ」
弾の言葉に思わず、頬を赤らめた葵。
「まっ・・・っ! まぁ、そんなキザな奴はお前とは違うわな」
「当たり前ですがな」
控室前の廊下では、渡が黙って微笑んでいた、


【花田旅館】へと戻ったアキ達は、女将のたっての頼みで再びチアダンの衣装を着て記念撮影を行った。
そして、これも女将の頼みでサインを残す事になったのである。
「サインなんてした事ないし・・・」
「まぁ、名前だけ書けば良いんじゃね」
この記念写真と色紙はこの後、【花田旅館】に飾られ、これを見に訪れる客も増えていったのである。

こうしてアイドル部の初コンサートは無事に終了した。
だが、東京に戻った後に新たな展開が彼女達に巻き起こるとはまだ誰も予想すらしていなかったのである。
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