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1、新しい生活

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こんなハンパな時期の転校生、みんな驚くだろうな……。
今は4月の中旬。お父さんの転勤で、引っ越した。

「ごめんな、遥香。中学に入ったばっかりだったのに。」

「もー、気にしないでって言ってるじゃん!入りたてのクラス、まだ友達って言える人いなかったし。友達作りは、どこの学校でも出来るし!」

「そうか……ありがとう、遥香。多分、転勤ももう終わりだよ。しばらく、もしくはずっと、ここに落ち着く予定。」

「そうなの!やった!じゃあ行って来まーす!」

お父さんとそんな会話をして、家を出た。学校までは、8分くらいで着くから、結構近い。しかも、昨日までの制服と違って、セーラー服だ。着てみたかったんだよねー!
うきうきした気分で、学校に向かった。



今日から通うこと学校は、とても広くて綺麗だ。前の学校は少し古かったから、すごく嬉しい。廊下とかも、ピカピカ。今、優しい女の教頭先生に校内を案内して貰っている。

「どう?この学校、綺麗でしょう?」

「はい!すごい綺麗だし、広いですね!」

「でしょ~!」

私は今の短時間で、教頭先生と仲良く(?)なった。
そこに、私が入るクラスの先生が来て、クラスまで連れて行ってくれた。私は2組に入るみたい。
はぁ~、いよいよ、自己紹介だ……!

「今日からこのクラスに入る、転校生がいます。入って来てください。」

よしっ、頑張るぞ!

ガラッ……
みんなの視線が注がれる。できるだけハキハキ話そう。

「はじめまして、鈴村遥香です。ハンパな時期の転校生ですが、よろしくお願いします。」
そう言っておじぎをしたら、パチパチと拍手があって、嬉しかった。
友達たくさん作れるといいなぁ………‼︎
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