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其れは恋などではない
九話 騎士団
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「申し訳ない、リルネール様。訓練時の怪我など仲間内で治せばいいのですが、いかんせん怪我の程度が……」
「いえ! 団員さまたちには悪いと思うのですが、僕の魔法が役に立つのなら願ってもないことです。確か魔法の暴発…でしたか?」
「はい、新人がやらかしまして。本人は両腕に重度のやけどと裂傷。それと指の欠損があります。そばにいた団員五名が軽度のやけど。他二名が擦り傷ですね…これに関してはリルネール様の御手を煩わせるまでもありませんが」
「是非癒させてください。どうせ、使わなければこの魔力も溢れるばかりなのですから」
「それは…いえ、リルネール様はそういうお方でしたね。ではよろしくお願い致します」
「はい!」
どうも、十六歳のリルネール・アマリア=バーグレイです。
今日は騎士団の訓練場の近くの兵舎にお仕事だよ! 魔法の暴発か~……僕はなったことないけどたまに話は聞くよね。子供が自分の身の丈に合わない魔法を使おうとしてだったり、最近だと大規模討伐戦なんかで暴発事故があったって聞いたな~。教会で治すにもお布施がいるし怪我した人は大変だろうなぁ。え?僕が直してあげればって? いや、僕は一応騎士団専属だから……僕が勝手に言ってるだけだけど……
レオナルドに連れられ、リルネールが兵舎へと近づくと、こちらに気が付いた人影が走ってきた。近づいて見えたその顔は切羽詰まっていて、見るからに顔色が悪い。
「団長! リルネール様!」
「あいつは?」
「錯乱していて暴れてしまうので魔法で眠らせました。あの、リルネール様…アイツの…ジャンの手は……」
「はい、必ず癒します。大丈夫です、ジャンさまのもとへ案内してくださいますか?」
「ありがとうございます! 勿論です!! こちらですリルネール様!」
「行きましょうリルネール様」
「はい」
は~それにしても久しぶりの出動だから緊張するなぁ。まあ僕の魔法で治さないと無駄にお金かかるしね。気合も入るってものよ!
「サム! リルネール様は…あ、リルネール様! ジャンのやつまた起きてしまったんです。今寝かせますから…」
確かに、さっきから大声で叫んでいるのが聞こえるぞ。変に痛みが残る怪我の仕方しちゃったんだな……いっそ消し炭になれば多少はマシだったかもしれないのに。寝かすって言ってもあんまり錯乱状態の人に魔法をかけ続けるのも危険だし…でもそう、寝かせてくれるならまあ、ジャンくんも危なくないかしら?
「痛いっ! 痛いぃい!! ぼくの、ぼくの手がっ! あ、ぁあっ!!」
「おいジャン暴れるな! 怪我が酷くなるぞ! おい早くもう一回寝かせろ!」
「は、はい!」
うーん、まだ見えないけど、レオナルドさまの説明と声だけ聞くとこれは相当な怪我かな?
「お待たせしてすみませんリルネール様。…ジャン、相当に痛いみたいで、さっきも寝かせる前は今みたいに暴れて……」
「僕はいくらだって待てますがそれではジャンさまがお辛いでしょう? 寝かせる手間がかかっている分痛みも長引いているのですから尚更早く治療してしまわないといけませんね。ジャンさまは? どちらですか? こちら?」
「───っ、こちらですリルネール様」
えっ何その反応。なんかまずいこと言った? 言っちゃった??
「…しゃしゃり過ぎましたかね」
「いえ、そうではないと思いますよ」
「そうではないとは…? レオナルドさま」
「ふふ、さて」
「?」
な、なんだよ…気になるでしょ……まあとにかくジャンくんの怪我だ。ちゃんと治すぞー
「おい! リルネール様をお連れしたぞ!」
「あっ!! リルネール様! お願いします、ジャンの手、ボロボロで…」
「はい、直ぐに」
「えっ」
「天に御坐します主よ。我らが女神アマリア様。この者の傷を癒したまえ」
さぁ、女神さま、及び僕の有り余る魔力さんたち。ジャンくんの怪我を治してください! 指も生やしてください!! お願いします!! あ、そうだ、剣だことか、硬くなった掌とかは治さなくっても大丈夫だから~……こんなもんか? これくらいの放出で平気かな?
「──光が」
さて、どう?
「凄い…手が、指が生えてる……裂傷も、こんな短い詠唱で……」
「ジャンさま、ジャンさま。起きてくださいますか…?」
「ぅ、ん、あ、あ! 僕の、ぼくの手、が……? あっあれ? あ、あ! 僕の手が!!」
「どうですか? ジャンさま」
どうどう? ちょっと見せてくれる? あー良かった! 綺麗に治ってるじゃん!! 爪もちゃんと乗ってるし…へージャンくん綺麗な手してるじゃん。いやまあ男らしくはあるけどやっぱり新人さんだからかな。まだ柔らかい感じが残ってて…うーん良いね!!
「ぅ、あ! り、リルネール様!! な、何故ここに…」
「馬鹿お前そりゃお前を治しにきてくださったんだよ! ジャン!!」
「えっ?? り、リルネール様が? ぼ、わ、私の傷を……? そんな…」
「はい、僕が治しました。どうですか? きちんと指先まで感覚はありますか? 動かしづらいとか、突っ張るなど違和感はありませんか?」
「え、えっと…あ、ありません、ありません! リルネール様!! ありがとうございます! 本当に、あ、ありがとうございます!!」
「いえ、きちんと治せたのなら良かった……さて、他の怪我人の方もこちらへ。直ぐ癒してしまいましょう」
「は、はい! ありがとうございますリルネール様…! おいお前達、こっちにきて並べ!」
よーし治すぞ治すぞー! 魔力全開じゃ~!!
「リルネール様……」
▲▽▲
「リルネール様、今日は誠にありがとうございます。おかげさまで団員のほとんどの不調が治りました…まさかあの場にいなかった者の体調不良まで癒してしまわれるとは。しかしよろしかったのですか? 元々はジャンの傷の治療と、他数名だけでしたのに…ご気分が優れないだとか、不調などは?」
「ふふ、ご心配には及びませんレオナルドさま。僕は今もとても元気ですし、騎士団のお役に立てるのでしたらまだまだ足りないくらいです」
「それは…」
レオナルドは柔らかく笑みを浮かべるリルネールを見て、胸が締め付けられる思いだった。
この方はいつだってそうだ。その希有な御身のせいで友人もおらず、そのせいかいつまでも無垢であり続けるリルネール様。アレクセイ様との事は驚いた、話が事実ならばあまりにも無邪気すぎる雰囲気。男だろうが女だろうが性を、快楽を知れば婀娜っぽくなったり、雰囲気が変わったりするものだが、リルネール様は全く変わらなかった。そのせいで自分も、わからなかったのだろう。
「それではリルネール様、部屋でお休みください」
「はい。送ってくださりありがとうございました。レオナルドさま」
できるなら、このままリルネール様の身体を掻き抱いてベッドへ押し倒してしまいたい。その甘やかな声を奏でる唇に噛み付いて、細い腰に自分の腰を打ち付けたい。
でも
「……リルネール様」
「はい、どうしました? レオナルドさ、まっ、ぁ、んむ、ぅ」
きっとまだ時期ではない。リルネール様はきっとまだご自分の気持ちにお気づきではない。いや、もしかしたらわざと目を背けているのかも知れない。ならば待とう。それからでもきっと遅くはない。だから今はこれだけで───
「は、ふふ。それでは、また。リルネール様」
「ふ、は、はい…。また。レオナルドさま」
▲▽▲
ま、またキスされた……。やっぱり狙われてるのかなぁ…? アレクセイお兄さまには…黙ってよ。
うーむ、疲れてはいないけどベッドに横になったら眠くなってきたな……うん、寝よう。アレクセイお兄さまへはレオナルドさまが報告してくれるだろうし……おやすみなさい…ぐぅ
「いえ! 団員さまたちには悪いと思うのですが、僕の魔法が役に立つのなら願ってもないことです。確か魔法の暴発…でしたか?」
「はい、新人がやらかしまして。本人は両腕に重度のやけどと裂傷。それと指の欠損があります。そばにいた団員五名が軽度のやけど。他二名が擦り傷ですね…これに関してはリルネール様の御手を煩わせるまでもありませんが」
「是非癒させてください。どうせ、使わなければこの魔力も溢れるばかりなのですから」
「それは…いえ、リルネール様はそういうお方でしたね。ではよろしくお願い致します」
「はい!」
どうも、十六歳のリルネール・アマリア=バーグレイです。
今日は騎士団の訓練場の近くの兵舎にお仕事だよ! 魔法の暴発か~……僕はなったことないけどたまに話は聞くよね。子供が自分の身の丈に合わない魔法を使おうとしてだったり、最近だと大規模討伐戦なんかで暴発事故があったって聞いたな~。教会で治すにもお布施がいるし怪我した人は大変だろうなぁ。え?僕が直してあげればって? いや、僕は一応騎士団専属だから……僕が勝手に言ってるだけだけど……
レオナルドに連れられ、リルネールが兵舎へと近づくと、こちらに気が付いた人影が走ってきた。近づいて見えたその顔は切羽詰まっていて、見るからに顔色が悪い。
「団長! リルネール様!」
「あいつは?」
「錯乱していて暴れてしまうので魔法で眠らせました。あの、リルネール様…アイツの…ジャンの手は……」
「はい、必ず癒します。大丈夫です、ジャンさまのもとへ案内してくださいますか?」
「ありがとうございます! 勿論です!! こちらですリルネール様!」
「行きましょうリルネール様」
「はい」
は~それにしても久しぶりの出動だから緊張するなぁ。まあ僕の魔法で治さないと無駄にお金かかるしね。気合も入るってものよ!
「サム! リルネール様は…あ、リルネール様! ジャンのやつまた起きてしまったんです。今寝かせますから…」
確かに、さっきから大声で叫んでいるのが聞こえるぞ。変に痛みが残る怪我の仕方しちゃったんだな……いっそ消し炭になれば多少はマシだったかもしれないのに。寝かすって言ってもあんまり錯乱状態の人に魔法をかけ続けるのも危険だし…でもそう、寝かせてくれるならまあ、ジャンくんも危なくないかしら?
「痛いっ! 痛いぃい!! ぼくの、ぼくの手がっ! あ、ぁあっ!!」
「おいジャン暴れるな! 怪我が酷くなるぞ! おい早くもう一回寝かせろ!」
「は、はい!」
うーん、まだ見えないけど、レオナルドさまの説明と声だけ聞くとこれは相当な怪我かな?
「お待たせしてすみませんリルネール様。…ジャン、相当に痛いみたいで、さっきも寝かせる前は今みたいに暴れて……」
「僕はいくらだって待てますがそれではジャンさまがお辛いでしょう? 寝かせる手間がかかっている分痛みも長引いているのですから尚更早く治療してしまわないといけませんね。ジャンさまは? どちらですか? こちら?」
「───っ、こちらですリルネール様」
えっ何その反応。なんかまずいこと言った? 言っちゃった??
「…しゃしゃり過ぎましたかね」
「いえ、そうではないと思いますよ」
「そうではないとは…? レオナルドさま」
「ふふ、さて」
「?」
な、なんだよ…気になるでしょ……まあとにかくジャンくんの怪我だ。ちゃんと治すぞー
「おい! リルネール様をお連れしたぞ!」
「あっ!! リルネール様! お願いします、ジャンの手、ボロボロで…」
「はい、直ぐに」
「えっ」
「天に御坐します主よ。我らが女神アマリア様。この者の傷を癒したまえ」
さぁ、女神さま、及び僕の有り余る魔力さんたち。ジャンくんの怪我を治してください! 指も生やしてください!! お願いします!! あ、そうだ、剣だことか、硬くなった掌とかは治さなくっても大丈夫だから~……こんなもんか? これくらいの放出で平気かな?
「──光が」
さて、どう?
「凄い…手が、指が生えてる……裂傷も、こんな短い詠唱で……」
「ジャンさま、ジャンさま。起きてくださいますか…?」
「ぅ、ん、あ、あ! 僕の、ぼくの手、が……? あっあれ? あ、あ! 僕の手が!!」
「どうですか? ジャンさま」
どうどう? ちょっと見せてくれる? あー良かった! 綺麗に治ってるじゃん!! 爪もちゃんと乗ってるし…へージャンくん綺麗な手してるじゃん。いやまあ男らしくはあるけどやっぱり新人さんだからかな。まだ柔らかい感じが残ってて…うーん良いね!!
「ぅ、あ! り、リルネール様!! な、何故ここに…」
「馬鹿お前そりゃお前を治しにきてくださったんだよ! ジャン!!」
「えっ?? り、リルネール様が? ぼ、わ、私の傷を……? そんな…」
「はい、僕が治しました。どうですか? きちんと指先まで感覚はありますか? 動かしづらいとか、突っ張るなど違和感はありませんか?」
「え、えっと…あ、ありません、ありません! リルネール様!! ありがとうございます! 本当に、あ、ありがとうございます!!」
「いえ、きちんと治せたのなら良かった……さて、他の怪我人の方もこちらへ。直ぐ癒してしまいましょう」
「は、はい! ありがとうございますリルネール様…! おいお前達、こっちにきて並べ!」
よーし治すぞ治すぞー! 魔力全開じゃ~!!
「リルネール様……」
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「リルネール様、今日は誠にありがとうございます。おかげさまで団員のほとんどの不調が治りました…まさかあの場にいなかった者の体調不良まで癒してしまわれるとは。しかしよろしかったのですか? 元々はジャンの傷の治療と、他数名だけでしたのに…ご気分が優れないだとか、不調などは?」
「ふふ、ご心配には及びませんレオナルドさま。僕は今もとても元気ですし、騎士団のお役に立てるのでしたらまだまだ足りないくらいです」
「それは…」
レオナルドは柔らかく笑みを浮かべるリルネールを見て、胸が締め付けられる思いだった。
この方はいつだってそうだ。その希有な御身のせいで友人もおらず、そのせいかいつまでも無垢であり続けるリルネール様。アレクセイ様との事は驚いた、話が事実ならばあまりにも無邪気すぎる雰囲気。男だろうが女だろうが性を、快楽を知れば婀娜っぽくなったり、雰囲気が変わったりするものだが、リルネール様は全く変わらなかった。そのせいで自分も、わからなかったのだろう。
「それではリルネール様、部屋でお休みください」
「はい。送ってくださりありがとうございました。レオナルドさま」
できるなら、このままリルネール様の身体を掻き抱いてベッドへ押し倒してしまいたい。その甘やかな声を奏でる唇に噛み付いて、細い腰に自分の腰を打ち付けたい。
でも
「……リルネール様」
「はい、どうしました? レオナルドさ、まっ、ぁ、んむ、ぅ」
きっとまだ時期ではない。リルネール様はきっとまだご自分の気持ちにお気づきではない。いや、もしかしたらわざと目を背けているのかも知れない。ならば待とう。それからでもきっと遅くはない。だから今はこれだけで───
「は、ふふ。それでは、また。リルネール様」
「ふ、は、はい…。また。レオナルドさま」
▲▽▲
ま、またキスされた……。やっぱり狙われてるのかなぁ…? アレクセイお兄さまには…黙ってよ。
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