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人助けをしましょう
芋がありました
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翌日、私は魔獣馬に作って上げたお菓子「カヌレ」と「ブリュレ」を籠にいっぱい入れ、リュシアンをお供に男爵領の町の真ん中を闊歩していた。
昨日の夜、アルベールとふたりで冒険者ギルドを探ってきたリュシアンはやや寝不足気味だが、私のお供に適切な人材が他にいないのだからしょうがない。
まあ、通常ならアルベールが付いてくるところだが、ローズさんの所にはドワーフのガストンさんが訪ねてくるかもしれないと伝えたら、エルフのアルベールは同行を遠慮することになった。
「そんなにエルフとドワーフって仲が悪いの?」
いや、「異世界あるある設定」だと思いますけどね?
「んー、ざっくり言うと仲は良くないが、個人個人の付き合いは普通だぞ?今回は向こうのドワーフがエルフ嫌いかもしれないから、様子見だろう。アルベールもドワーフ嫌いじゃないしな」
リュシアンの話だと、エルフでも冒険者をやっているエルフは考え方が柔軟な人が多く、ドワーフだからと言って毛嫌いする人は少ないらしい。
ただ、ドワーフも冒険者なら同様だが、鍛冶師などの職人気質丸出しのドワーフにはエルフ嫌いの人が多いらしい。
「ガストンさんがエルフ嫌いじゃなければいいけど」
「冒険者相手の鍛冶師なら、エルフが嫌いって奴より、道具を大事にしない奴が嫌いだから大丈夫だろ」
・・・確かに、折角作った武器や道具をぞんざいに扱われて壊されたら腹が立つわね。
しかも冒険者の中には、自分の実力に見合わない武器を金にまかせて買って使う奴がいて、一流の鍛冶師はそういう冒険者が死ぬほど嫌いだそうだ。
私はその話にチラッとリュシアンの剣を盗み見る。
脱出するために間に合わせで買った武器だからな・・・。
もう少しリュシアンたちに合った武器を与えてあげたいな・・・。
「ん?あそこで手を振っているのがローズさんか?」
「うん。そう。あ、ガストンさんもエリク君もいる」
私は横を歩くリュシアンの手を握り、ローズさんたちの元へと走りだした。
昨日と同じく、ローズさんの宿屋に案内されて食堂の椅子にリュシアンと隣同士で座る。
「お嬢ちゃん、お菓子をありがとうね。ここいらじゃ小麦が高いからパン以外はあまり使わないようにしているんだよ。嬉しいねぇ」
ローズさんも女性だね。
お菓子を目の前に、にんまりと笑顔です。
「ワシは酒のほうが嬉しいがな・・・」
そんな少女のようなローズさんを横目にガストンさんが呟く。
あ、やっぱり、ドワーフってお酒が好きなんだ。
「それより、お父さんかな?無事に町に入れたんだね」
「ちがっ!俺はお嬢と同じ冒険者パーティーで家族だけど・・・父親じゃ・・・」
そんな動揺して、しどろもどろにならないでよ。
怪しさが増すでしょうに。
案の定、ガストンさんが目を眇めてリュシアンを観察し始めた。
「リュシアンは父親ではありません。でも、大事な家族です。それで、昨日リュシアンが冒険者ギルドを調べてきたんですが・・・」
早めに話題を変えてガストンさんの興味を別に移してしまえ。
そう、昨日の夜アルベールたちが調べて分かったことを・・・。
「・・・つまり、ギルマスたちはギルドの隠し部屋に捕らわれていて、外へ連絡する手段が無いのか?」
「そんな、ギルマスたちが・・・」
リュシアンの話を聞いて、ガストンさんとローズさんは顔色を悪くしてショックを受けてしまった。
たぶん、この町の状態を打破できるとしたら、冒険者ギルドの存在だけだったのだろう。
「ああ。たぶんギルマスたちが捕らわれたのは、内部に裏切り者がいたからだろう。でなければ、ギルマスとサブマスの両名が一緒に捕らわれることはない。それに、町に蔓延っているゴロツキ共の実力じゃ、ギルマスたちを捕らえることができないから、何か不意を突かれたか薬を使われたか・・・」
ますますふたりの顔から血色が失われていく。
冒険者ギルドには、いざとなったときの避難場所として、またはヤバイ奴らの捕獲場所として隠し部屋が設けられているらしい。
たぶんトゥーロン王国王都の冒険者ギルドにもあったんだろうな・・・そしてそこに獣人たちを匿っていたんだろうな・・・。
このゴダール男爵領地の領都、まあ規模は町なんだけど、リュイエの冒険者ギルドにも隠し部屋があって、ここは地下にあるらしいんだけど、そこを調べたらギルマスとサブマスの他、数名のギルド職員が捕らわれていた。
しっかりと何かの魔道具で施錠されていて助け出すことはできなかったし、手紙のやりとりも声を聴くことも届けることもできない。
ただ、アルベールの魔力感知に引っ掛かっただけ。
その部屋にいるうちのふたりの魔力がなかなかに多かったので、部屋の中に捕らわれいるのがギルマスとサブマスと判断したらしい。
「他の町のギルドの話では、リュイエのギルドから定期連絡は入っていて、しかも「問題なし」との報告があるらしいから、誰かギルド職員が誤魔化しているんだろう」
「・・・ギルド職員もほとんどが町の出身者だよ。ギルマスとサブマスみたいに余所から来た奴が裏切ったのかね?」
ローズさんの予想にエリク君がうーんと唸り、ぱあっと顔を上げて「あっ!」と声を出した。
「どうした?」
「ギルド職員で町をウロウロ歩いている姉ちゃんがいたよ!あの人は同じギルド職員の奥さんで、確か余所から嫁に来たって言ってた!」
「ああ・・・あの、女か・・・」
ガストンさんの口ぶりから、あんまりよろしくないタイプの女性だなと思った。
「その女を捕まえても大したことは聞き取れないだろう。とにかく男爵が消息不明で跡継ぎがハッキリしていない今、ギルマスとサブマスを解放しこちらの味方に付けることが先決だと思うぞ」
「そうだな。ラウルさえ戻ってくれば・・・。しかし、ブリジット様も助けなけばならないし、エミール様のこともある。一日も早くギルマスとサブマスを解放し、あのナタンが連れて来た奴等を一掃しなければ・・・」
「町の出入りも禁止されているから、冒険者も商人も来ないし、外に働きに出ていたみんなも町に入れないし。ブリジット様の家族も彼女のことが分からないで外にいるのかと思うと、あたしゃ心配だよ」
ブリジット様の実家は牧場を営んでいて、領地の外に牛や馬を放牧に行ったまま、閉め出されているのだそうだ。
「ギルマスとサブマスたちは魔道具を使って監禁されているから、解放は俺たちに任せてくれないか?それよりこの町の人達はどうなっている?ナタンに味方しているのは多いのか?」
うーん、これ大きさがいまいち小さいな・・・。
「なんでアンタたちがこの町やゴダール男爵領のことに首を突っ込むんだ?冒険者ならこんな問題だらけの町などさっさと出て行って、違う町に行くだろうが?」
「・・・それは、お嬢が・・・」
「ナタンのことを良く思っている奴等なんてそんなにいないよ、居たとしてもみんな余所者さ。ブリジット様たちを助けるなら、100人でも200人でも人手を集ってみせるよ!」
「俺も!俺も!爺ちゃんが男爵家で庭師をしているから、俺も男爵家に詳しいし!家の間取りも分かるし!」
小さいけど、数はあるわね。
種類がひとつじゃないみたい。
いろんな品種があるのかな?
「・・・お嬢、何やってんだ?」
「へ?」
あ、つい。
「えへへへ。お芋がいっぱいあるから気になって。ん?どうしたの?」
なんか、リュシアン以外の皆さんもだあーっ、て脱力してますけど?
「今は芋どころじゃないだろう?ギルマスたちのことも男爵家のこともあるのに、何呑気に芋を眺めてるんだよぅ」
「失礼ね!呑気に眺めていたわけじゃないわよ!この芋を使えば土地の痩せているこの土地でもお腹いっぱい食べれるかもって考えていたんだから!」
さっき、ローズさんが言ってたでしょ?
小麦が高いって。
だから、お芋を使って食料危機を乗り越えるのと、何か芋料理で町起こしができないかな?って考えていたのに。
そう熱弁する私に、町民の3人はびっくり眼で私を見つめたまま固まっていた。
ギルマスたち救出作戦と、ブリジット様たち男爵家解放作戦と、芋料理開発とみんなまとめてやるぞー!
「いや・・・そんなにやること増やして、自分から自分の首絞めて、何してんだよお嬢・・・。俺がアルベールの爺さんに怒られるんだけど・・・」
うるさいっ!やると言ったら、やるのよ!
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「ガストンさんがエルフ嫌いじゃなければいいけど」
「冒険者相手の鍛冶師なら、エルフが嫌いって奴より、道具を大事にしない奴が嫌いだから大丈夫だろ」
・・・確かに、折角作った武器や道具をぞんざいに扱われて壊されたら腹が立つわね。
しかも冒険者の中には、自分の実力に見合わない武器を金にまかせて買って使う奴がいて、一流の鍛冶師はそういう冒険者が死ぬほど嫌いだそうだ。
私はその話にチラッとリュシアンの剣を盗み見る。
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もう少しリュシアンたちに合った武器を与えてあげたいな・・・。
「ん?あそこで手を振っているのがローズさんか?」
「うん。そう。あ、ガストンさんもエリク君もいる」
私は横を歩くリュシアンの手を握り、ローズさんたちの元へと走りだした。
昨日と同じく、ローズさんの宿屋に案内されて食堂の椅子にリュシアンと隣同士で座る。
「お嬢ちゃん、お菓子をありがとうね。ここいらじゃ小麦が高いからパン以外はあまり使わないようにしているんだよ。嬉しいねぇ」
ローズさんも女性だね。
お菓子を目の前に、にんまりと笑顔です。
「ワシは酒のほうが嬉しいがな・・・」
そんな少女のようなローズさんを横目にガストンさんが呟く。
あ、やっぱり、ドワーフってお酒が好きなんだ。
「それより、お父さんかな?無事に町に入れたんだね」
「ちがっ!俺はお嬢と同じ冒険者パーティーで家族だけど・・・父親じゃ・・・」
そんな動揺して、しどろもどろにならないでよ。
怪しさが増すでしょうに。
案の定、ガストンさんが目を眇めてリュシアンを観察し始めた。
「リュシアンは父親ではありません。でも、大事な家族です。それで、昨日リュシアンが冒険者ギルドを調べてきたんですが・・・」
早めに話題を変えてガストンさんの興味を別に移してしまえ。
そう、昨日の夜アルベールたちが調べて分かったことを・・・。
「・・・つまり、ギルマスたちはギルドの隠し部屋に捕らわれていて、外へ連絡する手段が無いのか?」
「そんな、ギルマスたちが・・・」
リュシアンの話を聞いて、ガストンさんとローズさんは顔色を悪くしてショックを受けてしまった。
たぶん、この町の状態を打破できるとしたら、冒険者ギルドの存在だけだったのだろう。
「ああ。たぶんギルマスたちが捕らわれたのは、内部に裏切り者がいたからだろう。でなければ、ギルマスとサブマスの両名が一緒に捕らわれることはない。それに、町に蔓延っているゴロツキ共の実力じゃ、ギルマスたちを捕らえることができないから、何か不意を突かれたか薬を使われたか・・・」
ますますふたりの顔から血色が失われていく。
冒険者ギルドには、いざとなったときの避難場所として、またはヤバイ奴らの捕獲場所として隠し部屋が設けられているらしい。
たぶんトゥーロン王国王都の冒険者ギルドにもあったんだろうな・・・そしてそこに獣人たちを匿っていたんだろうな・・・。
このゴダール男爵領地の領都、まあ規模は町なんだけど、リュイエの冒険者ギルドにも隠し部屋があって、ここは地下にあるらしいんだけど、そこを調べたらギルマスとサブマスの他、数名のギルド職員が捕らわれていた。
しっかりと何かの魔道具で施錠されていて助け出すことはできなかったし、手紙のやりとりも声を聴くことも届けることもできない。
ただ、アルベールの魔力感知に引っ掛かっただけ。
その部屋にいるうちのふたりの魔力がなかなかに多かったので、部屋の中に捕らわれいるのがギルマスとサブマスと判断したらしい。
「他の町のギルドの話では、リュイエのギルドから定期連絡は入っていて、しかも「問題なし」との報告があるらしいから、誰かギルド職員が誤魔化しているんだろう」
「・・・ギルド職員もほとんどが町の出身者だよ。ギルマスとサブマスみたいに余所から来た奴が裏切ったのかね?」
ローズさんの予想にエリク君がうーんと唸り、ぱあっと顔を上げて「あっ!」と声を出した。
「どうした?」
「ギルド職員で町をウロウロ歩いている姉ちゃんがいたよ!あの人は同じギルド職員の奥さんで、確か余所から嫁に来たって言ってた!」
「ああ・・・あの、女か・・・」
ガストンさんの口ぶりから、あんまりよろしくないタイプの女性だなと思った。
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「町の出入りも禁止されているから、冒険者も商人も来ないし、外に働きに出ていたみんなも町に入れないし。ブリジット様の家族も彼女のことが分からないで外にいるのかと思うと、あたしゃ心配だよ」
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「・・・それは、お嬢が・・・」
「ナタンのことを良く思っている奴等なんてそんなにいないよ、居たとしてもみんな余所者さ。ブリジット様たちを助けるなら、100人でも200人でも人手を集ってみせるよ!」
「俺も!俺も!爺ちゃんが男爵家で庭師をしているから、俺も男爵家に詳しいし!家の間取りも分かるし!」
小さいけど、数はあるわね。
種類がひとつじゃないみたい。
いろんな品種があるのかな?
「・・・お嬢、何やってんだ?」
「へ?」
あ、つい。
「えへへへ。お芋がいっぱいあるから気になって。ん?どうしたの?」
なんか、リュシアン以外の皆さんもだあーっ、て脱力してますけど?
「今は芋どころじゃないだろう?ギルマスたちのことも男爵家のこともあるのに、何呑気に芋を眺めてるんだよぅ」
「失礼ね!呑気に眺めていたわけじゃないわよ!この芋を使えば土地の痩せているこの土地でもお腹いっぱい食べれるかもって考えていたんだから!」
さっき、ローズさんが言ってたでしょ?
小麦が高いって。
だから、お芋を使って食料危機を乗り越えるのと、何か芋料理で町起こしができないかな?って考えていたのに。
そう熱弁する私に、町民の3人はびっくり眼で私を見つめたまま固まっていた。
ギルマスたち救出作戦と、ブリジット様たち男爵家解放作戦と、芋料理開発とみんなまとめてやるぞー!
「いや・・・そんなにやること増やして、自分から自分の首絞めて、何してんだよお嬢・・・。俺がアルベールの爺さんに怒られるんだけど・・・」
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