君を染めるために。

たじょう鹿

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始まりなんて。

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橙色に染まっている光を身に受けながら外を見ていた。

白い校舎に囲まれた。自然が不自然な中庭。

真ん中の方に高さ2メートルくらいの白い檻がある。

そこにショートカットの女子がいた。

それは何気ない日常の風景。

違和感などない。

この華川高等学校では白いウサギを飼育している。

そのため朝と放課後に餌をあげている。

あの女子は飼育委員なのだろう。



などと、放課後に一人で外を見ているなんて虚しい。

早く家に帰りたい。

が、バスケ部に所属している圭介に待っているように言われたのを承諾してしまったのだ。



と、思っているとドアの開く音が聞こえた。

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