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ここだけ王道とか、
しおりを挟む「きゃぁぁぁぁ」
「うぉぉぉぉぉ」
「かっこいぃ」
「抱いてぇ」
どうした⁉︎
どういうことだ⁉︎
みんな頭おかしくなったのか⁉︎
今は入学式の最中である。
驚いて周りを見回していると秋が説明してくれた。
「みんな生徒会が好きなんだよ。」
秋はげっそりした顔でそう言って終わらせようとした。
『もっと詳しく!』
それだけではわからない。
生徒会?
「かっこいいんだってさ。」
ここ男子校だろ?
憧れてるからって。
まぁそれは良いんだが、そんなに叫ばなく良くないか。
「生徒会に入ってるのは、顔、学力、家柄、運動神経全て完璧っていう、ハイスペック集団なの」
だから人気があるってことか。
『でもさっきは叫んだり騒いだりしてなかっただろ。』
みんな普通の生徒だった。
生徒会の話なんかしてなったし、今みたいに非常識なわけでもなかった。
秋は頷きながら言った。
「いつもはちゃんと生徒会が管理してるんだ。問題起こさないように。」
ふぅん。
「でも、姿はなかなか見れないから興奮したんだろ。」
へぇ。
それって生徒会の連中と関わるとめんどくさいことになるのでは。
「だから生徒会に属してるやつに近付こうとすると、僻みとかでいじめが起きそうなとこなんだけど、うちの生徒会長はちゃんとしてるっていうか、常識人だから、そうゆうの許さないんだ。」
結構真面目なのな。
でも、生徒会長は、ってとこが気になるけど。
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