生命の樹

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第12話 クジラの上で

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 背が高くがっしりとした体格。太い眉でタフな印象を与える顔。

「久しぶりだね。数年ぶりかな。グラシアちゃんに覚えられてないか心配だったけど、覚えてくれていてよかったよ」

 そうにこりと笑うトニー博士。なぜか頼もしさを感じるその話し方や佇まいはそのままだ。安心して身を全て任せてもいいような気すらしてくる。でも、その一方で何かつかみ切れない。身を任せた先には何もないような。全てをさらけ出しているように見えて、何も見せていない。勝手にそんなイメージを抱いていて。

「何の用ですか?」

 クジラの件もあって、なんとなしに怪しい気がして。

「あ~」

 そう宙に視線を向けるトニー博士。そして、含んだ笑いを僕に向け、

「教えるのはいいけど。これだけは守って欲しいんだ。これからすることは誰にも言っちゃだめだよ。バンにもね」

 そう言って、立ち上がるトニー博士。グラシアの手を引いて部屋の外に向かう。いやな気までとはいかないが、何かが怪しい。

 そんな僕の手をグラシアが握る。じんわりと快感が広がっていく。

「行こうよ」

 グラシアがそう僕の手を引っ張る。

「そうだよ。早くいこう」

 トニー博士が急かしてくる。そして、トニー博士は僕の返事も待たずにグラシアの手を引き歩き出す。考える時間すら与えられない。思わず、僕は空気に流され歩き出してしまう。

 そのまま僕たちはトニー博士の研究室に向かって歩いていた。

「知ってるかい」 

 歩きながらトニー博士は話し出した。

「『軍隊草』はグラシアがわざと襲わせた。そんな指摘があったんだよ」

 バン博士からうっすらと聞いた話だ。断言できる。そんなわけがない。あれだけ危ない目にあって。でも……。

「その決断を下す人たちが誰も見てないからね。好きかって言えるのさ」

 トニー博士は自分の研究室のドアを開ける。

「その意見を押さえつけたいんだよ」

 研究室の中は、壁には膨大な量の本が詰まっていた。机の上には開いたままの文書があり、パイプがはしごに伸び、天井に向かって消えていた。また、試験管やビーカーなどの実験器具がゴソゴソと散らばっていた。

 思っていたような最新な器具がそろっているようではなくて、

「少し待ってて」

 そう言ってトニー博士は奥の部屋に消えた。ちらりと見えたのは見たことのような機械の数々、どうやらここは事務室的な感じなのだろう。

「待たせたね」

 トニー博士の両手には瓶が握られていた。片方の瓶には一本の『生命の樹』が入っていて、もう片方の瓶には無数の『生命の樹』が詰められていた。

「このある要素を詰めた『生命の樹』を作ったんだけどさ、複製したくて」

 そう言ってトニー博士は『生命の樹』が一本しか入っていない方の瓶を持ち上げる。見た目では全く見分けがつかない『生命の樹』。それがどうやって意見を抑えるものとなるのだろう。

「君にしか頼めないんだよ」

 そう言って、無数の『生命の樹』が入った瓶を僕に渡してくる。僕はそのまま半ば流されるままその瓶を自分の体に押し当てた。

 ゆっくりと僕の体に入ってくる『生命の樹』。

 ……気のせいか?

 なんだかいつもの『生命の樹』と違うような。そう思う頃には体に入れた『生命の樹』は僕の体と同化し始めて。同化し終えると僕はその『生命の樹』を体の外に出した。

 僕の体を作る『生命の樹』は小さな突然変化を起こしていたらしい。変質がしやすい。

 普通、生命の樹同士が同化しあう際、お互い変質してしまうことがあるが、僕の『生命の樹』があれば、僕のほうだけ変質する。だから、僕が必要だったのだろう。

 トニー博士は僕の体から出された『生命の樹』を集め、ある要素を詰めた『生命の樹』が入った瓶に入れる。変化は目では分からないが新しく入れた『生命の樹』はその場で蠢く。

 またトニー博士は奥の部屋に戻っていって、しばらく待った。

「いやぁ、完璧だよ」

 そう言ってうれしそうな顔をしたトニー博士が顔を出した。満面の笑みで、相当嬉しいというのが全身から伝わってくる。こちらが面食らうほどだ。止まらないといった様子で笑い続けるトニー博士。

「それは結局なんですか?」

 僕はそう尋ねた。

「『軍隊草』を操るのさ」

 うれしそうにトニー博士は言った。

「これにくっつければ、乗っ取ることが出来るはずだ」

 そうして持ってきたのは大量の『生命の樹』。一体どうしてこれだけあるのだろうと驚く。ただでさえ沢山治療に使ったことで無くなっているというのに。

「たくさん用意しよう。そしてその後は本番だ」

 トニー博士はにこりと笑った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 僕、トニー博士、グラシアは今、クジラに続く『暴食の樹』の上を歩いていた。

「きれいな景色だね」

 トニー博士が言う。

 確かに辺りは幻想的な雰囲気だった。月明かりにぼんやりと照らされた木々が空を掛けるように続いている。薄暗いこそ、風が吹くたびに、木々の葉のざわめきが強く感じられる。

 でも僕はそれに同意しない。すでに少し不服そうに歩くグラシア。見ることのできないグラシアには面白くないだろう。

 それにそれよりも考えないといけないことがある。おかしいことだらけだ。

「お外に来たの久しぶりだね~」

 そう言うグラシア。それがおかしい。

 ここに来るまで誰にも会わない。警備員にすら。グラシアが研究室の外に連れて行くなんて相当な許可を取らないといけないのに、許可を取っている様子もない。なのに、こんなあっさりと外に連れてきて、

「一体どうやったんですか?」

「まぁ、僕だからね」

 トニー博士はまるで当然だと言わんばかりに答えて。

 またくすぶっていた疑惑の念がまた少しずつ燃え上がり始めていて。

「なにしにきたの~?」

 グラシアは気分がいいのかスキップしながらトニー博士に尋ねる。

「少しだけクジラの上を歩きたくて。それよりグラシアちゃん眠くない?疲れてない?」

「うん大丈夫!」

 そう二人で仲良さげ話し始めた。その少し後ろを歩く僕。

 もうほとんどクジラの背中に合った植物については研究が終わったらしい。だから、ある程度は研究所に運び込まれたり、研究者が通ることで整備はされているが、いまだ戦いの後は色濃く残っている。

 焦げた木や、折れた木、木くずそれが月に照らされ、痛ましさより、寂しさだったり侘しさだったりを強くさせる。

 そのまま僕らは真っすぐ進む。そして、反対側近くに来た時にトニー博士がぽつりとつぶやく。

「この先でね。見つけたんだ」

 そこには三本の大木のようなものが立っていた。そう思った理由はその木には一切の葉や、枝が付いていなかった。月明かりに照らされた木肌が見えなければ間違いなく木とは思えなかった。

 木の形で言うと、高さよりも太さが目立つ。高さで言うと人、三人分くらい、それに不格好なほど太さがあって、

 まるで墓石みたいな木だ。

 見た時に直感的に抱いた感覚。その姿から何かモノ寂しさのようなものを感じて。
 よく見ると、三本のうち両端の二本の幹は縦に亀裂が入って、大きく裂けている。
 そこ湧き出るように花が咲いていて、奥を見るとそこには大量の死骸があった。『軍隊草』の。

「これは……」

 嫌な気が強くなっていく。

「大丈夫。死んでいるし。この木も不調なんだよ。生まれることはない」

 そういうトニー博士。グラシアも何も感じ取っていないということは間違いないだろう。僕はキュッとしまった心臓を緩ませた。

「この木はおそらく保存の木だね」

 トニー博士はそう言って木肌を撫でる。

 この木は植物を保存する木らしい。自分の体に入れた植物を体の中に生えた花で、まるで冬眠のような著しくエネルギーを使わない状態を作り出す。そして、強い大地エネルギーを感知するまで自分のエネルギーを徐々に与え続ける。エネルギーを与え続けるため、無駄な枝や葉を作らない。

 よく見ると、様々な場所がからからに乾ききっていて、木肌が剥がれ落ちている場所が多々あって。少し触るだけでもろもろと崩れていく。

 自分の体を犠牲にし、また自分の人生をかけて他種の命を保存し続ける。何のために生きているんだよ……お前は。

 進化した先が他種のために、自分の体を切り捨てるなんて……。

 そう僕が形容しがたい感情に襲われている中、トニー博士は例の『生命の樹』を辺りにばらまき始める。

「なにしてるんですか?」

 全てばらまき終えるとトニー博士は顔を上げる。

「この中には『軍隊草』が入っている。実際に操ろうと思ってね」

 トニー博士は腕を大きく広げると、

「さぁ、もう一度君の出番だ。君の『生命の樹』を使ってこの木を正常にして中の『軍隊草』を取り出そう」

 そう嬉しそうに言った。

「そんなの上が許してくれるわけ……」

「だから内緒なんだよ」

 僕の言葉に割り込んでくるトニー博士。当然のような表情をしていて。

「それに、いつ何かのタイミングでこの木がまた正常に働きだすかもしれない」

 そう言われると何とも言えない。かつ、自信たっぷりで話すトニー博士。グラシアは話に参加していない、つまり二人で話している状況なのに、場の空気はトニー博士に傾いている感じがして。素直にうなずけなかったが、否定も出来なかった。

 そうすると、トニー博士はそれを了承したと取ったのか、次々と準備を進めていく。またなんだか流されてやらざるを得ない状況になった僕。

「大丈夫。間違いなく出来るから」

 そう真っすぐ目を見て言われると頷くしかない。

 トニー博士はグラシアと説明を始めた。僕はいまだ実感が湧ききれないまま、手を真ん中にそびえたつ木に当てて。

 注射を打つ。次第に僕の手首あたりまでが『生命の樹』に変わっていって、僕は切り落とした。そして、僕の手はゆっくりと木に吸い込まれていくように徐々に木に変わっていく。

 そして、手首あたりまで行った時、僕は離れる。

 ピキッピキッ

 木の至る場所で縦に亀裂が走る。その亀裂はどんどんと大きくなっていき、それぞれの亀裂同士が繋がることで一気に大きな亀裂となって。

「来た」

 グラシアがそう言った。と同時に亀裂の隙間から影が見える。その影はみるみる増えていき、あふれ出す。

「グラシアちゃんよろしく」

 平然とした様子のトニー博士。

 地面一杯に敷き詰められた例の『生命の樹』が動いた。近くを通る『軍隊草』にとびかかるようにくっつく。そして融合していく。

「すごぉぉい」

 グラシアの驚く声。途端に『軍隊草』は動きを止める。それどころか、まだ融合してない『軍隊草』を押さえつけ、『生命の樹』が融合しやすくする始末。

 しばらくして割れ目から出てくる『軍隊草』はなくなり、全ての『軍隊草』は『生命の樹』と融合した。そして、グラシアの体を這いずり回る。グラシアの体の動きに合わせて、腕から足へと這いずり回る『軍隊草』。グラシアは腕を持ち上げ、人差し指を伸ばす。『軍隊草』は指先まではいずり、そして落ちていく。

 それを感じ取って微笑むグラシア。

「素晴らしい!」

 トニー博士は大きく手を叩く。誇らしげな顔のグラシア。トニー博士はグラシアの頭を撫でる。
 その内に地面にばらまかれているままの余った『生命の樹』が僕の腕を形成し始めた。

 トニー博士はグラシアの頭を撫で終えると、すぐに『軍隊草』を採取し始める。その間も『軍隊草』は身じろぎ一つも取らない。

 ……不意に僕は思った。この『生命の樹』だったら人すら操れるんじゃないかって。

 そんな僕のもとへ近寄ってくるグラシア。

「ルティ、私頑張ったよ!」

 そう言って頭を差し出してくる。

「……っ、あぁ、頑張ったね」

 一瞬、訳の分からない感情に支配され、返事に戸惑ってしまった。僕はすぐにグラシアの頭を撫でた。流れ込んでくる快感。その細い髪の感触。思わず軽くつかんで、はらはらと落として。ゆっくりと頭のさまざまな場所を撫でていって。ゆっくりと強くガシガシと頭を撫で始めて。

 ……あれっ?

 目の前で気持ちよさそうに撫でられるグラシア。

 そのグラシアの頭から手が離せない。

 そこで気づいた。自分の手が自分の物じゃないように動かないことに。自動的にグラシアの頭を撫で続ける僕の手。

 僕の体の芯からじんわりと広がる寒気。

「興味深いね」

 僕の耳元で声がした。思わず身じろぐ僕。

 見ると、いつの間にか採取を終えたトニー博士が隣に立っていて、僕の手をじっと見つめていた。

「……トニー博士……これって」

 僕は小声で話しかける。

「無意識的にグラシアちゃんが動かしているんだろうね」

 その言葉の裏には様々な感情が渦巻いていて、それを押さえつけようと話しているが、至る所から感情が漏れ出していて。

 ゾクゾクッ

 何とも知れない恐怖を感じた。

 暗闇ではっきりと見えないトニー博士の目。でも、その目はいつものような目ではなく。まるで狂気に魅入られた人間の目をしていて。

「ありがとう!」

 グラシアの声が聞こえた。見ると、いつの間にか頭を撫で終えていて、ニコニコと笑っているグラシア。

「……あぁぁ」

 それに何とか返事する僕。そして手を強く握った。自分の思い通りに動く手。

「じゃあ、グラシアちゃんよろしく」

 博士が言った。

「うん」

 そう言ってグラシアは『軍隊草』に手を伸ばす。

 その瞬間、そこにいるすべての『軍隊草』は体をねじり始めた。

 ブチっ、ブチ、ブ、ブチ

 至る所でねじ切れる音がして。

「エイッ」

 グラシアがそう言う言葉とともに全ての『軍隊草』は体をねじ切った。

「よかったね。内緒にしていてね。君も誰にも言っちゃだめだよ。ばれたらグラシアちゃん、まずくなるかもしれないから」

 耳元で囁くように言うトニー博士。

 僕は言葉が出てこなかった。

 その後、すぐにクジラの背中から帰ってきた僕たち。待っていたのはシーナだった。

「やぁ、実験は上手くいったよ」

 ニコニコと話しかけるトニー博士。シーナは今まで通りそっけない態度で、

「そうですか。じゃあ、自分の持ち場に戻りますね」

 そう言ってすたすたと廊下を歩いて行った。

「僕らも戻ろう」

 トニー博士はそう言って、僕らの過ごす部屋までやってきて。

「じゃあ、おやすみ」

 そう言って別れるとき、僕の耳元で言った。

「もちろん今日の話はバンに言っちゃだめだよ」

 どうしてシーナには話して、博士には何も言わないのだろうか。それを聞いたらまずい気がして僕は無言のまま別れた。
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