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はっきり言って今更である。
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自分の魔法の適性や魔力量などを全然知らないことに気づいた数日後……。
わたしは、今日お休みのお父様に魔法について聞いてみることにしました。
お父様の書斎へ向かいます。
コンコンコンッ
「お父様ルーナです。」
「入っていいよ。」
失礼しますと言って中に入ります。
お父様は書斎の机に座り、ちょっとした書類仕事をしていました。
休みの日のはずなのに仕事なんてうちのお父様は忙しいですね。
「お仕事中にごめんなさい。」
「いいんだよ。ちょうど一区切りついたところだし。
どうしたんだい?」
「えっと、実は魔法について自分が何の魔法を使えて、魔力の量とか何も知らないなと思って……。
そういうのを調べる道具とか、何かあったりしますか?」
「あぁ、そういえばそうだね。
一応知ることはできるんだが、8歳くらいまでは魔力量が増えるから、大体は8歳になってから調べるんだよ。」
「なるほど。そういうことなんですか。
お父様ありがとうございます!
じゃあ、わたしは誕生日が来た後で魔法の勉強の前にしらべるんですか?」
「ああ、そうだよ。
やはり、知ってたほうが勉強しやすいからね。」
やったぁ!
てことは、来週くらいですかね?
あぁ!何が使えて魔力量はどのくらいなんでしょう……!
あ、そういえば……
「何が使えるかその時に知れるんですか?
あと、使える魔法の種類は増えたりしますか?
練習すれば使えるようになったりとか…」
わたしは、気になったことを聞いてみました。
「うーん…まぁ、適性というか、今使えるようになるものは分かるね。
増やすのは無理ではない…ね。
簡単でもないけど。」
おぉーやっぱり適性わかるんですね!
増やすのはお父様の言い方とちょっと言いにくそうな、態度でそうとう難しいということはわかりました。
「魔法の適性は、それしか使えないとか決まってるわけではないんだよ。
ただ、適性があるものは魔力の消費さ少し少なかったり、魔法の完成までが早くなったりするんだ。
逆に適性がないものは、才能があるものや何10年も努力した者がやっと使えるようになる感じだな。」
一応増やせることは増やせるけど、天才か何十年もかけるか、ですか。
なら、まぁわたしには無理なことですね~。
せめて適性が1個でもあればいいんですが…。
まぁ、今なにをいっても意味は無いので、適性がなかったら時間はかかりますが地道に努力してみます!
あ、そういえばお父様やお母様は何が使えるんでしょう?
「お父様は何の魔法が使えるんですか?あ、あとお母様も。」
わたしがそう尋ねるとお父様は、びくっとわかりやすく動揺し、目が泳いでます。
まさか……。
「い、いや、お父様は魔法はそんなに得意じゃなくてね。
あ!でも、剣は強いからプラマイゼロだよね!ね?」
お父様は魔法は苦手なんですねー。
確かに脳き……細かいことは、苦手そうですからね。
でも、なんで魔法が苦手なくらいでこんなに焦ってるんですかね?
別に魔法が苦手だったり、魔力が少なくてあまり使えないだなんて少なくないでしょうに。
彼はルーナにかっこ悪いとか、残念(がっかり)と思われそうなことを、知られたくなかっただけだが、ルーナがそれに気づかなかった。
はっきり言って、今更である。
わたしは、今日お休みのお父様に魔法について聞いてみることにしました。
お父様の書斎へ向かいます。
コンコンコンッ
「お父様ルーナです。」
「入っていいよ。」
失礼しますと言って中に入ります。
お父様は書斎の机に座り、ちょっとした書類仕事をしていました。
休みの日のはずなのに仕事なんてうちのお父様は忙しいですね。
「お仕事中にごめんなさい。」
「いいんだよ。ちょうど一区切りついたところだし。
どうしたんだい?」
「えっと、実は魔法について自分が何の魔法を使えて、魔力の量とか何も知らないなと思って……。
そういうのを調べる道具とか、何かあったりしますか?」
「あぁ、そういえばそうだね。
一応知ることはできるんだが、8歳くらいまでは魔力量が増えるから、大体は8歳になってから調べるんだよ。」
「なるほど。そういうことなんですか。
お父様ありがとうございます!
じゃあ、わたしは誕生日が来た後で魔法の勉強の前にしらべるんですか?」
「ああ、そうだよ。
やはり、知ってたほうが勉強しやすいからね。」
やったぁ!
てことは、来週くらいですかね?
あぁ!何が使えて魔力量はどのくらいなんでしょう……!
あ、そういえば……
「何が使えるかその時に知れるんですか?
あと、使える魔法の種類は増えたりしますか?
練習すれば使えるようになったりとか…」
わたしは、気になったことを聞いてみました。
「うーん…まぁ、適性というか、今使えるようになるものは分かるね。
増やすのは無理ではない…ね。
簡単でもないけど。」
おぉーやっぱり適性わかるんですね!
増やすのはお父様の言い方とちょっと言いにくそうな、態度でそうとう難しいということはわかりました。
「魔法の適性は、それしか使えないとか決まってるわけではないんだよ。
ただ、適性があるものは魔力の消費さ少し少なかったり、魔法の完成までが早くなったりするんだ。
逆に適性がないものは、才能があるものや何10年も努力した者がやっと使えるようになる感じだな。」
一応増やせることは増やせるけど、天才か何十年もかけるか、ですか。
なら、まぁわたしには無理なことですね~。
せめて適性が1個でもあればいいんですが…。
まぁ、今なにをいっても意味は無いので、適性がなかったら時間はかかりますが地道に努力してみます!
あ、そういえばお父様やお母様は何が使えるんでしょう?
「お父様は何の魔法が使えるんですか?あ、あとお母様も。」
わたしがそう尋ねるとお父様は、びくっとわかりやすく動揺し、目が泳いでます。
まさか……。
「い、いや、お父様は魔法はそんなに得意じゃなくてね。
あ!でも、剣は強いからプラマイゼロだよね!ね?」
お父様は魔法は苦手なんですねー。
確かに脳き……細かいことは、苦手そうですからね。
でも、なんで魔法が苦手なくらいでこんなに焦ってるんですかね?
別に魔法が苦手だったり、魔力が少なくてあまり使えないだなんて少なくないでしょうに。
彼はルーナにかっこ悪いとか、残念(がっかり)と思われそうなことを、知られたくなかっただけだが、ルーナがそれに気づかなかった。
はっきり言って、今更である。
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