49 / 55
過去のこと
しおりを挟む
私はアウラを抱きしめて、はっと気が付きました。
乙女ゲームだった世代とか場所とかアウラに聞いたらいいんじゃない?と。
よくよく考えれば乙女ゲームにしたのはアウラですし、女神様なのでアウラ以上にわかる人なんていませんよね。
私としたことがなんでそんな簡単なことに気づかなかったんでしょう!
まぁ、ちょっと言い訳をさせてもらいますと一緒にいすぎてアウラ=女神っていうのを意識してなかったのと、アウラ=親友&家族という認識になっていたからですね。決して私がバカなだけとか、そんなことではないです。
ないんですからね?
それよりも、早く聞いてみることにしましょう。
「ねぇ、アウラ。お祖母様世代くらいから現在まででいつぐらいにどこが乙女ゲームとかの舞台になったの??
そしてその後どうなったの?
今ここ以外にも舞台になっている所はあるのかしら?
あ、あと私の他にも転生者はいる?」
私は途中から捲し立てるような勢いで、アウラに問いかけました。
アウラは私の勢いに少し驚いた後、苦笑しながら答えてくれました。
「ルーナ、そんな一度にたくさん聞かなくても、私は逃げないわよ。
まずは1つ目の質問だけどルーナのお祖母様世代にはこの国と別の大陸の国の2か所が乙女ゲームの舞台になったわ。
あとはルーナのお母様が子どもの頃くらいに同じ大陸の小国がなったわね。
あとはルーナのお母様が学園にいる時に別の大陸で3か所。
あとはちょうど今、同じ大陸で1か所。
で、その次がルーナたちが出てくるゲームで1か所ってところかしら。
ゲームと同じようになった所もあれば、全然違う所もあり、1部だけは違う所もあったわ。
まぁ、乙女ゲームの舞台はこれくらいかしらね。」
お、おぉう。だいぶ沢山ありましたよ⋯??
これ全てがそのまま現実になっていたら、あちこちで婚約破棄騒動が起こってましたよ。
でもこれって現実でシナリオ通りになったら、だいぶやばくないですか?
だってマナーがなってない人がモテるとなると、マナーが緩くなって、貴族?なにそれ敬うの?ってなりますよ?
そしたら王族もなにそれおいしいの?状態でちょっとしたことで反乱だ、クーデターだが起こっちゃいますよね?
そしたらまとめる人がおらず、国の運営も何もかもダメになって、タララーンおっしまい☆ですよ!
まぁ、極端な話ではあるんですけどね。
王族が馬鹿だったりするとなりかねませんよね。
ブルブルッ!
想像しただけで寒気が⋯⋯。
まぁ、前の世界みたいに民主主義とかならいいんでしょうけどねー。
でもそうなるまでにも色々なことがありましたしね。
なるとしてもどれだけ先の話なんでしょう。
「その後のことだけど、ルーナのお祖母様の時のように本人の性格とか出来事とかシナリオと大きく変わった所もあれば、シナリオ通りにいってめでたしめでたしのとこもあるし、シナリオ通りでもその後にその国が滅んだとこもあるわね。
あとは、悪役令嬢がほんとにいじめたとこもあれば、冤罪で罰せられたとこもあったわね。
でも、いじめをしても罰せられなかった所もあったわね。いじめといっても命をとるようなことはしなかったからだとは思うけれど。
あと、転生者に関してはあまり教えられないの。
でもこの世界にルーナ以外にも転生者はいるわ。
どこにいるかや年齢、名前とかは教えられないけれどね。」
「ほんと色んな結果になってるんだね。
ふぅ~冤罪なんてかけられなければいいんだけど。
というか関わるつもりないからほっといてくれないかな~。
アウラ、教えてくれてありがとう!
転生者のことは会えたらいいなくらいに思っておくよ。
あ、そうそう。もし冤罪かけられて国外追放とかなったら一緒に世界を旅して回っちゃう??
アウラとなら楽しいと思うなー。
まぁ、第一目標はそうならない事なんだけどね。」
私が最後にそうおどけながら言ってみると、アウラは少し考えるとぱっと私の方を見て「それもいいわね!」と目をキラキラさせてました。
とても可愛かったです。これなら国外追放でも⋯いやいや、落ち着け私。そうなるとお父様たちが悲しむからダメですね。
それにしても他にもいる転生者に日本人がいたらとても嬉しいですね。
和食とか向こうの料理のことで盛り上がったり、一緒に地球のものを再現したりしてみたいですね。
あぁ。そういえば学園に行ったらしばらく和食を食べられないんですよね~⋯⋯。
うぅぅ。それがちょっと憂鬱ですね。
そんなふうにまたぼーっと考え込んでいた私は、放っておかれたアウラに拗ねられて、その後しばらくアウラの機嫌をとることになるのでした。
乙女ゲームだった世代とか場所とかアウラに聞いたらいいんじゃない?と。
よくよく考えれば乙女ゲームにしたのはアウラですし、女神様なのでアウラ以上にわかる人なんていませんよね。
私としたことがなんでそんな簡単なことに気づかなかったんでしょう!
まぁ、ちょっと言い訳をさせてもらいますと一緒にいすぎてアウラ=女神っていうのを意識してなかったのと、アウラ=親友&家族という認識になっていたからですね。決して私がバカなだけとか、そんなことではないです。
ないんですからね?
それよりも、早く聞いてみることにしましょう。
「ねぇ、アウラ。お祖母様世代くらいから現在まででいつぐらいにどこが乙女ゲームとかの舞台になったの??
そしてその後どうなったの?
今ここ以外にも舞台になっている所はあるのかしら?
あ、あと私の他にも転生者はいる?」
私は途中から捲し立てるような勢いで、アウラに問いかけました。
アウラは私の勢いに少し驚いた後、苦笑しながら答えてくれました。
「ルーナ、そんな一度にたくさん聞かなくても、私は逃げないわよ。
まずは1つ目の質問だけどルーナのお祖母様世代にはこの国と別の大陸の国の2か所が乙女ゲームの舞台になったわ。
あとはルーナのお母様が子どもの頃くらいに同じ大陸の小国がなったわね。
あとはルーナのお母様が学園にいる時に別の大陸で3か所。
あとはちょうど今、同じ大陸で1か所。
で、その次がルーナたちが出てくるゲームで1か所ってところかしら。
ゲームと同じようになった所もあれば、全然違う所もあり、1部だけは違う所もあったわ。
まぁ、乙女ゲームの舞台はこれくらいかしらね。」
お、おぉう。だいぶ沢山ありましたよ⋯??
これ全てがそのまま現実になっていたら、あちこちで婚約破棄騒動が起こってましたよ。
でもこれって現実でシナリオ通りになったら、だいぶやばくないですか?
だってマナーがなってない人がモテるとなると、マナーが緩くなって、貴族?なにそれ敬うの?ってなりますよ?
そしたら王族もなにそれおいしいの?状態でちょっとしたことで反乱だ、クーデターだが起こっちゃいますよね?
そしたらまとめる人がおらず、国の運営も何もかもダメになって、タララーンおっしまい☆ですよ!
まぁ、極端な話ではあるんですけどね。
王族が馬鹿だったりするとなりかねませんよね。
ブルブルッ!
想像しただけで寒気が⋯⋯。
まぁ、前の世界みたいに民主主義とかならいいんでしょうけどねー。
でもそうなるまでにも色々なことがありましたしね。
なるとしてもどれだけ先の話なんでしょう。
「その後のことだけど、ルーナのお祖母様の時のように本人の性格とか出来事とかシナリオと大きく変わった所もあれば、シナリオ通りにいってめでたしめでたしのとこもあるし、シナリオ通りでもその後にその国が滅んだとこもあるわね。
あとは、悪役令嬢がほんとにいじめたとこもあれば、冤罪で罰せられたとこもあったわね。
でも、いじめをしても罰せられなかった所もあったわね。いじめといっても命をとるようなことはしなかったからだとは思うけれど。
あと、転生者に関してはあまり教えられないの。
でもこの世界にルーナ以外にも転生者はいるわ。
どこにいるかや年齢、名前とかは教えられないけれどね。」
「ほんと色んな結果になってるんだね。
ふぅ~冤罪なんてかけられなければいいんだけど。
というか関わるつもりないからほっといてくれないかな~。
アウラ、教えてくれてありがとう!
転生者のことは会えたらいいなくらいに思っておくよ。
あ、そうそう。もし冤罪かけられて国外追放とかなったら一緒に世界を旅して回っちゃう??
アウラとなら楽しいと思うなー。
まぁ、第一目標はそうならない事なんだけどね。」
私が最後にそうおどけながら言ってみると、アウラは少し考えるとぱっと私の方を見て「それもいいわね!」と目をキラキラさせてました。
とても可愛かったです。これなら国外追放でも⋯いやいや、落ち着け私。そうなるとお父様たちが悲しむからダメですね。
それにしても他にもいる転生者に日本人がいたらとても嬉しいですね。
和食とか向こうの料理のことで盛り上がったり、一緒に地球のものを再現したりしてみたいですね。
あぁ。そういえば学園に行ったらしばらく和食を食べられないんですよね~⋯⋯。
うぅぅ。それがちょっと憂鬱ですね。
そんなふうにまたぼーっと考え込んでいた私は、放っておかれたアウラに拗ねられて、その後しばらくアウラの機嫌をとることになるのでした。
0
お気に入りに追加
2,771
あなたにおすすめの小説
変な転入生が現れましたので色々ご指摘さしあげたら、悪役令嬢呼ばわりされましたわ
奏音 美都
恋愛
上流階級の貴族子息や令嬢が通うロイヤル学院に、庶民階級からの特待生が転入してきましたの。
スチュワートやロナルド、アリアにジョセフィーンといった名前が並ぶ中……ハルコだなんて、おかしな
婚約破棄されたので王子様を憎むけど息子が可愛すぎて何がいけない?
tartan321
恋愛
「君との婚約を破棄する!!!!」
「ええ、どうぞ。そのかわり、私の大切な子供は引き取りますので……」
子供を溺愛する母親令嬢の物語です。明日に完結します。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
そして乙女ゲームは始まらなかった
お好み焼き
恋愛
気付いたら9歳の悪役令嬢に転生してました。前世でプレイした乙女ゲームの悪役キャラです。悪役令嬢なのでなにか悪さをしないといけないのでしょうか?しかし私には誰かをいじめる趣味も性癖もありません。むしろ苦しんでいる人を見ると胸が重くなります。
一体私は何をしたらいいのでしょうか?
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
断罪されて婚約破棄される予定のラスボス公爵令嬢ですけど、先手必勝で目にもの見せて差し上げましょう!
ありあんと
恋愛
ベアトリクスは突然自分が前世は日本人で、もうすぐ婚約破棄されて断罪される予定の悪役令嬢に生まれ変わっていることに気がついた。
気がついてしまったからには、自分の敵になる奴全部酷い目に合わせてやるしか無いでしょう。
おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
サロン勤めで拘束時間は長く、休みもなかなか取れずに働きに働いた結果。
貯金残高はビックリするほど貯まってたけど、使う時間もないまま転生してた。
そして通勤の電車の中で暇つぶしに、ちょろーっとだけ遊んでいた乙女ゲームの世界に転生したっぽい?
あんまり内容覚えてないけど…
悪役令嬢がムチムチしてたのだけは許せなかった!
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドを堪能してくださいませ?
********************
初投稿です。
転生侍女シリーズ第一弾。
短編全4話で、投稿予約済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる