え…私が魔物使い!?

桜アリス

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魔物使いの誕生

お披露目

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カグラのおめかしも終わり、私とカグラは家族がみんな集まっているリビングへと移動した。

ガチャ

「みんなこの子が私のパートナーになった、白狐のカグラだよ!
かわいいでしょ!」

…………しーん

あ、あれれ?

なんでこんなにしーんってなってるの?

しかも、知ってるはずのアランお兄ちゃんまで、固まってる。

何かおかしなこと言ったかな?

「え?どうしたの…?」

そう聞くと、お父さんがやっと起動した。

「リーン、その子は白狐と言ったかい?」

「え?うん。そうだけど。」

「「「「「ええぇぇぇーー!!!?」」」」」

ぅえっ!?
び、びっくりした~。

え?反応遅くない?

紹介した時じゃなくて今なの?

ちょっと思ったのと違うけど一応、驚かせるのは成功した……かな?

というか、なんで種族言ってびっくりしたの?

がたっ!

「リ、リーンなぜ白狐が……!?
どこで、いや、というかなぜこの近くに白狐がいるんだ?!
そもそも親はいなかったのかい!?」

お父さんが混乱しつつ、次々と質問してくる。

こんなに混乱しているお父さんがは、初めてかもしれない。

いや~ほんとに珍しい!
でも、そんなに混乱するほど白狐とは珍しい種族なのかな?

それとも、わたしが契約できるような魔物じゃないってことかな?

うん、どっちもかな?

なんか、後者が強いんじゃないかと自分では思うんだけど……。

うん、でも今はお父さんにとりあえず落ち着いて欲しいかな。

「お父さん、落ちついて。」

「これが落ちついていられるか!」

おう……。相当やばいみたい。

「白狐は、雷魔法を使える数少ない種類の魔物の1つで、子どもとはいえテイムするのは難しいはず。
それに、白狐は子の近くには親がいるはず……。
親なんてBランクのパーティーでなんとか倒せるかなというくらいなのに。」

お父さんが、言ってる言葉を聞くと白狐の珍しさと、あの場所にいて親がいなかったおかしさ、あといろいろとやばいことがわかった。

あ、これめだっちゃう感じじゃない?

てか、白狐の成体はBランクのパーティーでも倒せるかわからないくらいなのか。

うん、やっっべぇぇっ!!

絶対ばれないようにしないとね!

ばれて狙われるとか、人から注目されるとか……ひっ!恐怖でしかない。

これで、なんでみんな固まって白狐だって教えたときに、あんなに驚いたのかようやくわかったわ。

まぁ、なにがあっても、カグラが何であってもずっと一緒にいるけどね!



あ!カグラ会ったときは変幻してたんだから、いつもしてもらえばいいんじゃん!

なーんだ、これで問題解決だね!





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