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魔物使いの誕生
報告
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家に帰りついて部屋でゆったりしていると、
コンコンッと扉をノックする音がしたので、「どうぞ」と返事をする。
入って来たのは、クラウスお兄ちゃんとアランお兄ちゃん、キャロルお姉ちゃん。
みんな揃ってどうしたんだろう?と思っていると、クラウスお兄ちゃんが「今日はどうだったんだい?」と、聞かれた。
私はアランお兄ちゃんがもう話したと思っていたので、「アランお兄ちゃんに聞かなかったの?」と、聞いた。
すると、「みんなで聞きたかったし、リーンからも聞きたかったからね」と言われて、あーなるほど2人から話を聞きたかったから、どうせならばらばらじゃなく一緒に聞こうということかな?
私達は椅子に座って、今日のことを話した。
ギルドについて、ギルドカードについて、
あの喧嘩を売ってきた冒険者についてなどを話した。
アランお兄ちゃんがあの冒険者の暴言などを話していたら、どんどんクラウスお兄ちゃんとキャロルお姉ちゃんの目が冷たく鋭い目つきになり、顔も怖い笑顔になっていった。
……アランお兄ちゃんもそんなに詳しく言わなくてもいいのにー。
クラウスお兄ちゃんとキャロルお姉ちゃん絶対怒ってる!笑顔なのに怖い!!
と、私が現実逃避して話をよく聞いてない時にお兄ちゃんたちは小声で、
「リーンに暴言を吐く……?どこのどいつだ、そのクズな冒険者は」
「リーンにわいせつ的なことをいう前に、自分を鏡で見て、釣り合うかどうかちゃーーんと考えればいいのにね、まぁ無理でしょうけど」
「アランほんとによくやった」
などと話していた事を私は知らなかった。
報告が全て終わるとクラウスお兄ちゃんが
「リーン、アラン冒険者デビューおめでとう。できるだけ怪我が無いように気をつけるんだよ。」と言い、
キャロルお姉ちゃんが
「二人とも、もしまた絡んでこられたりしたら徹底的に倒して、もうそんな馬鹿なことをしようと思えないくらい、こてんぱんにしていいわ。」と言った。
「うん!頑張るね!」と言ってみんなに抱きついた。
優しくて、強くて、きれい/かっこよくて、とーっても自慢の姉兄(きょうだい)
です!もうほんとにだーい好き!
よーし、これからも頑張るぞー!!
コンコンッと扉をノックする音がしたので、「どうぞ」と返事をする。
入って来たのは、クラウスお兄ちゃんとアランお兄ちゃん、キャロルお姉ちゃん。
みんな揃ってどうしたんだろう?と思っていると、クラウスお兄ちゃんが「今日はどうだったんだい?」と、聞かれた。
私はアランお兄ちゃんがもう話したと思っていたので、「アランお兄ちゃんに聞かなかったの?」と、聞いた。
すると、「みんなで聞きたかったし、リーンからも聞きたかったからね」と言われて、あーなるほど2人から話を聞きたかったから、どうせならばらばらじゃなく一緒に聞こうということかな?
私達は椅子に座って、今日のことを話した。
ギルドについて、ギルドカードについて、
あの喧嘩を売ってきた冒険者についてなどを話した。
アランお兄ちゃんがあの冒険者の暴言などを話していたら、どんどんクラウスお兄ちゃんとキャロルお姉ちゃんの目が冷たく鋭い目つきになり、顔も怖い笑顔になっていった。
……アランお兄ちゃんもそんなに詳しく言わなくてもいいのにー。
クラウスお兄ちゃんとキャロルお姉ちゃん絶対怒ってる!笑顔なのに怖い!!
と、私が現実逃避して話をよく聞いてない時にお兄ちゃんたちは小声で、
「リーンに暴言を吐く……?どこのどいつだ、そのクズな冒険者は」
「リーンにわいせつ的なことをいう前に、自分を鏡で見て、釣り合うかどうかちゃーーんと考えればいいのにね、まぁ無理でしょうけど」
「アランほんとによくやった」
などと話していた事を私は知らなかった。
報告が全て終わるとクラウスお兄ちゃんが
「リーン、アラン冒険者デビューおめでとう。できるだけ怪我が無いように気をつけるんだよ。」と言い、
キャロルお姉ちゃんが
「二人とも、もしまた絡んでこられたりしたら徹底的に倒して、もうそんな馬鹿なことをしようと思えないくらい、こてんぱんにしていいわ。」と言った。
「うん!頑張るね!」と言ってみんなに抱きついた。
優しくて、強くて、きれい/かっこよくて、とーっても自慢の姉兄(きょうだい)
です!もうほんとにだーい好き!
よーし、これからも頑張るぞー!!
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